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コフィー・アナン国連事務総長、
モンテネグロを192番目の国連加盟国として歓迎

プレスリリース 06/042-J 2006年07月10日

  • 以下は6月28日、ニューヨークで開かれたモンテネグロの国連加盟記念式典でコフィー・アナン国連事務総長が行ったあいさつです。

モンテネグロ共和国を192番目の国連加盟国として歓迎でき、うれしく思います。

非暴力的かつ民主的なプロセスを通じて、公正な開かれた形で独立を達成したモンテネグロは、その我慢強さだけでなく、政治的な成熟も世界に知らしめました。民主的価値と法の支配を守ることこそが、政治的目標達成への近道であることを、モンテネグロの人々は証明しました。そして、最も困難で慎重を要する問題でも平和的に解決できることを、身をもって示したのです。これまで紛争が絶えなかったバルカン半島の歴史を考えれば、これは特に重要なメッセージだと言えます。

モンテネグロの近隣諸国が独立を歓迎し、新しくできた国に支援と友好の手を差し伸べていることも、心強い限りです。面積や人口という意味で、モンテネグロは小国かもしれません。しかし、地域の安定を維持し、西バルカンでの善隣友好と協力の関係を推進してゆくという点では、大きな役割を担えるはずです。

国連とモンテネグロの関係は決して疎遠ではありません。それどころか、国連は以前から、モンテネグロ政府と緊密な関係を保ってきました。国連の諸機関は様々な分野で、モンテネグロ当局と良好な協力関係を築き上げています。国連には、モンテネグロがその重要な緊急課題に取り組み、国民の平和と福祉を促進する取り組みを支援してゆく用意があります。そして、モンテネグロの人々も、平和、開発、人権に対する国連のグローバルな取り組みに貢献していただけるものと期待しています。

ありがとうございました。

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SG/SM/10545 
ORG/1468