世界津波の日(11月5日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 24-079-J 2024年11月01日
今年は、インド洋大津波から20年の節目を迎えます。この津波は近年で最も多くの命を奪った災害の一つであり、23万人以上の方々が犠牲となりました。
「世界津波の日」にあたり、私たちは犠牲となられた方々を追悼するとともに、津波の危険にさらされている世界中の7億人の人々を守るために尽力するという決意を新たにします。
そのための最善の方法は、迫り来る津波やその他の災害に際して地球上のすべての人々に警報が届くよう支援する、国連の「すべての人に早期警報システムを」イニシアチブを、すべてのパートナーが実現することです。
命を守るためには教育が不可欠であり、今年のテーマが私たちに再認識させてくれるように、子どもと若者の参画が極めて重要です。私は沿岸地域の政府やパートナーに対し、子どもや若者が避難する高台の場所や避難方法を理解できるよう、意識を高めることを要請します。
共に、人々の未来が津波によって押し流されないことを確実にしていきましょう。今こそ、レジリエンス(強靭性)を築こうではありませんか。
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