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国際青少年デー(8月12日)に寄せる
コフィー・アナン事務総長メッセージ

プレスリリース 05/069-J 2005年08月12日

今日、世界には30億人近い25歳未満の人々がいます。そのうち5億人以上が、1日あたり2ドル以下で生活しています。学齢期の子どものうち、1億人以上が学校に行っていません。毎日3万人近くの子どもが貧困により死んでいきます。また7,000人もの若者がHIV/エイズに感染しています。

もし私たちがミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けて力を合わせれば、これらすべてを変えることができるのです。

MDGsは、21世紀によりよい世界を築くための青写真として、世界のすべての政府により2年前に採択されました。パートナーシップを象徴するものです。

貧しい国は、よりよい統治を行い、保健衛生と教育を通じて国民に投資することを約束しました。

豊かな国は、援助や債務の軽減、公正な貿易などにより、貧しい国を支援することを約束しました。

来たる9月に、世界各国の首脳が国連本部に集まり、世界サミット2005が開催される予定で、これまでで最大級の指導者の集いになると期待されています。私たちの時代で最も緊急を要する課題に取り組む、またとない好機になると確信します。

指導者たちは、MDGsを達成するという約束を思い起こす必要があります。今こそ、あなたたち若者の出番です。あなたたちの声により、世界サミットの場で、そしてそれ以降にわたって、指導者に彼らの約束をきちんと守っていくようにさせることができるのです。

人々が飢えで命を失い、読み書きもできず、人間の尊厳を持てない世界など、誰も望んでいないでしょう。

どうかあなたたちの声を聞かせてください。あなたたちの世代こそが、貧困を打ち破る世代なのです。