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ジェノサイド犠牲者の尊厳を想起しその犯罪防止を考える国際デー(12月9日) に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 24-084-J 2024年12月06日

今日は、「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約」の採択から76年目の日にあたります。

ホロコーストという想像を絶する恐怖を受けて採択されたこの条約は、ジェノサイドの犠牲者やサバイバーたちに対して、このような残虐行為が二度と起こらないよう確実にすることへの誓いです。

悲しいことに、分断、不信、暴力に苦しめられているこの世界にあって、ジェノサイドの暗い影は今も私たちにつきまとっています。

ジェノサイドの犠牲者とサバイバーの名の下に、すべての国の政府は、この条約を批准して完全に履行し、加害者たちの責任を問わねばなりません。

私たちは防止のためのツールを強化しなければなりません。それは教育と、ヘイトスピーチやジェノサイドの意図や行動を助長し得る誤情報や偽情報への対抗策も含まれます。

この条約の適用における国際司法裁判所(ICJ)の決定を尊重し、それを実施しなければなりません。

そして、早期に警戒すべき兆候を見極め、警鐘を鳴らすためにできるあらゆる手段を講じなければなりません。

ジェノサイドの犠牲者とサバイバーたちを称える最善の方法は、この残虐な犯罪を防止するための行動を強化させることなのです。

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原文(English)はこちらをご覧ください。