News in Brief(2014年)
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2014年12月24日News in Briefから
- エボラ:国連対応、フル稼働
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)の最新報告によれば、ギニアで世界食糧計画(WFP)の運営するエボラ対応のための国連兵站施設は現在、フル稼働している。先週、医薬品などを格納する施設で火災事故が発生して、その稼働が心配されていた。
- リベリア:上院選、実施
- リベリアで12月20日、上院選が実施された。国連平和構築委員会は声明を発し、選挙が平和裏に行われたことを祝賀した。また、同国のエボラ対策を歓迎するとともに、国際社会と地域諸国に対し、エボラの影響を受ける国々への支援を拡大するよう訴えた。
- ガザ:南部で交戦が発生
- ガザ南部で、パレスチナ民兵とイスラエル国軍間の交戦が発生し、死傷者がでた。ローリー中東和平プロセス副特別調整官は深い憂慮の念を表明するとともに、すべての当事者に対し、8月26日の停戦を維持し、緊張緩和に務めるよう促した。
- ソマリア:新首相、選出
- ソマリア議会がこのたび、オマル・アブディラシド・アリ・シルマルケ氏を同国の新首相として承認。潘基文事務総長は本日、同国の現在の政治危機の解決に向けた歩みのひとつとして、歓迎の意を表明した。
- 南スーダン:副特別代表、任命
- 潘基文事務総長はこのたび、マリのムスタファ・スマレ氏を南スーダン担当事務総長副特別代表として任命した。同氏は現在、コンゴ民主共和国に展開するMONUSCOの副代表を務めている。
2014年12月23日News in Briefから
- リビア:人権侵害報告
- 紛争が激化するリビアにおいて、市民たちが殺害の対象として狙われ、避難を強いられ、厳しい人道状況に苦しんでいる。国連人権事務所と国連リビア支援団(UNSMIL)がこのたび共同発表した報告書が警告した。
- 軍縮:武器貿易条約、発効
- 武器貿易条約(ATT)が12月24日に発効する。潘基文事務総長は声明を発し、歓迎の意を表明し、今後、この条約の締約国には武器の国際移転において最も高い基準を適用しなければならない法的義務が生じるとの旨を述べた。
- 中央ア:ムスリム少数者の窮状
- 中央アフリカ共和国において暴力が継続し、マイノリティーのムスリム400人以上が厳しい状況に直面している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、憂慮の念を表明。
- FAO:パナマ病に警鐘
- 国連食糧農業機関(FAO)によれば、バナナの生産に甚大な影響を及ぼすパナマ病への地球的対策が講じられなければ、4億人に食料あるいは所得を提供する360億ドル規模のバナナの世界生産が危うくなる。
- イラク:クルドに人道支援を
- 厳しい冬の到来を前に、、国連は本日、イラクのクルド地域の国内避難民100万人の基礎的ニーズを満たすべく、人道支援資金拠出の増額を求めてアピールを発した。
2014年12月22日News in Briefから
- 北朝鮮:安保理、情勢報告
- 安保理において、人権担当事務次長補、政治問題担当事務次長補がそれぞれ、朝鮮民主主義人民共和国の情勢報告を行った。同国の人権侵害や平和と安全を脅かす挑発的行為はいまだに続いているものの、人権メカニズムの順守の兆しなどもみられるとしたうえで、同国情勢への安保理の一層の関与を促した。
- エボラ:事務総長、NYに戻る
- エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカ諸国訪問を終えて、ニューヨークに戻った潘基文事務総長は本日、国連本部で記者会見した。シエラレオネの病院で、エボラに感染した看護師レベッカ・ジョンソンさんが治癒後にまた献身的な看護活動を行っていることに感動を覚えたとし、そうした人たちの取り組みが感染対策に私たちを奮い立たせるとの旨を述べた。
- インド洋津波から10年
- 南・南東アジアを襲い、20万人以上の命を奪ったインド洋大津波から10年が経った。国連食糧農業機関(FAO)によれば、地域諸国の津波への準備態勢は以前に比べると整えられたものの、さらなる改善の余地がある。
- パキスタン/ヨルダン:死刑、再開
- パキスタンとヨルダンにおいて、死刑執行が再開した。二国においてはそれぞれ2008年、2006年から死刑が執行されていなかった。ゼイド人権高等弁務官は本日ニュースリリースを発し、深い遺憾の意を表明した。今年10月、人権高等弁務官事務所は、“Moving away from the Death Penalty, Argument, Trends and Perspectives”との題名をつけた報告書を出版している。
- 人道援助:2015年は厳しい年に
- 人道問題調整事務所(OCHA)のジョン・ギング部長は国連ラジオに出演し、来年の世界の人道援助活動はとても厳しいとの見通しを示した。同部長によれば、昨年の今頃、人道支援を必要としている人は5,200万人だったが、今年は7,600万人を超えている。
2014年12月19日News in Briefから
- エボラ:事務総長、西アフリカ訪問
- エボラ出血熱の状況を視察すべく、西アフリカ地域を訪問中の潘基文事務総長は本日、リベリアの首都モンロビアで、サーリーフ大統領と会談し、同国におけるエボラ対策の成果を称える一方、警戒を緩めないように注意を促した。
- UPU:サンタにたくさんの手紙
- クリスマスが近づくなか、サンタクロースに世界の子供たちからたくさんの手紙が送られている。国連専門機関の万国郵便連合(UPU)によれば、今年、サンタに送られる手紙は700万通を超える見込み。
- 越境犯罪とテロ:安保理、決議採択
- アフリカ、中東などにおいて、十分な資金を得た組織化された越境犯罪が拡散するなか、安保理は本日、決議を全会一致で採択し、越境犯罪とテロリズムの関係に憂慮を表明するとともに、国連加盟国に対し、双方への取り組みを強化するよう訴えた。
- アフガン:市民の死亡者、増加
- アフガニスタンで今年、紛争の犠牲になって死亡した市民の数が昨年に比べて、約20パーセント増加し、年末までに1万人を超えることが予想される。2008年に国連アフガニスタン支援団(UNAMA)が統計を取り始めてから最多人数。
- 南スーダン:人権調査報告、発表
- 国連南スーダン・ミッション(UNMISS)の人権部はこのたび、報告書を発表し、今年10月にユニティー州のベンティウで反政府勢力が行った襲撃事件で、少なくとも11人が死亡し、深刻な人権侵害が犯されたことについて、信頼できる証拠が存在するとの旨を述べた。
2014年12月18日News in Briefから
- シリア:人道支援アピール
- シリアにおける紛争が5年目を迎える中、食料、避難所、医療に対するニーズはかつてなく高まっている。国連諸機関は本日、シリアおよび地域の1800万人を支援すべく、84億ドルの資金拠出を求めるアピールを発出した。
- エボラ:ギニアの倉庫、焼失
- ギニアに設置されたエボラ出血熱対策のための医療品などを格納した倉庫で火事が発生。国連エボラ緊急対策ミッション(UNMEER)によれば、死傷者はなかったが、多くの物資が焼失した。
- 12月18日は国際移住者デー
- 毎年12月18日は、国際移住者デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、今なおあまりにも多くの移住者が危険で劣悪な環境に暮らしているとし、世界の2億3,200万人の移住者の人権保護の必要を訴えた。
- 米とキューバ:拘束者の解放
- 米国とキューバの外交関係改善の動きに続いて、両国において恣意的に拘束されていた人々が解放された。恣意的拘束に関する国連作業部会は本日、これを歓迎する意を表明した。
- アフガニスタン:安保理、情勢報告
- 事務総長特別代表兼UNAMA代表を務めるNicholas Haysom氏は本日、安保理で、アフガニスタン情勢を報告。統一政府の樹立など、政治的な進展がみられるものの、同国当局および国際社会は今後に待ち受けている多くの困難な課題から目を背けてはならないとの旨を述べた。
2014年12月17日News in Briefから
- 事務総長、年末の記者会見
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で、恒例の年末記者会見を行い、今年一年間の世界情勢と国連の取り組みを振り返るとともに、来年に向けた抱負を述べた。また、今夜、ギニア、リベリア、マリ、シエラレオネを訪問し、エボラ出血熱と国連対応の状況を視察すべく、ニューヨークを出発すると明らかにした。
- ウクライナ:国連、支援表明
- ウクライナ訪問中のフェルトマン政治問題担当事務次長は本日、政治、人道、治安、開発の諸側面における同国の取り組みを国連が全面的に支援する決意を表明した。
- CERF:拠出誓約、4億ドル超
- 中央緊急対応基金(CERF)はこのたび、国連加盟諸国から、来年の活動のために、4億1,860万ドルの資金拠出誓約を受けた。潘事務総長、エイモス人道問題担当事務次長はアピールを発出し、加盟国に対し、総額4億5,000万ドルの拠出を行うよう求めていた。
- イエメン:通学バス襲撃事件
- イエメンのアルバイダ州で通学バスが爆弾襲撃され、生徒15人を含む25人が殺害されたことについて、潘基文事務総長は声明を発し、事件を非難するとともに、犠牲者の遺族に哀悼の意を表明した。
- エボラ:事務総長、西アフリカへ
- 潘基文事務総長は本日、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカの国々を訪れるべく、ニューヨークを出発する。国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)が発表したプレスリリースによれば、今月に入り、すでにギニア、リベリア、シエラレオネは非常に過酷な食料事情に直面している。
2014年12月16日News in Briefから
- エボラ:援助要員に危険手当
- シエラレオネにおいて、エボラ出血熱の対応に尽力する職員たちに初めて、危険手当が支払われることになった。支払いには電子マネーが使われる。国連開発計画(UNDP)が本日、発表した。
- イエメン:子供たち襲撃される
- イエメンにおいて、通学バスが車爆弾襲撃を受け、少なくとも15人の女子生徒が死亡した。ユニセフは声明を発し、学校で教育を受けているという理由で子供たちを襲撃することは決して正当化されるものではないとの旨を述べた。
- パキスタン:学校襲撃事件
- パキスタンのペシャワルの学校が襲撃され、少なくとも130人が死亡した。その大半は生徒たちだった。潘基文事務総長は声明を発し、無防備な子供たちに対する襲撃事件を強く非難した。
- ILO報告:高等教育が鍵
- 国際労働機関(ILO)は本日、報告書を発表し、開発途上国において若者たちが安定した雇用を得るためには、高等教育を受けていることが必須条件となっているとの状況を訴えた。
- アジア太平洋:LDC会議
- ネパールの首都カトマンズにおいて、国連支援のもと、アジア太平洋地域の後発開発途上国(LDC)に関する会議が開かれた。会期は3日間。LDCを卒業し、開発レベルを高めていくための方策について話し合う。
2014年12月15日News in Briefから
- リビア:暴力的事件、急増
- リビアにおいて暴力的事件が急増していることについて、同国に展開する平和維持活動UNSMILは声明を発し、非難するとともに、双方の当事者に対し、軍事行動を即時停止し、政治対話を行うよう訴えた。
- 南スーダン:紛争、続く
- 南スーダンで紛争が始まってから1年が過ぎたが、紛争当事者たちの間で和平合意がまだ成立しておらず、百万単位の人々の命と国家の未来が危険にさらされている。潘基文事務総長が本日、声明を発出し、述べた。
- 中東:安保理、情勢報告
- ロバート・セリー中東和平プロセス特別調整官は本日、安保理で、中東情勢に関する報告を行い、イスラエル・パレスチナ和平の模索が岐路にあり、地域の未来がかつてなく不安定な状況であるとの旨を述べた。
- ウクライナ:人権状況報告
- 国連人権高等弁務官事務所は本日、ウクライナの状況に関する最新報告を発表。報告によれば、同国東部における紛争が10か月目に入るなか、紛争の継続と厳しい寒さによって、500万人以上が危険にさらされている。
- シリア:安保理、人道情勢報告
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、安保理で、シリアの人道情勢を報告。安保理が同国における非戦闘員への暴力を抑える努力をしているものの、4年目に突入する紛争の下で市民に対する暴力が激化しているとの旨を述べた。
2014年12月12日News in Briefから
- アフガニスタン:安保理、決議
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、今年末で撤退するISAFに関する事務総長報告に留意するとともに、アフガニスタン政府とNATOが来年一月に始動する非戦闘的な支援団の設置に合意したことに歓迎の意を表明した。
- イスラエル、過剰な武力行使
- パレスチナ占領地域においてイスラエル治安部隊による過剰な武力行使が激化していると伝えられることについて、ゼイド人権高等弁務官は本日、声明を発し、イスラエルに対し、致死的な武力行使を止め、迅速かつ透明な調査を行うよう求めた。
- エボラ:保健衛生システム強化を
- 世界保健機関(WHO)はジュネーブで、エボラに関するハイレベル会合を開催。国際社会がエボラ感染の影響を受ける国々の保健衛生システムの強化の支援を行う必要が訴えられた。
- 事務総長、ペルー国会で演説
- 潘基文事務総長は本日、ペルー国会で演説し、同国が開発において著しい成果をあげたことを称賛する一方、不平等や治安情勢、民主主義、教育の質、人権などに克服すべき課題が残っていることを指摘した。
- ラテンアメリカ:ILO報告
- 国際労働機関(ILO)は本日、「テンアメリカ・カリブ地域における労働状況2014」を発表。報告によれば、地域の都市部における失業率は2015年、6.3%に達し、失業者がおよそ50万人増となる見込み。
2014年12月11日News in Briefから
- COP20:事務総長、演説
- 気候変動枠組条約・第20回締約国会議に出席した潘基文事務総長は演説し、対応が遅れれば遅れるだけ、被害は大きくなるとの旨を述べ、明日の閉幕までに、来年の合意草案を完成させるよう訴えた。
- サヘル:安保理、情勢報告
- サヘル地域担当特使を務めるGuebre Sellassie氏は本日、安保理に対し、情勢報告を行い、サヘル地域の治安情勢がより一層脆弱になっていることを指摘し、国際社会に対し、取組みを活発化するよう訴えた。
- ガザ:再建努力、続く
- ロバート・セリー中東和平プロセス特別調整官は本日、声明を発し、ガザにおける再建努力が続いており、損壊した家を修繕するための資材がまもなく千人単位の人々の手に入ると述べた。
- エボラ:保健衛生の改善を
- 経済社会理事会は議長声明を発し、エボラ出血熱への対応において最優先となるのは感染を止めることだが、緊急対応は被害を受ける国々の保健衛生システムを強化する長期的な活動とリンクしているとの旨を述べた。
- 穀物生産:FAO、報告発表
- 国連食糧農業機関(FAO)は穀物および食料状況に関する最新報告を発表。報告によれば、穀物生産量は2014年、25億トン以上となり、かつてない記録を更新したが、食料不足の状況にある国が38か国(そのうち29か国がアフリカ)に上った。
2014年12月10日News in Briefから
- アフリカ系の人々の10年
- 国連総会のクテサ議長は本日、「アフリカ系の人々の国際の10年(2015年―2024年)」の開始を宣言。同国際年は総会が2013年12月に決議を採択して指定。テーマは、「アフリカ系の人々:認識、正義、そして開発」。
- エボラ:最前線で闘う人々
- タイム誌はこのたび「今年のひと」として、エボラ出血熱と最前線で闘う人々を選んだ。UNMEER、WFPなど国連諸機関は歓迎を表明。なお本日、モンロビアにおいて、地域の専門家会合が開かれ、感染が広がるリベリア、シエラレオネ、ギニア、マリの4か国、および近隣国のセネガル、コートジボワール、ナイジェリアが参加した。
- ソマリア:安保理、連帯求める
- ソマリアにおいて不信任投票が行われ、首相が解任され、政府情勢不穏と過激的な暴力が高まっているたことについて、安保理は本日、報道声明を発し、留意するとともに、政治指導者たちの連帯の重要性を強調した。
- 中央ア:反政府勢力指導者、逮捕
- 中央アフリカ共和国に展開する統合安定化ミッションMINUSCAはこのたび、同国政府の元高官で現在はチャドの反政府勢力指導者のマハマト・アブドゥル・カドレを拘束した。
- 12月10日は人権デー
- 毎年12月10日は人権デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、人権がすべての人のためにあり、いかなるときにも守られなければならないものであることを訴えた。
2014年12月09日News in Briefから
- 中央ア:安保理、情勢報告
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長は安保理に対して、中央アフリカ共和国に関する情勢報告を行い、脆弱な治安情勢と戦闘継続にもかかわらず、同国が安定と民主主義に向けて、重要な段階に入っているとの旨を述べた。
- 難民:UNHCR、拠出誓約会議
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、資金拠出誓約会議を開催。グテーレス難民高等弁務官は来年の活動に必要な資金として、総額62億3,000万ドルの拠出を呼び掛けた。
- 12月10日は人権デー
- 毎年12月10日は人権デー。今年は「アフリカ系の人々の国際の10年」の開始日と重なる。エリアソン副事務総長は米国ニューヨーク市のハーレムで行われた記念イベントで、どこに住んでいようと、誰であろうと、また、意見、種族的出身、肌の色、性的指向などにかかわらず、人権はすべての人のためにあるとの旨を述べた。
- エボラ:ナバロ博士、記者会見
- 国連のエボラ担当特使を務めるナバロ博士はジュネーブで記者会見し、国連が現在、国内および国際パートナーと協力し、シエラレオネ西部の感染レベルを下げ、ギニアから隣国マリに広がらないようにすることに焦点を絞って取り組みを行っていることを明らかにした。
- COP20:事務総長、演説
- 国連気候変動枠組条約・第20回締約国会議(COP20)において、潘基文事務総長は演説。「希望と緊急性」のメッセージを発し、地球的な取り組みにさらなる弾みをつけるよう求めた。クテサ総会議長も演説し、即時かつ協調的な努力なしには、現在および将来の世代が持続可能な開発を実現することは不可能であると訴えた。
2014年12月08日News in Briefから
- 2014年、子供たちに壊滅的な年
- ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は本日、プレスリリースを発し、2014年が世界の紛争に巻き込まれる、約1500万人の子供たちにとって壊滅的な年であったとの旨を述べた。
- 人道支援:$160億拠出を
- 人道問題調整事務所(OCHA)は本日、来年度の人道支援に必要な資金として、ドナーに対し、約160億ドルの拠出を求めた。この支援対象は、パレスチナ占領地域、ミャンマー、イエメン、ウクライナなど世界各地で窮状に苦しむ5,750万人。
- フィリピン:ハリケーン被害
- 週末、フィリピンに上陸したハリケーン・ハグピートは勢力を弱めたものの、依然として、同国で速度を落として進行し、被害を与え続けている。国連援助諸機関は現地の人々のニーズへの対応を急いでいる。
- COP20:総会議長、警鐘鳴らす
- 国連気候変動枠組条約・第20回締約国会議での演説を前に、クテサ国連総会議長はペルーの首都リマで記者会見し、世界各国の首脳が京都議定書の後継となる合意成立に向けて緊急の行動をとるよう促した。
- エボラ:日本、国連に防護服提供
- 日本政府はこのたび、国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)に対して、エボラ防護服70万着を提供。うち2万着が本日、ガーナの首都アクラに到着し、寄贈式典が行われた。UNMEERのバンベリー代表は日本政府に謝意を述べるとともに、今後もエボラとの闘いを続けていくためには、世界じゅうのパートナーによる貢献が必要であることを強調した。
2014年12月05日News in Briefから
- エボラ:経社理、特別会合
- 経済社会理事会は本日、「エボラ:持続可能な開発への脅威」をテーマに、特別会合を開催した。潘基文事務総長は、理事国に対し、エボラの影響を受ける西アフリカ諸国をより強靭で、復元力のある国にするためにあらゆる措置を講じるよう訴えた。
- 1914年のクリスマス休戦記念
- ニューヨーク国連本部で、1914年のクリスマス休戦を記念するイベントが行われた。第一次世界大戦100周年を祝う行事の一環。潘基文事務総長は、対立関係にあった敵でも、力強い味方になることが可能だとの旨を述べた。
- インド洋:難民、危険な渡航
- ベンガル湾などから密航船に乗って、インド洋を渡り、タイ、マレーシアに流出する難民たちが増えている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報道官が本日、ジュネーブで、そのリスクを指摘した。
- 気候変動:適応策により資金を
- 国連環境計画(UNEP)はこのたび、気候変動に対する適応策のための資金状況について、初のAdaptation Gap Repportを発表した。報告によれば、2012-2013年の2年間に適応策に対する公的資金として、260億ドルが拠出されたが、一層の財政措置が講じられない限り、2020年以降、著しい資金不足が生じるとの予測を示した。
- 中央ア:脆弱な治安状況
- 潘基文事務総長は本日、中央アフリカ共和国の暫定政府代表、キャサリン・サンバ=パンザ氏と会談。同国の治安状況が脆弱であるなか、内包的な政治プロセスを確立する歩みを急ぐ必要に同意した。
2014年12月04日News in Briefから
- NY大陪審、白人警察官を不起訴
- ニューヨークの大陪審がこのたび、アフリカ系米国人を死亡させた白人警察官の不起訴を決定。潘基文事務総長は声明を発し、米国に対し、より一層の説明責任を果たすべく、あらゆる措置を講じるよう訴えた
- エボラ:独、バイクを寄付
- ドイツ政府はこのたび、400台のクーラーボックス付きバイクを国連に寄付した。これにより、ギニア、リベリア、シエラレオネの遠隔地から血液サンプルを研究所に迅速に配送することが可能になる。
- ポスト2015:事務総長、青写真
- 潘基文事務総長は本日、国連総会に対し、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継となる、ポスト2015アジェンダの青写真を描く報告書を発表した。報告書のタイトルは、“The Road to Dignity by 2030: Ending Poverty, Transforming All Lives and Protecting the Planet”。
- リビア:あらたな戦闘、対話を
- リビア西部において暴力の悪化が続くなか、国連リビア支援団(UNMIL)は本日、暴力が政治プロセスを損なうおそれに警告を鳴らし、来週、当事者の間で、あらたに内包的な対話をもつことを提案した。
- ケニア:地域社会間の緊張
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、ケニアの各地域社会の間で緊張が高まっており、それによって、暴力が激化し、百人単位の人々が死亡している。
2014年12月03日News in Briefから
- イラク/シリア:文化地帯保護を
- 国連教育文化科学機関(UNESCO)のパリ本部で、イラク、シリアの文化遺産と多様性に対する脅威に関する国際会議が開かれた。ボコバ事務局長は冒頭演説し、二国において、保護される文化地帯の創設を促した。
- 12月3日は、障害者デー
- 毎年12月3日は、国際障害者デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、障害者が様々なサービスを享受できずに困難な状況に直面していると指摘した。現在、世界人口の15パーセント、約10億人以上がなんらかの障害をもっている。
- エボラ:リベリア、警戒維持を
- ナバロ特使(エボラ対策担当)は本日、リベリアに展開する平和維持活動UNMILのラジオ放送とのインタビューに応じ、同国のエボラ対策の進展を称賛する一方、まだ警戒を緩めることのないよう呼びかけた。
- 女性への暴力:国際条約を
- 女性に対する暴力をなくすためのキャンペーンが続くなか、同問題に関する特別報告者は本日、声明を発し、加盟国に説明責任を課す、法的拘束力のある国際的な合意文書を作成する必要を訴えた。
- 2014年、最も暑い年に
- 世界気象機関(WMO)は本日、プレスリリースを発し、これまでにない海洋温度の上昇と温暖化効果ガスの記録的排出によって、2014年がこれまでで最も暑い年になる見込みであることを明らかにした。
2014年12月02日News in Briefから
- ケニア:テロ襲撃事件
- ケニア北東部のマンデラでテロ襲撃事件が起き、30人以上が死亡。潘基文事務総長は声明を発し、この襲撃事件を非難するとともに、犠牲者の遺族および同国政府、国民に哀悼の意を表明した。
- エボラ:経済的損失、5億ドル超
- 世界銀行グループが本日発表したところによれば、エボラ出血熱の感染が広がった西アフリカの3か国の2014年の経済成長は著しく損なわれ、総額で5億ドル以上のマイナスを記録した。
- 12月2日は、奴隷廃止デー
- 毎年12月2日は、奴隷制度廃止国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、世界各国の首脳、企業、市民社会に対し、人身売買、性的虐待、児童労働、強制結婚、児童兵士の徴用などをなくすよう訴えた。
- 事務総長、ハーバード大で講演
- 潘基文事務総長は本日、ハーバード大学で講演し、今日の世界が気候変動、紛争、貧困、疾病など、人類の平和的共存を脅かす問題の増大という課題に直面していることを強調した。
- エジプト:社会の分断化
- 人権高等弁務官事務所はこのたび、エジプトにおける最近の動きについて深い懸念を表明。社会の分断が危機的なレベルで起こっており、表現や結社の自由など人権を侵害する事件が増加しているとの旨を述べた。
2014年12月01日News in Briefから
- エボラ:UNMEER、始動から60日
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)の始動から60日。ナバロ特使とUNMEERのバンベリー代表は本日、シエラレオネのフリータウンで記者会見。西アフリカにおけるエボラ出血熱の広がりを食い止めるための対応は成果を見せ始めたものの、さらに機敏かつ柔軟なアプローチが必要であるとの旨を述べた。
- 気候変動:COP20、開幕
- 第20回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP20)がペルーの首都リマで開幕。会期は2週間。条約事務局(UNFCCC)のフィゲレス事務局長は冒頭演説し、気候変動への取り組みにおいて、国際社会が歴史を記し、2015年の合意文書採択に向けて弾みをつけなければならないとの旨を述べた。
- シリア:食料援助、停止
- 世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長は本日、ドナーに対してアピールを発し、資金不足のために、170万人を超えるシリア人難民への食料援助停止を余儀なくされたことを明らかにした。
- 12月1日は、世界エイズ・デー
- 毎年12月1日は、世界エイズ・デー。潘基文事務総長はこの国際デーを記念して、メッセージを発し、2030年までにエイズ禍を終わらせるためには、社会正義、科学の民主化、ジェンダー平等、人々を中心に据えた健康へのアプローチなど、包括的な対策が必要であるとの旨を訴えた。
- 飢餓との闘い:13か国で顕著な進展
- 国連食糧農業機関(FAO)は本日、飢餓との闘いに顕著な進展がみられた13か国を称賛。13か国の内訳は、ブラジル、カメルーン、エチオピア、ガボン、ガンビア、イラン、キリバス、マレーシア、モーリタニア、モーリシャス、メキシコ、フィリピン、ウルグアイ。
2014年11月28日News in Briefから
- エボラ:専門家の更なる参加を
- ナバロ特使とバンベリーUNMEER代表は本日、ガーナで、国連広報局のインタービューに応じ、専門技術をもつ人々に対して、エボラ出血熱との闘いに加わるよう訴えた。
- エボラウィルス、男性精子に3か月
- 世界保健機関(WHO)によれば、エボラ出血熱に感染した男性の場合、回復後3か月間は精子にウィルスが残る。ユニセフは今後、2,700のチームをギニア全土に展開し、啓発活動を行う予定。
- ガザ:大洪水で緊急事態宣言
- ガザにおいて、豪雨による大洪水が発生。国連パレスチナ救済事業機関(UNRWA)は緊急事態を宣言した。同地区では昨夏の紛争後、人道状況が悪化し、燃料・エネルギーは極めて不足している。
- COP20:12月1日スタート
- 第20回気候変動枠組条約締約国会議(COP20)が12月1日から12日まで、ペルーの首都リマで開催される。196の締約国の参加のもと、京都議定書の後継となる合意文書への道筋を敷く。
- ナイジェリア:ボコハラムが襲撃
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、ナイジェリア北部で今週、ボコハラムによる襲撃事件が起きて、50人が死亡し、3,000人以上が隣国ニジェールに流出した。
2014年11月26日News in Briefから
- エボラ:マリにUNMEER事務所
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)の事務所がマリに開設。また、ギニア事務所の所長が任命された。世界保健機関(WHO)によれば、ギニアで感染者の増加が止まり、リベリアでは増加が止まるか、減少に転じた一方、シエラレオネでは増加傾向にある。
- 肥満:先進国女性にがん患者増加
- 世界保健機関(WHO)のもとに設置された国際がん研究機関(IARC)が発表した研究報告によれば、がんの発生において体重過多や肥満が大きな要因となっており、とくに先進国の女性に明らかにその関連性が現れている。
- コンゴ:市民虐殺、PKO襲撃
- コンゴ民主共和国の北キブ州のベニで11月20日に多数の市民が虐殺された事件、および平和維持活動要員に対する襲撃事件が継続している事態について、安保理は本日、議長声明を発し、最も強い調子で非難した。
- 無形文化遺産:ユネスコ、追加登録
- パリ本部で一週間にわたる会合を開催中の国連教育科学文化機関(UNESCO)の委員会は本日、ブラジルの武術やブルンジの儀式舞踏など、8つ伝統を無形遺産として追加登録することを決めた。
- テクノロジー銀行設立の研究へ
- 後発開発途上国(LDC)の支援に専念するテクノロジー銀行の設置に向けて、潘基文事務総長はこのたび、その機能や権限について研究するためのハイレベルパネルのメンバーを任命した。このパネルは2015年2月に初会合を開き、夏には事務総長に報告書を提出する予定。
2014年11月25日News in Briefから
- 女性への暴力撤廃:国際デー
- 11月25日は、女性に対する暴力撤廃の国際デー。国連経済社会理事会では、記念イベントが催された。潘基文事務総長は演説し、女性と女児への暴力が世界各地で、生活を壊し、コミュニティーを分裂させ、開発を遅らせているとの旨を述べた。
- リビア:暴力の増加
- 潘基文事務総長は声明を発し、リビアにおける最近の暴力増加に深い憂慮を表明し、すべての当事者に対し、同国の民主化革命の価値をあらためて確認し、対立の激化を防ぐよう促した。
- 米国:ミズーリ州警官、不起訴
- 米国ミズーリ州の大陪審において、アフリカ系米国人の少年を射殺した警官を不起訴にする決定が下された。国連人権高等弁務官は声明を発し、米国において、不当に多くのアフリカ系米国人が警官に殺害され、刑務所に入れられるなどしている状況に憂慮を表明した。
- エボラ:12月1日の対応期限、困難
- 世界保健機関(WHO)は本日、プレスリリースを発し、西アフリカにおいて、12月1日までに、エボラ出血熱への一定の対応を図るという目標をたてているが、一部の地域では、この目標達成が難しいとの見方を示した。
- 制裁:安保理、ブリーフィング
- 安保理において、フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、制裁措置の進化に関するブリーフィングを行った。制裁措置は安保理の行動を実効的に補完してきたとし、完全なものではないが、効力があることは確かであると指摘した。
2014年11月24日News in Briefから
- 女性に対する暴力撤廃を
- 11月25日は、女性に対する暴力撤廃の国際デー。潘基文事務総長のキャンペーン“UNiTE”は、11月25日から12月10日まで、「あなたの周りをオレンジ色に」を合言葉に、様々な活動を展開するよう呼びかける。
- パレスチナ人民との連帯を
- 国連総会の下に設置された、パレスチナ人の不可譲の権利行使に関する委員会は特別会合を開催。クテサ国連総会議長は演説し、持続可能な平和への道は平たんではないとの旨を述べた。
- エボラ:UNAIDS/WHO、マリ訪問
- 国連エイズ合同計画(UNAIDS)のシディベ事務局長と世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は本日、エボラ感染の広がりを食い止める支援努力の一環として、マリを合同訪問。
- テロ:人質・身代金が大きな資金元
- 国連テロ対策委員会(CTC)とテロ対策委員会執行事務局(CTED)は本日、テロリスト・グループによる身代金狙いの誘拐に関する合同会合を開催。CTC委員長を務めるリトアニア大使は加盟国に対し、誘拐行為を国内法で犯罪とみなすよう促した。
- 子供の人身売買、増加
- 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は本日、2014年版の人身売買に関する世界報告を発表。人身売買の犠牲者の3人に1人が子供であり、女性や女児が特に狙われていることに警告を鳴らした。
2014年11月20日News in Briefから
- 中東:事務総長、電話会談
- 潘基文事務総長は本日、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長と個別に電話会談し、最近の東エルサレムにおけるシナゴーグ襲撃事件に衝撃を受けたとの旨を伝えるとともに、両者に対し、暴力の終結のために尽力するよう訴えた。
- イラク:内包的な政治プロセスを
- ムラデノフ事務総長特別代表はこのたび、UNラジオとのインタビューで、イラクがイスラム国の脅威に取り組む中、包括的解決のためには内包的な政治プロセスが不可欠であるとの旨を訴えた。
- エボラ:国連システムの対応を
- 国連システム執行理事会(CEB)が明日、開催され、エボラへの対応を話し合う。一方、世界銀行は本日、リベリアの労働セクターが危機発生以降、大きな損害を被っているとの報告を行った。
- 子供権利条約、25周年
- 国連総会で、子供権利条約が採択されてから25年が経った。国連総会は本日、ハイレベル会合を開催。クテサ総会議長は冒頭演説し、ポスト2015開発アジェンダに子供の権利が十分に反映されるよう訴えた。
- 安保理、国連警察に関する決議
- 安保理は本日、国連警察活動に関する初の決議を全会一致で採択。国連平和維持活動、文民保護、法の支配に対する、国連警察の価値ある貢献を強調するとともに、明確なマンデートの決定、適切な資源提供を誓った。
2014年11月17日
- ダルフール:集団レイプの疑い
- 北ダルフールのタビットにおいて、集団レイプ事件が執拗に続いているとの疑いについて、潘基文事務総長は深い憂慮を表明し、スーダン政府に対し、事件の調査のためのアクセスを阻害しないよう促した。
- エボラ:コンゴで収束
- コンゴ民主共和国において、エボラ感染の収束が宣言された。一方、サッカー選手のロナウドやネイマールは本日、国連のエボラ対策に関する啓発活動を支援することを明らかにした。
- WHO:1時間に40人が溺死
- 世界保健機関(WHO)は本日、溺死に関する初の報告を発表。報告によれば、毎年、37万人が風呂桶、川や池で溺死しているとし、防止のための対策を講じるよう訴えた。
- 環境犯罪、9人指名手配
- 野生生物などに関するものを含めた環境犯罪を取り締まるため、CITESやINTERPOL、UNODC、世界銀行などが協調する取組みとして、オペレーションINFRA-Terraがスタートしている。現在、9人が指名手配者。
- 人権理:国連総会に年次報告
- 人権理事会の議長は本日、国連総会に対し、年次報告を提出。総会議場で演説した議長は理事会が特別報告者の活動や普遍的定期審査などを通じ、その信頼性を高めてきたとの旨を述べた。
2014年11月14日News in Briefから
- シリア:厳冬期への備え
- 国連が紛争凍結のための仲介を続けるシリアにおいて、世界食糧プログラム(WFP)など、国連人道諸機関は現在、厳冬期の到来に備え、人道援助物資の搬送を急いでいる。
- リビア:暴力が激化
- リビアの首都トリポリで昨日、エジプト、アラブ首長国連邦の大使館を狙った車爆弾事件が起こった。最近、また対立する武装勢力の間で、一連の衝突事件が起こって、死傷者がでている。国連人権高等弁務官事務所の報道官は本日、ジュネーブで記者ブリーフィングを行い、暴力の激化に警鐘を発した。
- マリ:人道情勢、脆弱
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)、ユニセフ、国連人口基金(UNFPA)の3機関の上級職員がこのたび、3日間にわたって、マリを訪問した。訪問を終えた3人は本日、警鐘を発し、マリの人道情勢が危機的な岐路にあり、緊急ニーズへの対応がなされなければ、和平と安定への道があやうくなるとの旨を述べた。
- エボラ:リベリアで感染、再増加
- 世界保健機関(WHO)は本日、いったん感染数が減少傾向がみられたリベリアにおけるエボラ感染が再び増加していることについて、同国の人々が警戒を緩めはじめたことが影響しているとの旨を述べ、警鐘を発した。
- エリトリア難民、欧州で増加
- 2014年に入ってから、エリトリアからヨーロッパに庇護を求めて流出した人々が昨年に比べて3倍増えた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、エチオピア、スーダンに庇護を求めて流出する難民も多い。
2014年11月13日News in Briefから
- エボラ:総会、非公式会合
- 国連総会は本日、エボラ出血熱への国際的な対応に関する非公式ブリーフィングを開催。国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)のアンソニー・バンベリー代表は、エボラとの闘いに重要な進展はみられるものの、エボラ感染を完全に食い止めるためにはさらなる対応が必要であるとの旨を訴えた。
- リビア:東部西部で暴力激化
- 国連リビア支援団(UNMIL)は本日、プレスリリースを発し、リビア東部・西部における暴力の激化を強く非難し、すべての当事者に対し、国際法を尊重するよう訴えた。今朝も、同国の首都トリポリではエジプトおよびアラブ首長国連邦の両大使館が爆弾襲撃された。
- アフリカ象密猟:対策ガイドライン
- 野生生物犯罪と闘う国際コンソーシアム(ICCWC)がこのたび、像の密猟対策への犯罪科学の利用のためのガイドライン、”Guidelines on methods and procedures for ivory sampling and laboratory analysis”を発表。国連薬物犯罪事務所(UNODC)はコンソーシアムのメンバーとして、このガイドライン作成を主導した。
- はしか:増加傾向に警鐘
- はしかの根絶に向けた進展は現在、中国、コンゴ民主共和国、ナイジェリアにおける発生、ヨーロッパにおける伝染性の高いウィルスの再発現により、膠着状態にある。世界保健機関(WHO)が本日、警鐘を鳴らした。
- 第9回東アジアサミット
- 潘基文事務総長は本日、ミャンマーの首都ネピドーで開催された第9回東アジアサミットで演説し、アジアがより統合し、その責任を果たし、未来志向となることによって、世界全体を利するとの旨を述べた。
2014年11月12日News in Briefから
- エボラ:汚名、差別をなくす
- エボラ事務総長特別代表のデビッド・ナバロ博士は本日、ニューヨーク国連本部で、NGOに対するブリーフィングを行い、エボラ出血熱との闘いにおいて、感染したり、感染が疑われたりする人々が差別を受けないようにしなければならないとの旨を述べた。
- ウクライナ:安保理、情勢報告
- 政治問題担当事務次長補(臨時)を務めるToyberg-Frandzen氏は本日、安保理に対して、ウクライナ情勢を報告。ここ数日間のウクライナにおける敵対状況が今年9月に成立した停戦合意を損ねるおそれがあるとの旨を述べた。
- WHO、屋内空気汚染に警鐘
- 世界保健機関(WHO)は本日、屋内で未加工の石炭や灯油を燃やすことに伴う危険に警鐘を発し、調理用ストーブやヒーターなど、屋内において健康に害を及ぼす汚染物質の排出削減目標を明らかにした。
- 国連、ASEANとの協力
- ミャンマーを訪問中の潘基文事務総長は第6回国連/ASEANサミットで演説し、国連が東南アジア諸国連合(ASEAN)および加盟諸国と協力し、人権、正義、アカウンタビリティーのための国家能力強化を図る用意があるとの旨を述べた。
- 気候変動:米中、削減努力へ
- 米国のオバマ大統領と中国の習近平国家主席がこのたび北京で首脳会談を行い、今後温暖化ガスの排出削減に協力して取り組んでいく旨を表明。潘基文事務総長は声明を発し、歓迎の意を表明した。
2014年11月11日News in Briefから
- エボラ:早急に食い止めを
- エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)のバンベリー代表はこのたびUNニュース・センターとのインタビューで、エボラへの対応で最も重要なことはできる限り早急にその広がりを食い止めることであると訴えた。
- 戦争犯罪委:70年ぶり資料公開
- 昨日、国連戦争犯罪委員会(活動期間、1943年-48年)の記録資料が米国ホロコースト記念ミュージアム(米ワシントンD.C.)で、70年ぶりに一般公開となった。
- シリア:アレッポ紛争の凍結提案
- シリア担当事務総長特使のデミストゥーラ氏は本日、ダマスカスで記者会見し、シリアのアレッポにおける紛争「凍結」案が賛同を得つつあると述べるとともに、この提案が包括的な和平案の土台となる可能性があるとの旨を示唆した。
- ナイジェリア:難民の危機
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、ナイジェリアの人々が千人単位でテロリストグループのボコハラムの脅威から逃げるべく、隣国カメルーンに流出している。
- リビア:ICC、安保理に報告
- 国際刑事裁判所(ICC)のベンソーダ検察官は本日、安保理でリビアに関する報告を行い、治安情勢悪化と政治情勢不穏が不処罰を終わらせるための環境創出に負の影響を与えているとの旨を述べた。
2014年11月10日News in Briefから
- エボラ:船員への医療ケア
- エボラ出血熱の影響を受ける国々に寄港した船舶に乗り、感染が疑われる船員たちへの医療ケアが拒まれたと伝えられることについて、国連、その他の主な輸送・貿易機関は懸念を表明した。
- 中央ア:国連、支援促す
- 中央アフリカ共和国において、暴力と不穏情勢が続き、人道ニーズへの対応努力に多大なダメージを与えている。同国北東部を訪れた国連の人道調整担当官が本日、プレスリリースを発し、述べた。
- シリア:国連特使、協議
- シリアの紛争解決をめざし、同国政府と反政府勢力の和平協議を実現すべく尽力しているデミストゥーラ事務総長特使は本日、アレッポでの戦闘状態の段階的な「凍結」提案について、バシル大統領との間で建設的な話し合いがもてたとの旨を明らかにした。
- リビア:シャハトで襲撃事件
- 昨日、リビア東部のシャハトにおいて、UNSMILのレオン代表が同国首相と会談していた場所の近辺で爆発事件が起こった。同代表は本日、声明を発し、この爆発事件を強く非難した。
- 神経嚢虫症、てんかんの主因
- 世界保健機関(WHO)がこのたび発表したところによれば、開発途上国において、条虫に汚染され加熱が不十分な豚肉などを食べることにより感染する神経[脳]嚢虫症は最も頻度の高い予防可能なてんかんの原因である。
2014年10月29日News in Briefから
- エボラ:リベリアで緩和の兆し
- 世界保健機関(WHO)が本日ジュネーブで発表したところによれば、遺体の埋葬や病床数などに関する最近のデータをみると、リベリアにおけるエボラ出血熱の感染の広がりに緩慢化の兆しがみられる。
- エルサレム:安保理、情勢報告
- フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、安保理で、エルサレム情勢について報告し、東エルサレムと西岸における現在の緊張はイスラエル・パレスチナ紛争の未解決問題という大きな現実から切り離して考えることはできないとの旨を述べた。
- シリア:支援拡大を
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)はこのたび、シリアで続く内紛がイラク、レバノン、ヨルダンに甚大な人道的影響を及ぼしているとし、避難民の増加、難民受け入れ国の負担、国際支援の減少に警告を発した。
- 青少年に関するフォーラム
- 青少年の政策に関するグローバル・フォーラムがアゼルバイジャンのバクーで開催。専門家たちは青少年に関する政策づくりには青少年のニーズへの配慮と青少年の意思決定への参加が必要であるとの旨を述べた。
- 南アフリカ:人道支援での役割
- 世界人道サミットに向けた東部・南部アフリカの地域協議が南アフリカのプレトリアで開かれた。エイモス人道問題担当事務次長は冒頭演説し、南アフリカがアフリカにおける人道支援に主導的役割を果たす資源と能力を備えているとの旨を述べた。
2014年10月28日News in Briefから
- エボラ:発生地でストップを
- 潘基文事務総長は本日、訪問先のエチオピアで、世界銀行、アフリカ連合(AU)のトップとともに記者会見し、エボラへの対応策として渡航禁止を科したり国境を閉じたりする国々に対し、国民のパニックを起こさずに緊急性を伝えるよう促すとともに、エボラを食い止める唯一の方法は発生地でストップすることであると訴えた。
- 女性:安保理、公開討論
- 安保理は本日、「女性、平和、安全保障」に関する公開討論を開催。討論の前に、議長声明を発し、各国、紛争当事者、国連システムに対し、暴力的な過激主義の脅威に直面する避難民の女性と女児らの保護とエンパワーメントのための措置を強化するよう促した。
- エチオピア:新しい国連事務所施設
- 潘基文事務総長は本日、訪問先のアディスアベバ(エチオピア首都)にある国連アフリカ経済委員会(ECA)で新しい事務所施設の落成式典に出席し、新施設が国連とエチオピアのパートナーシップの協力強化につながるとの旨を述べた。
- 先進国の貧困児童:ユニセフ報告
- ユニセフはこのたび、「イノチェンティ レポートカード 12:不況の中の子どもたち」を発表。2008年以降、先進国において、約260万人の子供たちの生活が貧困ラインを下回ったことを指摘した。
- 国連総会:北朝鮮の人権状況報告
- 朝鮮民主主義人民共和国の人権状況に関する特別報告者、マルズキ・ダルスマン氏はこのたび、国連総会・第3委員会に年次報告を提出。同国における人道に対する罪などの疑いを記載する同報告が総会から国際刑事裁に提示されるよう求めた。
2014年10月27日News in Briefから
- イラク:更なる資源投下を
- 国連とイスラム協力機構(OIC)の上級職員がイラクを4日間訪れた。厳しい人道状況を視察後、記者会見。冬季の到来に備え、国際社会に対し、より一層の資源投下を求めた。
- コンゴ:安保理、情勢報告
- コブラー事務総長特別代表(兼MONUSCO代表)は本日、安保理で、同国の情勢報告を行い、反政府勢力への対応、市民保護強化のため、より一層積極的な取り組みを図る必要を訴えた。
- 若者:グローバル・フォーラム
- 青少年の政策に関するグローバル・フォーラムが明日、アゼルバイジャンの首都バクーでスタートする。3日間の会期の終わりに、1995年に国連総会が採択した「青少年に関する世界行動計画」の実施を強化する方策について成果文書をだす。
- アフリカの角:80億ドルの開発支援
- 潘基文事務総長はこのたび、世界、地域の指導者たちとともに、アフリカの角を訪れた。同地域の8か国の経済開発、貧困削減、企業活動促進のため、80億ドル相当の開発支援イニシアチブを発表した。
- 家族農業:グローバル対話
- イタリアの首都ローマで、家族農業に関するグローバル・ダイアローグが開催された。国連食糧農業機関(FAO)のジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ事務局長は、国際家族農業年の好機を捉え、世界の多くの農村地域を苦しめる不安定な食料事情を改善するよう訴えた。
2014年10月24日News in Briefから
- エボラ:ワクチン臨床試験
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、エボラ出血熱の影響を受ける各国政府、規制当局、ワクチン製造会社、資金供与機関と会合を開き、ワクチンの臨床試験と実際の使用を迅速に実現化するための方策を話し合った。
- コンゴ:国連特使、ベニ訪問
- コブラー事務総長特別代表(MONUSCO代表)ら、国連とAU特使たちは本日、コンゴ民主共和国東部のベニを訪問し、武装勢力によるテロを止めるべく、国軍、地域住民の団結を促した。ベニでは最近、あらたな戦闘が発生していた。
- 10月24日は、国連デー
- 毎年10月24日は、国連デー。69年前のこの日、国連憲章が発効したことを祝賀する。潘基文事務総長はメッセ―ジを発し、危機が多発している今ほど、国連が必要とされる時代はないと訴えた。
- 食品の無駄をなくすために
- イタリアの首都ローマに本部を置く3つの食糧機関(WFP、IFAD、FAO)はこのたび、食品の無駄をなくすことをめざし、オンライン・プログラム、”Global Community of Practiceon Food Loss Reduction”を立ち上げた。
- 若者フォーラム、バクーで開催へ
- 「若者に関する政策に関するグローバル・フォーラム」が10月28日-30日、国連の後援のもと、アゼルバイジャンの首都バクーで開催される。専門家700人が集まり、青少年に関する政策について話し合う。
2014年10月23日News in Briefから
- エボラ:西アフリカで拡散防止を
- 世界保健機関(WHO)・エボラ緊急委員会の第3回会合が昨日、終了した。会合の内容をまとめたプレスリリースによれば、専門家たちは、西アフリカの3か国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)において感染の広がりを食い止めることが今、最も重要なことであると訴えた。
- 世界のポリオ根絶活動、26年
- 世界ポリオ・デーを前に、ユニセフは本日、プレスリリースを発し、ポリオ根絶のための26年に及ぶ世界的活動によって、ポリオ感染が劇的に減少し、日々、1,000人以上の子供たちが障害から救われていることを指摘した。
- LDC:研究報告、発表
- 後発開発途上国、内陸開発途上国、小島嶼開発途上国担当事務所(UN-OHRLLS)は本日、研究報告を発表。報告によれば、世界の最も脆弱な48か国が貧困削減の途上にあるものの、これら諸国の絶対的貧困の根絶を2020年までに達成するためには一層の取り組みが必要である。
- イラク:国連、人道アピール
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)は本日、イラクでの援助活動を活発化させるべく、一層の資金援助を求める人道アピールを発出。OCHAによれば、イラクにおいて現在、推計280万人が食料支援を得られず、80万人が緊急避難所を必要としている。
- イラク:クウェート賠償支払い
- イラクのクウェート侵攻(1990年)による損失の賠償請求を扱う国連賠償委員会(UNCC)は本日、クウェート政府に対し、10億6,000万ドルの賠償支払いを行った。これまでに同国政府に支払われた賠償金の総額は478億ドル。
2014年10月22日News in Briefから
- エボラ:国連システムの対応
- 世界保健機関(WHO)のエボラ緊急委員会は国連と国連システム全体のエボラ出血熱への対応を評価するため、3か月間で3回目となる会合を開催した。WHOによれば、感染者はこれまでに9,936人を記録。
- 国連総会:人権弁務官、年次報告
- ゼイド人権高等弁務官は本日、総会・第3委員会で演説し、国連が直面する危機の根源には経済的、社会的、市民的、政治的権利などの侵害が複雑にからみあい、包括的な保護による解決を必要とする問題が横たわっているとの旨を訴えた。
- 世界結核報告、発表
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、「世界結核報告2014」を発表。報告によれば、当初の想定より感染者が増えている一方で、調査研究資金が不足しており、国際社会による結核の蔓延との闘いは厳しい状況にある。
- 総会:ドローンと人権
- 裁判外処刑等に関する人権特別報告者はこのたび、国連総会・第3委員会に対し、国内法執行における武装ドローンの利用は武力行使を非人格化し、市民一人ひとりの人権を侵害するおそれがあるとの旨を述べた。
- ソマリア海賊:安保理、情勢報告
- 安保理は本日、ソマリア海賊対策に関する情勢報告を聴取。フェルトマン政治問題担当事務次長は持続的な解決のためには、実効的な政府や国内機関が人々の生活のための基礎的サービスや代替策を提供する必要があるとの旨述べた。
2014年10月21日News in Briefから
- 中東:安保理、情勢報告
- 安保理は本日、中東情勢報告を聴取。潘基文事務総長は先週のガザ訪問について報告し、冬の到来が近づくなか、最近のガザ援助国会合で支援拠出誓約が早急に実施に移される必要があると訴えた。
- 南スーダン:避難民、安全地帯に
- 南スーダンにおいて、UNMISSはこのたび、ジュバ、マラカル、ボルの3か所の駐屯地に近い場所に、2万8,000人の避難民のための施設を設置した。現在、UNMISSは同国各地に設置した駐屯施設全体で、10万人を超える市民を保護している。
- エボラ:WHO、ワクチンに期待
- 世界保健機関(WHO)の報道官が記者会見で語ったところによれば、WHOは現在、カナダから、効果が期待できると考えられるワクチンのジュネーブ到着(22日)を待っている。
- シリア:子供たちへの援助
- ユニセフの報道官によれば、シリアの子供たちのための援助物資を搭載したトラック車列が数か月ぶりに、シリアのアレッポの戦闘ラインを超えて、アフリンに到着することができた。
- 総会:拷問禁止小委、年次報告
- 拷問禁止小委員会(SPT)、国連総会・第3委員会に対し、年次報告を提出。エヴァンス委員長は本日、世界各地において拷問は減少していないとして、実効的な防止の必要を訴えた。
2014年10月20日News in Briefから
- シリア:人道次長、トルコ訪問
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、3日間のトルコ訪問を終えるにあたり、国際社会に対し、同国に流入したシリア難民たちの苦境に思いを寄せ、3年間に及ぶ紛争の早急な政治解決を促した。
- エボラ:キューバに続き医師派遣を
- ナバロ特使(エボラ担当)は本日、ハバナで開かれた米州ボリバル同盟(ALBA)の首脳会議で演説し、エボラはすでに局地的な緊急事態というレベルを超えていると述べるとともに、キューバが西アフリカのエボラ感染諸国に多数の医師や看護師を派遣していることを称賛し、他の諸国も同国に続くよう促した。
- 南スーダン:性的暴力対策の岐路
- 南スーダン訪問を終え、ニューヨークに戻ったバングーラ事務総長特別代表(性的暴力担当)は本日、国連本部で記者会見し、性的暴力が同国の紛争を特徴づけるものとなっているが、広範なレイプは最終的に、政府や市民社会の努力によってなくすことができるだろうと述べた。
- イラク:人権次長補、訪問終え
- シモノビッチ人権担当事務次長補は一週間のイラク訪問を終えるにあたり、声明を発表。「イスラム国」などの武装勢力による広範な人権侵害は戦争犯罪や人道犯罪を構成するとの旨を述べた。
- ベネズエラ:野党党首、解放を
- 人権高等弁務官はプレスリリースを発し、ベネズエラ政府により、野党党首のレオポルド・ロペス氏や街頭デモ参加者たちが拘束されていることに深刻な憂慮を表明し、同国当局に対し、それらの人々を即時に解放するよう訴えた。
2014年10月17日News in Briefから
- エボラ:生存者、ケア支援
- リベリアへの5週間の訪問を終えてニューヨークに戻ったユニセフの危機コミュニケーション担当職員が記者会見。同担当者によれば、エボラ出血熱に罹患後、回復し、免疫ができた人々が現在、リベリア、シエラレオネで、子供のケアのための訓練を受けている。
- マリ:安保理、報道声明
- 安保理は本日、報道声明を発し、アルジェでマリ内紛当事者の交渉プロセスが10月19日に再開する予定であることを歓迎。すべての当事者に対し、包括的、包摂的な和平合意をめざして誠実に交渉に臨むよう求めた。
- 貧困根絶:国際デー
- 毎年10月17日は、国際貧困根絶デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、貧困と偏見、豊かな人と貧しい人との大きな格差が社会を壊し、不安定な状況を生むとの旨を述べた。
- ナイジェリア:難民増える
- 国連高等弁務官事務所(UNHCR)が本日発表したところによれば、ナイジェリア北東部において、武装勢力による暴力が拡大するなか、近隣諸国に流出する難民が著しく増えている。
- 飢餓対策:FAO、メディアが協力
- 国連食糧農業機関(FAO)とナショナル・ジオグラフィック協会はこのたび、飢餓との闘いのため、食料、栄養関連の問題に関する認識向上をともに図るべく、協力関係を結んだ。
2014年10月14日News in Briefから
- ガザ:事務総長、訪問
- ガザ再建のためにドナーから54億ドルの拠出が誓約されてから2日が経った。ガザを訪問した潘基文事務総長は最近の紛争がもたらした破壊状況について、その酷さは表現できるレベルを超えているとの旨を述べた。
- イラク:ISIL、あらたな侵攻
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、イスラム国がイラクのヒット市に侵攻し、多数の人々があらたに避難民となって、同市から流出した。寒さが厳しくなり、難民キャンプの収容人数が限界を超えるなか、避難民たちは過酷な状況に苦しんでいる。
- エボラ:安保理、情勢報告
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)のアンソニー・バンベリー代表は安保理で、エボラ出血熱の現状を報告。国際社会に対し、西アフリカの現地での活動拡大を支援するよう促した。
- リビア:人権擁護家への襲撃
- リビアにおいて、人権擁護活動家を狙った武装集団による攻撃事件が最近、増加している。国連人権高等弁務官は本日、プレスリリースを発し、これら事件について迅速、徹底的、公正な調査を行うとともに、犯人を裁判にかけ、被害者への補償を確保するよう促した。
- ハイチ:国連ミッション任期延長
- 安保理は決議を全会一致で採択し、国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)の任期を来年10月15日まで、一年間延長。また、政治的なステークホルダーに対し、民主化プロセスへの全面的な取り組みを促すとともに、国際社会に対し、同国への支援を求めた。
2014年10月13日News in Briefから
- 中東:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長、中東地域を訪問。本日、ラマラとエルサレムを訪れ、ガザの再建は重要だが、不穏情勢の根本的原因に取り組むことが同様に大切であるとの旨を訴えた。
- エボラ:コミュニティー関与を
- 国連開発計画(UNDP)の政策部長らは本日、シエラレオネ訪問を終え、同国のエボラ出血熱対策にはコミュニティーの関与強化が死活的に必要であるとの旨を訴えた。
- 国際防災の日
- 毎年10月13日は、国際防災の日。潘基文事務総長はメッセージを発し、災害対策計画には、高齢者の移動能力が劣ることを考慮に入れて作られなければならないとの旨を述べた。
- 南スーダン:広範な性的暴力
- バングーラ事務総長特別代表(紛争下の性的暴力)が初の南スーダン訪問を終えて、ニューヨーク国連本部に戻った。同代表は本日、性的暴力は紛争にみられる一貫した特徴であるとするともに、すべての当事者が行っていると述べ、警告を発した。
- アフリカ:国連本部でパネル討論
- ニューヨーク国連本部で、アフリカの開発に関するハイレベル・パネル討論が開催された。アフリカの多くの国、コミュニティーが平和、安全、人権、グッドガバナンス、法の支配において進展をみせているが、多くの課題が残っているとの発言が複数の国連高官によってなされた。
2014年10月09日News in Briefから
- 中央ア:平和維持兵、襲われる
- 中央アフリカ共和国の首都バンギ郊外において、同国に展開する平和維持活動MINUSCAの車列が襲撃され、平和維持兵が1人が死亡し、1人が重傷、7人が軽傷を負った。Babacar Gaye事務総長特別代表は本日、声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
- エボラ:事務総長、対策拡大訴え
- 潘基文事務総長は本日、世界銀行で開かれた特別会合で発言し、西アフリカで広がるエボラ出血熱の感染状況がさらに悪化する前に、国際社会がその対策を拡大するよう訴えた。
- ハイチ支援:ワシントンで会議
- 「ハイチ:きれいな水、衛生向上、より良い健康」と題するハイレベル会議、米国ワシントンで開催。潘基文国連事務総長とキム世界銀行総裁が議長。この会合を前に、世界銀行総裁は5,000万ドルの拠出を誓約した。
- ユニセフ:親善大使(南アジア)任命
- ボリウッド映画スター、アーミル・カーンさんがこのたび、ユニセフの親善大使(南アジア地域担当)に任命された。同地域はサブサハラ地域に次いで、5歳未満の子供の死亡数が多い。
- コンゴ:M23による人権侵害
- コンゴ民主共和国のための国連人権合同事務所は本日、報告書を発表。2012年4月から2013年11月までを対象期間として、武装勢力M23が犯した重大な人権侵害を報告した。人権高等弁務官はこれら人権侵害を犯罪として裁くよう訴えた。
2014年10月08日News in Briefから
- マリ:平和維持兵、襲われる
- マリに展開する平和維持活動MINUSMAが襲撃され、平和維持兵1人が死亡し、1人が負傷した。潘基文事務総長は同国の当事者に対し、和平合意を成立させるべく、尽力するよう促した。
- エボラ:食料の不安
- 国連食糧農業機関(FAO)は現在、ギニア、リベリア、シエラレオネの脆弱な9万世帯を支援するためのプログラムを立ち上げている。一方、事務総長はそれぞれの国を担当する国連危機管理担当者(UN Crisis Managers)を任命した。
- ウクライナ:人権情勢報告
- 国連人権高等弁務官事務所は本日、プレスリリースを発し、ウクライナの人権情勢を報告。同国東部における停戦は歓迎すべき一歩であるが、武装勢力がその制圧下の人々を殺害、拷問し、恐怖を与え続けているとの旨を述べた。
- 海洋の酸性化、経済に負の影響
- 生物多様性条約事務局(CBD)は本日、韓国のピョンチャンで、海洋の酸性化の影響に関する報告を発表。各国が海洋の酸性化に緊急対策を講じなければ、今世紀末までに、世界経済の損失は年間1兆ドルにのぼるであろうと指摘した。
- リビア:国連、支援を拡大
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、リビアの深まる危機によって影響を受ける万単位の人々への援助を続けるためには、追加的資金として、3500万ドルが必要となる。
2014年10月03日News in Briefから
- エボラ:対策資金、足りず
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)を率いるバンベリー事務総長特別代表は本日、シエラレオネを訪問。一方、国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、エボラ出血熱対策には9億8,800万ドルが必要とされるが、これまでの資金拠出は、その金額のわずか26%。
- オア事務次長補、退任へ
- 退任を間近に控えたロバート・オア事務次長補(政策調整および戦略プランニング担当)はこのたび、UNニュースセンターとのインタビューで、国連が決議採択や条約交渉ばかりでなく、実際に問題を解決できる実行コミュニティーをつくっているとの旨を述べた。
- コンゴ:安保理、報道声明
- 安保理は本日、報道声明を発し、同国及び太湖地域に安定をもたらし、文民を保護するために最優先に取り組まなければならないことは武装勢力FDLRの迅速な非武装化であるとの旨を表明した。
- マリ:平和維持兵に襲撃
- マリにおいて、平和維持部隊が襲われ、9人の兵士が死亡した。潘基文事務総長は声明を発し、衝撃と憤りを表明し、国連の「ブルー・ヘルメット」へのすべての敵対行為が国際法の重大な違反であると述べた。
- カンボジア:HIVワークショップ
- カンボジアの首都プノンペンで、「HIVに敏感な社会的保護を進めるために」というテーマでワークショップが開かれた。国連開発計画(UNDP)、国連エイズ合同計画(UNAIDS)、Cambodian People Living with HIV Network(CPN+)の共催。
2014年10月02日News in Briefから
- エボラ:感染リスク根絶を
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)を率いるバンベリー事務総長特別代表は本日、リベリアの首都モンロビアで記者会見し、エボラとの闘いがよい成果を上げつつあるものの、その脅威を除去するためにはまだ多くの課題が残っているとの旨を述べた。
- 10月2日は、国際非暴力デー
- 毎年10月2日は、国際非暴力デー。マハトマ・ガンジーの生誕日に因んで指定された。ニューヨーク国連本部で本日、記念祝賀式典が行われた。エリアソン副事務総長は同式典に出席し、国際社会に対し、平和的に変革をもたらす力を再確認するよう促した。
- ソマリア:ユース担当特使、訪問
- 今週、ソマリアを2日間にわたって訪問したAhmad Alhendawiユース担当事務総長特使は声明を発し、同国の最も大きな宝である青少年たちが開発・和平プロセスに参加することを可能にすべく、揺らぎない取り組みをしていくとの旨を述べた。
- イラク:深刻な人権侵害
- 国連イラク支援団(UNAMI)および国連人権高等弁務官事務所は本日、共同報告を発表し、この9週間で、「イスラム国」が深刻な人権侵害を犯しているとの旨を述べた。
- シリア:ホムスで学校襲撃
- シリアのホムスにある学校が昨日、襲撃され、多数の子供たちが犠牲になったことについて、レイラ・ゼロウギ事務総長特別代表(子供と武力紛争担当)は声明を発し、これを非難した。
2014年10月01日News in Briefから
- リベリア:エボラの影響調査
- リベリア政府はこのたび、国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)とともに、エボラ出血熱が食糧安全保障および生活に及ぼす影響に関する迅速な現地調査を実施すべく、用意を整えた。
- シリア:ホムスで爆弾襲撃
- シリアのホムスで本日、爆弾襲撃事件が起こり、少なくとも39人が死亡したが、このうち30人は学校に通う子供たち(6歳~9歳)だった。潘基文事務総長は声明を発し、最も強い調子で非難した。
- アフリカ:平和、開発の挑戦
- 「アフリカ地域経済共同体(REC)がアジェンダ63の文脈において、平和、安全、ガバナンス、開発に果たす役割」と題するイベントがニューヨーク国連本部で催された。エリアソン副事務総長が出席、演説し、アフリカ全土で著しい社会経済発展がみとめられるが、その経済は人々が正当に願うペースに追いついていないとの旨を述べた。
- 総会、一般演説終わる
- クテサ総会議長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、ハイレベル一般討論が成功に終わったとしたうえで、今後一年間、みんなが一丸となって行動すれば、違いをもたらせるとの信念に基づく協力と楽観主義の精神で、さまざまな取り組みが行われるだろうとの旨を述べた。
- 世界の海のゴミに対処を
- 地域海洋諸条約および行動計画に関する第16回グローバル会合がギリシャの首都アテネで開催された。世界の海に捨てられたゴミが蓄積していることにより、海洋システムに対する脅威が拡大し、著しい経済的、社会的な影響を引き起こすおそれがある、といった主張が参加者からなされた。
2014年09月30日News in Briefから
- 総会:一般討論、明日終了へ
- 国連総会の一般討論が明日、終了へ、ポスト2015開発アジェンダがテーマとされたが、そればかりでなく、各国の代表たちは、気候変動、テロリズム、ウクライナやシリアの問題などについて演説した。
- 小島嶼諸国、声を一つに
- 国連総会の一般討論が本日、最終日を迎えた。バルバドスやモルディブなどの小島嶼開発途上国の代表が演説し、これら諸国がグローバルなレベルで声を一つにしなければならないとし、国際経済協力、気候変動への取り組みを求めて訴えた。
- 中南米諸国、一般演説
- スリナムの外相が本日、総会の一般討論で演説を行い、国連に対し、自らの民主化のために必要な筋力をつけるとともに、拒否権から遠ざかるよう求めた。その他、本日、ベリーズやニカラグアの代表が一般演説に臨んだ。
- ブータン、人間中心の開発訴え
- ブータンの代表は本日、国連総会で一般演説し、新しい開発アジェンダは各国のニーズに基づき、意味のある変化を促進してこそ、真に変容的なものとなるとの旨を訴えた。
- ベラルーシ:平等なグローバル化を
- 国連総会の一般討論で、ベラルーシの外相は本日、演説し、同総会に対して、グローバリゼーションをより一層平等で、均衡のとれたものとするよう促した。
2014年09月29日News in Briefから
- エボラ:UNMEER代表、ガーナ入り
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)を率いるアンソニー・バンベリー事務総長特別代表が本日、ガーナに到着。すでに、同国にはすでに、ミッション本部設営準備のための先遣隊が入っている。
- アフガン:ガニ大統領、就任
- アフガニスタンで、ガニ新大統領が就任した。潘基文事務総長は歓迎の意を表明するとともに、挙国一致政府の平和、安定、開発への取り組みに国連が協力する決意を示した。
- シリア、総会で一般演説
- 国連総会の一般討論で、シリアの外相は演説し、「イスラム国」の脅威について、国際社会が連帯し、その脅威に真正面から取り組むときがやってきたとの旨を訴えた。
- バヌアツ:気候変動への取り組みを
- 国連総会の一般討論で、バヌアツの首相が演説し、太平洋小島嶼開発途上国(SIDS)として、同国がユニークな開発の課題に直面しているとし、国際社会が気候変動に真剣に取り組むよう求めた。
- アフリカ諸国:持続可能な開発を
- アフリカ諸国が本日、国連総会の一般討論に臨み、それぞれ、今年の討論テーマである持続可能な開発に鑑みて、国連に対し、アフリカ大陸の具体的な現実と課題に配慮するよう訴えた。
2014年09月27日News in Briefから
- 総会、一般討論4日目
- 国連総会で、一般討論演説続く。本日は、ドイツ、オーストリア、サンマリノなどの欧州諸国が演説し、現在の危機が世界のガバナンスシステムに脅威を与えているとの旨述べた。
- アフガン:国際協力に期待
- アフガニスタンの外相は本日、国連総会で一般演説し、同国の一年間の成果の概要を示すとともに、その成果のうえに、強力なパートナーシップを持続すべく、国際社会との協力に期待感を示した。
- 北朝鮮:朝鮮統一訴え
- 朝鮮民主主義人民共和国の外相は演説し、経済開発における最近の進展にもかかわらず、朝鮮半島の分断継続によって、同国が依然として、深刻な障害に直面しているとの旨述べた。
- ギリシャ:国連と欧州の協力訴え
- 総会の一般討論で、ギリシャの首相は演説し、現在の複雑な安全保障環境において、平和を維持するためには、国連と欧州連合(EU)の協力を強化することが必要であるとの旨を訴えた。
- ベトナム:平和の基盤強化を
- ベトナムの副首相は本日、国連総会で一般演説を行い、平和と開発のみが国際社会を世界の繁栄へと導く軌道にのせることができるとして、国連と加盟諸国に対し、平和と安全、開発のための強固で長期的な基盤を敷くよう訴えた。
2014年09月24日News in Briefから
- 国連総会:過激主義への対応を
- 国連総会の一般討論で、キャメロン英首相は本日、演説を行い、国際社会が一致団結し、テロの根源的原因である過激主義に勝利するための包括的なプランを練らなければならないとの旨を訴えた。
- テロ対応への連帯を約束
- ウクライナのヤツェニュク首相は国連総会の一般討論演説で、法と秩序の回復への同国のコミットメントをあらためて表明するとともに、ロシアに対して、国際的義務を順守し、同国をめぐる危機の外向的解決を探るよう促した。
- 世界の安定へ、国連が主導を
- トルクメニスタンのメレドフ外相は総会の一般討論で演説し、今日の世界における国際、国内紛争のいずれについても軍事解決はあり得ないとし、国連が対立の克服、安定の確保などを主導するよう促した。
- 国連に深遠な改革を
- 国連総会で一般討論演説を行ったベネズエラのニコラス・マドゥロ・モロス大統領は安保理のリーダーシップを活性化し、事務総長の影響力を強化することにより、国連の深遠な改革を行うよう求めた。
- ポスト2015:構造的障害の克服を
- スリランカのラジャパクサ大統領は国連総会・一般討論で演説し、ポスト2015開発アジェンダが先進諸国と開発途上国のパートナーシップに焦点を当てるものとならなければならないとの旨を訴えた。
2014年09月23日News in Briefから
- 気候サミット、開催
- ニューヨーク国連本部で、気候サミットが本日、開催された。参加した各国政府、企業、金融、市民社会の代表たちが気候変動に対応するため、速やかで大胆な行動をとる意向を表明した。
- 炭素排出抑え、農業向上を
- 2050年までに食料に対する需要が60パーセント増加することが予測されるなか、気候サミットにおいて、世界各国首脳、大企業、市民社会は炭素排出を抑え、農業の生産性を向上させるための取り組みを誓った。
- 気候変動に向け、国連行動
- 気候サミットにおいて、各国政府、企業、市民社会、先住民代表たちがそれぞれ取り組みを表明するなか、国連環境計画(UNEP)や国連工業開発機関(UNIDO)など国連諸機関も気候変動の影響を抑え、持続可能な経済への移行を助けるための行動を誓った。
- 世界の森林伐採、ゼロへ
- 気候サミットにおいて、数十の各国政府、企業、市民社会、先住民たちが本日、森林伐採を2020年までに半減し、今後10年以内にゼロにすることをめざすと誓った。
- 世界の諸都市、炭素排出抑え
- 世界の2千を超える都市の市長たちは気候サミットで、「市長たちの盟約(Compact of Mayors)」を発表し、それぞれの都市で炭素排出を抑え、気候変動対策を拡大していくことを約束した。
2014年09月22日News in Briefから
- 気候サミット、23日開催へ
- ニューヨーク国連本部で火曜日、気候サミットが開催される。120を超える国の国家元首、政府首班が参加し、気候変動に関して、2015年に、普遍的で意味のある合意を成立させるためのビジョンとコミットメントを明らかにする。
- 人口開発:特別総会、開催
- 国連総会は本日、国際人口開発会議・行動計画のフォローアップに関する特別会期を開催。1994年にエジプトの首都カイロで開かれた国際人口開発会議20周年を記念し、国際社会に対し、さらなる進展を促す。
- 先住民:世界会議、スタート
- 先住民に関する世界会議、スタート。会期は2日間。初めて、国連総会のハイレベル本会合として、開かれる。会議には、1,000人を超える先住民および非先住民の代表たちが集い、先住民の権利宣言(2007年)が謳う権利の実現について話し合う。
- エボラ:国連先遣隊、現地入り
- 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)の先遣隊が本日、ミッション本部を設営すべく、ガーナの首都アクラに到着。リベリアにも別の先遣隊が入った。国連の歴史上、公衆衛生に取り組むミッションを設置したのは初めて。
- シリア難民:トルコ支援拡大
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、先週金曜日以降にトルコに流入したシリア難民13万人への援助を同国が拡大するのを支援しているとの旨を述べた。
2014年09月19日News in Briefから
- 安保理、イスラム国を非難
- 安保理は本日、議長声明を発し、「イスラム国」などのテロ組織を強く非難し、国際社会がイラク政府の対応、新しい政治議題の実施を支援するよう促した。米国のケリー国務長官が議長を務めた。
- エボラ:総会、対応拡大
- 国連総会は本日、決議を全会一致で採択し、エボラ出血熱への対策を拡大し、事務総長に対し、国連エボラ緊急対応ミッション(United Nations Mission for Ebola Emergency Mission=UNMEER)の迅速な設置に向け、措置を講じるよう要請した。
- ウクライナ:安保理、情勢報告
- ウクライナでのマレーシア航空機墜落から2か月が過ぎた。フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、安保理で、調査の進展状況について報告。墜落現場への調査団の十分なアクセスを可能にする状況が依然として、整っていないとの旨を述べた。
- 国際平和デー:国連本部で式典
- 国際平和デー(9月21日、日曜日)を前に本日、ニューヨーク国連本部で、記念の式典が催された。ジョン・レノンの楽曲「イマジン」が流されるなどした。今年のテーマは、「人々の平和への権利」。国連総会による「人々の平和への権利宣言」の採択30周年を記念して。
- 地中海:移民船沈没は、大量殺人
- 先週、地中海における移民船沈没で百人単位の難民や移民が死亡した事態を受け、国連人権高等弁務官はジュネーブでプレスリリースを発し、エジプトなどの北アフリカ諸国、および欧州諸国に対し、意図的に移民船を沈没させた疑いがある人身売買業者たちを逮捕し、裁判にかけるよう促した。
2014年09月18日News in Briefから
- エボラ:安保理、緊急会合
- 安保理は本日、公衆衛生危機に関する初の緊急会合開催。131か国が共同提案国なった決議を全会一致で採択し、アフリカにおいてかつてない規模で発生するエボラ出血熱について、国際の平和と安全に対する脅威であると認定した。
- MDGs:開発協力の現状報告
- MDGギャップタスクフォースがこのたび、「開発のためのグローバル・パートナーシップの現状報告」を発表。報告によれば、世界の百万単位の人々の生活に改善がみられた一方、先進国の援助の現実はその公約に届いていない。このタスクフォースの共同議長は、国連経済社会局とUNDPが務めている。
- アフガニスタン:安保理、会合
- アフガニスタンに展開するUNAMAを率いるキュービス事務総長特別代表は本日、安保理で自身の任期終了前の最後の情勢報告を行い、現在の政治的膠着状態は危機を深め、同国の政治、治安、経済に影響を及ぼしているとしたうえで、今後、前進していくためには、同国に樹立された統一政府以外には他に方法がないとの旨を述べた。
- シリア:食料援助資金、不足
- 世界食糧計画(WFP)は本日、声明を発し、約600万のシリア人に食料を提供するための資金が足りなくなっていると警告した。一層の資金援助が受けられない限り、10月から始まる支援の縮小を余儀なくされる。
- イエメン:百単位世帯、援助必要
- イエメンの首都サアナの東に位置するマリブで、衝突事件の発生が伝えられた。国際援助機関によれば、300世帯の家族が避難民化し、援助を受けられずにいる。
2014年09月17日News in Briefから
- エボラ:安保理、緊急会合へ
- 安保理は明日、エボラ出血熱に関する緊急会合を開催する。潘基文国連事務総長は同会合で、チャンWHO事務局長とともに国際的な対応を図るための行動計画の概要を示す。
- ハビタットIII:準備会合
- 2016年に開催予定の「住居と持続可能な都市開発に関する国連会議」(通称、ハビタットIII)の第一回準備会合が開催された。潘基文事務総長は演説し、今世紀半ばまでに、世界の3分の2以上の人々が都市に居住することが予想されるなか、しっかりと計画された都市化が開発のために不可欠であるとの旨を述べた。
- 先住民:人権理で、状況報告
- 先住民の人権に関する特別報告者Victoria Tauli-Corpuz氏は人権理事会で報告を行って、土地や資源に対する権利など、先住民が直面する問題について、先住民自身の声が聞かれなければならないと訴えた。
- 自然災害:世界の2,200万人が被災
- 国連支援のもとに作成された報告書、「グローバル推計2014:災害により家を追われた人々」が発表された。報告によれば、2013年には、世界の2200万人が地震や気候関連の災害で家を追われた。この数は、同年に世界各地の紛争で家を追われた人の3倍。
- ソマリア:国民和解、会議
- ソマリア南部で、キズマヨ和解会議が開催されたことについて、同国担当の事務総長副特別代表を務めるFatiha Serour氏はニュースリリースを発し、同国を強化し、地域の平和を強固なものとするための一歩であるとの旨を述べ、歓迎した。
2014年09月16日News in Briefから
- 国連総会、開幕
- 第69回国連総会が本日、開幕。サム・カハンバ・クテサ新議長は冒頭、演説し、今総会がポスト2015開発アジェンダをつくり、貧困との闘いに実りある成果を生み出す歴史的な機会となる旨を述べた。
- エボラ対策:10億ドル、必要
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、今総会の優先課題の概要を示した。また、西アフリカのエボラ出血熱への国際的な対応を図るために、10億ドル近い金額が必要であると訴えた。
- 中東:安保理、情勢報告
- ロバート・セリー中東和平プロセス担当特別調整官は本日、安保理で、中東情勢について報告。エジプトが介して成立したガザ停戦が維持されるなか、国連はイスラエルとパレスチナ自治政府との間で、ガザの再建メカニズムに関する合意に達したと明らかにした。
- ソマリア:強制立ち退き、続く
- ソマリアでは今年に入ってから、強制立ち退き、旱ばつ、紛争などにより、13万人以上が家を追われ、大半が国内避難民となっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報道官がジュネーブで明らかにした。
- 気候経済報告、発表
- 各国政府、企業、金融経済界のリーダーたちをメンバーに擁した「経済と気候に関するグローバル委員会」がこのたび、「より良い成長、より良い気候:新しい気候経済」と題する報告を発表した。
2014年09月15日News in Briefから
- 安保理:理事国大使、女性6人
- 現在、安保理の15理事国のうち、6か国(ルクセンブルグ、ナイジェリア、リトアニア、アルゼンチン、米国、ヨルダン)が女性の大使である。これまで、安保理の理事国の3分の1以上を女性が占めたことはなかった。6人の女性大使はUNニュースセンターのインタビューに応じ、それぞれにその意義を語った。なお国連に加盟する193か国全体では現在、女性を大使に任命している国は31か国。
- リビア:安保理、情勢報告
- レオン事務総長特別代表は本日、安保理でリビアに関する情勢報告を行い、前政権の崩壊から3年が過ぎたが、同国の人々にとってより良い未来への願いの成就ははるか遠いところにあるとの旨を述べ、現在の平和的解決への機会を逃さないよう訴えた。
- 中央ア:国連活動へ引き継ぎ
- 中央アフリカ共和国に展開していたアフリカ主導のMISCAが任期満了を迎え、その任務が国連のMINUSCAに引き継がれる。MINUSCAの全面展開は今年4月10日の安保理決議で承認され、7月には、事務総長がマーティン・チョム・トゥメンタ司令官を任命していた。
- 地中海:高まる難民の危機
- グテーレス国連難民高等弁務官、そしてUNHCR特使を務める米女優アンジェリーナ・ジョリーさんは本日、欧州諸国に対し、公海上で移民が直面する厳しい状況の緩和を促し、とくに地中海で高まる危機に警告を発した。
- エボラ:安保理、緊急会合へ
- 安保理は今週木曜日、西アフリカに広まるエボラ出血熱への対策について討論するため、緊急会合を開催する。現在、同地域で報告される感染者数は4000人、死者は2200人。
2014年09月11日News in Briefから
- エボラ:国連、支援継続の決意
- リベリアを訪れたラドスー平和維持活動担当事務次長は本日、首都モンロビアで記者会見し、国連が引き続き、同国および周辺諸国のエボラ出血熱との闘いを支援する決意を表明した。
- ポスト2015:ハイレベルイベント
- 国連総会議長は本日、ポスト2015開発アジェンダに関するハイレベル・イベントを開催。会期は2日間(9月11日と12日)。議長は演説し、加盟国とその他のステークホルダーに対し、ポスト2015開発アジェンダが極貧の根絶を包括的目標に、真に参加型で内包的かつ人々を中心に据えたものとなるべく、大胆かつ実際的に考えるよう訴えた。
- ゴラン高原:平和維持兵、解放
- ゴラン高原で拘束されていたUNDOF平和維持要員45人(フィジー)が全員、無事解放された。潘基文事務総長は声明を発し、解放に貢献した全関係当事者の尽力に謝意を表明した。
- ハイチ:安保理、情勢報告
- ハイチに展開するMINUSTAHを率いるオノレ事務総長特別代表は本日、安保理において、ハイチ情勢を報告した。同国の選挙プロセスをめぐる意見の対立や不信が続くなか、政治膠着状態に憂慮を表明した。
- 南アジア:子供の人権報告
- ユニセフは本日、「子供たちの生活の向上:未来を変える-南アジアにおける子供の権利の25年間」と題する報告書を発表した。南アジアは急速な経済成長を遂げ、子供たちの人権についても進展がみられたが、同地域に依然存在する不平等をなくすべく、さらなる努力が求められる、と報告書は指摘。
2014年09月10日News in Briefから
- リビア:戦闘の停止を
- リビアを訪問中のレオン事務総長特別代表は本日、首都トリポリで、同国の要人たちと一連の会談を行った。同代表は、同国の暴力は止まなければならないとし、戦闘停止のため、有意義で実効的な対話を求めた。
- イラク:子供たちを学校へ
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長は本日、報道声明を発し、イラクで、新学期を迎える子供たちが学校に戻れるよう支援すべく、緊急の国際行動を求めた。
- オゾン層:回復途上、脅威続く
- 国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)はこのたび、「オゾン層の破壊の科学的評価 2014年」を発表。同報告は、オゾン層は今世紀半ばまでに回復する軌道にあるとし、気候変動に取り組み、大気組成の変動を抑制するための一致団結した行動を促した。
- エボラ:400万ドル、援助搬送に
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、西アフリカの援助活動を支援すべく、国連人道航空サービス(UNHAS)に中央緊急対応基金(CERF)から約400万ドルを割り当てた。
- 核実験禁止:取り組みを新たに
- 核実験に反対する国際デー(8月29日)を記念すべく、国連総会は本日、非公式会合を開催。総会議長はメッセージを発し、核兵器のない世界への人類の願いは核実験を禁止する確固たる正式な取り組みに反映されなければならないとの旨を述べた。
2014年09月09日News in Briefから
- エボラ対策:首脳級会合開催へ
- 潘基文事務総長は西アフリカで発生したエボラ出血熱への対応を図るべく、第69回総会の一般討論に参加するためにニューヨーク国連本部に集う各国首脳を招請して、ハイレベル会合を開催する。
- 南スーダン:国連ヘリ墜落、銃撃で
- 国連南スーダン・ミッション(UNMISS)は本日、プレスリリースを発出し、南スーダンのユニティー州の州都ベンティウ近くで先月起こった国連ヘリ墜落について暫定調査結果を明らかにし、墜落は銃撃によるものであるとした。
- 気候変動:WMO、警告
- 9月23日の気候サミット開催を前に、世界気象機関(WMO)は本日、「温暖化効果ガス年次報告」を発表し、2013年に大気中の二酸化炭素がかつてないレベルの高い濃度を記録したとして、憂慮を表明した。
- イラク:新政権、樹立
- イラクで新政権が樹立されたことについて、潘基文事務総長は昨夜、声明を発し、同国の政治的な安定と和平に向けた前向きな動きであるとの旨を述べ、歓迎の意を表明した。
- 公海での不正薬物取引、訴追を
- 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は本日、インド洋など公海での不正薬物取引の増加に関する特別イベントを開催。同事務所のフェドトフ所長は公海における密売者を訴追する能力を欠いている状況が大きな課題を突き付けているとの旨を述べた。
2014年09月08日News in Briefから
- 人権理:新高等弁務官、演説
- 新・人権高等弁務官のゼイド・ラアド・ゼイド・アル・フセイン氏は本日、人権理事会で演説し、武装勢力のISILの非道な行為を非難するとともに、国際社会に対し、イラクとシリアの紛争を止めるよう促した。
- 子供と武力紛争:安保理、討論
- レイラ・ゼルギー事務総長特別代表(子供と武力紛争担当)は本日、安保理で演説し、今年初めから子供たちに影響を与えている複数の危機がこれまでの進展を後退させるほどの難しい課題を生んでいるとの旨を述べた。
- 9月8日は国際識字デー
- 毎年9月8日は、国際識字デー。UNESCO(国連教育科学文化機関)のボコバ事務局長はメッセージを発出。世界の4人に1人はたったひとつの文章さえ読めないとし、この国際デーは識字が人々の生活を変えるばかりでなく、その命を救うという真実を想起する機会であると述べた。
- ユニセフ:学校に通えない子供たち
- 世界の緊急事態、紛争の被害を受ける国において、学校が襲撃されたり、家を追われたりして、学校に通えない子供たちが約3000万人いる。ユニセフの世界教育プログラム代表が本日、報道声明を発し、明らかにした。
- 南ダルフール:全当事者は自制を
- 南ダルフールに展開するUNAMIDは本日、プレスリリースを発し、同地の緊張の高まりに憂慮を示し、週末に起きた抗議行動で犠牲者がでたカルマ・キャンプとその周辺におけるすべての当事者の自制を求めた。
2014年09月05日News in Briefから
- エボラ:国際的救済を
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で発言し、西アフリカで広がるエボラ出血熱に対応すべく、国連として、あらゆる可能な方法で、総力をあげて活動を展開するとの旨を述べるとともに、国際的な支援の拡大を呼びかけた。
- ウクライナ:停戦合意実施を
- 潘基文事務総長は本日、声明を発し、ウクライナの停戦合意のニュースを歓迎するとともに、合意の完全実施を求めた。そして、敵対行為の停止によって、国連およびパートナーがさらに戦闘による被害を受ける人々への人道支援を行えるよう希望を表明した。
- イラク:政府樹立、期限近づく
- イラク政府樹立プロセスの最終期限が近づくなか、ムラデノフ事務総長特別代表はすべての政党に対し、妥協の精神を大切にして、速やかに交渉をまとめるよう訴えた。
- スーダン:国内対話の開催を
- 潘基文事務総長は本日、声明を発し、スーダンの持続的な和平を達成するための包括的な国内対話開催へのイニシアチブ、およびこのプロセスに向けた同国のステークホルダーが進めた歩みを歓迎した。
- 飢餓:国連、ラグビーW杯と協力
- 世界食糧計画(WFP)と国際ラグビーボード(IRB)は本日、2015年のラグビー・ワールドカップ(英国)の「飢餓へのタックル」と称するパートナーシップの一環として、開発途上国で学校に通う子供たちに食事を提供する取組みをローンチした。
2014年09月04日News in Briefから
- 子供への暴力:ユニセフ報告
- ユニセフは本日、子供に対する暴力に関する報告書“Hidden in plain sight: A statistical analysis of violence against children”を発表。190か国のデータを分析し、世界各地で子供たちが酷い暴力を受けている状況を明らかにする。
- シリア:化学兵器96%、破壊
- OPCWと国連の合同査察団・特別調整官を務めるシグリッド・カーグ氏は本日、安保理で、9月末で任務が終了する査察団の代表としての最後のブリーフィングを行い、シリア政府が申告した化学兵器の96%の破壊が終了したこと、そして現在、残る12の生産施設を破壊する準備が進んでいることを報告した。
- エボラ:WHO、ジュネーブで会合
- 世界保健機関(WHO)は本日、ジュネーブで、2日間の会合を開催し、エボラ出血熱の治療法、ワクチンについて協議した。WHOによれば、8月31日現在、ギニア、リベリア、シエラレオネで、感染者3,685、死者1841人。ナイジェリアで感染者21人、死者7人。セネガルで感染者1人。
- 自殺:WHO、世界報告
- 世界保健機関(WHO)は本日、世界の自殺予防に関する報告を発表。報告によれば、毎年、80万人以上が自殺している。これは、40秒に1人のペース。9月10日は世界自殺予防デー。
- イラク:WFP、食料支援
- 世界食糧計画(WFP)は本日、プレスリリースを発出し、イラク西部の大半を含む地域への食料物資の搬入を再開した。同地域への食料支援は今年5月以降初めて。対象は76,000人。
2014年09月03日News in Briefから
- 安保理、UNDOF兵士の解放を
- 安保理議長は本日、報道声明を発し、ゴラン高原で武装勢力に拘束された国連兵力引離し監視軍(UNDOF)の兵士45人の即時かつ無条件解放を求めた。
- 平和構築:女性の役割、重要
- ニューヨーク国連本部で本日、平和構築委員会とUN-Womenの共催で、ハイレベル会合が開催された。平和構築委員会の議長を務めるブラジル大使は演説し、平和構築において、女性が重要なパートナーであることを強調した。
- テロ:安保理、首脳会合開催へ
- 今月の安保理議長を務める米国大使は本日、記者会見し、今月25日に外国人テロリストに関する首脳会合を招請することを明らかにした。議長は、オバマ米大統領が務める。
- ニュージーランド:事務総長、訪問
- ニュージーランドを訪問した潘基文事務総長は本日、オークランド大学で講演し、平和維持活動、軍縮、ジェンダー平等、人権など、国連の幅広い活動に対する同国の貢献を称賛した。
- ガザ支援:UNCTAD報告、発表
- 国連貿易開発会議(UNCTAD)は本日、パレスチナの人々への支援について、2014年報告を発表し、最近の危機発生以前から、ガザの経済が7年間にわたる封鎖、そして2008年及び2012年のイスラエルの軍事活動の影響により崩壊状態にあったとの旨を指摘した。
2014年09月02日News in Briefから
- エボラ:誤情報の流布回避を
- ニューヨーク国連本部で本日、エボラ出血熱の対応に関するハイレベル・ブリーフィングが行われた。エリアソン副事務総長は冒頭演説し、加盟国、企業、個人に対し、恐怖心に惑わされることなく、科学的証拠に基づいた対応をするよう訴えた。
- イラク北部:包囲のアメルリ解放
- イラク北部において、「イスラム国」に包囲されたアメルリが解放されたことについて、潘基文事務総長は声明を発し、人道的、人権の危機を回避することができたとの旨を述べ、歓迎の意を表明した。
- インターネット:IGF、開催
- インターネット・ガバナンス・フォーラムの第9回年次会期がトルコのイスタンブールでスタート。会期は4日間。各国政府、政府間機関、民間セクター、技術コミュニティー、市民社会などから、2,500人以上が参加する。
- マリ:平和維持兵、襲撃される
- マリ北部において国連平和維持兵に対する一連の襲撃事件が起きたことについて、潘基文事務総長は声明を発し、これを非難した。また、直近の襲撃事件では、4人の平和維持兵が殺害され、15人が負傷したが、同国政府と国民の支援に向けた国連の決意は揺らぐことがないとの旨を述べた。
- 平和構築支援:事務次長補任命
- 潘基文事務総長は本日、オスカー・フェルナンデス=タランコ(アルゼンチン)を平和構築支援担当事務次長補に任命したことを発表した。同氏は2009年7月から、政治問題局の政治問題担当事務次長補を務めていた。
2014年09月01日News in Briefから
- シリア:難民、3万人超え
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が本日発表したプレスリリースによれば、シリアの治安が悪化するなか、同国から国外に流出した難民は3万人を超えた。また、国内避難民は650万人を記録。
- ウクライナ:市民の死者数増
- 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が本日発表した報告によれば、ウクライナ東部で、紛争両当事者による重火器使用など、戦闘が激化したことにより、市民の死者数が増え、現在、一日に平均36人が死亡している。
- エボラ:6か国、拡散リスク
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、エボラ出血熱の拡散のおそれがある国として、ベナン、ブルキナファソ、コートジボワール、ギニアビサウ、マリ、セネガルの6か国をあげた。
- イエメン:安保理、議長声明
- 安保理は本日、議長声明を発し、イエメンの治安情勢の悪化に深い懸念を表明。ホウシ武装勢力が政府を倒し、同国の政治移行を阻害しようとする行動を活発化させていることを非難した。
- 核実験反対:国際デー
- 8月29日は、核実験に反対する国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、核兵器、核実験のない世界を目指して、国際社会が取組みをあらたにするよう訴えた。
2014年08月28日News in Briefから
- ウクライナ:安保理、緊急会合
- 安保理は本日、ウクライナ情勢に関する緊急会合を開催。潘基文事務総長は声明を発し、同国南東部のロシア国境近くで戦闘が激化していると伝えられることに非常に憂慮しているとの旨を述べ、国際社会に対し、さらなる状況の悪化を防ぐよう訴えた。
- ゴラン高原:PKO要員、拘束
- ゴラン高原に展開する平和維持活動、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の平和維持要員43人が拘束された。潘基文事務総長、安保理はそれぞれ声明を発し、この拘束事件を非難し、それら要員の即時解放を訴えた。
- シリア:人道アクセス、改善
- キュンワ・カン人道問題担当事務次長補は本日、安保理で、シリア情勢を報告。半年ぶりに人道アクセスが改善したが、困窮する人々に対する支援が一層迅速、かつ阻害されずに届くよう、紛争当事者たちが尽力することが必要であるとの旨を述べた。
- エボラ:感染者、2万人超の可能性
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、エボラ出血熱の感染を今後6か月から9か月以内にくい止めることをめざす工程表を発表した。一方で、実際の感染者の人数は現在発表されている数よりはるかに多い可能性があり、今後、2万人を超えることもあり得ると示唆した。
- バリで青少年のインベント
- インドネシアのバリで、青少年に関するイベントが開催された。インドネシア政府と「文明の同盟(UNSOC)」の共催。潘基文事務総長は演説し、平和的で、持続可能な未来を構築するうえで若者が果たす役割を強調した。
2014年08月27日News in Briefから
- シリア:国際調査委、報告
- シリアに関する独立国際調査委員会は本日、最新の報告書を発表し、政府軍と非国家武装勢力による残虐行為が引き続き、人々を苦しめるとともに、暴力を拡散させ、国際の平和と安定に影響を及ぼしているとの旨を述べた。
- ガザ:エジプトから食料搬入
- 世界食糧計画(WFP)の輸送車列はこのたび、7年ぶりに、エジプト国境を越えて、ガザに食料を運び入れた。今回搬入した食料は5日間で15万人に提供するのに十分な量。
- リビア:安保理、情勢報告
- タレク・ミトゥリ事務総長特別代表は本日、安保理で、リビア情勢に関して、退任前最後の報告を行い、空爆や政治的党派間の亀裂により、武力紛争が深刻さを深めており、人々がその被害をもっとも被っているとの旨を述べた。
- イラク:食料援助、70万人超に届く
- 世界食糧計画(WFP)はこのたび、イラクの首都バグダッドの南西に位置するカルバラの避難民に食料援助を届けた。これにより、6月中旬の暴力発生以降、食料援助を受けた人は70万人を超えた。
- DPI/NGO年次会議、開催
- 第65回国連NGO年次会議が本日、開催された。国連広報局(DPI)とNGO執行委員会が共催。テーマは、「2015年を超えて:私たちの行動アジェンダ」。潘基文事務総長はビデオ・メッセージを送り、市民社会が共通の価値のために声をあげ、将来の開発アジェンダに高い関心を示していることに励まされるとの旨を述べた。
2014年08月25日News in Briefから
- エボラ:出入国制限に警鐘
- エボラ出血熱が広がりをみせる西アフリカ諸国への飛行機による出入国に制限が課されている状況について、国連はこのたび、保健衛生担当要員や物資の輸送に支障をもたらし、地域の経済的、外交的孤立につながるとして、警鐘を鳴らした。
- アフガン:大統領選結果、監査
- アフガニスタン大統領選の決選投票の監査について、独立選挙委員会の最初の公式決定が本日、発表された。国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)のキュービス代表は声明を発し、これを歓迎する旨を述べた。
- イラクで、人道に対する罪
- ピレイ人権高等弁務官は本日、報道向けの声明を発し、イラクにおいてイスラム国(ISIL)などが日々、人道に対する罪を犯しているとして、非難した。また、国際社会に対して、犯人が不処罰のまま放置されないことを確実にするよう訴えた。
- ガザ:調査委メンバー任命
- ガザにおける人権侵害を調査する委員会(3人構成)のメンバーについて、人権理事会は本日、最後の残る一人を任命した。この委員会は人権理事会が7月23日に設置し、その後、8月11日に他の2人の委員はすでに任命されていた。
- 小島嶼国会議:iTunes、国連と協力
- 第3回小島嶼開発途上国会議が9月1日―5日にサモアで開催されるのを前に、iTunesはこのたび、国連と協力し、特集ホームページをつくった。小島嶼国で生まれ育ったアーティストたちの音楽をフィーチャーする。
2014年08月22日News in Briefから
- ウクライナ:当事者は自制を
- 人道物資を載せたロシアの輸送車列がウクライナ政府の許可を得ずに国境を通過したと伝えられることを受けて、潘基文事務総長は声明を発し、人道物資が困窮する人々に届けられるために、すべての当事者が協力するよう促した。
- ガザ:事務総長、一連の電話会談
- 今週のガザ停戦崩壊後、潘基文事務総長はパレスチナ自治政府のアッバス議長、エジプトのショクリ外相、米国のケリー国務長官、カタールのアルタニ首長、トルコのエルドアン次期大統領と一連の電話会談を行い、当事者を持続的和平に誘導し、停戦交渉に戻す必要などについて話し合った。
- エボラ:国連調整官、リベリア訪問
- デビッド・ナバロ国連システム調整官はエボラ出血熱が広まる西アフリカを訪問。最初の訪問先はリベリア。本日、2日間にわたる訪問を終えるにあたり、首都モンロビアで記者会見し、国連がエボラとの闘いに対する支援を大きく拡充する方策を検討しているとの旨を述べた。
- イラク:スンニ派モスク襲撃
- イラク西部でスンニ派のモスクが襲撃された。潘基文事務総長はこの襲撃事件を最も強い調子で非難し、同国のすべての当局の人々に対し、事件が適切に調査され、犯人が逮捕され、裁判にかけられることを確保するよう求めた。
- シリア:19万1千人、殺害
- 国連人権高等弁務官事務所はこのたび、シリアに関する第3回報告を発表し、2011年3月から2014年4月までに明らかに殺害された人が19万1,369人いることを示した。ピレイ人権高等弁務官は声明を発し、国際社会が殺害者、破壊者などが同国を打ち砕くことを止められなかったと非難した。
2014年08月21日News in Briefから
- 紛争予防:安保理、決議
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、武力紛争の予防について、国連の実効性を高める決意を表明した。また、包括的な紛争予防戦略として、早期警戒、予防外交、仲介、予防展開、平和維持活動、実際的な軍縮などが含まれることを確認した。
- エボラ:調整官、地域訪問
- デビッド・ナバロ国連システム調整官がエボラ出血熱の広まる国々への訪問を開始。本日、リベリアの首都モンロビアに到着した。一方、世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は医学雑誌The New England Journal of Medicine(NEJM)に寄稿し、人道的な世界であれば、西アフリカの人々が異常な規模で苦しんでいる状況を放置できないはずだとの旨訴えた。
- ガザ:多数の子供が犠牲に
- ユニセフの駐ガザ事務所代表、パニル・アイアンサイド氏は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、この2日間で、パレスチナ人の子供9人が殺され、7月初旬から殺害された人数は合計で469人となったと述べた。
- 小島嶼国会議、9月1日から
- 第3回小島嶼開発途上国会議が9月1日―4日、サモアの首都アピアで開催される。会議の事務局長を務めるWu Hongbo氏はアピアに発つ前に、ニューヨークで記者会見。会議において、300を超えるマルティ・ステークホルダー・パートナーシップの取り組みが発表されるとの旨を述べた。
2014年08月20日News in Briefから
- エボラ:国連システム調整官任命
- 潘基文事務総長はこのたび、西アフリカに広がるエボラ出血熱への国連システム全体の対応を図るため、英国人の公衆衛生専門家、デビッド・ナバロ博士(Dr. David Nabarro)を国連システム調整官に任命した。
- ガザ:戦闘再開
- 潘基文事務総長は本日、声明を発し、ガザでの戦闘再開に深い失意を表明し、紛争当事者に対し、根底に横たわる問題の解決につながる持続的な停戦について、速やかに理解を図るよう促した。
- イラク北部で大規模援助
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の輸送飛行機が本日、イラクのクルド人自治区、アルビルに到着。およそ10年ぶりの規模の大きい緊急援助物資100トンを空輸、搬入した。
- ナイジェリア:女子生徒の尊厳を
- 国連人口基金(UNFPA)の駐ナイジェリア代表は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、ボコハラムに誘拐されたナイジェリアの女子生徒たちについて、帰還した際にはその尊厳を回復しなければならないとの旨を訴えた。
- シリア:化学兵器原料廃棄
- シリアが保有を申告した化学兵器原料がこのたび、米艦船ケイプ・レイ上で廃棄された。潘基文事務総長は国際社会の取り組みにおける著しい成果であると述べ、歓迎の意を表明。
2014年08月19日News in Briefから
- 8月19日は世界人道デー
- 毎年8月19日は、世界人道デー。2003年に起こったバグダッドの国連施設に対するテロ襲撃事件を記念し、世界各地で人道援助活動に従事する人々に敬意を表する日。ニューヨーク国連本部では、殉職した援助要員を弔う献花式典が催された。
- イラク:最大規模の避難民援助
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は現在、イラクの情勢悪化に対応し、家を追われた約50万人の避難民の生活条件を改善するため、最大規模の人道援助を開始している。
- 人道活動家の保護:安保理、会合
- エリアソン副事務総長は本日、安保理で、武力紛争における人道活動家の保護に関するブリーフィングを行った。人道活動家に対する襲撃事件が増えている現状について報告し、安保理が優先的にとるべき4つの行動を示した。
- エチオピア、アフリカで最多の難民
- UNHCRによれば、7月末現在、南スーダンの紛争を逃れる62万9,000人の難民がエチオピアに避難。エチオピアは現在、ケニアを抜いて、アフリカで最大の難民受け入れ国となった。
- エボラ:一部で明るい兆し
- 昨年12月にエボラ出血熱の感染が初めて確認されたナイジェリアとギニアにおいて、明るい兆しがみられる一方で、世界保健機関(WHO)は本日、リベリアの首都モンロビアの状況に憂慮を表明した。
2014年08月18日News in Briefから
- リビア西部に援助物資搬送
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、初めて、チュニジアからリビア西部への援助物資搬送を開始した。同国の首都トリポリで数週間続く戦闘から避難する万単位の人びとを対象とする。
- MDGs:達成期限まで500日
- ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限まで500日。本日、ニューヨーク国連本部で、特別イベントが催された。潘基文事務総長は演説し、若者たちの発案が重要であるとの旨を訴えた。
- ウクライナ:避難民への襲撃
- 潘基文事務総長は本日、ウクライナ東部のルガンスクの戦闘を逃れ避難しようとする国内避難民が襲撃されたことに深い憂慮を表明。すべての当事者に対し、難民/避難民の地位に関する規則を尊重するよう促した。
- 米ミズーリ州で抗議デモ
- 米国ミズーリ州で、18歳の黒人少年が白人警官に射殺された事件に抗議するデモが起こるなか、潘基文事務総長は本日、すべての当事者が自制し、当局が平和的集会の権利を尊重するよう促した。
- ソマリランド:和平支援拡大へ
- ニコラス・ケイ事務総長特別代表(兼UNSOM代表)はソマリランドを訪れ、国連が和平と進展のための支援を拡大する旨を約束した。ソマリランドは1991年、独立を自ら宣言した。
2014年08月15日News in Briefから
- イラク/シリア:安保理、決議採択
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、イスラム国(ISIL)やアルヌスラ戦線がイラクとシリアでテロ行為を続けていることを非難し、6人の個人をアルカイダ制裁リストに追加した。
- エボラ:被害、過小評価
- 世界保健機関(WHO)によれば、西アフリカ現地で働く保健衛生職員たちは、これまでに報告されているエボラ出血熱の感染者や死者の数は被害の規模を過小評価していることを示す証拠を目の当たりにしている。
- ウクライナ:保健衛生への対応
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、ウクライナ東部で紛争の影響を受ける400万人の保健衛生アクセスを回復すべく、1400万ドルの人道対応プランを発表し、ドナーに対し、資金拠出を訴えた。
- 南スーダン:ベンティウで暴力
- 南スーダンのベンティウで今朝、武力衝突が発生し、340人の市民が最寄りの空港への避難を余儀なくされている。同国に展開する平和維持活動、UNMISSはプレスリリースを発し、この暴力発生を非難した。
- スーダン:政治犯の即時解放を
- スーダンの人権状況に関する独立専門家、アデバヨ・バデリン氏は本日、スーダンの政治活動家の逮捕、科刑を非難し、同国政府に対し、内包的な国内対話を可能にすべく、全ての政治犯の解放を求める訴えを繰り返した。
2014年08月14日News in Briefから
- イラク:国連、レベル3の緊急事態と宣言
- 国連は、イラクの人道危機を、最も緊急度が高いレベル3の緊急事態と位置づけた。強制的な立ち退きを余儀なくされている人々への、さらなる資源の供給と迅速な支援を訴えている。
- エボラ熱:飛行機への搭乗による感染、可能性低い
- 世界保健機関(WHO)は、飛行機への搭乗によるエボラ熱に感染する可能性は低いと主張した。航空会社に対して西アフリカへの空輸送の継続を呼びかけ、感染拡大への懸念の沈静化を図っている。
- 防災グローバルキャンペーン:参加都市数、2000に達成
- 国連国際防災戦略事務局(UNISDR)による、災害に強い都市建設を目指すキャンペーン、「Making Cities Resilient」の参加数が、世界中で2000都市に上った。このキャンペーンを通して、各国の地方自治体に対し、災害リスクマネジメントと開発プロセスの統合を呼びかけている。
- ガザ停戦:人命救援物資の供給と被害調査行われる
- ガザでの停戦が8月18日の深夜まで延長されたことを受け、国連は人命救援物資を搬送し、破壊された地区でのニーズを調査するとともに、インフラや衛生環境の修繕も行った。
- 事務総長、ウクライナの首相と電話会談
- 潘基文事務総長は、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ首相と電話会談を行い、危機に瀕している同国に対して、拡大する懸念を表明するとともに、平和的解決に向けた政治的、外交的な尽力を繰り返し訴えた。
2014年08月13日News in Briefから
- イラク:「野蛮な」性的暴力がイスラム過激派に引き起こされている
- 国連高官2名は本日、イスラム過激派による市民への性的暴力を「野蛮な」行為として最も強い言葉で非難し、市民の緊急保護を呼びかけた。性的暴力の被害者の多くは女性と子どもで、宗教的マイノリティは強制的に性的奴隷にされている。
- ソマリア:安保理、政治改革を支持
- 国連安全保障理事会の代表者たちは、ソマリアを訪問した。ソマリアの平和と安定の進展を視察すると共に、持続的な平和に向けた連邦政府の政治改革を支持すると表明。早期の独立選挙委員会の成立を訴えた。
- エボラ熱:100万人以上に影響
- エボラウィルスに汚染されたギニア、リベリア、およびシエラレオネの国境付近では100万人以上が病気の影響を受けている。潘基文事務総長は、エボラ出血熱の感染拡大に歯止めをかけるために、全国連諸機関に世界保健機関(WHO)を援助するよう訴えた。
- イラク:安保理、首相任命を歓迎
- 国連安全保障理事会は、マスーム大統領がハイダル・アバディ氏を首相に任命したこと歓迎すると述べた。アバディ首相の任命は包括的な政府の樹立につながる大きな一歩で、引き続き憲法を尊重するよう全政党に促した。
- 気候変動への適応、サハラ以南のアフリカの暮らしを向上
- 国連環境計画(UNEP)によると、気候変動への適応に投資すると、アフリカの65%の人々暮らしの向上につながる。気候変動への適応策を国家開発計画に融合させることで、環境にやさしい開発および貧困削減を実現できる。
2014年08月12日News in Briefから
- 南スーダン:安保理、制裁を警告
- 国連安全保障理事会は、南スーダンで継続中の和平交渉を弱体化させる者には制裁措置を取る準備がある、との警告を行った。内紛によって既に150万人が住居を追われ、700万人以上が飢えと病気の危機にさらされている。
- イラク:事務総長、市民への支援を訴え
- 潘基文事務総長は国際社会に向け、イラク市民保護のため、さらに多くの支援を呼びかけた。イスラム過激派による脅威から憎悪と蛮行が広がりを見せていることを懸念して、新政府の早期樹立を強く訴えた。
- エボラ熱:試験薬の使用承認
- 世界保健機関(WHO)は、エボラ出血熱の試験薬使用の倫理性について専門家らによる緊急協議を行った。史上類を見ない感染拡大に歯止めをかけるには、試験薬の使用に倫理性があると全会一致で合意し、使用が承認された。
- 国際青少年デー:こころの健康を
- 8月12日は国際青少年デー。今年のテーマは「こころの健康は大切だ」。世界の青少年の5人に1人がこころの健康に関して問題を抱えていることから、潘基文事務総長は、青少年へのサポートの大切さを訴えた。
- ガザ:崩壊寸前の医療施設に緊急支援を
- 何週間もの激しい戦闘により、ガザ地区の医療施設は崩壊寸前にある。現地を視察した世界保健機関(WHO)の地中海東部担当官は、インフラ再建と医療システム維持のため、緊急な支援を国際社会に求めた。
2014年08月11日News in Briefから
- ガザ:国連人権理事会、調査委員を任命
- 国連人権理事会は、ガザでの国際人道法・国際人権法違反を調査するため、独立調査委員会に新たに3名の委員を任命した。同委員会はガザでの人権侵害状況を把握すると共に、市民保護の勧告を行う。
- イラク:事務総長、憲法尊重を促す
- 緊迫した情勢が続くイラクで、潘基文事務総長は、マスーム大統領がハイダル・アバディ氏を新首相に指名したことに対し、支持を表明した。イラク憲法に基づき、早期の閣僚編制および挙国一致の政権作りの重要性を訴えた。
- エボラ熱:試験薬の倫理性
- 世界保健機関(WHO)は、倫理学者と科学者を集めて会議を行い、エボラ出血熱治療に使う試験薬の倫理性について議論した。薬の安全性、および、使用する場合には、限られた量の薬をどのように配分するのかが課題になっている。
- 国連史上初の女性軍事司令官、就任
- ノルウェー出身のクリスティン・ルンド陸軍少将が、国連史上初の女性司令官として、国連キプロス平和維持軍(UNFICYP)の軍事部門司令官に就任した。今年3月に派遣50周年を迎えたUNFICYPは、1964年に発生したギリシア系住民とトルコ系住民による流血の状態に対応するため設置された。
- 8月19日の世界人道デーに向けて
- 世界人道デーは、世界の人道問題に焦点を当て、被災地で緊急人道支援に携わる人々に心を寄せる日。ガザや南スーダンの状況を踏まえると、かつてないほどに多くの人々が人道支援を必要としている。今年のテーマは「Humanitarian Heroes」。
2014年08月08日News in Briefから
- イラク:市民の保護、人道援助を
- 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、ISIL 支配下にあるイラク北部の市民の保護と迅速な人道援助を国際社会に呼びかけた。特に脆弱な立場にあるマイノリティや女性、および子どもたちへの人権侵害が懸念されている。
- エボラ熱:地球規模の公衆衛生緊急事態
- 世界保健機関(WHO)は西アフリカ諸国で広がるエボラ出血熱を地球規模の「公衆衛生緊急事態」と宣言した。感染を広げないためには、発症国での封じ込めが重要だと訴えた。
- ガザ:事務総長、停戦と和平交渉を訴え
- ガザでの紛争が再開し、人道危機が拡大している。潘基文事務総長はイスラエル、パレスチナの両当事者に対し、直ちに停戦すると共に、カイロでの和平交渉を継続するよう訴えた。
- 南スーダン:安保理、政敵同士の対話を促す
- 国連安全保障理事会は、南スーダンでの治安状況の悪化と迫り来る人道危機に懸念を表明。暫定政権設立に向けて、サルバ・キール大統領と敵対関係にあるマシャル前副大統領との対話を促した。
- アフガン大統領選:政治的合意
- 国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は、大統領候補者の両者が統一政府の樹立に合意したと発表した。今回の大統領決戦投票の監査プロセスは、国連が今までに行った最大規模の監査となった。
2014年08月07日News in Briefから
- イラク:事務総長、支援訴え
- ISILが引き続き、イラク北部を支配下に置き、国連は脆弱な民族的・宗教的マイノリティの避難民に人道援助を開始している。潘基文事務総長は国際社会に対し、イラクの政府を支援し、被害を受ける人々の苦しみを緩和するよう訴えた。
- ガザ:国連、半旗掲げる
- ニューヨーク国連本部において本日、ガザで7月8日の紛争開始以降に死亡した国連職員たちを弔って、半旗が掲げられた。UNRWAのクレヘンビュール事務局長は昨日、国連総会で、非公式ブリーフィングを行い、多くの共感と支援が寄せられていることに感動を覚えるとの旨を述べた。
- カンボジア:特別法廷、有罪判決
- カンボジア特別法廷(ECCC)このたび、同国の元クメールルージュの指導部2人を人道に対する罪で、有罪判決を下し、終身刑を科した。潘基文事務総長は声明を発し、この判決日が同国の国民と国際刑事司法にとって画期的な日であると述べた。
- コンゴ:安保理、情勢報告
- コブラー事務総長特別代表は本日、安保理で、コンゴ民主共和国に関する情勢報告を行い、過去一年間で、同国の治安情勢は改善したが、依然として、脆弱であるとの旨を述べた。
- 世界の食料価格、下降
- 国連食糧農業機関(FAO)の食料価格指標によれば、今年7月、世界の食料価格は4か月連続で下降した。同指標は55の食料品の国際的な価格について毎月の変化を追うもので、7月は6月に比べて、2.1%下降した。
2014年08月06日News in Briefから
- ガザ:国連総会、非公式会合
- 国連総会は本日、ガザの紛争に関する非公式会合を開催。潘基文事務総長は席上演説し、和平努力への国連の支援継続を誓うとともに、ガザ、西岸、イスラエルでの苦難の循環に終止符が打たれるよう訴えた。
- エボラ熱:死者、900人超
- 世界保健機関(WHO)は本日、ジュネーブで、西アフリカ諸国でのエボラ出血熱の蔓延について、医療保険専門家たちの国際緊急会合を開始した。8月4日現在、同疾病の死者数は932人。
- 広島原爆忌:核兵器のない世界を
- 第69回広島原爆忌。潘基文事務総長は平和記念式典にメッセージを寄せ、悲惨な過去の記憶を核兵器のない未来というビジョンに結びつけることが大切であるとの旨を訴えた。
- 南スーダン:安保理、情勢報告
- ミュレ平和維持活動担当事務次長補は本日、安保理で、南スーダンの情勢に関する報告を行った。独立から3年たって、同国が危機的な人道状況に瀕しているとの旨を述べた。
- イラク:新政権の樹立を
- ムラデノフ事務総長特別代表は本日、イラクの政治指導層に対し、困難な課題に立ち向かうため、対立を乗り越え、一致団結して内包的な政府をつくるよう訴えた。
2014年08月04日News in Briefから
- ガザ:7時間の停戦
- イスラエルがこのたび、ガザにおける7時間の停戦を宣言。国連とパートナー組織は現在、停戦を利用し、約27万人の避難所となっている学校やその他の施設に人道物資を補給している。
- アフガン大統領選:投票箱検査
- アフガニスタンで先日実施された大統領選決選投票について、独立選挙監視委員会は現在、千単位の投票箱の検査プロセスを進めている。UNAMAは声明を発して、検査が遅滞なく完了するよう、当事者の全面的なコミットメントを求めた。
- リビア:新国会、開幕
- リビアで、新しい国会が初めて、開幕した。UNSMILは声明を発し、国会議員たちに対し、トリポリやベンガジで続く戦闘から脱けだし、内包的な政治対話を創出するよう訴えた。
- エボラ熱:医者、看護師を
- 世界保健機関(WHO)は本日、アピールを発し、西アフリカ諸国で広がるエボラ出血熱への対応のために、医者や看護師などが百人単位で緊急に必要とされていると訴えた。
- ハムレット:国連本部で上演
- シェークスピアの生誕450周年を記念して、8月に安保理議長を務める英国の常駐代表部は本日、ニューヨーク国連本部で、「ハムレット」短縮版の上演を催した。グローブ・シアター・カンパニー(ロンドン)が上演。
2014年08月01日News in Briefから
- ガザ:人道停戦、崩壊
- ガザの人道停戦が崩壊。ハマスによる停戦違反が伝えられたことについて、潘基文事務総長は強く非難するとともに、イスラエルの攻撃再開により70人以上のパレスチナ人が死亡したことに深い憂慮を表明した。
- エボラ熱:1億ドルの対応プラン
- 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は本日、ギニアの首都コナクリで、西アフリカ地域のエボラ出血熱を統制すべく、1億ドル相当の対応プランをローンチした。
- ミャンマー:子供兵士、解放
- ミャンマー政府はこのたび、同国軍隊から、十人単位の子供や青年兵士を除籍し、解放した。子供と武力紛争担当事務総長特別代表の事務所によれば、今週、91人が首都ヤンゴンに到着し、数年ぶりに家族と面会した。
- ウガンダ:同性愛禁止法、無効に
- ウガンダの憲法裁判所がこのたび、同性愛禁止法について、定足数を満たさず可決されたとして、その無効化を宣言。潘基文事務総長は歓迎の意を表明した。
- イラク:市民の保護を
- 今年7月、イラクでは1,200人以上の市民が殺害され、1,500人が負傷した。ラデノフ事務総長特別代表はニュースリリースを発し、戦闘が続くなかで、市民の保護のための一層の努力の必要を訴えた。
2014年07月31日News in Briefから
- ガザ:72時間停戦、合意成立
- ガザにおける紛争を72時間停止させることにすべての当事者が合意した。潘基文事務総長とジョン・ケリー米国務長官が木曜日、明らかにした。停戦の開始日時は、8月1日(金)の午前8時(現地時間)。
- 南スーダン:食料不足、深刻に
- 国連食糧農業機関(FAO)は本日、ニュースリリースを発出し、南スーダンにおける食料支援のための資金が枯渇し、食料不足が深刻化し続けていることに警告を発した。
- 民間航空機:紛争地域飛行リスク
- 国際民間航空機関(ICAO)と、国際航空輸送協会(IATA)などのパートナー組織は今週、カナダのモントリオールで特別会議を開催し、紛争地域上空を飛行する民間航空機のリスクを軽減するためのタスクフォースを設置した。
- イラク:市民への援助アクセスを
- バドコック事務総長副特別代表は本日、イラクで高まる暴力と不穏情勢、そして市民への影響に懸念を表明し、援助を必要とする人々への即時かつ安全なアクセスの確保を訴えた。
- LDC:ベナンで閣僚会議
- ベナンのコトヌーで4日間にわたって開催された後発開発途上国(LDC)の生産力の構築のための新しいパートナーシップに関する閣僚会議が本日、閉幕した。現在、世界の48か国がLDCに認定されている。
2014年07月30日
- ガザ:UNRWA学校、襲撃される
- ガザにおいて今朝、パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の運営する学校が襲撃された。潘基文事務総長は本日、一般市民を標的とした襲撃事件を強く非難した。
- 西アフリカ:エボラ熱蔓延
- 西アフリカでエボラ出血熱が蔓延するなか、世界保健機関(WHO)は本日、ツイッターを通じて、旅行者はエボラ出血熱について認識しているべきだが、発症した人に触れない限り、感染はしないとの旨を述べた。
- シリア:安保理、情勢報告
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、ビデオ会議を通じ、安保理に対して、シリアの人道状況についてブリーフィングを行った。すべての当事者による市民に対する攻撃と人権侵害が最も基本的な人道法の原則に著しく違反し続けているとの旨訴えた。
- コスタリカ:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長は本日、コスタリカを初めて訪問した。米州人権裁判所での演説前、記者団に対し、同国が持続可能な開発、人権保護の促進において模範国であるとの旨を述べ、称賛した。
- 7月30日は人身取引反対世界デー
- 7月30日は、人身取引反対世界デー。昨年12月18日に、国連総会が決議を採択し、この国際デーを宣言した。潘基文事務総長はメッセ―ジを発し、各国に対し、越境組織犯罪禁止条約および人身取引に関する議定書に署名、批准するよう訴えた。
2014年07月28日News in Briefから
- ガザ:即時に無条件停戦を
- 6日間の中東訪問から戻った、潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、イスラエル、パレスチナの両当事者に対し、即時かつ無条件停戦に合意し、ガザに対する緊急人道援助を可能にするよう訴えた。
- ウクライナ:人権状況報告
- ピレイ人権高等弁務官は本日、3月中旬にウクライナに置かれた国連人権監視ミッションの報告を発表した。報告対象期間は6月8日から7月15日。7月17日のマレーシア航空機の墜落事件についてはカバーしていないが、弁務官は報告発表にあたって、同航空機の撃墜は戦争犯罪にあたる可能性があるとの旨を述べた。
- 7月28日は、世界肝炎デー
- 毎年7月28日は、世界肝炎デー。毎年、140万人が肝炎のために死亡している現状に鑑みて、世界保健機関(WHO)は各国に対し、同疾病の予防、診断、治療のための努力を拡大するよう訴えた。
- 地域協力:安保理、討論
- 安保理、平和維持活動に関する公開討論。全会一致で採択された決議は、国連と、アフリカ連合(AU)などの地域機関との協力を強化するために実効的な措置を講じる決意を表明した。
- LDC、生産性の強化を
- ベナンのコトヌーで本日、後発開発途上国における生産的能力構築のための新しいパートナーシップに関する閣僚会議が開幕。会期は4日間。世界の48か国の後発開発途上国(LDC)の生産性を高めるための方策について討議する。
2014年07月25日News in Briefから
- ガザ:7日間の停戦を
- 国連およびパートナーはイスラエルとパレスチナに対し、7日間の人道停戦を呼びかけた。潘基文事務総長は本日、カイロで記者会見し、戦闘の即時停止、対話開始、危機の根本的原因への取り組みをあらためて求めた。
- イラク:少数者の人権侵害
- イラクに関する2つの人権特別手続(少数者、国内避難民)のマンデートホルダーは本日、共同声明を発し、同国の民族的、宗教的少数者が紛争の最大の犠牲者になっているとの旨を述べた。
- 南スーダン:飢餓のおそれ
- 世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長とユニセフのレイク事務局長はそれぞれ、南スーダンにおける飢餓がおそれに警告を発し、子供たちを死なせないように迅速に行動するよう訴えた。
- シリア:武器供与停止を
- シリアに関する独立国際調査委員会のピンヘイロ委員長は本日、UNラジオのインタビューで、国連加盟国に対し、人権侵害が続くシリアの双方の紛争当事者に対し、武器を供与しないよう訴えた。
- ガザ:UNRWA、現地で活動
- 潘基文事務総長は本日、スカイプを通じて、紛争が続くガザの14万人を超える避難民のために現地で働くUNRWA職員と交信し、励ました。前日には、UNRWAの運営する学校が襲撃され、多くの死傷者がでた。
2014年07月24日News in Briefから
- ガザ:UNRWA学校、襲撃
- ガザにおいて、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の運営する学校が襲撃され、女性や子供を含めて、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、犠牲者に哀悼の意を示すとともに、この襲撃事件を強く非難した。
- イラク:事務総長、訪問
- イラク訪問中の潘基文事務総長は本日、マリキ首相と会談。会談後、記者会見し、同国が分裂を乗り越え、平和的で繁栄した国家を築くことができるよう、国連として全面的に支援するとの旨を述べた。
- 人間開発報告ローンチ、東京で
- 国連開発計画(UNDP)は本日、東京で、2014年の人間開発報告をローンチした。今年の報告書の副題は、「人々が進歩し続けるために:脆弱を脱し強靭な社会をつくる」。
- 中央ア:停戦合意、署名
- 中央アフリカ共和国の紛争当事者たちが昨日、コンゴ共和国の首都ブラザビルで停戦合意に署名した。安保理は報道声明を発し、停戦合意を歓迎し、すべての当事者に対し、合意の即時履行を求めた。
- 欧州をめざし海で死亡する難民
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、欧州諸国に対し、欧州大陸をめざす途中で難民や移民が死亡するのをくい止めるために、緊急行動をとるよう求めた。UNHCRによれば、この10日間で、地中海を渡って欧州をめざす260人が死亡したり、行方不明になったりした。
2014年07月23日News in Briefから
- ガザ:人権理事会、緊急会合
- 人権理事会は本日、緊急会合を開催し、決議を賛成29、反対1(米国)、棄権17で採択し、東エルサレムを含めた、イスラエルが占領するパレスチナ地域における人権侵害に関する独立調査を開始することを決めた。
- イラク:安保理、情勢報告聴取
- イラクに展開するUNAMIを率いるムラデノフ代表は本日、首都バグダッドから、ビデオ会議形式で、安保理に対して、同国の情勢を報告した。イスラム勢力がすべての敵対行為を停止すること、テロ行為に責任を有する者が逮捕され、裁判にかけられることを求めた。
- エチオピア:南スーダン難民流入
- エチオピア訪問から戻ったOCHAのギング部長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、南スーダンの人道情勢が現在、世界で最も急激に悪化しているとし、同国から大量の難民を受け入れるエチオピアを支援するための資金提供を求める緊急アピールを発した。
- 事務総長、エルサレムで会談
- 潘基文事務総長は本日、エルサレムで、イスラエルのペレス大統領とリーバーマン外相、米国のケリー国務長官と会談。ガザの危機が16日目に突入するなか、即時停戦を求めた。
- サヘルとアフリカの角への援助拡大
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、声明を発し、世界で最も蔑にされた地域である、サヘル、アフリカの角に対する援助を拡大するため、国連中央緊急対応基金(CERF)から、7,500万ドルを使うことを決めたことを明らかにした。
2014年07月22日News in Briefから
- 中東:事務総長、訪問
- 中東地域を訪問中の潘基文事務総長は本日、テルアビブで、イスラエルのネタニヤフ首相と共同記者会見に臨み、イスラエル、パレスチナの双方に対し、紛争の停止、交渉の再開、紛争の根本的原因への取り組みを求めた。
- 女性器切除、児童婚の停止を
- ユニセフはこのたび、女性器切除(FGM)と児童婚に関するデータを発表。世界各地の百万人単位の女児を苦しめる慣行を終わらせるための緊急行動の必要性を訴える。
- 中央ア:難民支援金増加を
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、中央アフリカ共和国から暴力を逃れて流出する難民を受け入れる近隣諸国に対する支援金を増加するよう訴えた。
- 中東:ポリオから子供保護を
- 中東地域で最大規模のポリオ予防接種キャンペーンの第1フェーズが終了した。ユニセフと世界保健機関(WHO)は本日、アクセスが困難な場所の子供たちの予防接種ができなければ、感染者数は増え続けるだろうと警告を発した。
- 人道物資空輸、増加
- 2014年前半の半年間に国際紛争が激化したことにより、世界食糧計画(WFP)が空輸した人道物資の量は昨年同時期に比べると、50倍増加した。
2014年07月21日News in Briefから
- ガザ:UNRWA、緊急アピール
- 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はこのたび、ガザの人道ニーズに対応すべく、6,000万ドルの資金を求める緊急アピールを発した。また、ガザの人々に人道物資を運ぶための特別機が日曜日、ドバイを出発し、本日、ドバイの国際空港に到着した。
- ウクライナ:安保理、決議採択
- ウクライナ東部でマレーシア航空機が墜落した事件について、安保理は決議を全会一致で採択し、国際的な調査を求めるとともに、武装勢力が墜落現場への無制限のアクセスを認めるよう要求した。
- ガザ:事務総長、流血の停止訴え
- 潘基文事務総長は本日、訪問中のエジプトで、ショクリ外相と共同記者会見し、ガザとイスラエルにおける流血の停止のため、全当事者が集団的な国際努力を行うよう訴えた。
- コンゴ:子供兵士の徴用、続く
- ゼルギー事務総長特別代表(子供と武力紛争担当)が本日、子供と武力紛争に関する安保理・作業部会でブリーフィング。2010年から2013年にかけて、コンゴ民主共和国において、武装勢力が引き続き、児童兵士を徴用しているとし、その大きな原因は不処罰であるとの旨を報告した。
- エボラ熱、オオコウモリに注意
- 国連食糧農業機関(FAO)は現在、西アフリカ地域の農村部に住む人々に対して、エボラ出血熱に関する認識を向上させるべく、努力を拡大するよう訴えている。オオコウモリなど、ある特定の野生生物を食することにより感染するリスクにも警告を発している。
2014年07月17日News in Briefから
- ガザ:非軍事解決を
- イスラエルがガザへの地上侵攻を開始。潘基文事務総長は、地域、世界の指導者、自身の訴えにもかかわらず、地上侵攻が始まり、危機が深まったことに遺憾の意を表明。紛争の非軍事解決を訴えた。
- ウクライナ:航空機、墜落
- ウクライナで、295人を乗せたマレーシア航空機が本日、墜落。潘基文事務総長はニューヨーク国連本部で行った記者会見で、犠牲者の家族に深い哀悼の意を示すとともに、墜落原因の完全な究明を求めた。
- シリア:暴力終結に全力で
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で、新たにシリア担当特使に任命したデ・ミストゥーラ氏、そしてラムジー副特使との写真撮影の際、シリアの流血を終わらせるために努力を惜しまないとの旨を述べた。
- 7月18日は、マンデラ・デー
- 毎年7月18日は、ネルソン・マンデラ国際デー。潘基文事務総長はこの日、自ら、南アフリカの故ネルソン・マンデラ氏が人権と社会的正義との闘いに捧げた67年間を想起し、この日、世界の人々との連帯を示すため、67分間を使って行動する。
- 太湖地域:新しい特使任命
- 潘基文事務総長はこのたび、メアリー・ロビンソン氏の後任として、アフリカ太湖地域の新たな特使に、アルジェリアのサイド・ジニト氏(Said Djinnit)を任命した。
2014年07月16日News in Briefから
- ガザ:イスラエル、人道停戦に合意
- ロバート・セリー中東和平プロセス特別調整官は本日、声明を発し、イスラエルがガザにおいて、明日午前10時から午後3時まで、5時間の人道停戦に合意したことを明らかにするとともに、ハマスに対し、ガザの人々の利益のために、この一時的な停戦を尊重するよう訴えた。
- ドミニカ:事務総長、初訪問
- 潘基文事務総長はこのたび、ドミニカ共和国を初訪問。同国の政府と国民、特に、コレラの影響を受ける人々に対する国連の強い連帯を表明するとともに、2010年の大地震以降の進捗状況と課題を把握する。
- エイズ:国連報告、死者減少
- 国連エイズ合同計画(UNAIDS)がこのたび発表した報告書によれば、エイズ関連の死者数が減少傾向を見せている。しかし、世界の3,500万人の感染者のうち1,900万人は自らの感染の状態を認識しておらず、対策が求められる。
- スーダン/南スーダン:人道状況悪化
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、安保理で、スーダン、南スーダン両国の情勢を報告。人道情勢が悪化していることについて警告し、安保理が緊急に行動をとるよう促した。
- 子供移民の人権保護を
- ホンジュラスの首都テグシガルパで、保護者を伴わない子供移民に関する国際会議が開始。会期は2日間。潘基文事務総長はメッセージを送り、中米から他国へ流出する保護者を伴わない子供移民の緊急な人道状況に深い憂慮を表明し、各国政府に対し、それら子供たちの尊厳と人権を保護するよう訴えた。
2014年07月15日News in Briefから
- ガザ地区:甚大な被害
- 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のマシャシャ報道官は本日、ジュネーブで記者団に対し、ガザにおいて続くパレスチナとイスラエルとの戦闘による人的喪失と損壊が甚大であり、1時間毎に被害が増えているとの旨を訴えた。
- アフガン:市民に対する襲撃
- アフガニスタンの首都カブールとパクティカ州でそれぞれ、テロ襲撃事件が起こり、市民に多数の死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、これら襲撃事件を強く非難した。
- ハイチ:事務総長、訪問
- ハイチ訪問中の潘基文事務総長は首都ポルトープランスの警察学校で演説し、新規に採用された警官や研修生、そして法の支配強化のための努力について、同国の骨格をなすものだとの旨を述べ、称賛した。
- 安保理:平和構築、討議
- 平和構築委員会の委員長を務めるブラジルのパトリオタ大使が本日、安保理で活動報告を行い、中央アフリカ共和国と南スーダンの最近の危機事態について、紛争への逆戻りを防ぐ努力やツールが依然として不十分であることを再認識させるとの旨を述べた。
- イエメン:食料入手、困難
- 世界食糧計画(WFP)とユニセフが発表した「包括的食糧安全保障調査報告」によれば、イエメンにおいて、人口の4割、1,000万人が食料を入手することが難しい状況にある。
2014年07月14日News in Briefから
- ハイチ:衛生に新たな取組
- ハイチを訪れた潘基文事務総長は本日、”Total Sanitation Campaign”と銘打った、農村地域の衛生を改善し、コレラ禍を終わらせるための新たな取り組みをローンチした。
- シリア:安保理、人道支援決議
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、人道援助機関が紛争ライン沿いのルートおよび追加的な4つの国境(バブ・アル=サラム、バブ・アル=ハワ、アル・ヤルビヤ、アル・ラムサ)を使って、アクセスが困難な場所に支援搬送を行うことを承認した。
- ガザ:静穏と停戦を
- ガザ地区において、少なくとも174人が死亡し、1,100人以上が負傷したと伝えられるなか、占領されたパレスチナ地域を担当するロウリー人道調整官は本日、クレヘンビュールUNRWA事務局長とともに、静穏の即時回復と停戦を求めた。
- リビア:市民への暴力激化
- 潘基文事務総長は本日、声明を発し、リビアの首都トリポリにおいて、一般市民に対する暴力が劇的に増加していることに深い憂慮を示し、戦闘の停止とすべてのアクターの対話の緊急性を訴えた。
- レバノン:難民危機、深まる
- ロス・マウンテン人道調整官(レバノン担当)は本日、ジュネーブで記者会見し、シリアの紛争、イラクとガザの騒乱による同国の難民数の増加がレバノンに影響を及ぼすことに警告を発した。
2014年07月11日News in Briefから
- ガザ:増える死者、市民保護を
- ガザ地区において、子供たちを含むパレスチナ人市民がイスラエルの軍事活動により死亡し、またガザ側からイスラエルへの無差別のロケット攻撃が行われている。ピレイ人権高等弁務官はすべての当事者に対し、市民の保護の義務を順守するよう訴えた。
- 南スーダン:深まる難民危機
- 南スーダンからの流出難民が年末までに71万5,000人に及ぶと予測されるなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、6億5,800万ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
- イエメン:安保理、報道声明
- イエメン北西部の騒乱状態で、治安情勢が深刻に悪化するなか、安保理議長は本日、報道声明を発し、アル・ホルティ民兵、すべての武装勢力が武装解除し、アムランから撤退するよう求めた。
- ナイジェリア:国連、支援拡大
- ナイジェリアの北東部で暴力が拡散し、千単位の家族が家を追われるなか、国連諸機関とパートナーは同国を逃れ、カメルーンに流出した人々に対し、人道援助を提供している。
- 7月11日は、世界人口デー
- 毎年7月11日は、世界人口デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、あまりにも多くの若者が教育、雇用、政治参加への権利を受けられずにいることを指摘し、状況改善のための緊急の行動を求めた。
2014年07月10日News in Briefから
- シリア:デ・ミストゥーラ氏、特使に
- 潘基文事務総長はこのたび、シリア紛争の平和的解決に取り組む新たな特使として、ステファン・デ・ミストゥーラ氏(Staffan de Mistura)を任命。また、アラブ連盟事務局長との協議のもと、副特使として、ラムジー・エゼルディン・ラムジー(Ramzy Ezzeldin Ramuzy)を任命した。
- 中東:安保理、緊急招請
- 潘基文事務総長は本日、安保理の緊急会合で演説し、イスラエルとガザにおける緊張激化のリスクを警告するとともに、市民の安全に憂慮を表明し、当事者に対し、最大限の自制を求めた。
- 世界都市化報告、発表
- 国連経済社会問題局(DESA)はこのたび、「世界都市化展望報告 2014年改訂版」を発表。報告によれば、2050年までに、都市部に住む人口があらたに25億人増える見込み。現在、都市部の居住者の割合は世界人口の54%だが、2050年には66%となる。
- 非伝染病:国連総会、開催
- 国連総会は本日、非伝染病の予防と統制に関するハイレベル会合を開始。会期は2日間。世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は世界の貧しい層の人々が慢性病にかかる傾向に深い憂慮を表明した。
- 奴隷制:国連本部で展示
- ニューヨーク国連本部のビジター・センターで本日午後6時、「奴隷制に勝利する:ハイチを超えて」と銘打った展示の開幕式典が行われた。ハイチとジャマイカの国連常駐代表部の共催。
2014年07月09日News in Briefから
- 中東:緊張激化の回避を
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、中東情勢についてブリーフィングを行った。ガザ地区が危ない状況にあることについて警告を発し、国際社会に対し、イスラエル、パレスチナの指導者とともに、緊張の激化を回避するよう促した。
- アフガン:地上戦で市民死傷
- UNAMAが本日、発表した武力紛争における市民保護に関する年央報告によれば、2014年に入ってから、この半年間、アフガニスタンでは、地上戦で死傷する民間人が簡易爆発物(IEDs)の死傷者を上回った。
- イエメン:暴力激化で避難民
- イエメンのアムラン州において、暴力が激化したことから、ここ数日間で、千単位の家族が避難民化した。同国に駐在する国連人道調整官が昨日、首都サーナで声明を発し、深い憂慮を示した。
- ソマリア:大統領官邸に襲撃
- 昨夜、ソマリアの首都モガディシュに建つ連邦大統領府がシャバブ民兵の襲撃を受けた。ニコラス・ケイ事務総長特別代表(UNSOM代表)は本日、声明を発し、この襲撃事件を非難した。
- 中央ア:教会、襲撃される
- 中央アフリカ共和国のバンバリにおいて7日、聖ヨセフ教会、司教の住居が襲撃され、女性と子供を含む、少なくとも27人の避難民が殺害された。MINUSCAは本日、声明を発し、この襲撃事件を最も強い調子で非難した。
2014年07月08日News in Briefから
- ガザ:暴力が激化
- ガザ地区において、民兵がイスラエルへのロケット襲撃を活発化させ、イスラエルが空爆を拡大している。潘基文事務総長は暴力拡大に憂慮を表明するとともに、すべてのアクターに対し、最大限の自制を求め、民間人の死傷を防ぐよう訴えた。
- 南スーダン:独立3周年
- 南スーダン、独立3周年。潘基文事務総長は本日、声明を発し、同国の指導者たちに対し、国民の期待に応え、武器を捨て、交渉のテーブルに速やかに戻るよう求めた。
- 国連、同性婚者への福利厚生
- 国連はこのたび、職員として福利厚生が認められる同性婚者の幅を広げる決定を下した。これまでは同性婚が許される国籍を有することが条件だったが、今後は、同性婚が許される国で結婚した職員全員に認められる。この措置は、6月26日付で有効となる。
- エマ・ワトソンさん、親善大使に
- 英国女優のエマ・ワトソンさんがこのたび、UNウィメンの親善大使に任命された。ワトソンさんは、映画「ハリー・ポッター」でハーマイオニー・グレンジャーを演じた。
- 第1次世界大戦開戦、100周年
- 第1次世界大戦開戦、100周年。ニューヨーク国連本部で本日、「戦争から学び、平和を構築する」との銘打った記念式典が行われた。式典は、ドイツとフランスの国連常駐代表部が共催し、国連広報局が協力を提供した。
2014年07月07日News in Briefから
- MDGs:進捗状況報告、発表
- ミレニアム開発目標(MDGs)の進捗状況に関する報告、発表。潘基文事務総長は本日、経済社会理事会のハイレベル・セグメントで演説し、MDGsの達成に向けた努力を訴えるとともに、強力で野心的な後継枠組みの策定を促した。
- 豪、難民船をスリランカに引渡し
- オーストラリアがこのたび、海上で拿捕した船に乗っていた庇護を求めるスリランカ人41人を同国政府に引き渡した。この引き渡しについて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は深い憂慮を表明した。
- イラク:国会の議長指名に合意を
- ムラデノフ事務総長特別代表(UNAMI代表)はイラクの政治指導者に対し、国会議長の指名について、可能な限り早く、合意を成立させるよう求めた。この数日間、同氏は同国の多くの政治指導者と会談し、それら指導者に対し、制憲的政治プロセスの枠組みに留まるよう訴えている。
- ウクライナ:軍事襲撃、激化
- ウクライナ東部で武装した戦士たちが再集結していると伝えられるなか、潘基文事務総長は本日、それら戦士の不法行為の継続を強く非難するとともに、ウクライナ当局に対し、最大限の自制と市民保護を促した。
- シュワルナゼ氏、死去
- グルジアのシュワルナゼ元大統領、死去。潘基文事務総長は声明を発し、哀悼の意を表明。同氏が旧ソ連の外相として、その後、グルジアの困難な時期にその大統領として、国際的な舞台で多大な貢献を果たしたことを称賛した。
2014年07月03日News in Briefから
- 南スーダン:国連施設で避難続く
- 南スーダンに展開する平和維持活動UNMISSの駐屯施設に大勢の人びとが避難しているが、治安状況と食料不足状況が悪化していることから、避難民の施設滞在は今後数か月間にわたって続くとみられる。
- シリア:難民支援に資金拠出を
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は明日、ジュネーブで、シリア地域対応プラン(2014年版)を発表し、レバノン、ヨルダン、トルコ、イラク、エジプトにおけるプログラム(37億4000万ドル)の実施のための資金拠出を呼びかけた。
- アフガン大統領選:暫定結果発表へ
- アフガニスタン大統領選の決選投票の暫定結果が月曜日、発表される。この決定に先立って、独立選挙委員会(IEC)は投票所の追加的な監査を行うことを決め、UNAMAはその動きに歓迎の意を示した。
- 7月5日は、国際協同組合デー
- 毎年7月の第一土曜日は、国際協同デー。今年は7月5日。潘基文事務総長はメッセージを発し、国際社会が気候変動、持続可能な開発、2015年以降の反貧困アジェンダづくりに取り組むなか、協同組合が経済開発、正義、環境保護の分野で果たせる役割を強調した。
- 世界の食料価格、下降
- 国連食糧農業機関(FAO)が本日発表した「穀物予測食料状況」によれば、10か月にわたって高騰が続いた世界の食料価格が今年6月、3か月連続となる下降を記録した。
2014年07月02日News in Briefから
- エボラ熱:緊急会議、ガーナで
- 西アフリカ諸国で、エボラ出血熱が急速に蔓延している事態を受けて、本日、ガーナの首都アクラで、2日間の緊急対応閣僚会議が開催された。
- イラク:女性、襲撃対象に
- イラクにおいて人道状況が悪化し、女性と女児が拉致されたり、レイプされたりするなど、襲撃の対象となっていると伝えられる。エイモス人道問題担当事務次長は本日、深い憂慮を表明した。
- パレスチナ人少年、殺害
- エルサレムで、17歳のパレスチナ人少年が殺害されたことについて、潘基文事務総長、セリー中東和平プロセス特別調整官はそれぞれ声明を発し、非難するとともに、イスラエル、パレスチナ双方に対し、情勢のさらなる緊迫化を防ぐよう訴えた。
- ソマリア/イエメン:人道状況悪化
- OCHA、ユニセフなどの人道援助機関はこのたび、ソマリアとイエメンの人道状況の悪化防止に緊急の行動が必要であると警告し、ドナーに対し、これまでの成果を生かし、対応の強化を支援するよう訴えた。
- 食物の浪費、削減を
- 国連支援のもと、世界食糧安全保障のハイレベル専門家パネルが明日、FAO本部(ローマ)で、「持続可能な食糧システムの文脈における食物の喪失と浪費」と題する報告を発表する。
2014年07月01日News in Briefから
- イラク:6月の死亡者、2400人
- イラク国内で暴力が継続するなか、6月の死亡者は2,400人に上り、2007年以降で最多を記録した。ムラデノフ事務総長特別代表(UNAMI代表)は声明を発し、同国の全指導者に対し、社会を引き裂く行為をなくすために協力するよう訴えた。
- マリ:爆弾襲撃、PKO要員が死傷
- マリ北部で爆弾襲撃自己が起こり、平和維持要員1人が死亡し、同6人が負傷した。潘基文事務総長、安保理はそれぞれ声明を発し、犠牲者の遺族、およびその出身国ブルキナファソの政府と国民に哀悼の意を表明した。
- 中東:西岸とガザで緊張高まる
- 今年6月中旬から行方不明だったイスラエル人の10代の若者3人が殺され、遺体で発見されたあと、西岸およびガザ地区で緊張が高まっている。ロバート・セリー中東和平プロセス特別調整官は声明を発し、すべての当事者に対し、最大限に自制し、情勢の悪化を防ぐよう訴えた。
- 子供と武力紛争:年次報告、発表
- ゼルギー事務総長特別代表は本日、子供と武力紛争に関する年次報告を発表。イラク、南スーダン、ナイジェリア、中央アフリカ共和国などの国々において、子供の人権が著しく侵害され、処罰を免れたままでいる状況を述べた。
- アフリカ:難民80万人、食料不足
- アフリカにおいて難民80万人近くが食糧不足に直面し、とくに子供たちの栄養不良などは受け入れ難い程度にまで悪化している。カズンWFP事務局長、グテーレス難民高等弁務官は本日、ジュネーブで、資金拠出を要請する緊急アピールを発した。
2014年06月30日News in Briefから
- 南スーダン:特別代表、任期満了
- 今年7月8日に任期満了を迎えるヒルデ・ジョンソン事務総長特別代表(UNMISS代表)は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見に臨み、この6か月間に南スーダンで起こった酷い紛争は誰も予想することができなかったと述べるとともに、すべての当事者に対し、同国と国民を最優先に考えるよう訴えた。
- ナイジェリア:ボコハラム襲撃
- ナイジェリア北東部におけるボコハラムによる市民襲撃事件が執拗に続いている。潘基文事務総長は暴力が日常化している事態を嘆くとともに、国連が同国を支援する用意があると繰り返し述べた。
- 10代のイスラエル人若者、殺害
- 6月半ばに西岸で行方不明となっていたイスラエル人の10代若者3人が殺害された。潘基文事務総長は地域の緊張を高めようとする犯人たちのたくらみを成功させてはならないとし、イスラエルとパレスチナ双方が真相を究明するために協力するよう希望を表明した。
- イラク:女性たちに性的暴力
- イラク北部および西部における危機の高まりの結果、同国の女性と女児2万人に対する性的暴力のリスクが大きくなっている。国連人口基金(UNFPA)のオショティメイン事務局長はその保護のための緊急行動を促した。
- 小規模家族森林農業の改善を
- 国連食糧農業機関(FAO)とパートナー組織はこのたび、共同で研究報告を作成し、小規模の家族森林農業生産者が合同で生産者団体をつくれば、森林生産は増加し、地域コミュニティーの生活は改善するとの旨を述べた。
2014年06月27日News in Briefから
- マリ:ティンブクトゥ霊廟、修復
- 世界遺産に指定されたマリのティンブクトゥ霊廟の2つの修復がこのたび、現地コミュニティーとのパートナーシップのもと、完了した。ユネスコによれば、ティンブクトゥの完全な復興には追加的に800万ドルが必要である。
- 国連環境総会、閉幕
- 国連環境総会(ナイロビ)の会期最終日。潘基文事務総長は演説し、環境に関するすべての問題に取り組む強力な国連機関の立ち上げに今以上にふさわしいときはないと訴えた。
- 西アフリカでエボラ出血熱
- 世界保健機関(WHO)は現在、西アフリカ地域のエボラ出血熱の発生を統制すべく、ギニア、リベリア、シエラレオネの政府と協力している。来週、国際会議を開催し、対応の調整に関する合意を成立させる予定。
- ウクライナ東部を逃れる人々
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、危機に陥ったウクライナ東部で、この一週間、1万6,400人が自らの家を逃れ、国内避難民は合計で5万4,000人となった。
- 中央ア:公共サービス再建
- 中央アフリカで暴力が継続するなか、国連開発計画(UNDP)は国連平和構築委員会と世界銀行との協力のもと、公務員の給料支払いを含め、同国の主要な公共活動の再建に努力している。
2014年06月25日News in Briefから
- イラク:WFP事務局長、訪問
- 世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長は2日間のイラク訪問を終えるにあたり、プレスリリースを発し、国連と人道援助コミュニティーが同国に展開する要員を増やし、資金を投入していることを指摘し、WFPが年末までの活動のため8,800万ドルを必要としていると訴えた。
- アフガン:安保理、情勢報告
- キュービス事務総長特別代表は安保理に対し、ビデオ会議を通じて、アフガニスタン情勢に関する報告を行い、政治指導者たちが大統領選挙をめぐる危機を乗り越え、不穏情勢を治めるようよう訴えた。
- 赤道ギニア:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長、赤道ギニアに到着。同国の首都マラボのUNハウス設立を祝賀する式典に出席し、国連が同国の貧困削減、不平等、食料安全保障の促進を支援することを誓った。
- マリ:MINUSMA任期延長
- 安保理は決議を全会一致で採択し、マリ北部の脆弱な治安情勢、サヘル地域のテロ組織の活動継続に憂慮を表明するとともに、国連多国籍統合安定化ミッション(MINUSMA)の任期を来年6月30日まで一年間延長した。
- スリランカ:専門家、調査委に協力
- 国際的に著名な専門家3人がスリランカにおける武力紛争の最終段階での人権侵害の疑いを調べる人権調査委員会に協力することに合意した。この3人は、元フィンランド大統領のマルティ・アーティサリ氏、ニュージーランド高等裁判所のシルビア・カートライト判事、パキスタン人権委員会・代表のアスマ・ジャハンギール氏。
2014年06月24日News in Briefから
- ウクライナ:安保理、情勢報告
- ゼリホウン政治問題担当事務次長補は本日、安保理でウクライナ情勢に関する報告を行い、停戦の維持や和平交渉の開始など、同国の緊張の緩和に向けた措置が講じられているものの、憂慮すべき情勢は依然として続いているとの旨を述べた。
- ナミビア:UNハウス、開設
- 潘基文事務総長、ナミビアの首都ウィントフックに到着。UNハウスの開設式典に出席した事務総長は、ナミビアによるUNハウス寄付は同国の国連支援の輝かしい例であるとの旨を述べた。
- イラク:2,000人以上が死傷
- 国連がこのたび確認したところによれば、イラクにおいて、イスラム過激派ISIL/ISISが武力侵攻を開始してから2週間で、1,000人以上が死亡し、1,000人が負傷した。
- 環境犯罪:国連とINTERPOL報告
- 国連とINTERPOL報告がこのたび発表した報告書によれば、毎年2,000億ドル相当を超える世界的な環境犯罪が金融犯罪、民兵やテロリスト組織を助け、アフリカのサブサハラ地域多くの国家の治安と持続可能な開発を脅かしている。
- 中央ア:女性と女児の保護を
- 中央アフリカ共和国訪問から戻ったUNウィメンのムランボ・ヌクカ事務局長は安保理で報告を行い、同国において女性が武装勢力の暴力の犠牲になっていると指摘し、安保理に対し、法の支配を回復し、女性の参加、リーダーシップと保護を改善するために行動をとるよう訴えた。
2014年06月23日News in Briefから
- エジプト:報道記者に禁固刑
- エジプトの裁判所でこのたび、183人に対する死刑、アルジャジーラ記者に対する長期に及ぶ禁固刑などの判決が下された。潘基文事務総長、ピレイ人権高等弁務官はそれぞれ声明を発し、深い憂慮を表明。
- シリア:化学兵器、除去完了
- 化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同ミッションは本日、声明を発し、シリアの化学兵器の除去が完了したことを明らかにした。声明によれば、このたびの除去作業によって、シリアが申告した化学兵器物質のすべてが破壊、あるいは国外に除去された。
- シリア:ヤルムーク支援拡大準備
- シリアのヤルムーク・キャンプで戦闘停止が伝えられたあと、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は現在、アクセスが可能になり次第、同地での人道援助活動を再開、拡大する用意が整っているとの旨を発表した。
- 人道危機の予見、防止を
- 経済社会理事会の人道問題セグメントが本日、開幕。会期は3日間。エイモス人道問題担当事務次長は冒頭演説し、人道活動の形態を見直し、危機への対応からリスクの管理へと変容させる必要を訴えた。
- 第3回小島嶼国会議へ準備
- 第3回小島嶼国会議が今年9月にサモアの首都アピアで開催されるのを前に本日、ニューヨーク国連本部で、各国の代表が集まった。今週、会議の成果文書について話し合う。
2014年06月20日News in Briefから
- シリア:非軍事解決の努力を
- 潘基文事務総長は本日、アジア・ソサイエティで講演し、シリア紛争の情勢悪化について、流血の事態への世界の冷淡さを非難するとともに、軍事解決が唯一の方法だとする考えを拒絶した。
- 6月20日は、世界難民の日
- 毎年6月20日は、世界難民の日。国連難民高等弁務官が発表した年次グローバル・トレンズ・レポートによると、2013年末時点で、世界の難民・避難民が5,120万人に達した。5000万人を超えたのは第2次世界大戦後初めて。
- イラク:子供たちに暴力の影響
- 子供と武力紛争担当事務総長特別代表、レイラ・ゼルギー氏は本日、イラクの子供たちが検問所に配置されたり、自爆者として使われたりするなどしているとの憂慮すべき情報を入手しているとの旨を述べた。
- イエメン:安保理、情勢報告
- ベノマール事務総長特別顧問は本日、安保理でイエメンについて情勢報告。同国の政治移行は前進しているものの、アラビア半島においてアルカイーダの存在は引き続き、脅威であり、より協調的、持続的な国際支援を必要としているとの旨述べた。
- ドミニカ:アフリカ系に市民権を
- 国連理事会のもとに設置された、アフリカ系の人々に関する専門家の作業部会は本日、ドミニカ共和国政府に対し、同国に生まれたが生誕時に登録されなかった人々の市民権を回復するために必要な法的措置を講じるよう求めた。
2014年06月19日News in Briefから
- イラク:市民保護、優先に
- ジェノサイド防止、保護する責任に関するそれぞれの事務総長特別顧問、アダマ・ディエン、ジェニファー・ウェルシュの両氏は声明を発し、テロリストと武装グループによる戦争犯罪に相当する行為を強く非難し、治安状況の悪化が宗教的マイノリティーなどに及ぼす影響に特別の懸念を示した。
- シリア:重火器の使用継続
- 潘基文事務総長は声明を発し、シリア政府による激しい砲撃の継続、空爆、樽爆弾の使用を強く非難するとともに、すべての紛争当事者に対し、紛争を終結し、政治的解決を探るよう呼び掛けた。
- サヘル:安保理、情勢報告
- セラシー国連特使は本日、安保理でサヘル情勢を報告し、アフリカのサヘル地域諸国が安定と持続可能な開発への基盤を築くために支援を必要としているとの旨を訴えた。
- マリ:政府のリーダーシップを
- 人道問題調整事務所(OCHA)・オペレーション部のギング部長は先週、3日間の日程で、マリを訪問。本日、記者団に対し、同国の政治問題への対処のためには、政府当局による勇気あるリーダーシップが必要であるとの旨を述べた。
- シリア:UNHCR、事務所新設
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、シリアにおける人道活動の範囲を広げる計画の一環として、南部の都市、スウェイダーに、フィールド・オフィスと倉庫を設置した。
2014年06月18日News in Briefから
- ウクライナ:法と秩序、崩壊
- 国連人権高等弁務官事務所が本日、ウクライナの人権情勢に関する第3回報告書を発表。ピレイ高等弁務官はすべての武装勢力に対し、武器を捨てて暴力を停止し、長期的な和解プロセスを開始するよう促した。
- 若年者の失業に対策を
- 潘基文事務総長はジュネーブの国際労働機関(ILO)で演説し、各国政府に対し、若年者の雇用対策に一層の投資を行い、すべての人のためのディーセント・ワークを促進するよう促した。
- アフガン:選挙プロセス尊重を
- アフガニスタン大統領選候補の一人、アブドラ氏が決選投票の開票作業の不正を訴え、選挙プロセスへの協力を中止すると発表した。UNAMAは同国の憲法と法律、独立選挙機関への尊重を求めた。
- マリ:安保理、情勢報告
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、安保理でマリについて情勢報告。同国の安定を図るためには政治プロセスを成功させ、治安の急激な悪化を止めることが重要であると強調した。
- 人間の安全保障:総会、非公式討論
- 国連総会は本日、人間の安全保障に関する非公式なテーマ別討論、「21世紀の機会と課題に対応する:人間の安全保障とポスト2015開発アジェンダ」を開催。アシュ議長は演説し、本日の討論が世界各地で貧困、差別などに苦しむ10億人にかかわるものだとの旨訴えた。
2014年06月17日News in Briefから
- ダルフール:安保理、行動を
- 国際刑事裁判所のファトゥ・ベンソーダ検察官は安保理で、ダルフールに関する報告を行った。安保理に対し、人道に対する罪の犠牲者を保護するために速やかな行動をとるよう訴えた。
- イラク:治安の危機に対策を
- 潘基文事務総長とムラデノフ事務総長特別代表は本日、それぞれ声明を発し、イラクの指導者たちに対し、治安状況の悪化に対処し、宗派間の報復襲撃を防止するために力をあわせるよう促した。
- PKO:将来の優先課題
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、ワシントンに本部を置くシンクタンクであるブルッキングズ研究所で、国連平和維持活動の新しい課題、優先事項、戦略に関する講演を行った。
- シリア:市民の大半が犠牲に
- シリアに関する人権調査委員会のピンヘイロ委員長は本日、人権理事会で演説し、暴力が前例のないレベルに拡大し、人道援助の提供が拒否され、人道に対する罪を犯した者が罪を問われることに恐れを抱いていないことに留意した。そして、同国の市民の大半が紛争の犠牲になっていると訴えた。
- ウクライナ:記者殺害
- 安保理議長は本日、報道声明を発し、ウクライナで殺害されたすべてのジャーナリストの遺族に深い哀悼の意を表明するとともに、そうしたすべての事件について徹底的な調査が行われるよう奨励した。
2014年06月16日News in Briefから
- イラク:憂慮すべき大量処刑
- イラクのモスルなどの都市がイスラム教過激派勢力の制圧下に置かれてから、その人数は明確ではないものの、百人単位の人々が処刑されているとみられる。潘基文事務総長は声明を発し、犯人の逮捕と裁判を求めるとともに、宗派間の報復攻撃を防ぐよう訴えた。
- ケニア:市民に対する襲撃
- ケニアのムペケトニで日曜日、襲撃事件が起こり、48人が死亡し、多数が負傷した。潘基文事務総長は犠牲者の遺族と同国政府に哀悼の意を表するとともに、この襲撃事件を最も強い調子で非難した。
- 人道支援ニーズ、世界で拡大
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、ジュネーブで記者会見し、世界で人道危機事態はいっこうに減る気配がないとしたうえで、国際社会に対し、人道活動家が援助を効果的に行えるようにするために必要な資金とアクセスを提供するよう訴えた。
- コートジボワール:安保理情勢報告
- ミンダウドゥ事務総長特別代表は本日、安保理でコートジボワール情勢を報告。同国において著しい進展はあるが、平和維持要員の削減は続くことを指摘。一方、来年に予定される選挙中に安全を確保するために残留部隊の迅速な対応能力は増強しなければならないとの旨を述べた。
- 次期人権高等弁務官、総会で承認
- 国連総会は本日、次期人権高等弁務官として、事務総長が指名していたヨルダンのザイード・フセインを全会一致で承認した。現在の人権高等弁務官は南アフリカのナビ・ピレイ氏で、今年8月末までの任期。
2014年06月13日News in Briefから
- イラク:人権弁務官、憂慮表明
- イラク北部でイスラム教過激派ISISによる武力侵攻が続くなか、ピレイ国連人権高等弁務官は声明を発し、恣意的処刑や避難民の大量発生が伝えられることに重大な警告を発した。
- 中央ア:市民の保護を
- 中央アフリカ共和国における暴力の継続により、同国から安全を求めて近隣諸国に流出する難民が増えている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は近隣諸国に対し、国境を開放し、安全な避難場所へのアクセスを与えるよう訴えている。
- ミャンマー:人道アクセス改善を
- カン人道問題担当事務次長補は本日、ミャンマーのラカイン、カチン両州への訪問を終えるにあたり、人道支援を必要とする人々へのアクセス改善の必要を強調した。
- アフリカ:ゾウの密猟、深刻
- アフリカ全土において、象牙めあてのゾウの密猟が深刻なレベルに達している。絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)によれば、昨年、2000頭のゾウが不法に殺された。
- 強制労働:追加議定書、採択
- 国際労働機関(ILO)の年次総会において、今週水曜日、強制労働条約(29号)の追加議定書が採択された。人権理事会の独立専門家たちは声明を発し、これを歓迎した。
2014年06月12日News in Briefから
- イラク:国連、テロとの闘い支援
- イラク北部の主要都市でイスラム教過激派の武力侵攻による危機が生じている。ムラデノフ事務総長特別代表は本日、イラク政府のテロとの闘いに対する国連の支援を表明した。
- 児童労働に反対する国際デー
- 毎年6月12日は、児童労働に反対する国際デー。国際労働機関(ILO)によれば、世界の子供の10分の1(1億6,800万人)が児童労働に従事し、そのうち8,500万人が危険な仕事をさせられている。
- アフガン:大統領選決選投票へ
- アフガニスタンにおいて14日、大統領選の決選投票が行われる。クビス事務総長特別代表は同国の首都カブールで記者会見し、同国の人々の広範な選挙参加を促した。
- FIFAワールドカップ
- 潘基文事務総長、ブラジルのサンパウロ入り。FIFAワールドカップの開幕式典に出席し、サッカーがチームワークやフェアプレー、相互尊重などの価値について、世界の人々を連帯させることができるとの旨を述べた。
- ルワンダとコンゴ国境で武力衝突
- 今週水曜日、コンゴ民主共和国とルワンダの国境地帯で武力衝突が発生した。MONUSCOを率いるコブラー事務総長特別代表は緊張の緩和とさらなる暴力行為の停止を求めた。
2014年06月11日News in Briefから
- イラク:トルコ人外交官、人質に
- イラクの都市モスルでこのたび起こったイスラム教過激派勢力によるトルコ人外交官人質事件について、潘基文事務総長は声明を発し、この事件を強く非難。安保理もまた、報道声明を発し、外交官の速やかな解放を訴えた。
- マリ:車爆弾でPKO要員死亡
- マリに展開するMINUSMAの駐屯地で車爆弾による襲撃事件が起こり、チャドが派遣する平和維持兵4人が死亡。負傷者もでた。潘基文事務総長は声明を発し、遺族、およびチャド、マリの国民に哀悼の意を表明するとともに、負傷者の早い回復を願った。
- PKO:安保理、公開討論
- 安保理は本日、平和維持活動の新しい傾向に関する公開討論を行った。潘基文事務総長は冒頭演説し、国際社会が平和維持活動、平和構築活動への投資に備えなければならないとの旨を述べた。
- 第69回総会議長にウガンダ外相
- 国連総会は本日、次期総会議長にウガンダのサム・カハンバ・クテサ外相を選出。同議長は就任演説し、次期総会のテーマとして、ポスト2015開発アジェンダの実施を提案した。
- テロリズム対策、犠牲者支援を
- 国連テロ対策実施タスクフォース(CTITF)・事務所の支援を得て、「テロリズムの拡散につながる状況に関する双方向対話」と題する会議が開催された。潘基文事務総長は同会議に出席、演説し、テロリストが憎しみや不寛容を育みやすい場所がないようにすることの重要性を訴えた。
2014年06月09日News in Briefから
- リビア:安保理、情勢報告
- ミトゥリ事務総長特別代表が安保理でリビア情勢に関する報告を行った。リビアにおいて、最近、政治、治安上の緊張は高まっており、同国の民主化移行が脅かされていると指摘した。
- ウクライナ:国連事務次長、訪問
- 土曜日、ウクライナで、ポロシェンコ新大統領の就任式典が行われた。フェルトマン政治問題担当事務次長は式典に出席し、潘基文事務総長の同国支援への決意を繰り返し述べた。
- パキスタン:テロ襲撃事件
- パキスタンのカラチ、バルチスタンで昨日、テロ襲撃事件が発生し、50人以上が死亡した。潘基文事務総長は本日、声明を発し、同国政府に対し、テロリズム、宗教的極端主義への取り組みを促した。
- 国連、スポーツの力を称賛
- FIFAワールドカップを前に、ニューヨーク国連本部で行われた記念イベントで、潘基文事務総長は本日、演説し、コミュニティーと人々を結集させるスポーツの力に称賛の念を表明した。
- 南スーダン:マラカルに新たに施設
- 南スーダンに展開する平和維持活動UNMISSが紛争を逃れ避難する人々を保護するため、マラカル駐屯施設の近辺に新たな施設を設置した。マラカルの現在の施設には1万9000人が避難していたが、このうち3,100人以上が土曜日、新しい施設に移った。
2014年06月05日News in Briefから
- 南スーダン:遠隔地に援助
- 南スーダン、雨季入り。国連食糧農業機関(FAO)はこのたび、世界食糧計画(WFP)の支援を得て、同国の遠隔地において、緊急援助物資の空中投下を活発化した。
- 6月5日は世界環境デー
- 毎年6月5日は、世界環境デー。潘基文事務総長はメッセージを発出。今年が国際小島嶼開発途上国年にあたることを踏まえ、気候変動が小島嶼国に及ぼす被害に関心を喚起し、海面レベルではなく、声をあげよう、と訴えた。
- 持続可能エネルギー:国連の10年
- 「すべての人のための持続可能なエネルギーの国連の10年(2014-24年)」がスタート。昨日開幕した、初の「持続可能なエネルギーに関するフォーラム」において、潘基文事務総長は本日演説し、現代のエネルギーサービスが貧しいコミュニティー、豊かな投資家の双方にとって、深淵で生活を変容させる機会の源であるとの旨を述べた。
- FAO:世界食糧価格、下降
- 国連食糧農業機関(FAO)のニュースリリースによれば、世界の食糧価格は今年4月と5月、2か月間連続で下降した。また世界の穀物供給事情は先月以降、大きく改善している。
- 西岸:イスラエル、入植拡大
- イスラエル当局がこのたび西岸の入植地区に1400戸以上の新規住宅の建設の入札を行ったと伝えられることについて、潘基文事務総長は声明を発し、深い憂慮を表明した。
2014年06月04日News in Briefから
- シリア:高まる人道ニーズ
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、シリアへの人道援助について、安保理決議が求めた成果が生まれておらず、紛争が拡大する中、被害を受ける人々のニーズが大きくなっていると警告した。
- 中央ア:人道援助資金拠出を
- 中央アフリカ共和国から紛争を逃れて、カメルーンに大量流出している女性や子供たちは栄養不良であり、生命が危ないほど健康を害している。カズンWFP事務局長とグテーレス難民高等弁務官が本日、その惨状を指摘し、援助資金の緊急拠出を求めて訴えた。
- シリア:化学兵器、廃棄期限近づく
- シリアの化学兵器廃棄を検証するOPCWと国連の合同査察団を率いるカーグ特別調整官は本日、ニューヨーク国連本部で、化学兵器廃棄期限(6月30日)の順守は不可能だとし、現在の焦点は残る化学物質の除去作業であるとの旨を述べた。
- ソマリア:夏季の援助に6千万ドル
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、安保理で情勢報告し、ソマリアが人道危機に陥る事態を防ぐべく、今後3か月間に6000万ドルの緊急資金が必要であるとの旨を訴えた。
- 持続可能エネルギー、フォーラム
- 「すべての人のための持続可能エネルギー・フォーラム」が本日、ニューヨーク国連本部でスタート。会期は3日間。政府、企業、国際機関、市民社会組織から、1000人を超える人々が参加。
2014年06月03日News in Briefから
- 中国:天安門事件から25年
- 中国の天安門事件(1989年)から25年が過ぎた。ピレイ人権高等弁務官はニュースリリースを発し、中国当局に対して、表現の自由の権利を行使した市民社会活動家、法律家、ジャーナリストたちを即時解放するよう訴えた。
- パレスチナ:統一政府、発足
- パレスチナ自治政府のアッバス議長がこのたび、パレスチナ統一政府の発足を発表。首相には、ラミ・ハムダラ氏を任命した。潘基文事務総長は本日、歓迎の意を表明するとともに、パレスチナとイスラエルの2国家共存解決に向けた進展のための新たな機会に期待を示した。
- 社会的保護:ILO世界報告
- 国際労働機関(ILO)は本日、「社会的保護に関する世界報告 2014/15:経済回復、包接的開発、社会正義」を発表。2008-09年の世界経済危機後、今や、世界人口の7割以上は適切な社会的保護を受けていないと指摘する。
- 再生可能エネルギー報告
- 「21世紀のための再生可能エネルギー政策ネットワーク(REN21)」はこのたび、「再生可能エネルギー 2014年世界報告」を発表。報告によれば、この8年間で、再生可能エネルギーを支援する政策を講じた開発途上国は6倍に増え、世界の電力生産の5分の1は再生可能資源を使っている。
- エジプトで大統領選
- エジプトで大統領選が実施され、その結果が公表された。潘基文事務総長は声明を発し、当選したシシ氏が国民の願いに耳を傾け、安定した民主的な国をつくるよう訴えた。
2014年05月30日News in Briefから
- 世界の女性と子供に健康を
- 女性と子供の健康に関する会議、”Saving Every Woman Every Child: Within Arms Reach” がカナダのトロントで開催された。潘基文事務総長は会議に出席、冒頭演説し、参加者たちに対し、リーダーシップを示し、パートナーシップを構築し、予算措置を講じ、創造的な解決策を編み出すよう訴えた。
- 中央ア:教会、襲撃される
- 中央アフリカ共和国の首都バンギで、千単位の人々が避難していた教会が襲撃され、多数の死傷者がでた。教会はこれまで、避難民たちにとって安全な避難場所だった、とUNHCRの報道官は語った。
- 南スーダン:特別代表、退任
- 南スーダンに展開する国連平和維持活動のUNMISSのヒルデ・ジョンソン代表(兼事務総長特別代表)は本日、今年7月に任期満了のため、現在のポストを退任することを明らかにした。
- 5月31日は、世界禁煙デー
- 毎年5月31日は、世界禁煙デー。世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長はメッセージを発出し、各国に対し、煙草にかかる税金を上げて、禁煙を促すよう訴えた。
- 米で知的障害者の死刑について判決
- 米国連邦最高裁判所で、死刑執行においては被告の知的障害に配慮するよう求める判決が下されたことについて、国連人権高等弁務官事務所は意義深い進展であるとの旨を述べ、歓迎した。
2014年05月29日News in Briefから
- 5月29日は国連平和維持兵の日
- 毎年5月29日は、国連平和維持兵の国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、国連のブルーヘルメットを平和のための部隊、変革のための部隊、そして未来のための部隊とするため、力を合わせていくよう訴えた。
- 中央ア:暴力の連鎖に終止符を
- 潘基文事務総長は声明を発し、中央アフリカ共和国における最近の襲撃事件を強く非難し、同国の暫定政権に対し、さらなる暴力を防ぐために全力を尽くし、犯人を逮捕し裁判にかけるよう求めた。
- 気候変動:世界の都市は協力を
- 経済社会理事会の統合セグメント会期の一環として、3日間にわたり、持続可能な都市化に関する会合が開かれた。最終日のきょう、UN-HABITATのクロス事務局長は記者会見し、世界の諸都市が気候変動への対応を図るため、力を結集するよう訴えた。
- シリア:安保理、非公開会合
- 安保理は本日、非公開会合を開催し、シリア情勢について話し合った。カン人道問題担当事務次長補はシリアで窮状にあえぐ人々への迅速かつ安全な人道援助の提供を求めた。
- ブリュッセルのユダヤ博物館に襲撃
- ブリュッセルのユダヤ博物館に対するテロ襲撃事件が最近、発生したことについて、安保理は本日、報道声明を発し、強く非難するとともに、犠牲者に哀悼の意を表明した。
2014年05月28日News in Briefから
- 世界の25億人にトイレを
- ニューヨーク国連本部で本日、世界各地で基礎的衛生が整備された環境に恵まれない25億人のためにトイレへのアクセスを改善するためのキャンペーンが始まった。
- ウクライナ:安保理、開催
- 安保理は本日、ウクライナの大統領選以降、同国情勢に関する初会合を開催。フェルトマン政治問題担当事務次長はブリーフィングを行い、同国東部の暴力激化の状況を報告した。
- パキスタン:女性殺害に懸念
- パキスタンで、25歳の女性が自らの意思に基づいて選択した男性と結婚したために家族によって殺害されたことについて、ピレイ人権高等弁務官は本日声明を発し、強く非難するとともに、同国政府に対し、そうした殺害を防ぐための行動を呼びかけた。
- シリア:世界文化遺産の保護を
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)は本日、シリアの世界文化遺産を保護するため、レバノンの首都ベイルート事務所を本拠に、オンインターネット上に監視プラットフォームを設置し、情報交換を可能にするとの旨を明らかにした。
- 深海漁業を持続的に
- 国連食糧農業機関(FAO)はこのたび、深海漁業の管理に関するガイドを作成、発表した。このガイドは、深海のサメの識別を容易にし、漁獲高の報告を改善し、深海漁業を持続的にすることをねらう。
2014年05月27日News in Briefから
- 南スーダン:安保理、PKO延長
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、国連南スーダン・ミッション(UNMISS)の任期を11月30日まで延長するとともに、市民を保護し、人権状況を監視、調査し、人道支援に必要な状況を創出し、停戦合意の実施を支援することを目的に、UNMISSがあらゆる必要な手段を講じることを承認した。
- マリ北部:援助提供、必要
- マリ北部において、政府と反政府勢力間で先週金曜日に成立した停戦が続いている模様。しかし、キダルで最近発生した戦闘によって、およそ4,000人があらたに避難民となり、食料や水、その他の日常品が必要とされている。
- ウクライナで選挙、全般的に平和裏
- 週末のウクライナ大統領選について、潘基文事務総長は本日、声明を発し、全般的に平和裏に実施されたとして歓迎の意を表明。しかし同時に、一部の地域で投票を許されたなかった有権者がいたことに憂慮を示した。
- ILO、「世界の労働」報告
- 国際労働機関(ILO)は本日、「世界の労働 2014」と題する年次報告を発表し、2000年代に労働の質の改善に投資を行った開発途上国にその効果がでてきたことを指摘した。
- フライトデータ:専門家会合
- マレーシア航空MH370便が消息を絶ってから、およそ2か月。マレーシアの首都クアラルンプールでこのたび、航空機のリアルタイムフライトデータに関する専門家会合(会期:2日間)が開かれた。
2014年05月23日News in Briefから
- 中央ア難民の子供たち、窮状に
- 先月、中央アフリカ共和国から紛争を逃れ、隣国カメルーンに流出した子供たち、およそ30人が死亡した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は増加する難民たちを緊急支援するため、国際社会に対し、2,200万ドルを拠出するよう訴えた。
- マリでトァレグ族と政府軍、衝突
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、マリ北部において、トァレグ族と政府軍の間で、あらたに武力衝突が起こり、近隣諸国に流出する人々が増えている。
- バルカン:洪水の影響に懸念
- バルカン半島のセルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナにおける大洪水の影響で土砂崩れ、水の汚染による疾病などの発生のおそれがある。WFPやユニセフなど国連人道援助諸機関が懸念を表明。
- シリア:迫撃砲襲撃事件
- シリア南部において、アサド大統領支持派の集会に迫撃砲による襲撃が行われ、少なくとも21人が死亡した。潘基文事務総長は声明を発出し、この襲撃事件を非難するとともに、あらためて暴力の終結を求めた。
- 中東呼吸器症候群の防止を
- 国連食糧農業機関(FAO)がオマーンで開催した会合において、保健専門家や獣医たちは中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の感染に関する監視、調査、速やかな報告を拡大する必要を訴えた。
2014年05月20日News in Briefから
- マリ:安保理、情勢報告
- ケンダース事務総長特別代表は本日、安保理で、マリ北部のキダルにおける暴力について報告し、すべての当事者に対し、緊張を緩和するための措置を速やかに講じ、挑発行為を回避するよう求めた。
- 事務総長、露大統領と会談
- 潘基文事務総長は本日、アジア信頼醸成措置会議(CICA)の合間を縫って、ロシアのプーチン大統領と会談。ウクライナ、シリアの情勢などについて話し合った。
- ILO、強制労働報告
- 国際労働機関(ILO)は本日、「利益と貧困:強制労働の経済学」を発表。現代の奴隷制に苦しむ百万単位の人々はその半数以上が性産業や家内労働に従事する女性と女児であり、搾取する人々が得る不法な利益は1,500億ドルにのぼる、と報告書は指摘する。
- 南スーダン:資金拠出誓約会議
- ノルウェー政府と国連が共催のもと、南スーダンに対する資金拠出誓約会議が開催された。国際ドナーから、総額6億ドル以上の資金拠出の誓約がなされた。同国における飢餓防止や人権支援のために使われる。
- UNODC、合成薬物報告
- 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は本日、「2014年 世界合成薬物評価報告」を発表した。合成薬物が前例のない規模で増加し、不法薬物の市場に占める割合が非常に大きくなっている、と報告書は述べる。
2014年05月19日News in Briefから
- 事務総長、中国を訪問
- 潘基文事務総長は日曜日、中国に到着。本日、上海国際問題研究所(SIIS)で講演し、アジアの海洋をめぐる緊張状態をはじめ、シリア、中央アフリカ共和国、南スーダン、ウクライナなどの問題に触れたうえで、あらゆる緊張状態は対話を通じ、国連憲章の原則に沿って解決されるべきであるとの旨を訴えた。
- シリア:難民学校で最終試験
- シリアのヤルムーク難民キャンプで過酷な状況が続くなか、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校に通うパレスチナ難民の子供120人が最終試験に臨むべく、一時的にキャンプを離れることを許可された。
- リビア:首都で激しい戦闘
- リビアの首都トリポリで日曜日、激しい戦闘が発生したと伝えられることについて、ミトゥリ事務総長特別代表は深い憂慮を表明。また、すべての当事者に対し、政治的手段を通じて、対立を乗り越えるよう訴えるとともに、同国当局に対し、無法状態に早急に対応するよう求めた。
- バルカン地域で大洪水
- セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアで豪雨による洪水が発生し、大きな被害がでた。エイモス人道問題担当事務次長は本日、声明を発し、憂慮を表明。また国際社会に対し、迅速な支援を提供するよう求めた。
- 災害リスク管理にパートナーシップ
- 国連はこのたび、災害リスク管理を企業投資に主流化するイニシアチブ、通称“R!SE”を立ち上げた。企業、投資家、保険会社、公的機関、教育家たちのパートナーシップにより、災害リスク関連投資のリスク基準や自発的な産業基準を開発し、促進する。
2014年05月16日News in Briefから
- ウクライナ東部で人権状況悪化
- 国連人権監視団は本日、クリミアにおける深刻な問題表出を含めて、ウクライナ東部での人権状況の悪化を報告。主に、反政府勢力によるターゲット殺害、拷問、拉致、脅迫などの事例を指摘した。
- 中央ア:あらたな戦闘
- 中央アフリカ共和国北部で戦闘が悪化するなか、国連人道諸機関とパートナーたちは現在、避難民と子供たちを保護し、紛争の影響に晒される農家を支援すべく、力を尽くしている。UNHCRのエドワーズ報道官が本日、ジュネーブで記者ブリーフィングし、述べた。
- トルコ:炭鉱で爆発事故
- トルコのソマにある炭鉱で爆発事故が起こり、280人以上が死亡し、多数の負傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、同国の人々との連帯を表明するとともに、こうした災害の防止のための措置が講じられるよう希望を表明した。
- スーダン女性、背教で死刑宣告
- スーダンの女性、メリアム・イブラヒムさんが背教行為の罪で受けた死刑宣告について、同国の犯罪裁判所は5月11日、その判決を支持する決定を下した。これについて、国連人権高等弁務官事務所は本日、深い憂慮の念を表明した。
- ミャンマー:人道アクセス、困難に
- ミャンマー各地において戦闘が増え、市民へのアクセスが困難になっている。国連および人道パートナーたちは本日、ここ数週間で発生した千単位の避難民の状況に深い憂慮を表明するとともに、戦闘に終止符を打つよう求めた。
2014年05月14日News in Briefから
- 移民と開発:グローバルフォーラム
- 移民と開発に関するグローバル・フォーラムがスウェーデンの首都ストックホルムで本日、開幕した。潘基文事務総長は冒頭、演説し、すべての国に対し、国境を越える移住の利益を最大化するよう訴えた。
- 避難民:昨年、3,330万人
- 国連の支援のもと、国内避難民監視センターが作成した報告書によれば、世界各国で紛争の影響を受けて、国内避難民となった人は3330万人を記録した。うち63%はシリア、コロンビア、ナイジェリア、コンゴ民主共和国の5か国で発生した。
- ナイジェリア:女子生徒の解放を
- 女性差別撤廃委員会はこのたび、ニュースリリースを発し、ナイジェリア北東部で女子生徒200人以上が武装勢力に誘拐されたことを非難するとともに、その即時解放を求めた。
- 殺人ロボット兵器の規制を
- ジュネーブで、通常兵器条約会議(CCW)の自律型致死兵器システムに関する専門家会合が本日、スタート。会期は4日間。潘基文事務総長は2013年11月に発行した、武力紛争における文民の保護に関する報告書で、殺人ロボット兵器に留意している。
- PKO:初の女性軍事司令官
- 国連キプロス平和維持軍(UNFICYP)の軍事司令官にノルウェーの女性少将、クリスティン・ルンド氏が就任する。国連平和維持活動の軍事司令官に女性が任命されるのは初めて。
2014年05月13日News in Briefから
- シリア:ブラヒミ特使、辞任
- シリア危機に関する国連/アラブ連盟合同特別代表、ラフダール・ブラヒミ氏が5月31日付で辞任する。潘基文事務総長が本日、ニューヨーク国連本部で行った記者会見において、同氏の辞任を遺憾ながらも受け入れたとの旨を述べた。
- 中央ア:暴力に晒される子供たち
- ユニセフのスレイマン・ディアバテ氏(駐・中央アフリカ共和国代表)は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、シリア、マリ、ウクライナの情勢が注目されるなか、中央アフリカ共和国は忘れ去られた危機となり、子供たちは酷い暴力にさらされているとの旨を訴えた。
- リビア:犯罪者を裁判に
- ファトゥ・ベンソーダ検察官は本日、安保理でブリーフィングし、リビアで重大な犯罪を行った者が処罰を免れることがないようにすることが同国に永続的な平和をもたらすために不可欠であるとの旨を述べた。
- オマーンで、グローバル教育会議
- オマーンで、「すべての人のためのグローバル教育会議」が開かれた。ユネスコのボコバ事務局長はこの会議に出席、演説し、すべての子供たちを教育する必要を強調するとともに、ナイジェリアでの女子生徒誘拐は少女の願望を打ち砕く襲撃であると旨を述べて非難した。
- 野生動植物に関連する犯罪、増加
- 第23回国連犯罪防止刑事司法委員会に並行してウィーンで開催された特別イベントで、国連薬物犯罪事務所(UNODC)のフェドトフ事務局長が演説し、国際社会に対し、野生動植物や森林に関連する犯罪の増加を食い止めるよう訴えた。
2014年05月12日News in Briefから
- 南スーダン:最大限の自制を
- 南スーダンを先週訪問した潘基文事務総長は本日、安保理でブリーフィングを行い、同国の紛争解決の唯一の方法は政治対話であるとの旨を述べるとともに、すべての当事者による最大限の自制を促した。
- 先住民:常設フォーラム開幕
- 先住民問題に関する常設フォーラムが2014年会期をスタート。5月23日までの日程で開かれる。特別なテーマとして、「グッド・ガバナンス」に焦点をあてる。初の先住民に関する世界会議の準備に関する問題についても話し合う。
- ウクライナ:紛争の本格化、回避を
- ウクライナ東部、南部において危機が深まり続けるなか、潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者団に対し、紛争の本格化を回避する時間はまだあるとし、すべての当事者が妥協の精神に戻るよう促した。
- 犯罪防止委員会、スタート
- 犯罪防止刑事司法委員会の第23回会期がスタート。国連薬物犯罪事務所(UNODC)のユリー・フェドトフ事務局長は冒頭演説し、野生動植物や森林に関する犯罪への対応の必要を訴えた。
- アルコール関連疾病防止を
- 世界保健機関(WHO)はこのたびアルコールと健康に関する世界報告を発表し、2012年には300万人以上が死亡した原因は女性のアルコール摂取が着実に増えていることに関係していると指摘。各国政府に対し、アルコール関連の死亡や疾病を防止するために、さらなる行動をとるよう呼びかけた。
2014年05月09日News in Briefから
- ナイジェリア:北東部で市民襲撃
- ナイジェリア北東部で最近、市民に対する一連の襲撃事件が起き、国内避難民、難民が発生している事態について、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のエドワーズ報道官はジュネーブで記者団に対し、危機感を表明した。
- 事務総長、ローマ法王と会談
- 潘基文事務総長は本日、ローマで、カトリック教会のフランシスコ法王と会談。同法王の貧困根絶、持続可能な開発の促進への取り組みを称賛するとともに、すべての人のための尊厳ある生活を促進するために、カトリック教会と国連との協力関係の継続を訴えた。
- 南スーダン:殺害の終結を
- 南スーダンに展開する平和維持活動UNMISSが昨日、同国における重大な人権侵害状況を報告したことを受け、ピレイ人権高等弁務官は政府、反政府勢力の両指導者に対し、殺害を停止するための措置を即時に講じるよう訴えた。
- パキスタン:人権法律家、殺害
- パキスタンの人権法律家ラシード・カーン・レーマン氏が水曜日、パンジャブ州にある同氏の事務所で銃撃され、死亡した。国連人権高等弁務官事務所はこの殺害事件を非難するとともに、同国政府に対し、犯人を逮捕し、裁判にかけるよう促した。
- ナイジェリア:女子生徒解放を
- ナイジェリアで、武装勢力ボコ・ハラムが女子生徒200人以上を誘拐したことについて、安保理議長は報道声明を発し、即時かつ無条件の解放を要求するとともに、国際社会が同国当局と協力するよう求めた。
2014年05月08日News in Briefから
- 南スーダン:重大な人権侵害
- 南スーダンに展開する平和維持活動UNMISSはこのたび、報告書を発表し、昨年末に発生した紛争下で、両当事者がレイプや大量殺害、拷問など、重大な人権侵害を犯していると指摘した。
- ナイジェリア:事務総長特使派遣へ
- 潘基文事務総長は本日、ナイジェリアのジョナサン大統領と電話会談し、武装勢力に誘拐された200人以上の女子生徒の安否に深い懸念を表明した。事務総長はまた、高位の特使を同国に派遣する意向を伝え、大統領もこの申し出を受けいれた。
- シリア:化学兵器除去にもう一押し
- OPCW/国連合同査察団のカーグ特別調整官が安保理で、非公開ブリーフィングを行った。その後の記者会見で、同調整官はシリアの化学兵器の92%が除去あるいは破壊されたことを明らかにしたうえで、残りの8%の化学兵器への安全なアクセスを求めた。
- パキスタン:国連高官、訪問終える
- カン・ギョンファ人道問題担当事務次長補は本日、パキスタンへの訪問を終えるにあたり、情勢不穏、自然災害、栄養不良などの影響を受ける百万単位の人々への支援拡大の必要を訴えた。
- コンゴ:大量レイプに相応の判決を
- コンゴ民主共和国東部のモンロビアおよびその周辺で2年前、同国の軍隊FARDCの兵士らが大量レイプを犯したとされる事件について、5月5日、同国の軍事法廷による判決が下された。事務総長特別代表(紛争下の性的暴力担当)は多数の兵士のなかでレイプで有罪判決を受けたのがわずか2人であることに失望の念を表明した。
2014年05月07日News in Briefから
- WHO:多くの都市で大気汚染
- 世界保健機関(WHO)は本日、プレスリリースを発し、世界の都市の多くが汚れた空気に包まれており、住民は過剰な大気汚染にさらされ、呼吸器系疾患やその他の健康問題に苦しんでいると警告を発した。
- 世界食糧安保委、ローマで開催
- 世界食糧安全保障委員会がイタリアの首都ローマで開催された。潘基文事務総長は演説し、南スーダンが食糧危機の淵にあることを訴えた。同委員会はFAO、WFP、IFADで構成される。
- ナイジェリア:女子生徒の解放を
- ゼルギー事務総長特別代表(武力紛争と子供担当)は本日、プレスリリースを発し、ナイジェリアでボコ・ハラムに200人以上の女子生徒が誘拐されたことを非難するとともに、女子生徒たちの安否に深い懸念を表明した。
- フィリピン:国際支援の継続を
- 大型台風ハイヤンがフィリピンを襲い、大きな被害をもたらしてから半年が過ぎた。国連の現地人道調整官は復興の兆しがみえるとしながらも、その歩みはいまだ脆弱であるとの旨を述べた。
- ケニア:避難民の人権改善を
- 避難民の人権に関する特別報告者、チャロカ・ベロニ氏は本日、9日間にわたるケニア訪問を終えるにあたり、同国の避難民の状況を改善するために、より綿密かつ公正な取り組みを求めた。
2014年05月06日News in Briefから
- 南スーダン:事務総長、和平を訴え
- 潘基文基文事務総長は本日、南スーダンの首都ジュバで記者会見し、同国のキール大統領と反政府勢力の指導者マシャール氏が今週、和平交渉を行うことに合意したことを明らかにした。
- ナイジェリア:女子生徒200人誘拐
- ナイジェリアで女子生徒200人以上が集団で誘拐された。軍事組織のボコ・ハラムが自らの犯行を認め、少女たちを奴隷として売り飛ばすとの声明をだした。人権高等弁務官事務所はその行為が人道に対する罪を構成するとして非難する声明を発出。
- ウクライナ:危機解決へ努力を
- ウクライナ東部および南部で暴力が拡大し、死傷者が増え、破壊行為が悪化している。ピレイ人権高等弁務官は本日、すべての紛争当事者に対し、5月25日の大統領選実施までに、平和的解決を図るべく、努力を拡大するよう訴えた。
- WHO:妊産婦死亡、減少
- 世界保健機関(WHO)がこのたび発表した妊産婦死亡率に関する報告書によれば、1990年から2013年にかけて、妊産婦死亡率は45%減少。1990年は523,000人、2013年は289,000人だった。
- アフガン:脆弱な地域に支援拡大を
- アフガニスタン北東部で先週、大規模な土砂崩れが起こった。カン・ギョンファ人道問題担当事務次長補は3日間の同国訪問を終えるにあたり、紛争と自然災害の影響に深い憂慮を表明するとともに、国際社会に対し、脆弱な地域に対する支援を拡大するよう訴えた。
2014年05月02日News in Briefから
- 中央ア:人道状況、悪化
- 中央アフリカ共和国訪問から戻った国連人道問題調整事務所(OCHA)のギング部長は本日、ニューヨーク国連本部で記者ブリーフィングを行い、異教徒間の反目が大きくなっていることを指摘したうえで、国際社会に対し、危機の緩和と宗教対立の拡大防止のために治安対策を講じ、資源を提供するよう訴えた。
- 5月3日は、世界報道自由デー
- 毎年5月3日は、世界報道自由デー。この国際デーを前に、ニューヨーク国連本部では本日、「より良い未来のための報道の自由:ポスト2015開発アジェンダをつくる」とのテーマで、ブリーフィングが開催された。
- イラク:選挙、成功裏に
- イラクで今週水曜日、議会選が成功裏に実施されたことについて、潘基文事務総長は声明を発し、国民と選挙実施要員たちが同国の民主化プロセス強化への取り組みに見せた決意に称賛の念を表明した。
- FAO、新たな農業遺産を認定
- 国連食糧農業機関(FAO)はこのたび、世界重要農業遺産システム(GIAHS)プログラムの下、あらたな農業遺産を認定し、発表した。今回の認定を含め、現在、14か国の31か所が認定された。
- スーダン:戦闘発生で避難民
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、スーダンの南コルドファン、青ナイルの両州において、最近、戦闘が発生し、1万6,500人が避難民となったり、影響を受けたりした。
2014年04月30日News in Briefから
- 南スーダン:権力闘争に終止符を
- ピレイ人権高等弁務官は本日、南スーダンの首都ジュバで記者会見し、南スーダンが大惨害の危機に直面しているとの旨を述べ、同国の指導者たちに対し、私的な権力闘争を止め、国の安定に尽くすよう訴えた。
- LGBT:インドで、啓発映画
- 国連人権高等弁務官事務所は本日、インドの都市ムンバイで、LGBTの人々に対する差別や偏見をなくすためのキャンペーン、「Free & Equal」の一環として、ボリウッド・スタイルのビデオ映画「The Welcome」を発表した。
- イラク:議会選、平和的に実施
- イラクで議会選挙が平和的に実施された。安保理議長は本日、報道声明を発し、タイムリーな議会選実施を歓迎するとともに、選挙管理委員会による結果の確定に期待感を表明。同国の指導者に対し、人々を代表する政府を早く樹立するよう求めた。
- シリア:襲撃事件で多数の死傷者
- シリアのホムスとダマスカスにおいて、襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長はこの襲撃事件を強く非難し、同国政府と反政府勢力に対し、和平努力を台無しにする挑発行為を許さないよう求めた。
- 国際ジャズ・デー
- 4月30日は、国際ジャズ・デー。国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長はメッセージを発出し、ジャズを通して、人々は自由、寛容、人間の尊厳への渇望を歌ってきたとの旨を述べ、ジャズのもつ力を讃えた。
2014年04月29日News in Briefから
- ウクライナ:安保理、情勢報告
- フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、安保理で情勢報告し、OSCE監視員の拘束、分離派による州庁舎占拠、市長銃撃など、ここ数日間に憂慮すべき事態が展開していることを指摘し、すべての当事者に対し、迅速に安定化を図るよう訴えた。
- 中央ア:避難民の安全を
- 中央アフリカ共和国北部において昨日、1,300人のムスリム人の避難民を移送する車列が襲撃され、2人が死亡し、6人が負傷した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報道官は 本日、ジュネーブで記者会見し、この襲撃事件を確認するとともに、避難民の保護を訴えた。
- シリア:OPCW、塩素ガス調査へ
- シリア政府が反政府勢力の支配地域において塩素ガスによる襲撃を行ったと疑われる事態について、化学兵器禁止機関(OPCW)のウズムジュ事務局長は本日、派遣団を設置し、調査する旨を明らかにした。
- 中東:安保理、情勢報告
- セリー中東和平プロセス担当特別調整官は本日、安保理で、中東情勢に関する報告を行い、現在の政治的膠着状態が続けば、2国間共存による解決に向けた最後の機会が失われる恐れがあるとの旨述べた。
- コートジボワール:安保理、決議
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、ダイヤモンド原石の禁輸を解除するとともに、武器禁輸についても一部解除した。金融および渡航禁止措置については2015年4月末まで延長することとした。
2014年04月28日News in Briefから
- ウクライナ:国際刑事裁、暫定調査
- 国際刑事裁判所(ICC)はこのたびウクライナにおける人道に対する罪の疑いについて暫定調査を開始した。一方、潘基文事務総長はすべての当事者に対し、外交解決の道を探るよう求めた。
- 中央ア:増える子供の栄養不良
- 中央アフリカ共和国の首都バンギで深刻な栄養不良に苦しむ子供たちが年初に比べて3倍に増えている。ユニセフは、栄養不良で今年死亡する子供が2万8000人に上ると推計する。
- マラリアの日
- 4月25日は、世界マラリア・デー。潘基文事務総長は、これまでの進展を称賛しながらも、依然として、マラリアによって、毎年50万人以上が死亡していることを指摘し、持続的な政治的コミットメントを繰り返し求めた。
- アフガニスタン:病院で民間人殺害
- アフガニスタンの首都カブールに建つ民間病院で昨日、同国の医療支援に取り組む文民の外国人3人が殺害された。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)はこの殺害事件を非難した。
- 性的暴力:安保理、討論
- 安保理は本日、紛争下の性的暴力に関する討論を行った。潘基文事務総長はすべての国に対し、不処罰を終わらせ、弱い立場の人々を保護するための協力を強化するよう訴えた。
2014年04月25日News in Briefから
- ツェツェバエ、遺伝暗号解析
- 国連食糧農業機関(FAO)と国際原子力機関(IAEA)が実施する共同研究事業によって、ツェツェバエの遺伝暗号がこのたび解析された。アフリカのサブサハラなどにおける家畜業に朗報。
- 性的暴力:事務総長報告、発表
- 紛争下における性的暴力に関する事務総長報告、発表。懸念対象の21か国の情報に基づき、34の武装グループ、民兵、政府治安部隊について、レイプを紛争地帯における手段としていると指摘。
- 中東:国連特使とアッバス議長会談
- ロバート・セリー中東和平プロセス担当特別調整官は本日、ラマラで、アッバス・パレスチナ自治政府議長と会談し、ファタハとハマスの和解合意が成立し、近いうちに統一政府が発足する見通しとなった事態の展開について話し合った。
- 世界予防接種週間、スタート
- 世界予防接種週間が始まった。世界保健機関(WHO)によれば、世界の子供の8割が毎年、予防接種を受けるようになっているが、逆に言えば、依然として、5人に一人(2,200万人超)が受けられない状況にある。
- 知的所有権、熱帯病との闘い
- 世界知的所有権機関(WIPO)と50を超えるパートナーたちは現在、医療革新を生かして、熱帯病、結核、マラリアとの闘いをすすめる共同イニシアチブを拡大している。WIPOのガリ事務局長が本日、記者会見して明らかにした。
2014年04月23日News in Briefから
- シリア:市民たちの救援を
- ユニセフ、UNHCR、WHO、WFPの代表たちは本日、共同声明を発して、シリア当局、反政府勢力に対し、援助アクセスを可能にし、攻囲戦に終止符を打ち、無差別爆撃を停止するよう緊急に求めるととともに、紛争解決のための外交努力を活性化するよう訴えた。
- 世界図書・著作権デー
- 4月23日は、世界図書・著作権デー。国連教育科学文化機関(UNESCO)は本日、「モバイル時代の読書」と題する報告書を発表した。モバイル技術は恵まれないコミュニティーの識字率を改善することができる、と報告書は述べる。
- マリ:安保理、情勢報告
- ケンダース事務総長特別代表は本日、安保理で、マリ情勢に関する報告を行い、進展はみられるものの、テロ組織の活動も活発化し、同国の治安情勢は依然として厳しいと指摘。 同国が包接的な交渉を通じて平和と安全をめざしている努力を地域機関と協力して、後押しするよう訴えた。
- ソマリア:国連、支援継続の決意
- ケイ事務総長特別代表は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、ソマリアにおいて、アル・シャバブによる襲撃が続くなか、国連が同国を撤退する計画はないことを再確認するとともに、国際的なパートナーたちに対し、平和構築、人道援助活動に対する支援拡大を求めた。
- バングラ:工場崩壊の犠牲者に賠償
- 昨年4月24日にバングラデシュの首都ダッカの郊外に建つ衣料品工場が崩壊し、犠牲となった人たちに対する賠償金の支払いがこのたび始まった。この支払いを調整するために、国際労働機関(ILO)が取りまとめ役となる調整委員会が設立されている。
2014年04月22日News in Briefから
- 南スーダン:子供たち、犠牲に
- 南スーダンのジョングレイ州の州都ボルに置かれた国連施設が4月17日に襲撃された際、多数の避難民の子供たちが犠牲となって死亡した。ユニセフは本日、暴力が拡大する中で、子供たちの栄養状態が悪化していることに警告を発した。
- 母なる地球の日
- 4月22日は、「国際母なる地球の日」。潘基文事務総長はメッセージを発し、人間の活動が地球に与える負の影響を抑える態度や慣行の世界的な変化を求めた。国連総会はこの国際デーを記念すべく、「自然との調和」に関するインタラクティブ対話を催した。
- ミャンマー:カチン族の子供に危険
- ミャンマーにおいて、政府軍とカチン族の間で戦闘が起こり、多数の避難民が発生した。ユニセフはニュース・リリースを発し、カチン族の子供たちが兵士徴用、基礎サービスの入手困難、地雷などの危険に直面しているとの旨を述べた。
- 食糧安保と海:ハーグでサミット
- オランダのハーグで本日、世界の食糧安全保障、生活、経済開発における海洋の役割に関するサミットが開幕。日程は4日間。国連食糧農業機関(FAO)、世界銀行、オランダ政府などが共催。
- フィリピンで、報道記者殺害
- フィリピンで4月6日、Remate新聞のルビリタ・ガルシア記者が自宅で殺害された。国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長はニュース・リリースを発し、この殺害事件を非難するとともに、同国当局に対し、事件の調査を求めた。
2014年04月21日News in Briefから
- シリア:大統領選実施、再考を
- シリアにおける6月上旬の大統領選実施の予定について、潘基文事務総長とブラヒミ国連アラブ連盟特使は同国当局に再考を促した。また同国の3年に及ぶ内戦を解決すべく、あらゆる機会を生かし、模索する努力を続けることを約束した。
- 南スーダン:民族理由の殺害
- 南スーダンにおいて、反政府勢力が先週、ベンティウを掌握するに際して、その民族性を理由に、百人単位の殺害を行った。国連は本日、この事実を確認するとともに、無辜の非武装市民を狙った殺害を即時に停止するよう求めた。
- ソマリア:国会議員、殺害
- ソマリアの首都モガディシュにおいて本日、国会議員のイサク・モハメド・リノ氏が殺害された。同国を担当するケイ事務総長特別代表はこの殺害事件を非難し、犯人を逮捕し、裁判にかけるよう求めた。
- イラク:バグダッドで大学襲撃
- イラクの首都バグダッドに建つイマーム・カージム大学に対して昨日、自爆襲撃が行われた。ムラデノフ事務総長特別代表は声明を発し、悪意に満ちた卑怯な襲撃だとし、非難した。
- アフガニスタン:政治に女性関与を
- アフガニスタンにおいて、大統領選の投票集計が進むなか、UNAMAのキュービス代表は首都カブールで女性の国会議員たちと会談。会談後、記者会見し、女性の政治プロセスへの関与の重要性を訴えた。
2014年04月17日News in Briefから
- ウクライナ:ジュネーブで外交交渉
- ウクライナ情勢に関する外交交渉がジュネーブで行われた。報道によれば、ウクライナとロシアが米国とEUの後押しを受けて、ウクライナ東部の緊張緩和のための一連の手段に合意。潘基文事務総長は声明を発し、この外交交渉を歓迎するとともに、すべての当事者に対し、平和的解決に向けた行動を促した。
- 中央ア:事務総長、ラジオで訴え
- 中央アフリカを最近訪問した潘基文事務総長は本日、ラジオ放送を使って、同国のすべての国民に向けたメッセージを発し、平和を通じて統合された国を構築するよう訴えた。
- 南スーダン:国連施設に襲撃
- 南スーダンのジョングレー州の州都ボルに設置されたUNMISS駐屯施設が本日、襲撃された。潘基文事務総長はこの襲撃事件を強く非難するとともに、遺族に哀悼の意を表明した。
- シリア:政府とホムス代表交渉中断
- シリア政府と、交渉委員会(ホムス旧市街で包囲された市民と戦闘員を代表)の間で行われていた交渉が突然中断した。国連とアラブ連盟のブラヒミ合同特使はこの中断に遺憾の意を表明し、すべての当事者に対し、交渉に戻るよう促した。
- ガザ:UNRWAの新事務局長、訪問
- 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のピエール・クレヘンビュール新事務局長が就任後初めて、ガザを訪れた。イスラエルによる7年間にわたる封鎖、不法な集団的処罰の解除の必要を強調した。
2014年04月16日News in Briefから
- ウクライナ:安保理、情勢報告
- シモノビッチ人権担当事務次長補は本日、安保理で、ウクライナの人権状況を報告した。同国東部の情勢への対応を怠れば、国全体の情勢が不安定化するおそれがあるとの旨を述べた。
- ルワンダ・ジェノサイド20周年
- ルワンダのジェノサイドから20年。安保理は本日、決議を全会一致で採択し、すべての国に対して、ジェノサイドのような重大な犯罪の発生を防ぎ、取り組みを行うよう求めた。
- ナイジェリア:女児生徒、誘拐
- 昨日、ナイジェリア北東部で、約100人の女児生徒が誘拐されたことについて、潘基文事務総長、ユニセフはそれぞれ声明を発し、非難するとともに、少女たちの即時解放を求めた。
- 南スーダン:UNMISSに避難民
- 南スーダンのユニティ州で、暴力が拡大し、それに伴って、UNMISS駐屯施設に逃げ込む避難民が増えている。現在、その数は1万2000人で、多くは女性や子どもである。
- 災害リスク軽減と気候変動
- 日本の仙台市で来年開かれる国連防災世界会議を前に、潘基文事務総長は本日、災害リスク軽減と気候変動が密接に関連していることを述べ、より強靭な世界を将来の世代に引き渡すことの重要性を訴えた。
2014年04月15日News in Briefから
- ウクライナ:憎悪煽動の停止を
- 国連人権高等弁務官事務所は本日、ウクライナ情勢に関する報告書を発表。ウクライナで昨年起こった大規模な街頭デモの根本的な原因は腐敗や不平等の広がりであることを指摘するとともに、恐怖や憎悪の煽動に緊急に対応し、さらなる緊張の激化を回避しなければならないと述べる。
- 南スーダン:UNMISSに避難民
- 南スーダン・ユニティ州の州都ベンティウに置かれた国連平和維持活動UNMISSの駐屯施設に避難する人々がこの数日間で倍増し、少なくとも9,000人に達した。現地に駐在する国連人道調整官、トビー・ランゼール氏が記者会見し、述べた。
- 開発協力会議、メキシコで
- メキシコ市で、実効的な開発協力のためのグローバル・パートナーシップのハイレベル会議が開催。会議に出席した潘基文事務総長は演説し、MDGsの達成期限が迫るなか、持続可能な開発とすべての人のための尊厳のある生活を進めるべく、グローバル・パートナーシップをあらたにするよう求めた。
- 軍縮:あなたにできる10のこと
- 国連はこのたび、「軍縮のための行動:あなたにできる10のこと(Action for Disarmament: 10 Things You Can Do!)」を刊行した。本日、ニューヨーク国連本部で記念式典が行われた。
- リビア:ヨルダン大使、拉致
- リビアの首都トリポリで、襲撃事件が起き、ヨルダン大使が拉致され、運転手が負傷した。安保理は報道声明を発し、この襲撃事件を強く非難し、大使の解放に尽力するよう求めた。
2014年04月14日News in Briefから
- シリア:拷問の即時停止を
- 国連人権高等弁務官事務所は先日、シリア政府軍や反政府勢力が拘禁施設で、子どもたちまで対象にした拷問を広く行っていることを指摘する報告を発表。ピレイ人権高等弁務官は、「武力紛争下で、拷問は戦争犯罪である」と非難し、同国政府、反政府勢力に対し、拷問の即時停止を促した。
- ナイジェリア:アブジャ近郊で襲撃
- ナイジェリアの首都アブジャ近郊のバス停で爆弾襲撃事件が起こり、70人以上が死亡し、100人を超える負傷者がでた。潘基文事務総長は衝撃と悲しみを表明するとともに、犯人を逮捕し、裁判にかけるよう求めた。
- ネパール:人権侵害に恩赦法案
- ネパールにおいて、人権侵害に恩赦を与えることにつながる法案が国会に提出されたことについて、ピレイ人権高等弁務官は本日、同国の平和の礎を弱めると述べ、深刻な憂慮を表明した。
- イラン:女性の死刑執行の停止を
- イランで、情報相の職員を殺害したとの罪で死刑宣告を受けていたインテリア・デザイナーの女性の死刑執行が明日、予定されている。イランの人権に関する特別報告者、アフマド・シャヒード氏は、この女性が公正な裁判を受けていないと深刻な憂慮を表明し、同国政府に対し、死刑執行の停止を強く求めた。
- バナナ:パナマ病への対策を
- バナナの生産に甚大な影響を及ぼすパナマ病がアジア、アフリカ、中東に広がっている。国連食糧農業機関(FAO)は現在、各国に対し、モニタリング、報告、予防の対策を拡大するよう警告している。
2014年04月11日News in Briefから
- ベネズエラ:緊張緩和へ対話
- ベネズエラにおいて、政治的緊張の緩和のための対話がスタート。潘基文事務総長は本日、すべてのアクターに対し、同国が直面する諸課題の克服に向けて尽力するよう求めた。
- 有人宇宙飛行の日
- 4月12日は、国際有人宇宙飛行デー。2011年、国連総会によって宣言された国際デー。1961年のこの日、ソ連(当時)の宇宙飛行士ガガーリンが人類初の宇宙飛行をしたことを記念する。
- 気候変動:リーダーズ・サミット
- 米国・ワシントンで、気候変動に関するリーダーズ・サミットが開催。潘基文事務総長は同サミットで演説し、気候変動の問題を開発アジェンダの最優先事項とし続ける重要性を繰り返し述べ、各国政府に対し、年末までに、普遍的な合意を成立させるよう促した。
- ギニアビサウ:大統領・議会選
- ギニアビサウで日曜日、大統領選と議会選が実施される。選挙の実施を前に、潘基文事務総長は声明を発し、同国の人々、機関に対し、平和的で信頼性のある選挙を実施するよう呼びかけた。
- 第7回世界都市フォーラム
- 第7回世界都市フォーラム(WUF7)が4月5日‐11日、コロンビアのメデリンで開催された。主催者はハビタット。フォーラムは隔年開催。世界各地から1万5000人が参加し、都市が直面するさまざまな課題について話し合った。
2014年04月10日News in Briefから
- 中央ア:安保理、PKO設置
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、中央アフリカ共和国の治安情勢悪化、引き続く人権侵害に憂慮を表明し、同国に1万2,000人の要員規模で展開する平和維持活動、MINUSCA(=UN Multidimentional Integrated Stabilisation Mission)を設置した。同活動はアフリカ諸国が主導し展開するミッションの任務を引き継ぐ。任期期限は2015年4月30日。
- すべての子どもを学校に
- 2015年までに世界のすべての子どもたちが学校教育を受けられるようにすることをめざす「グローバル教育アクションのための緊急同盟」が本日、米ワシントンで立ち上げられた。シャキーラやジュード・ロウなど、著名な歌手や俳優などが参加。「緊急同盟」は、グローバル教育のための国連特使を務めるゴードン・ブラウン氏が招請した。
- ブルンジ:憂慮すべき政治情勢
- 国連は現在、ブルンジにおける最近の動きについて憂慮すべき情報を入手しており、同国政府に対し、地域、国際社会の高いレベルで、懸念を伝えている。国連報道官が本日、ニューヨークで記者団に述べた。
- UNODC、世界殺害報告を発表
- 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は本日、「世界殺人報告2013」を発表。同報告によれば、2012年に意図的な殺害により命を失った人はおよそ43万7,000人にのぼる。
- イラン:政治犯に医療ケアを
- イランに関する特別報告者や健康に関する特別報告者をはじめとする、独立の人権専門家たちは本日、イランで拘束された政治犯2人が健康を害し、死の危険に直面しながらも、医療ケアを拒否されていることに警告を発し、同国当局が2人に治療を提供するよう促した。
2014年04月09日News in Briefから
- コンゴ:深刻な人権侵害
- コンゴ民主共和国に設置された国連合同人権事務所(UNJHRO)はこのたび同国における深刻な性的暴力に関する報告を発表。ピレイ人権高等弁務官は本日、記者会見し、近年、性的暴力を犯した政府工作員の追訴は増えているものの、性的暴力の不罰との闘いの道のりはまだ長いとの旨を述べた。
- C型肝炎治療ガイドライン:WHO
- 世界保健機関(WHO)はこのたびニュースリリースを発し、C型肝炎の治療ガイドラインを初めて作成したことを明らかにした。世界各地で、C型肝炎の影響を受けるひとは1億3,000万人から1億5,000万人。
- 持続可能エネルギーの10年、開始
- すべての人のための持続可能なエネルギーの10年(2014年‐2024年)、スタート。世界中で、再生可能なエネルギー、エネルギー効率性を促進することをめざす。6月4日‐6日、ニューヨーク国連本部で、すべての人のための持続可能なエネルギーに関する年次フォーラムが初めて開催される。
- シリア:アレッポに人道援助
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたびシリアのアレッポ東部に人道援助物資を搬送した。同地域への援助搬送は昨年6月から困難となり、支援が途絶えていた。
- パキスタン:爆弾襲撃事件
- パキスタンの首都イスラマバードで本日、バルチスタン州で昨日、爆弾襲撃事件が発生。潘基文事務総長は声明を発し、同事件を非難するとともに、犠牲者の家族、および同国政府に哀悼の意を表明した。
2014年04月08日News in Briefから
- 中東:ポリオ予防接種
- イラクにおいて最近、生後6か月の乳児のポリオ感染が確認された。国連とパートナーは今週木曜日までに、シリア、イラク、エジプトで大規模な予防接種キャンペーンを開始。2,200万人の子どもたちに予防接種を受けさせることをめざす。
- NZ:人権作業部会、訪問
- ニュージーランドを訪れた、恣意的拘束に関する作業部会(人権理事会による設置)のメンバーたちが訪問最終日のきのう、オークランドで記者会見し、同国のマオリ族の人々の拘禁率が高いことなど、自由の剥奪に関連する問題に憂慮を表明した。
- シリア:暴力、激化
- シリアにおいて暴力が激化するなか、同国のホムスで昨日、司祭が殺害された。潘基文事務総長は声明を発し、市民に対する残虐行為の継続を非難し、同国のすべての人々、海外の支援者に対し、紛争終結を急ぐよう訴えた。
- ロマ族の完全参加を
- 国際ロマの日にあたり、少数者問題に関する特別報告者を務めるリタ・イザック氏は声明を発し、ヨーロッパのすべての国と機関に対し、すべてのレベルでの意思決定にロマ族を完全に参加させるよう訴えた。
- シリア:400万人に食料支援
- シリアにおいて世界食糧計画(WFP)は3月、これまでで最多となる300万人に食料支援を行った。しかし、WFPがこのたび発表した報告は、雨季が1か月を残すばかりとなった今、同国の脆弱な食糧事情が悪化するおそれがあると指摘した。
2014年04月07日News in Briefから
- ルワンダ:ジェノサイドから20年
- ルワンダでジェノサイドが起こってから20年。潘基文事務総長は同国の首都キガリで催された記念式典に出席し、同様の大虐殺が二度と繰り返されないようにするためには、国際社会の連帯が必要だとの旨訴えた。
- 中央ア:国連報告、危機に警告
- FAOとWFPがこのたび発表した報告によれば、中央アフリカ共和国において暴力が継続し、雨季が到来するなか、危機が深刻化し、経済が悪化し、人々は基礎的なニーズを満たすことがますます難しくなっている。
- 人口開発委、スタート
- 人口開発委員会が本日、年次会期を開始。今年は、1994年にカイロで国際人口開発会議が開かれてから20年目となることから、同会議が採択した行動計画の実施状況を評価することを中心的なテーマに据える。
- 4月7月は世界保健デー
- 毎年4月7日は、世界保健デー。世界保健機関(WHO)が1948年のこの日に創設されたことに因む。今年は、国際社会に対し、蚊やハエなどを媒介とした疾病の蔓延との闘いに関心を喚起するよう呼びかける。
- ソロモン諸島、洪水被害
- ソロモン諸島において、豪雨のために同国で最悪レベルの洪水が発生し、23人が死亡し、5万人以上が被害を受けた。国連とパートナーは本日、同国を支援し、援助活動を開始した。
2014年04月04日News in Briefから
- 事務総長、チェコ訪問
- 潘基文事務総長、チェコ訪問。プラハのチャールズ大学で講演し、世界が直面する貧困と飢餓の削減、気候変動の問題などに言及し、世界が責任を共有することの重要性を強調した。
- 中央ア:襲撃事件に調査結果
- 3月29日に中央アフリカ共和国の首都バンギ郊外で起こった襲撃事件を調査した国連人権事務所はこのたび、暫定的な調査報告を発表。チャドの兵士たちが無差別な襲撃事件を起こし、約30人が死亡し、300人以上が重傷を負ったと明らかにした。
- 事務総長、プラハ洪水対策を称賛
- チェコ訪問中の潘基文事務総長は本日、同国の首都プラハの洪水対策を称賛した。プラハの対策は欧州で最大級であり、リーダーシップの良い事例であるとするとももに、国連がリスク軽減を最優先事項のひとつとしているとの旨を述べた。
- 4月4日は地雷デー
- 4月4日は「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー」。潘基文事務総長はメッセージを発し、地雷除去の取り組みにおいて、もっと高いレベルで女性の関与を図るための措置を講じるよう訴えた。
- フィリピン:避難民にシェルターを
- フィリピン南部で政府軍と反政府勢力との間に武力衝突事件が起こってから半年が過ぎたが、いまだに6万4,600人の避難民にシェルターが提供されずにいる。OCHAの報道官は本日、シェルター問題の緊急解決の必要を訴えた。
2014年04月03日News in Briefから
- 気候変動:みんなで対応を
- 潘基文事務総長はブリュッセルで開催された会議で演説し、気候変動の兆しは明白だとの旨を述べ、時機を逸する前に、加盟国や企業、一般の人々が協力して、集団的な行動をとるよう訴えた。
- 南スーダン:人道援助、急ぐ必要
- ヒルデ・ジョンソン事務総長特別代表は本日、南スーダンの首都ジュバで記者会見し、紛争に政治的解決の見込みがたたないなか、雨季の到来が近づいていることを指摘し、同国における人道援助を急ぐ必要を強調した。
- レバノン:シリア難民、100万人超
- シリア紛争が4年目に突入。UNHCRによれば、同国から紛争を逃れ、隣国レバノンに流入した難民は、100万人を超えた。この数はレバノン人口のおよそ4分の1に相当する。
- アフガニスタン:選挙準備、進む
- アフガニスタンにおいて、4月5日、大統領選および州議会選が実施される。現在、準備が進んでいるが、潘基文事務総長は本日、声明を発し、すべての国民に対し、選挙への参加を呼びかけた。
- ダルフール:安保理、決議採択
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、スーダン・ダルフールの治安情勢の悪化に深い憂慮を表明し、UNAMIDの戦略的優先事項に関する事務総長の改訂提案を承認した。
2014年04月02日News in Briefから
- 中央ア:EU/AUがハイレベル会議
- 欧州連合(EU)とアフリカ連合(AU)がブリュッセルで、中央アフリカ共和国の危機に関するハイレベル会議を開催。潘基文事務総長は同会議に出席、演説し、欧州、アフリカ各国の指導者たちに対し、国連平和維持活動の展開などを通じ、殺戮を終わらせ、市民を保護するよう訴えた。
- 世界自閉症啓発デー
- 毎年4月2日は、世界自閉症啓発デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、国際社会に対し、自閉症の影響を受ける人々の前進を促進し、包接的な社会の実現をめざした教育プログラム、雇用の機会提供を支援するよう促した。
- パレスチナ:国際諸条約に加入申請
- パレスチナ自治政府がこのたび、合計15件の国際条約に加入申請を行った。国連事務総長付きのハク報道官によれば、これら申請の書簡はロバート・セリー中東和平プロセス特別調整官に送付された。
- 武器貿易条約、一周年
- 武器貿易条約(ATT)が国連総会で採択されてから1年が経った。今日の段階で、署名国は118、批准国は31。同条約の発効には50か国の批准が必要。
- 気候変動:小島嶼国の取り組み
- 「すべての人のための持続可能なエネルギーの国連の10年」(2014-2024年)がスタート。潘基文事務総長はメッセージを発し、低炭素社会に向けた小島嶼国の取り組みを称賛し、気候変動との闘いを継続するよう促した。
2014年04月01日News in Briefから
- 中央ア:平和維持兵の増派、必要
- 中央アフリカ共和国の首都バンギで暴力が拡大するなか、人権高等弁務官事務所は本日、各国に対し、平和維持兵と警官の増派を求める国連の呼びかけへの支援対応を促した。
- マレーシア航空機:ITUの取り組み
- マレーシア航空370便が消息不明となっているなか、国際電気通信連合(ITU)のトゥーレ事務局長は本日、ドバイで、ITUがリアルタイムの飛行中の情報伝達システムへの取り組みに全力を尽くすとの旨を述べた。
- ギニアビサウ:公正で自由な選挙を
- 平和構築委員会のギニアビサウに関する国別会合は本日、声明を発し、4月に実施が予定された同国の議会および大統領選挙の準備が成功裏に進んでいることに歓迎の意を表明し、すべてのステークホルダーが公正かつ自由な選挙実施のために協力するよう求めた。
- ジェノサイド防止は世界の責務
- ジェノサイド防止に関する国際会議が本日、ブリュッセルで開催。潘基文事務総長は演説し、人権の擁護は世界の責任であるとし、すべての政府に対し、ジェノサイド防止のために、取り組みをあらたにするよう求めた。
- ハイチ:コレラへの対応強化を
- ハイチにおけるコレラへの対応のための事務総長上級調整官を務めるペドロ・メドラノ氏は本日、UNニュースセンターとのインタビューにおいて、ハイチには十分な国際的関心が集まっていないとし、支援を拡大するよう訴えた。
2014年03月31日News in Briefから
- IPCC、第5次評価報告
- 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第2作業部会は本日、横浜で、第5次評価報告を発表した。「気候変動2014:影響、適応、脆弱性」と題する報告は、気候変動が地球全体に影響を及ぼしており、飢餓、洪水、紛争のリスクを高めていると訴える。
- 南スーダン:WFP/UNHCR代表訪問
- カズン世界食糧計画(WFP)事務局長と、グテーレス国連難民高等弁務官の2人が本日、南スーダン入り。紛争の被害を受ける人々と会い、ニーズと対応状況を視察した。
- 中央ア:事務総長、暴力拡大に憂慮
- 潘基文事務総長は本日、声明を発し、中央アフリカ共和国における暴力拡大に憂慮を表明し、すべての関係当事者が将来、自らの犯した行動に説明責任を問われ、裁判にかけられることを考えなければならないとの旨訴えた。
- 国際司法裁:日本、敗訴
- 国際司法裁判所(ICJ)は本日、オーストラリアが日本を提訴した捕鯨問題に判決を下した。日本が南極海で行っている調査捕鯨は科学目的でなく、商業捕鯨であるとし、その中止を命じた。ICJ判決は一審制で上訴できない。
- エジプト:大量の死刑判決
- エジプトで先週、529人が死刑判決を受けたことについて、国連人権独立専門家8人は声明を発し、同国当局に対し、国際人権法に則って、公正な裁判をやり直すよう促した。
2014年03月28日News in Briefから
- ウクライナ:安保理、情勢報告
- ウクライナとロシアからニューヨークに戻った潘基文事務総長は本日、安保理で両国訪問について報告。ウクライナ危機の外交解決を強く訴え、当事者ならびに国際社会に対し、現在の緊張状態においては、小さな発火が大きな炎につながるおそれがあると警告した。
- 南スーダン:緊急援助活動、開始
- 南スーダンの危機が拡大するなか、ユニセフと世界食糧計画(WFP)は本日、同国で最も孤立した地域の一つ、ジョングレイ州のアコボに食糧、ワクチン、栄養サプリメントなどを届ける緊急活動を開始した。
- シリア:安保理、情勢報告
- エイモス人道問題担当事務次長は安保理で、シリアにおける人道アクセスに関する報告を行い、同国の百万単位の人々が援助を受けられない状態が続いているとし、人道アクセスの確保の重要性を訴えた。
- 中央ア:憎悪、暴力の拡大
- 中央アフリカ共和国において反政府勢力が支配権を握ってから1年が経過した現在、同国において、コニュニティー間の憎悪が拡大し、治安・人道情勢が悪化している。UNHCRのターク国際保護局長がジュネーブで記者会見して述べた。
- アフガン:PKO局長、訪問終える
- アフガニスタンの来週の選挙を前に、ラドゥス平和維持活動担当事務次長は3日間の同国訪問を終え、首都カブールで記者会見。同国の人々との連帯を表明し、国連の支援を再確認した。
2014年03月27日News in Briefから
- クリミア住民投票無効、と総会
- 国連総会は賛成100、反対11、棄権58で決議を採択し、クリミアで実施された住民投票は無効であるとし、当事者に対し、平和的な解決を速やかに図るよう求めた。
- グリーンランド:事務総長訪問終了
- 潘基文事務総長は本日、ユネスコ世界遺産に認定されたイルリサット・アイスフィヨルドを視察し、2日間のグリーンランド訪問を終えた。このあと、事務総長はニューヨークに戻り、来週には、ブリュッセル、プラハ、キガリを訪問する予定。
- イラク:安保理、情勢報告
- ムラデノフ事務総長特別代表は本日、安保理で、イラク情勢報告を行った。アンバール州において、3か月間、戦闘が続いたことにより多くの人々が避難を余儀なくされ、同国政府が安定を維持する努力に深刻な影響が及んでいるとの旨を述べた。
- スリランカ:人権調査へ
- 国連人権理事会は本日、賛成23、反対12、棄権12で決議を採択し、スリランカにおいて、2009年当時、同国政府および反政府勢力LTTEによって行われた人権侵害の疑いについて国際的な調査を開始することを決めた。
- コートジボワール:公正な裁判を
- コートジボワールの人権に関する特別報告者、ディエン氏は人権理事会に報告書を提出し、国民和解プロセスの未解決問題に懸念を表明。すべての人のための公正な裁判こそが同国の安定と復興に必要であるとの旨を述べた。
2014年03月26日News in Briefから
- 事務総長、グリーンランド訪問
- 潘基文事務総長はこのたび、グリーンランドを訪問。同国においては、気候変動の影響で、氷床の溶解が加速しており、その状況を視察した。9月23日に事務総長が主催する気候変動サミットに向けて、弾みをつけることがねらい。
- シエラレオネ:安保理、報告
- トイベルグ=フランゼン事務総長特別代表は本日、安保理において、今月末で任期終了となるシエラレオネ統合平和構築事務所(UNIPSIL)に関する活動報告を行った。シエラレオネが復興に向けて歩みを進めたとしながらも、持続的な国際的関心が必要であるとの旨を述べた。
- 中央ア:人道援助に資金を
- 中央アフリカ共和国に展開する平和構築ミッション(BINUCA)のガイエ代表は本日、同国の首都バンギで記者会見し、人道援助のための資金不足、不安定な情勢の継続を指摘し、国際社会の支援を促した。
- スリランカ:人権侵害の調査を
- ピレイ人権高等弁務官は本日、第25回人権理事会で演説し、スリランカで2009年に紛争の最終段階で起こった人権侵害の疑いに関する独立の調査の開始を求めた。
- ベトナム:住民の強制立ち退き
- ベトナム中部においいて、住民の強制立ち退きが行われたことを受け、人権理事会が設置する複数の特別報告者はそれぞれ、この措置を非難し、同国政府に対し、住民の人権保護のために緊急介入するよう訴えた。
2014年03月25日News in Briefから
- 空気汚染、700万人が死亡
- 世界保健機関(WHO)が本日発表したデータによれば、2012年に世界で、屋内外の空気汚染が原因で死亡した人は、約700万人に上る。本日のデータ発表は、空気汚染関連の疾病の防止について、WHOが描く工程表実施の一環。
- 3月25日は、奴隷追悼の日
- 毎年3月25日は、奴隷及び大西洋間奴隷貿易犠牲者追悼国際デー。今年のテーマは、「奴隷制に勝利する:ハイチを超えて」。潘基文事務総長はメッセージを発出し、大西洋間奴隷貿易の原因、結果、教訓を想起し、現在と将来の世代に、人種主義や偏見の危険の教育する決意をあらたにする、との旨を述べた。
- エジプト:529人に死刑判決
- エジプトで月曜日、529人の被告人に死刑判決が下された。裁判には、被告人の大半が欠席していた。人権高等弁務官事務所はこの判決は手続的に問題があるとの旨を述べ、深い警戒の念を示した。
- スーダン/南スーダン:緊急援助金を
- スーダン、南スーダンの情勢が悪化するなか、国連人道問題調整事務所のオペレーション部長を務めるジョン・ギング氏は本日、両国における援助活動のための緊急資金の拠出を求めた。
- 国連職員の保護を
- 毎年3月25日は、拘留中または行方不明のスタッフと連帯する国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、現在拘束中の国連要員の即時解放のため、すべての関係者が全力を尽くすよう促した。
2014年03月24日News in Briefから
- 核安全保障サミット、開催
- 核安全保障サミットがオランダのハーグで開催。潘基文事務総長は開会式で演説し、核の安全保障の強化には国際的な協力の深化が不可欠だとし、世界の指導者たちに対し、すべての人びとのためにより安全な世界をつくるべく、必要な措置を講じるよう求めた。
- コンゴ難民:船転覆、溺死
- ウガンダからコンゴ民主共和国に帰還する難民たちを乗せた船が転覆。250人以上が乗船していたが、そのうち41人が救出され、98人の遺体が回収された。UNHCRは子どもを含む多数の難民が死亡したことに悲しみを表明した。
- 人権侵害:真実への権利
- 3月14日は、著しい人権侵害に関する真実に対する権利と犠牲者の尊厳のための国際人権デー。貧困、抑圧、拷問などとの闘いに身を捧げたローマ・カトリックのオスカル・ロメロ大司教が1980年のこの日、殺害されたことに因んで。
- ハイチ:安保理、情勢報告
- ハイチに展開するUNMUSTAHのオノレ代表は本日、安保理で同ミッションの活動報告を行い、国内対話の合意が成立した同国が現在、民主化プロセス、法の支配、良い統治などを通じて、平和の歩みを持続させていくうえで、岐路にたっているとの旨を述べた。
- ソマリア:バイドアで暴力事件
- ソマリアのバイドアで暴力事件が発生し、またベイ地域において、8人の長老が惨殺された。UNSOMのケイ代表はプレスリリースを発出し、これら事件を非難し、すべての当事者に対し、緊張緩和のための自制を促した。
2014年03月21日News in Briefから
- ウクライナ:事務総長、訪問
- ロシアに次いで、ウクライナを訪れた潘基文事務総長はキエフで記者会見し、ロシア、ウクライナ間の緊張状態に深刻な懸念を表明し、現在の危機の平和的な解決に向けて、両国の間の真の対話を促した。
- シリア:難民の窮状、写真の訴え
- シリアのパレスチナ難民たちの窮状を訴える写真が、東京・渋谷のスクランブル交差点とニューヨークのタイムズ・スクエアに設置された大型街頭スクリーンで流された。UNRWAが2月に公開した写真は反響を呼び、ソーシャルメディアでのシェアの回数は百万単位に及ぶ。
- 占領パレスチナ:法的地位の評価を
- パレスチナ占領に関するフォーク人権特別報告者は月曜日、人権理事会に宛てて報告書を提出する。特別報告者が本日発出したプレスリリースは、国際司法裁判所に対し、イスラエルが占領を続けるパレスチナの法的地位の評価を行うよう求めた。
- 中央ア:性的暴力の脅威
- バングーラ事務総長特別代表(紛争下の性的暴力担当)は3月17日―19日、中央アフリカ共和国の状況把握のため、同国を訪問した。バングーラ代表が同国を訪れるのは2回目。同代表によれば、首都バンギなどの治安情勢にいくらかの改善はみられるものの、人々が直面する状況は依然として厳しく、すべての当事者は引き続き、襲撃の際に性的暴力を行っている。
- アフガニスタン:首都で襲撃事件
- 来月の選挙を前に、アフガニスタンの首都カブールに建つセレナ・ホテルが昨夜、襲撃され、9人の民間人が死亡し、数人の負傷者がでた。国連はこの襲撃事件を強く非難した。
2014年03月20日News in Briefから
- 事務総長、ロシア訪問
- 潘基文事務総長は本日、ロシアを訪れ、プーチン大統領と会談。同国とウクライナの間の緊張状態を緩和し、両国の友好関係を回復する必要を強調した。
- 中央ア:人権弁務官、訪問
- ピレイ人権高等弁務官、中央アフリカ共和国を訪問。首都バンギで、報道声明を発出。12月から翌1月まで続いた大規模な暴力は止んでいるものの、いまだに人々が毎日、殺害され、惨憺たる人道状況が続いているとの旨を述べ、国際社会に対して、援助活動を大幅に拡大するよう訴えた。
- 気候変動枠組み条約、20周年
- 気候変動枠組み条約の発効20周年。潘基文事務総長はメッセージを発出し、過去20年間にわたって、世界が気候変動の脅威に対応する多国間解決を模索するうえで、この条約が果たしてきた役割を指摘した。
- 開発協力:ECOSOCシンポ
- 経済社会理事会は本日、ドイツのベルリンで、開発協力フォーラム(DCF)のハイレベル・シンポジウムを2日間の日程で開始。テーマは、ポスト2015の時代におけるアカウンタビリティーを確保した、実効的な開発協力。
- 南スーダン:女性、重要な役割
- UN Womenのヌクカ事務局長は本日、ニューヨークで開かれたイベントで演説し、南スーダンの女性たちが平和と安定の回復において果たす役割を強調した。事務局長は一か月前に同国を訪問した。
2014年03月19日News in Briefから
- 事務総長、露/ウクライナへ
- 潘基文事務総長はロシアとウクライナを訪問すべく、本日、ニューヨーク国連本部を発つ。緊張を緩和するための外交努力の一環。一方、エリアソン副事務総長、シモノビッチ人権担当事務次長補は安保理で情勢を報告するとともに、国連憲章の基本原則の遵守を促した。
- 中央ア:食料危機に緊急対応を
- 中央アフリカ共和国の視察訪問を終えた、世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長は本日、深刻な食料不足に対処し、栄養不良に苦しむ人々を助けるため早急に行動する必要があると訴えた。
- UNESCO事務局長、シリア訪問
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長は本日、ヨルダンを訪問。シリアから紛争を逃れ、ヨルダンに流入した若年層の難民たちが教育面などにおいて、同国の人びとの支援を必要としているとの旨を指摘した。
- 平和構築:安保理、討論
- 安保理は本日、紛争後の平和構築に関する討論を行った。エリアソン副事務総長、UNDPのクラーク総裁、平和構築委員会のパトリオタ委員長がブリーフィング。紛争後に持続的な平和を実現するためには、包接性、制度構築、国際/地域支援という3つの要素が不可欠であるとの旨を指摘。
- ソマリア:政府軍、主要な町を奪回
- ソマリア中南部において、国軍(SNA)、AU平和維持部隊(AMISOM)が複数の主要な町の支配権を反政府勢力から奪回、回復している。UNSOMが発したニュースリリースにおいて、ケイ事務総長特別代表は、この進展を歓迎する旨を述べた。
2014年03月18日News in Briefから
- シリア:人権調査委、報告
- シリアに関する人権調査委員会は本日、第25回人権理事会に対し、シリアの状況に関する詳細報告を提出。同委員会のピンヘイロ委員長はジュネーブで記者会見し、同国における暴力がおさまる気配がないことを指摘し、国際社会の不作為を非難した。
- 中央ア:保健衛生に追加資金を
- 中央アフリカ共和国において、保健衛生施設が襲われ、医療関係者らが職場を離れざるを得ない状況に陥っている。世界保健機関(WHO)は同国の保健衛生ニーズを満たすため、緊急の追加的資金の拠出を求めるアピールを発した。
- 南スーダン:安保理、情勢報告
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、安保理で、南スーダンの情勢報告を行った。同国の情勢が悪化を続けていることを指摘し、当事者たちに対し、2か月前に成立した停戦合意を尊重するよう求めた。
- シリア難民:レバノン支援を
- 駐レバノン人道調整官代行を務めるロス・マウンテン氏は本日、ジュネーブで記者会見し、レバノンに流入するシリア難民が増え続け、年内には150万人に届く見込みであることを指摘し、国際社会が同国への支援を拡大する必要を訴えた。
- アフガン北部で自爆襲撃事件
- アフガニスタン北部のファリャブ州で、自爆襲撃事件が起き、市民15人が死亡し、約50人が負傷した。ヘイソン事務総長副特別代表は声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
2014年03月17日News in Briefから
- ウクライナ:事務総長、憂慮
- ウクライナのクリミアで住民投票が行われ、ロシアへの編入が承認されたことについて、潘基文事務総長はすでに複雑で緊迫した情勢を悪化させると述べ、深い憂慮と失望を表明した。15日には、安保理は住民投票の結果を認めないよう促す決議案を投票に付したが、ロシアが拒否権を行使し、否決された。
- アフガニスタン:安保理、情勢報告
- キュービス事務総長特別代表は本日、安保理でアフガニスタン情勢に関する報告を行い、同国のすべての人びとに対し、来る国内選挙で投票権を行使するとともに、平和的な選挙を誰にも疎外させないよう訴えた。
- 南スーダン:UNMISS、避難民移送
- 南スーダンにおいて、雨期到来を前に、国連南スーダン・ミッション(UNMISS)は現在、避難民を別のシェルターへ移送している。2013年12月中旬に政府軍と反政府勢力の間の戦闘が開始してから、70万6000人が避難民となり、そのうち7万7,000人がUNMISS施設に避難している。
- 北朝鮮:残虐行為に説明責任を
- 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の人権状況に関する調査委員会のカービー委員長は本日、ジュネーブで行った人権理事会メンバーとの対話の中で、DPRKにおける残虐行為の詳細を述べ、国際社会が国際刑事裁判所への付託を含め、その説明責任を問うよう求めた。
- ヨルダン:水不足の危機
- 安全な飲み水および衛生に関する人権特別報告者を務めるカタリナ・デ・アルブケルケ氏は本日、6日間にわたるヨルダン訪問を終えるにあたり、ヨルダンの水不足の深刻さを指摘し、全体的かつ長期的な水および衛生のアプローチを講じる必要を強調した。
2014年03月14日News in Briefから
- ウクライナ:人権監視チーム派遣へ
- ウクライナの首都キエフ訪問中のシモノビッチ人権担当事務次長補は本日、ニューヨークの記者団にビデオ会議を通じて、ブリーフィングし、クリミアなどにおける人権状況について調査するため、国連監視チームを早急に派遣するとの旨を述べた。
- シリア:政治プロセス、危機
- 潘基文事務総長は国連総会の非公開協議の後、記者ブリーフィングを行った。国際社会に対し、シリアの対立する当事者たちが紛争を終わらせる具体的措置について、その立場を近づけるための支援を提供するよう、あらためて訴えた。
- マリ:ティンブクトゥ霊廟、再建
- マリにおいて、世界遺産に指定されているティンブクトゥ霊廟再建工事が開始した。UNESCOのボコバ事務局長は本日執り行われた式典で、ティンブクトゥの文化遺産の復興は同国の人びとにとって非常に重要なものであるとの旨を述べた。
- ナイジェリア:人権状況の改善を
- ピレイ人権高等弁務官は4日間にわたるナイジェリア訪問を終えるにあたり、記者会見を行い、同国政府の人権改善への努力を称賛する一方で、北東部の紛争解決、腐敗対策、LGBTなど脆弱な人々の保護などへの緊急の取り組みの必要性を強調した。
- リビア:UNSMILの任期延長
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、国連リビア支援団(UNSMIL=UN Support Mission in Libya)、および制裁委員会を支援する専門家パネルの任期をそれぞれ、一年間延長した。
2014年03月13日News in Briefから
- ウクライナ:安保理、会合
- フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、安保理会合でウクライナ情勢に関する報告を行い、ウクライナの危機を平和的に解決することはまだ可能であるとの旨を述べた。
- シリア:安保理は交渉圧力を
- 国連とアラブ連盟の共同特使を務めるブラヒミ氏は本日、ニューヨークで記者団に対して、シリア政府と反政府勢力の間の交渉実現に向け、安保理が同氏を手助けするよう求めた旨を述べた。
- 子ども人身売買やポルノ、増加
- 子どもの人身取引、売春、ポルノに関する人権特別報告者、Najat M'jid Maalla氏は本日、第25回人権理事会に報告を提出し、相互の結びつきが深まる世界において、子どもたちが性的に搾取され、売買されるリスクが高まっているとし、グローバルなレベルで、子どもの人身取引、ポルノなどの犯罪を食い止めるべく、決定的な行動をとるよう訴えた。
- 中央ア:宗教指導者、国連本部に
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で、中央アフリカ共和国(CAR)から国連本部を訪れた宗教指導者3人と会談。宗教の平和的共存という遺産に脅威が及んでいるとし、警告を発した。
- 知的所有権:特許申請数、最多
- 世界知的所有権機関(WIPO)によれば、国際的な特許申請数が昨年、初めて20万件を超えた。最も申請が多かったのは、米国(56%)と中国(29%)だった。
2014年03月12日News in Briefから
- シリア:政治交渉の活性化を
- 潘基文事務総長は声明を発し、国際社会がシリア問題から関心をそらしている余裕はないとして、人道、治安の側面において、世界が現在直面する最大の危機に終止符を打つべく、政治的努力をあらたにするよう求めた。
- シリア:文化遺産の保護を
- UNESCOのボコバ事務局長、国連とアラブ連盟のブラヒミ共同特使は共同声明を発して、シリアで続く文化遺産の破壊が憎悪を深めているとし、そうした破壊行為の停止を訴えた。
- クリミア:人権特使の訪問拒否
- シモノビッチ人権担当事務次長補は今週、クリミア自治地域訪問を企図しながらも、実現することができなかった。国連報道官は本日、ニューヨークで記者会見し、その背景には、ロジスティックの部分に関する難しさがあったことに加えて、当局から、受け入れ不可の通告があったとの旨を述べた。
- 西サハラ:難民家族、相互訪問へ
- 来月、アルジェリアのティンドゥフ近くのキャンプに避難するサラウィ難民と、西サハラにいる難民家族との間で、飛行機を使った相互訪問が再開する予定。グテーレス難民高等弁務官が明らかにした。
- ジェンダー平等:男性の関与を
- UN Womenのヌクカ事務局長は本日、ニューヨークで開催されたイベントで演説し、ジェンダーの平等は単に女性や女児の問題ではないとして、男性と男児の関与の必要を訴えた。
2014年03月11日News in Briefから
- ダルフール:敵対行為の即時停止を
- スーダンのダルフールにおいて、暴力が激化し、一般市民の犠牲が大きくなっていることについて、潘基文事務総長、ピレイ人権高等弁務官はそれぞれ声明を発し、深い憂慮を表明し、敵対行為の即時停止を促した。
- ソマリア:安保理、情勢報告
- ニコラス・ケイ事務総長特別代表は本日、安保理に対し、ビデオ会議形式で、ソマリアの情勢報告を行い、同国の連邦政府と国際社会が連帯することによってこそ、治安や政治的な諸課題を解決できるとの旨を述べた。
- イエメン:アデン湾沖で移民船転覆
- イエメン南部のアデン湾沖で、ソマリア、エチオピアからの難民や移民を乗せた船が転覆し、44人が行方不明、また溺死したとみられる。UNHCRはドナー・コミュニティーと市民社会に対し、こうした悲劇をが再び起こらないようにするため、包括的な対応を練るよう促した。
- FAO:アジア太平洋地域会議
- 国連食糧農業機関(FAO)、第32回アジア太平洋地域会議を開催。FAOの討論ペーパーは太平洋諸島に対し、より健康で競争力の高い地元食品を生産するよう奨励している。
- 南スーダン:国連、雨期への準備
- 南スーダンにおいて戦闘が続くなか、国連人道援助諸機関によれば、2013年12月以降に避難民となった70万6,000人(うち7万7,000人はUNMISS施設に避難)の最大の懸念は雨期の到来が目前に迫っていることである。
2014年03月07日News in Briefから
- クリミア:住民投票は憂慮の動き
- ウクライナのクリミアがロシアへの帰属を問う住民投票を実施することを発表したことについて、潘基文事務総長は憂慮すべき動きであるとの旨を述べて、同地域の平和と安全の必要を強調した。
- 3月8日は、国際女性の日
- 3月8日は、国際女性の日。この国際デーを記念すべく、国連は、啓蒙キャンペーン、『「彼女」のための「彼」(“He for She”)』をスタート。世界の男性に対し、自分たちの母親、姉妹、娘の権利のために立ち上げるよう促す。
- 中央ア:緊急行動を
- エイモス人道問題担当事務次長はジュネーブで記者会見し、中央アフリカ共和国の悲惨な状況を説明し、同国の危機事態に終止符を打つため、平和維持兵の増員、援助の拡大など、緊急の国際行動を求めた。
- 子どもと紛争:安保理、決議採択
- 安保理、子どもと武力紛争に関する公開討論を開催。決議を全会一致で採択し、子どもの徴兵、殺害、拉致などの国際法違反を終わらせるための具体的な措置を提示した。討論は閣僚レベルで開催された。
- 世界の女性議員、増える
- 列国議会同盟(IPU)は今週、ジュネーブ国連事務所で、議会と女性に関する最新年次報告を発表。報告によれば、2013年に各国で実施された選挙の結果、世界的に女性議員の数が1.5倍増えた。
2014年03月05日News in Briefから
- クリミアで、国連特使に武装の脅し
- ウクライナのクリミアを訪れていたセリー国連特使が武装した男たちから脅迫を受けた。首都キエフ訪問中のエリアソン副事務総長が本日、ニューヨーク国連本部の記者たちに電話で状況説明し、セリー氏に怪我はなく無事であると述べた。一方、潘基文事務総長はシモノビッチ人権担当事務次長補をキエフ、クリミアなどに派遣する意向を発表した。
- シエラレオネ:UNIPSIL、任務終了
- 国連シエラレオネ統合平和構築事務所(UNIPSIL)が正式に任務を終え、その責任が国連の国別チーム(19機関で構成)に引き継がれた。潘基文事務総長は同国の首都フリータウンで記者会見し、同国のケースが紛争後の復興、平和維持、平和構築の活動で最も成功している事例であるとの旨を述べた。
- シリア:化学兵器の解体、進展
- シリアの化学兵器解体に関するOPCW/国連の合同ミッションのカーグ特別調整官は本日、安保理の非公式協議で進捗状況を報告。協議後、記者団に対し、シリアによる活動の加速化とタイムライン改訂が今年6月末の期限内の解体達成に向けて、順調な進展がみられる旨を述べた。
- 海外旅行者に不正取引禁止の啓発
- 世界観光機関(WTO)、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、ユネスコはこのたび3者合同で、海外旅行者に向けて、不正な海外取引に対するグローバルな闘いについて啓発するためのキャンペーン、“Your Action Count -Be a Responsible Traveller”をスタートした。
- 南スーダン:破綻回避へ緊急支援を
- 南スーダン駐在の人道調整官のトビー・ランゼル氏はこのたび、UNニュース・センターとのインタビューにおいて、同国の悲惨な状況に警告を発し、緊急支援が行われない場合、年末までに、同国が破たんするおそれがあるとの旨を述べた。
2014年03月04日News in Briefから
- ウクライナ:外交的解決を
- ウクライナで緊迫した情勢が続くなか、潘基文事務総長は本日、ジュネーブで、ドイツのシュタインマイヤー外相と会談し、緊張緩和と平和的解決に向けた対話促進の必要について話し合った。
- 薬物:INCB年次報告
- 国際麻薬統制委員会(INCB)、年次報告を発表。薬物乱用の予防と治療への投資がヘルスケア、犯罪関連のコストを大幅に減少させ、薬物依存症に苦しむ人々とその家族の負担を緩和することにつながる、と報告は述べる。
- 中央ア、南スーダン難民支援を
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフレミング報道官は本日、ジュネーブで記者会見し、中央アフリカ共和国、南スーダンの危機事態を逃れ近隣諸国に流出する人々への支援を拡大するよう訴えた。
- 南スーダン:あらたな戦闘
- 南スーダンであらたな戦闘が起きて、さらなる避難民が万単位で生まれるおそれがあり、子どもたちの支援活動を阻害している。ユニセフの緊急プログラム担当部長が本日、ニュースリリースを発し、警告した。
- 21世紀の都市化、再考の必要
- ハビタットは本日、「私たちが必要とする都市」と題する文書を発表。21世紀の都市のビジョンを描き、持続可能な未来の実現のため、国際社会に対し、都市の計画、構築、管理をよりよく行う必要を述べる。
2014年03月03日News in Briefから
- ウクライナ:潘、ロシア外相会談
- 潘基文事務総長は本日、ジュネーブで、ロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナの緊迫情勢を建設的な対話によって緩和する重要性について話し合った。また、エリアソン副事務総長は同国の情勢を視察すべく、首都キエフに入った。ニューヨークでは、安保理が会合を開き、情勢を審議した。
- 人権理事会、開幕
- 人権理事会・第25会期が本日、開幕。3月28日まで続く今会期では、北朝鮮、シリアに関する調査委員会の報告書が提出される。また人権の主流化、死刑、ジェノサイド、市民社会の活動の促進が扱われる。
- キプロス:平和維持活動、50周年
- 潘基文事務総長は本日、声明を発し、国連キプロス平和維持軍(UNFICYP)の設立50周年を記念して、同軍がギリシャ系、トルコ系住民の間の戦闘再発の防止に果たした役割を称えた。UNFICYPは、安保理が1964年3月4日、設置。
- ダルフール:暴力被害の村落
- スーダンのダルフールに展開する国連とアフリカ連合(AU)の合同ミッション、UNAMIDは本日、同地域で暴力が激化し、村落が焼かれ、大量の避難民がでていることに深い憂慮を表明し、暴力の影響を受ける地域へのアクセスを求めた。
- 3月3日は、野生生物の日
- 今年3月3日は、初の世界野生生物の日(World Wildlife Day)。国連総会が昨年「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」の採択日である3月3日(1973年)を記念して、宣言した。
2014年02月28日News in Briefから
- ウクライナ:安保理、緊急会合
- 安保理は本日、ウクライナからの要請に応じ、同国の情勢に関する非公開会合を緊急開催。今月の議長を務めるリトアニアのRaimonda Murmokaitė大使は会合後、報道声明を発し、同国のすべての政治的アクターに対し、最大限の自制と包接的対話の追及を求めた。
- 中央ア:仲介、まだ可能
- 中央アフリカ共和国で、キリスト教、ムスリムのコミュニティー間で殺戮が続くなか、仲介、および市民を保護するための国際部隊の展開はますます重要度を増している。UNHCRで、同国における市民保護クラスターを担当するPhilip Leclerc氏が本日、ジュネーブでブリーフィングし、述べた。
- ベネズエラ:暴力の停止を
- ピレイ人権高等弁務官は本日、ニュース・リリースを発し、ベネズエラで政府が抗議デモに過剰な武力を行使していると伝えられることに深い憂慮を表明し、同政府に対し、表現の自由、平和的集会を尊重するよう促した。
- WHO:失聴防止への投資を
- 世界保健機関(WHO)、聴力障害に関する報告書を発表。今日、世界各地で3億6000万人が難聴を患っているが、多くの国が予防のための能力を欠いているとし、各国政府に対し、耳のケアへの投資を行うよう求めた。
- ナイジェリア:少数者の権利保護を
- マイノリティーの人権問題に関する独立専門家を務めるリタ・イザック氏はナイジェリア訪問を終えるにあたり、ニュース・リリースを発し、同国のすべての市民が平等に共存するためには、グッド・ガバナンスが不可欠であるとの旨を述べた。
2014年02月27日News in Briefから
- フィリピン:支援の継続を
- エイモス人道問題担当事務次長は2日間のフィリピン訪問を終えるにあたり、首都マニラで記者団に対し、同国政府、国連、NGOが引き続き、協力し、台風被害にいまだ苦しむ最も脆弱な人々への支援を行わなければならないとの旨述べた。
- ルワンダ:ジェノサイドから20年へ
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨークで、ルワンダ・ジェノサイド20周年を記念すべく、「クィブカ20」の立ち上げを祝賀し、20年前の教訓を無駄にしないよう促した。「ルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー」は4月7日。
- エイズ:3月1日、差別ゼロの日
- 3月1日は、HIV/エイズに対する差別ゼロの日。国連エイズ合同プログラム(UNAIDS)のシディベ事務局長は祝賀行事を開始する式典(北京)で演説し、すべてのひとが健康、尊厳の権利を持っているとの旨訴えた。
- 南スーダン:マラカル、惨憺たる状況
- 南スーダンを担当するランゼル事務総長副特別代表が上ナイル州の州都マラカルの病院を訪れた。目に入るのは死体だけという惨憺たる状況を視察。
- ソマリア:モガディシュでテロ襲撃
- ソマリアの首都モガディシュで、テロ襲撃事件が起こり、少なくとも12人が死亡。安保理は報道声明を発し、この事件を最も強い調子で非難し、同国の政府、国民との連帯を表明した。
2014年02月26日News in Briefから
- シリア:難民キャンプに援助
- 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は本日、シリアの首都ダマスカス郊外に設置されたヤルムーク難民キャンプに援助物資を届けることができた。2日前には、UNRWAのグランディ事務局長が同キャンプを訪問している。
- イエメン:安保理、制裁レジーム
- 安保理は決議2140を全会一致で採択し、同国の政治的移行を歓迎するとともに、資産凍結や渡航禁止などの制裁レジームを決め、制裁委員会および専門家パネルを設置した。
- ギニアビサウ:安保理、報道声明
- ギニアビサウの議会・大統領選が最近再び延期され、当初の3月16日から4月13日へと変更になった。安保理議長は報道声明を発し、同国と国際社会に対して、憂慮を表明するとともに、制憲秩序の回復を妨げる民間人および軍人を対象に制裁を科す意向を繰り返し表明した。
- ベネズエラ:緊張緩和に対話を
- ベネズエラで抗議デモが引き続き、暴力と生命の喪失が伝えられるなか、潘基文事務総長は悲しみを表明し、緊張の緩和と暴力の防止のために迅速な対応が図られるよう促した。
- ナイジェリア:北東部で学生殺害
- ナイジェリア北東部、ヨベ州のブニ・ヤディ・カレッジで、13歳から17歳の学生45人が正体不明の武装した者たちによって殺害された。潘基文事務総長、ユニセフはそれぞれ、声明を発し、この事件を強く非難した。
2014年02月25日News in Briefから
- シリア:危機の政治解決を
- キュンワ・カン人道問題担当事務次長補は本日、総会に対し、シリアの人道情勢に関するブリーフィングを行い、同国における人道援助活動の活発化を求めるとともに、同危機の政治解決の必要を訴えた。
- 中央ア:治安情勢の改善を
- 中央アフリカ共和国において、暴力が継続し、多くの人びとが近隣諸国に流出するなか、国連人道援助諸機関は警告を発し、治安の改善と援助のための資金の必要を訴えている。
- ウクライナ:安定化と危機打開を
- 事務総長特使としてウクライナを訪れたロバート・セリー氏は首都キエフにおいて、同国の高官と会談し、現在の危機打開をめざして、国連の支援を約束するなど、事務総長からのメッセージを伝えた。
- パキスタン、アフガン難民に登録証
- UNHCRによれば、パキスタン政府はこのたび、アフガニスタン難民、約160万人に対し、新規難民登録証の発行を開始した。社会保障サービスおよび基本的権利などへのアクセスを可能にする。
- コンゴ:PKO、火山調査を支援
- コンゴ民主共和国において、ニアムラギラ山から立ち上る噴煙がこのところ増加している事態をうけて、同国に展開する平和維持活動MONUSCOは火山専門家の調査に支援を提供している。
2014年02月24日News in Briefから
- シリア:子どものため戦争終結を
- ユニセフ、UNHCR、メルシー・コープス、セーブ・ザ・チルドレン、ワールド・ビジョンはこのたび、共同でアピールを発し、子どもたちのためにシリアの紛争を終結させ、失われた世代をつくらないよう訴えた。
- 小島嶼開発途上国の国際年、開始
- ニューヨーク国連本部において本日、小島嶼開発途上国の国際年の開始式典が行われた。国連総会が複数国グループのために指定した国際年は初めて。アシュ総会議長は、島嶼の大半が気候変動の被害を受け、モルディブのように実際に沈みゆくところもあるなかで、この国際年がもつ意義を訴えた。
- ウガンダ:同性愛禁止法、施行
- ウガンダで本日、同性愛禁止法が施行された。潘基文事務総長、ピレイ人権高等弁務官はそれぞれ、同法が基本的人権を侵害するとともに、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人びとを危険にさらすものであるとの旨を述べた。
- シリア:パレスチナ難民、窮状
- シリアのヤルムークに設置されたパレスチナ難民キャンプを訪れた、UNRWAのグランディ事務局長は難民たちの窮状に衝撃を受けたとし、同国で紛争の影響を受けるパレスチナ難民たちへの人道アクセスの完全確保の必要を訴えた。
- ウクライナ:危機の平和的解決を
- ウクライナで事態が急展開するなか、潘基文事務総長は声明を発し、危機打開のために、同国の人びとの願望の反映、同国の一体性と領土保全を確保する包接的な政治プロセスを求めた。
2014年02月21日News in Briefから
- ユニセフ、22億ドルの拠出要請
- ユニセフは本日、「子どものための人道的行動 2014」と銘打って、2014年の人道支援活動のため、22億ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。これまでで最大規模となる資金を使って、シリアなど危機的状況に置かれた6000万人の子どもを支援することをめざす。
- 中央ア:2万人、カメルーンに流出
- 中央アフリカから暴力を逃れて、カメルーンに流出した人びとが2月初めから約2万人に達した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が本日、明らかにした。2013年3月以降、中央アフリカからカメルーンに逃れた難民は合計3万5,142人となった。
- 南スーダン:UNMISS、人権報告
- 南スーダンに展開する平和維持活動UNMISSは本日、安保理に対する暫定報告を発表した。同国において、レイプ、大量殺害、拷問など、紛争の両当事者が犯した人権侵害の概要を示した。
- 2月21日は、国際母語デー
- 毎年2月21日は、国際母語デー。この国際デーは1999年、ユネスコ総会で宣言された。国連総会もまた2007年には決議を採択し、すべての言語の保護を促進するよう求めるとともに、翌2008年を国際言語年として宣言した。
- 漁業貿易拡大、小規模漁業を利せず
- FAOが本日発表したデータによれば、国際漁業貿易の収益がかつてない規模に拡大する中、小規模漁業コミュニティーは現在、世界の漁業労働市場の大半を占めるにもかかわらず、その利益割合が大きくない。
2014年02月20日News in Briefから
- 中央ア:国際社会は集団的行動を
- 潘基文事務総長は本日、安保理で演説し、中央アフリカ共和国の事態への対応策の概要を提示。国際社会に対し、同国における殺害をくい止め、危機的状況を打開するための集団行動を促した。
- ウクライナ:事務総長、自制訴え
- ウクライナの首都キエフおよび周辺で警察と抗議デモ参加者との間の衝突による犠牲者が増えるなか、潘基文事務総長はすべての関与者に暴力停止を訴えるとともに、同国当局に過剰な武力行使を控えるよう求めた。
- 2月20日は、社会正義の日
- 毎年2月20日は、世界社会正義の日。国連総会が2007年に宣言し、加盟国に対し、世界社会開発サミット(1995年)の目的に沿って、国内の活動を促進するよう求めた。
- シリア:UNRWA、援助再開へ待機
- 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、明日から、ダマスカス近辺のヤルムーク難民キャンプでの援助物資の配布再開を予定。現在、認可が下りるのを待っている。
- スーダン:人権独立専門家、訪問
- スーダンの人権状況に関する独立専門家、Adebayo Baderin氏が本日、8日間の同国訪問を終えた。同氏は同国政府に対し、昨年9月の抗議デモに際して起きた殺害や傷害、逮捕、拘束などの人権侵害事件に関する資料がまだ公表されないことに深い懸念を表明した。
2014年02月19日News in Briefから
- ウクライナ:危機の平和的解決を
- ウクライナの首都キエフで、抗議デモ参加者と警察との間で今週火曜日、暴力的な衝突事件が発生し、少なくとも22人が死亡した。潘基文事務総長は声明を発し、両者に対し、自制と平和的解決の模索を促した。
- シリア:学校近くで爆弾襲撃
- シリア南部において、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校近くで今週火曜日、爆弾襲撃事件が起き、少なくとも18人が死亡した。うち5人は子ども。UNRWAのグランディ事務局長はこの事件を非難するとともに、紛争当事者に対し、市民保護の確保を求めた。
- 中央ア:人権弁務官、説明責任訴え
- 中央アフリカ共和国において暴力が継続するなか、ピレイ人権高等弁務官は本日、声明を発し、同国の指導者一人ひとりが深刻な人権侵害状況に説明責任を求められることになるだろうとの旨を述べた。
- 法の支配:安保理、討論
- 安保理は本日、「国際の平和と安全における法の支配の強化」をテーマに据えて、公開討論を行った。潘基文事務総長は演説し、国連の活動の中核に法の支配が位置づけられるとの旨を述べ、紛争後の国々が長期的な平和と繁栄の基盤をつくるのを支援する重要性を強調した。
- 鳥インフル:人、動物に脅威与えず
- 国連食糧農業機関(FAO)が本日、発表したところによれば、鳥インフルエンザウィルス(H7N9)に感染した人間から、鳥などの動物にウィルスが感染する可能性を示す証拠は存在しない。
2014年02月18日News in Briefから
- 北朝鮮:事務総長、人権に懸念
- 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の人権状況に関する調査委員会が昨日、調査報告を発表。潘基文事務総長、ピレイ人権高等弁務官は本日、それぞれ声明を発し、同国に対し、国際社会とともに、その人権状況を改善するよう促した。
- 南スーダン:マラカルで激しい戦闘
- UNMISSによれば、南スーダン・上ナイル州のマラカルの駐屯施設近くで本日、政府軍と反政府勢力との激しい戦闘が勃発した。また、駐屯施設に避難する住民間で暴力的な衝突事件が起こった。UNMISSはこの暴力事件を煽った者を非難した。
- 水・衛生・エネルギー:総会討論
- アシュ国連総会議長は本日、水、衛生、持続可能なエネルギーに関するテーマ別討論を開催した。ポスト2015開発アジェンダに向けて、加盟国とその他のステークホルダーのための話し合いの場を提供する。
- ソマリア:脆弱な人道状況
- 人道問題調整事務所(OCHA)のギング部長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、ソマリアの人道状況が依然、脆弱であるが、今年、同国における人道活動のために拠出を求めている資金9億3300万ドルのうち、これまでに集まったのはわずかに4パーセントであることを指摘し、国際社会の支援の必要を訴えた。
- 家族農業:女性と若者に重要な機会
- 国連食糧農業機関(FAO)のダ・シルバ事務局長は貧しい農村のコミュニティーにとって、家族農業が重要であり、とくに女性と青少年には特別な重要性をもっているとの旨述べた。
2014年02月14日News in Briefから
- 中央ア:国連と地域機関、連携を
- 安保理は本日、会合を開催し、国連と地域機関の協力関係について討議した。潘基文事務総長は演説し、中央アフリカ共和国の人道状況の悪化に警鐘を鳴らし、国連と地域機関が協力して対応を図るよう訴えた。
- フィリピン:ベッカムさん支援訴え
- 元プロサッカー選手で現在、ユニセフの親善大使を務めるデイビッド・ベッカムさんが大型台風ハイヤンに襲われ、大きな被害を受けたフィリピンの町、タクロバンを訪問。台風が子どもたちに与えた被害に世界の人びとの関心を喚起した。
- 世界青少年報告、発表
- 国連経済社会問題局(DESA)、世界青少年報告を発表。同報告は、移住者の若者が出身国、通過国、目的国などに与える影響や、移住者が直面する諸課題に焦点をあてる。
- 韓国と北朝鮮、離散家族再会に合意
- 韓国と北朝鮮がこのたび、離散家族の再会を予定どおり実施すること合意。潘基文事務総長は声明を発し、両国に対し、この弾みを活かして、信頼醸成を促進するよう促した。
- 南スーダン:難民強制送還控えて
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、南スーダンの近隣諸国に対し、同国の治安情勢が改善するまでの間、難民の強制送還は控えるよう警告を発した。
2014年02月13日News in Briefから
- 2月13日はラジオの日
- 毎年2月13日は、世界ラジオ・デー。1946年のこの日、国連ラジオ(UN Radio)が設置ことに因んで。2011年、UNESCO総会がこの世界デーを宣言した。今年のテーマは、放送を通じて女性の声を促進するとともに、放送局における女性の役割を高めること。
- ソマリア:空港近くで襲撃
- ソマリアの首都モガディシュで、襲撃事件が起きて、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長はこの襲撃事件を強く非難するとともに、犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表明した。
- 中央ア:CERFから1,000万ドル
- 国連はこのたび、中央アフリカ共和国における緊急援助活動を支援すべく、中央緊急対応基金(CERF)から、追加的に1,000万ドルの資金拠出を行うことを決めた。2か月前にも、CERFは同国に対し、同額の資金を拠出している。
- ブルンジ:安保理、BNUBを延長
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、国連ブルンジ事務所(BNUB)の任期を今年末まで延長した。BNUBは2006年、最大で6000人規模の軍事要員を擁した国連ブルンジ活動(ONUB)の後継として設立された。
2014年02月12日News in Briefから
- 文民の保護:安保理、討論
- 安保理は本日、公開会合を開催し、武力紛争下の文民保護に関する討論を行った。同会合で採択された議長声明は、2002年に承認された文民保護の諸措置へのコミットメントを再確認した。
- シリア:ホムスへの支援
- シリアの旧市街ホムスにおいて、取り残された人びとに対して、支援物資が運び込まれ、さらに多くの人びとが退避するなか、ジュネーブで本日、国連とアラブ連盟の合同代表、ブラヒミ氏は政府および反体制派の代表と会談した。
- 中央ア:食料空輸、開始
- 世界食糧計画(WFP)が中央アフリカへの食料空輸を開始。本日、米82トンを搭載したWFPのチャーター機が首都バンギに到着した。紛争下の同国では現在、約125万人が治安情勢の悪化による影響を受けている。
- 南スーダン:政治交渉スタート
- 南スーダンの政府と反政府勢力の間で昨日、政治交渉がスタート。潘基文事務総長はこの動きを歓迎するとともに、当事者が先月署名された停戦合意を順守する必要を強調した。
- アフリカ農村部への投資を
- 国際労働機関(ILO)は本日、ペーパーを発表し、アフリカの繁栄には農村開発が不可欠であるとし、投資の拡大を呼びかけた。ILOは1920年以降、農村部における労働に取組んでいるが、とくにアフリカに対する関心が高まっている。
2014年02月11日News in Briefから
- シリア:和平交渉、進展なし
- 昨日、ジュネーブで、シリアの政府と反体制派の和平交渉が再開したが、ほとんど進展はみられない。国連とアラブ連盟のブラヒミ合同代表が記者会見し、その状況を述べるとともに、交渉ペースを速めるよう求めた。
- 中央ア:首都バンギで治安悪化
- 中央アフリカ共和国の首都バンギで、治安情勢が悪化し続け、標的を絞った暗殺、暴力、犯罪事件が増加している。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のコルビル報道官が本日、ジュネーブで記者団に述べた。また、犯罪の責任が一切問われることがない状況になっていることに憂慮を示した。
- 安全なインターネットを
- 国連とパートナーは「より安全なインターネットの日(Safer Internet Day)」(2月11日)を祝賀。青少年のための安全なインターネットを促進する教育戦略に特別な焦点をあてる。
- 南スーダン:安保理、情勢報告
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、安保理で、南スーダンの状況について、政府間開発機構(IGAD)の活動を含め、報告し、あらゆる根本的な原因に対応するプロセスがとても長く、複雑なものであるとの旨を述べた。
- スパイス、ハーブ:コーデックス委
- コーデックス委員会のもとに新たに設置されたスパイス・料理用ハーブ部会(CCSCH)が本日、インドで開催された。黒胡椒やバニラ、バジルなどの食品規格が検討される。コーデックス委はFAOとWHOが1963年に設置。
2014年02月10日News in Briefから
- シリア:和平交渉が再開
- シリア政府と反体制派の和平交渉の第2ラウンドがジュネーブで始まった。国連とアラブ連盟のブラヒミ合同代表が双方の代表と会談し、暴力とテロ行為の停止、移行政権の樹立などが議題として話し合われた。
- 中央ア:政治家ら殺害
- 首都バンギで続く暴力の応酬により、政治家を含む住民らが犠牲になったことに対し、国連中央アフリカ共和国統合平和構築事務所(BINUCA)は声明を発表。武装集団による殺害を非難すると共に、無差別な暴力が恐怖を生み、略奪行為の発生を助長していると述べた。
- シリア:化学物質、3回目の搬出
- 化学兵器の廃棄に向けて化学物質を国外に運び出す3回目の作業が実施されたことを、化学兵器禁止機関(OPCW)・国連合同査察団が確認した。OPCWはシリア政府に対し、化学物質の搬出作業を完了するために、作業の加速化を促した。
- 南スーダン:政治的対話を
- エチオピアの首都アディスアベバで再開予定の和平協議を前に、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)は、包括的な和平合意をめざす政治的対話が遅滞なく実施されることの重要性を改めて強調した。
- コソボ:安保理で情勢報告
- ザリフ事務総長特別代表は安保理でコソボに関する情勢報告を行った。地方選挙の実施を含め、同国が2013年に“著しい進展”を見せたと述べると共に、コソボ・セルビア間の関係正常化に向け、対話の継続が欠かせないとした。
2014年02月07日News in Briefから
- シリア:ホムスから市民避難
- シリアの旧市街ホムスからの市民退避と支援物資搬入のため紛争当事者が合意した3日間にわたる人道停戦の初日、約80人の女性や子ども、高齢者が避難した。ホムスでは2年間にわたり、人道物資が届いていない。
- 中央ア:難民、近隣に大量流出
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、中央アフリカ共和国から千人単位の人びとが暴力を逃れて近隣諸国に流出しているとして、警告を発した。また、国際刑事裁判所は本日、同国における戦争犯罪の疑いについて暫定調査を開始する旨を明らかにした。
- オリンピックは国際関係の模範
- ソチオリンピック、開会式。潘基文事務総長は、フェアプレー、相互の尊重、友好的競技というオリンピックの精神が障壁を溶かし、国際関係の模範を示すとの旨を訴えた。
- 南スーダン:マラカルで援助拡大
- 南スーダン政府と反政府勢力の激しい戦闘が続くマラカルにおいて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、国連の基地外で援助を必要としている1万人に援助を提供すべく、その活動範囲を広げた。
- ウクライナ:対話による危機打開を
- ソチオリンピックを前に、潘基文事務総長は本日、ウクライナ大統領と会談し、同国における政治危機を終結する緊急性、さらなる暴力を防ぐ必要をあらためて強調した。
2014年02月06日News in Briefから
- シリア:化学兵器の解体加速を
- 潘基文事務総長は本日、訪問先のソチ(ロシア)で記者会見し、シリアの化学兵器廃棄の緩慢なペースに憂慮の高まりを表明し、6月30日の期限が守られるよう迅速な行動を求めた。
- 事務総長、ソチ訪問
- ロシアのソチを訪問した潘基文事務総長は本日、オリンピック総会に出席し、演説を行い、年齢、人種、宗教、性別、性的指向などにかかわらず、世界の人々の連帯を可能にするスポーツの力をたたえた。国連事務総長がオリンピック総会に出席、演説するのは初めて。
- 女性器切除根絶:国際デー
- 毎年2月6日は、女性器切除の根絶のための国際デー。国連人口基金(UNFPA)のオショティメイン事務局長は声明を発し、女性性器切除という人権侵害が数多くの女性と女児に脅威を与え続けている現状は受け入れがたいとの旨を述べた。
- シリア:政府、反体制派は戦争犯罪
- 人権理事会に任命された6人の特別報告者は本日、声明を発し、シリアの政府および反体制派の双方が戦争の手段として、市民の食料、水、衛生アクセスを阻止するなど、戦争犯罪を行っているとの旨を述べた。
- ポスト2015開発アジェンダへ
- ポスト2015開発アジェンダ設定に向けて、国連総会では、今月から、3つのハイレベル・イベント、3つのテーマ別討論の開催が予定されている。アシュ総会議長は本日、市民社会とのインタラクティブ・ブリーフィングを開催し、これらのイニシアチブを説明し、市民社会とのパートナーシップの大切さを訴えた。
2014年02月05日News in Briefから
- シリア:避難民、年内に倍増へ
- 内戦下のシリアで現在、350万人が避難民として窮状に耐えているが、年末までには、650万人へと2倍に増えることが予想される。また、それに加えて、近隣諸国に流出した難民はすでに250万人近い。UNHCRのシリア地域調整官がニューヨーク国連本部で記者会見し、述べた。
- シリア:文化遺物、安全な場所へ
- ユネスコのバンダリン事務局長補は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、シリア政府がこのたび国内の34の博物館・美術館の収蔵物を安全な場所に移したことを評価。しかしながら、同国で約3年にわたって続く紛争が同国の文化遺産に大きな被害を及ぼしていると警告を発した。
- イラク:外務省襲撃で死傷者
- イラクの首都バグダッドに建つ同国外務省が襲撃され、多数の死傷者がでた。ムラテノフ事務総長特別代表はニュースリリースを発し、犠牲者の遺族に弔意を示すとともに、この襲撃事件を非難した。
- 南スーダン:食料、栄養危機
- 国連食糧農業機関(FAO)によれば、南スーダンにおいて、その人口の3分の1、約700万人が現在、一定レベルの食料危機に直面しており、そのうち370万人はとくに緊急の事態に直面している。
- アフガン:選挙に女性参加を
- アフガニスタンの首都カブールで、女性と選挙に関する国内会議が開催。クビス事務総長特別代表は本日、4月5日の同国の大統領選および州議会選への女性参加の重要性を訴えた。
2014年02月04日News in Briefから
- シリア:子どもの状況報告
- シリアの子どもたちの状況に関する初の事務総長報告が昨日、発表された。3年にわたって内戦が続く同国において、子どもたちが言語に絶する恐怖にさらされてきたとし、すべての当事者に対し、子どもの保護と権利尊重を訴えた。
- 中央ア:ユニセフ、子ども支援
- 中央アフリカ共和国において紛争が続くなか、ユニセフとパートナーたちは首都バンギ、および同国北西部で、2万人以上の子どもたちが暫定的に学べる教室を設置している。
- シリア:食料、イラクから空輸
- 世界食糧計画(WFP)は本日、イラクからシリアの北西部への食料空輸をスタートした。過去半年間にわたって陸路によるアクセスが阻まれている同地域の避難民3万人に食料を届ける。
- 難民キャンプに明かりを
- イケア財団が「難民キャンプに明かりを届けよう」キャンペーンを開始。期間は2月3日から3月29日の2週間。期間中、イケアのLED電球・レーダレ(LEDARE)を1つ購入すると、1ユーロがUNHCRに寄付される。集まった資金は、難民キャンプに対する再生可能エネルギー技術の提供に役立てられる。
- ジェンダー:事務総長、支援決意
- 潘基文事務総長は本日、ヒラリー・クリントン前米国務長官とプムズィレ・ムランボ・ヌクカUNウィメン事務局長と面会した折、すべての女性がその権利の推進のため、国連とパートナーが努力する必要をあらためて訴えた。
2014年02月03日News in Briefから
- 世界がん報告、発表
- WHOの国際がん研究機関(IARC)は本日、世界がん報告2014を発表。同報告は、世界の新規がん患者は今後20年間で、年間1,400万人から2,200万人に増える見込みであるとし、治療だけでなく、予防が重要であると訴える。
- サヘル:20億ドルの国際支援を
- 国連と、パートナーの人道援助諸組織は本日、ローマで、アフリカのサヘル地域で窮状に直面する2000万人に対する援助を提供するため、20億ドルを求めるアピールを発した。
- 南スーダン:ラドゥス次長、訪問
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、2日間の南スーダンへの訪問を終えるにあたり、死者がでない事件はニュースにならないが、国連が多数の市民をUNMISSの駐屯施設に避難させ、命を救ったことは国連の活動を象徴するものであるとの旨を述べ、メディアの関心を喚起した。
- セイシェル:人身売買の防止を
- 人身売買に関する人権特別報告者を務めるジョイ・ヌゴジ・エゼイロ氏がセイシェル訪問。本日、訪問を終えるにあたり、ニュースリリースを発し、同国における人身売買の問題はあまり知られていないものの、その潜在性は大きく、政府や法執行機関による調査が必要であるとの旨を述べた。
- マリ:安保理ミッション、訪問
- 安保理の15か国メンバーで構成するミッションがこのたび、2日間の日程で、マリを訪問した。本日、理事会メンバーは記者会見後、報道声明を発し、マリのすべてのステークホルダーが持続可能な解決を欲していることに留意するとともに、国連として当事者たちの努力を支援する用意があるとの旨を述べた。
2014年01月31日News in Briefから
- シリア:和平交渉、進展みられず
- ジュネーブで8日間にわたって行われていたシリア政府と反体制派の和平交渉の第1ラウンドが終わった。国連とアラブ連盟のブラヒミ合同代表は本日、記者会見し、とくに進展がなかった旨を述べた。合同代表によれば、反体制派は2月10日に交渉に戻ることに同意した一方、政府代表は本国に照会する必要があるとの立場を示した。
- 前NY市長、気候変動特使に
- 潘基文事務総長は本日、来る9月の気候変動サミットに向けて、温暖化ガスの削減のための行動を活性化すべく、ブルームバーグ前ニューヨーク市長を「都市と気候変動のための特使」に任命したことを明らかにした。
- コンゴ:暴力の根本原因に対処を
- アフリカ連合(AU)のサミットが開かれるなか、「コンゴ民主共和国と太湖地域のための平和、安全、協力の枠組みの地域監視メカニズム」の会合がエチオピアの首都、アディスアベバで開催。エリアソン副事務総長は会合で演説し、軍事的手段だけでは真の解決にはならず、暴力の根本原因への対処を図る必要があるとの旨を訴えた。
- ソチ:オリンピック休戦を
- ソチオリンピックを前に、潘基文事務総長は本日、メッセージを発し、オリンピック休戦を遵守するよう呼びかけた。昨年11月、国連加盟国は総会決議をコンセンサスで採択し、オリンピック休戦の重要性を強調している。
- 中央ア支援に資金拠出を
- 国連と人道援助諸機関は今後3か月間にわたって、中央アフリカ共和国で窮状にあえぐ190万人に対する緊急の支援を提供するため、5億5,100万ドルの資金拠出を呼びかけているが、これまでの拠出額はわずかに11ペーセントに留まる。OCHAは本日、この不足額を埋めるべく、緊急の資金拠出を求め、訴えた。
2014年01月30日News in Briefから
- シリア:和平協議、明日終了へ
- ジュネーブで続いていたシリア政府と反体制派の代表の間の和平協議が明日、終了する。国連・アラブ連盟合同代表のブラヒミ氏は記者会見し、今回の協議ではとくに大きな進展や、それぞれの立場の違いの変化はなかったとの旨を述べた。
- 科学諮問委、立ち上げ
- 事務総長は本日、科学諮問委員会を立ち上げた。同委員会は26人の著名な科学者で構成され、国連と科学界との関係を強化し、持続可能な開発に関する政策プロセスへの科学の貢献をより実効性のあるものにすることをめざす。
- 南スーダン:国連、巡回活動を強化
- 南スーダンに展開する平和維持活動、UNMISSは現在、同国での軍事・警察の巡回活動を強化するとともに、1か月前の紛争後に伝えられる人権侵害について調査している。
- ユニセフ、新しい旗艦報告を発表
- ユニセフは本日、新しい旗艦報告となる、「数字でみる世界の子どもの状況 2014:すべての子どもが大切 - 格差を明らかにし、子どもの権利を進める」を発表した。
- 中央ア:治安悪化で、人道援助困難
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)は本日、中央アフリカ共和国について警告を発し、治安情勢が改善しない限り、人道援助諸機関は首都バンギ以外の地方にいる人々へのアクセスを確保できないとの旨を述べた。
2014年01月29日News in Briefから
- 戦争と平和:安保理、討論
- 安保理は本日、公式会合を開き、「戦争、その教訓、そして恒久平和の追及」というテーマに関する討論を行った。フェルトマン政治問題担当事務次長は同会合で演説し、戦闘停止が必ずしも紛争そのものの終結につながらないことを指摘し、国連による和解への取組みについて詳しく述べた。
- 総会議長、オリンピック休戦訴え
- ソチ・オリンピックまであと一週間。アシュ総会議長は本日、ニューヨーク国連本部で、すべての国連加盟国に対し、オリンピック休戦への取り組みを示すよう呼びかけるアピールを発した。
- 世界の教育事情に関する報告、発表
- 世界の教育事情に関する報告が本日、刊行された。すべての人の教育を実現することをめざして、この10年間、ユネスコが独立チームに委託して作成している。タイトルは、”2013/4 Global Education for All (EFA) Global Monitoring Report”、刊行。今年のテーマは、”Teaching and Learning: Achieving Quality for All”
- 世界の不平等:UNDP報告
- 国連開発報告(UNDP)は本日、「分断される人びと」と題する報告を発表。世界各国で所得格差が深まっていることに警告を発し、再分配政策、および社会基準変容によって支えられた包接的な成長パターンへのシフトを求めた。
- 南スーダン:エイモス次長、訪問
- エイモス人道問題担当次長は南スーダンへの3日間の訪問を終えるにあたり、首都ジュバで記者会見し、先週のエチオピアでの停戦合意署名によって、人々の故郷帰還と生活再建が可能になることを希望するとの旨を述べた。
2014年01月28日News in Briefから
- 中央ア:安保理、決議採択
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、中央アフリカにおける暴力の拡大と広範な人権侵害に深刻な懸念を表明し、同国に展開する平和構築事務所、BINUCAの任期を延長するとともに、EU兵力による武力行使の利用を承認した。また、同国に対し、現在の武器禁輸に加えて、渡航禁止と資産凍結を科すことを決めた。
- キューバで、CELACサミット
- ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体(CELAC)の第2回サミットが、キューバで開幕。昨日、ハバナに到着し、UNiTEキャンペーンイベントに出席した潘基文事務総長は本日、サミットの開幕演説で、女性に対する暴力は世界でもっとも蔓延する人権侵害であるとし、女性の人権保護の重要性を訴えた。
- シリア:国連、食料/薬の搬送へ待機
- 世界食糧計画(WFP)が本日発表したところによれば、すでに2年間にわたり援助が届かず窮状にあえぐホムス市の500世帯に食料や医薬品などを搬送すべく、国連輸送トラックが現在、待機状態にある。紛争当事者がアクセスを認めれば、すぐに運び入れる準備が整っている。
- 南スーダン:エイモス次長、訪問
- 南スーダン訪問中のエイモス人道問題担当事務次長は本日、上ナイル州のマラカルを訪れ、最近の紛争で避難民となった住民たちと会うとともに、援助諸機関の活動を視察した。これまでに、10万人以上が同国から近隣のウガンダ、エチオピア、ケニア、スーダンに流出したほか、国内においては、4万9000人が避難民となっている。
- 世界の海外直接投資(FDI)、拡大
- 国連貿易開発会議(UNCTAD)、海外直接投資報告を発表。報告によれば、2013年、世界の海外直接投資は11%拡大し、推計1兆4600万ドルに達した。また、その規模は2008年の世界経済危機前のレベル。開発途上国に対する投資の割合が大きい。
2014年01月27日News in Briefから
- 1月27日はホロコーストの国際デー
- 毎年1月27日は、ホロコースト犠牲者を想起する国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、反ユダヤ主義の危険やあらゆる種類の憎悪に対する警鐘を鳴らした。
- シリア:ブラヒミ代表、記者会見
- 国連とアラブ連盟の合同代表を務めるブラヒミ氏は本日、ジュネーブで、シリア政府と反体制派の3日目の和平協議を終えて記者会見し、人道問題に関する話し合いは多くのことを生まなかったと述べる一方、明日また交渉が再開するとし、「希望はまだある」と述べた。
- テロによる拉致:安保理、初の決議
- 安保理は本日、テロリストによる身代金や政治目的のための拉致行為に関する初の決議を全会一致で採択し、すべての加盟国に対し、そうしたテロ行為の防止、人質の無事解放のための国際協力を求めた。
- エジプト:人権侵害の調査を
- ピレイ人権高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、エジプトにおける暴力の激化に深い憂慮を表明し、多数の死傷者をだした最近の暴力事件に関する迅速な調査を求めた。
- コンゴ:人道支援、必要
- ユニセフ、WFP、UNHCRの合同ミッションがこのたび、コンゴ民主共和国東部を訪問。訪問を終えるにあたり、ユニセフのブラント事務局次長は声明を発し、同地域において、和平に向けた著しい進展がみられるが、国際社会は引き続き、人道支援を行わなければならないとの旨訴えた。
2014年01月26日News in Briefから
- シリア:政府、反体制派、協議
- 昨日に引き続きジュネーブでシリア政府、反体制派の代表それぞれとの二国間協議を行った、国連とアラブ連盟のブラヒミ合同代表は記者会見を行い、明日、双方の代表が初めて、同一の部屋で協議することに合意したとし、勇気づけられる進展であるとの旨を述べた。
- 中央ア:WFP、食料援助
- 中央アフリカ共和国において、15万5,000人のための食料を運ぶ世界食糧計画(WFP)の輸送トラック38台が国境地帯で進路を阻まれている。WFPは本日、同国の主要道路沿いに治安の再確立を求めた。
- ダボス:企業も気候変動に対応を
- ダボスで世界経済フォーラムが開催中。潘基文事務総長は本日、気候、成長および開発に関するセッションに出席し、企業に対して、気候変動への対応、持続可能な開発の促進に取り組むよう求めた。
- エジプト:カイロで、テロ襲撃事件
- エジプトの首都カイロで、一連のテロ襲撃事件が起こり、少なくとも6人が死亡し、多数の負傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、これらの襲撃事件を非難し、同国政府、犠牲者の遺族に哀悼の意を表明した。
- 南スーダン:停戦合意の遵守を
- エチオピアの首都アディスアベバで昨日、南スーダンの停戦合意が署名されたことについて、ヒルデ・ジョンソン事務総長特別代表は発し、昨日の事務総長の声明を繰り返し、すべての当事者に対し、停戦合意の即時完全実施を求めた。
2014年01月23日News in Briefから
- 南スーダン:和平合意、成立
- エチオピアの首都アディスアベバで、政府間開発機構(IGAD)の仲介の下、南スーダンの政府と反政府勢力の間で、3週間に及ぶ和平交渉が行われていたが、両当事者が停戦協定に署名した。潘基文事務総長、安保理はそれぞれ声明を発し、協定署名を歓迎した。
- ダボス:地球的諸課題への協働を
- 世界経済フォーラムで開催されている一連のイベントにおいて、潘基文事務総長は演説し、ジェンダー平等、気候変動、飢餓根絶などに向け、政府、企業、市民社会が協働するよう訴えた。
- マリ:PKO全面展開の支援を
- 安保理は本日、議長声明を発し、マリ北部における脆弱な治安情勢のなかテロリストや武装勢力が活動能力を高めていることを警告し、すべての加盟国に対し、同国における国連平和維持活動の全面展開を支援するよう求めた。
- ダルフール:安保理、情勢報告
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、安保理でスーダンのダルフール情勢を報告し、昨年、同地域の治安情勢が悪化したことを指摘し、すべての当事者に対して、恒久停戦と包括的和平をめざした交渉に加わるよう求めた。
- ミャンマー:ラカイン州で暴力事件
- ミャンマーのラカイン州において、市民や警官の殺害など、暴力事件が起こっていることについて、ピレイ人権高等弁務官、エイモス人道問題担当事務次長はそれぞれ深い憂慮を表明するとともに、当局による速やかな調査実施を求めた。
2014年01月22日News in Briefから
- シリア:スイスで和平会議
- シリア国際和平会議が本日、スイスのモントルーで開催。潘基文事務総長は開幕演説を行い、政府、反体制勢力、約40か国および地域機関の代表たちに対し、流血を止めるための歴史的好機を捉えるよう訴えた。
- 中央ア:安保理、情勢報告
- 安保理は本日、中央アフリカ情勢報告を聴取。ゼルギー事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)は自身の先月の同国訪問について報告し、同国の危機が1年以上続き、暴力が激化したなか、緊急の行動によって対応を図るよう訴えた。
- シリア:パレスチナ難民支援を
- スイスでシリア国際和平会議が開かれるなか、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、シリアのすべての紛争当事者に対し、ヤルムークに設置されたパレスチナ難民キャンプに対する緊急人道援助の促進を図るよう訴えた。
- パキスタン:一連のテロ襲撃事件
- パキスタンで、一連のテロ襲撃事件が起こり、多数の死傷者がでている。潘基文事務総長は本日、これらの襲撃事件を強く非難するとともに、政府と国民に哀悼の意を表明した。
- イエメン:事務総長、国づくり促す
- 潘基文事務総長は本日、一年に及んだイエメン国民対話会議の終了を祝賀する一方、依然として、複数の障害が残っていることを警告し、市民に対し、新しい国を築いていくために協力するよう訴えた。
2014年01月21日News in Briefから
- シリア:事務総長、スイス入り
- 潘基文事務総長、スイス入り。本日、ジュネーブで、EUのアシュトン外務安全保障政策上級代表と会談し、シリア危機のさまざまな側面について話し合った。明日、モントルーで、シリア和平会議のハイレベル会合が開催される。
- 軍縮:ジュネーブ会議、開始
- ジュネーブ軍縮会議(CD)の2014年会期が本日、開幕した。潘基文事務総長は同会議に出席、演説し、参加者たちに対し、国際社会の期待に応え、実質的な活動を再開するよう訴えた。
- 南スーダン:ユニセフ、物資輸送
- ユニセフのチャーター機が本日、南スーダンの首都ジュバに到着した。同国の紛争による窮状に苦しむ女性や子どもたちのため、医療品、食料などの救援物資を搬送した。
- ウクライナ:抗議デモ、広がる
- ウクライナの首都キエフにいて、政府への抗議デモが広がり、過去数日間に起きた暴力的な衝突事件で多数の負傷者がでている。潘基文事務総長、ピレイ人権高等弁務官はそれぞれ、緊張緩和のための持続的かつ包摂的な対話を求めた。
- レバノン:ベイルートで爆破事件
- レバノンのベイルート南部で本日、爆破事件が起こり、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長とプランブリ特別調整官はそれぞれ声明を発し、責任を有する者が裁きにかけられるよう求めた。
2014年01月20日News in Briefから
- シリア:事務総長、イラン招待撤回
- 潘基文事務総長は本日、イランが本日公表した声明で、2012年のジュネーブ・コミュニケで採択された行動計画の完全実施がスイスでの和平会議のもとになるとした約束に反するとして、失意の念を表明。同会議に同国を招待しないことを決めた。
- 中央ア:人権理、特別会期開催
- 人権理事会は本日、特別会期を開催し、中央アフリカ共和国の人権状況について審議した。審議の終わりに、決議を採択し、同国におけるあらゆる人権侵害の即時停止を求め、すべての当事者に対し、市民を保護するよう訴えた。
- 南スーダン:国連駐屯所近くで戦闘
- 南スーダンにおいて、平和維持活動UNMISS駐屯所の近辺で、政府軍と反政府勢力の間で激しい戦闘が起こり、市民32人以上が死亡した。UNMSSは声明を発し、すべての当事者に対し、国連施設とそこに避難するひと、国連要員の安全を尊重するよう訴えた。
- アフガン:支援の継続をあらたに
- 先週金曜日、アフガニスタンの首都カブールで起こった自爆テロで死亡した国連要員4人に哀悼の意を示し、国連施設で本日、半旗が掲げられた。潘基文事務総長は声明を発し、同国の平和、安定、開発のための支援を継続する決意を表明した。
- 2014年は、世界結晶年
- 来週月曜日、国連教育科学文化機関(UNESCO)のパリ本部において、世界結晶年が正式にスタートする。2012年に国連総会が決議を採択し、この年を宣言した。
2014年01月17日News in Briefから
- アフガン:首都で自爆攻撃
- 今夜、アフガニスタンの首都カブールの食堂で自爆襲撃事件が起こり、国連要員を含み、少なくとも14人が死亡した。タリバンが犯行声明をだした。同国に展開する国連平和維持活動UNAMAは、この襲撃事件を最も強い調子で非難した。
- 国連総会:事務総長、年頭演説
- 潘基文事務総長は本日、国連総会で今年初となる演説を行い、国連のすべての加盟国に対し、世界の紛争地域に潜在する脅威、開発の促進、環境の保護などへの対応を呼びかけた。
- 中央ア:6,000人超の子ども兵士
- 中央アフリカ共和国における紛争に6,000人を超える子ども兵士が関与し、現在も増え続けている。ユニセフのメルカド報道官が本日、ジュネーブで記者会見し、述べた。
- 南スーダン:酷い人道/人権状況
- シモノビッチ人権問題担当事務次長補はこのたび、南スーダンへの4日間の訪問を終えるにあたり、記者団に対し、同国の紛争当事者が大量虐殺を行い、人々は筆舌に尽くしがたいほど酷い人道及び人権状況に苦しんでいるとの旨を述べた。
- 持続可能な食料システムを
- 国連食糧農業機関(FAO)のセメド事務局長は本日、ニュースリリースを発し、飢餓との闘いにおいて、健康的で持続可能な食料システムが鍵を握るとの旨を述べた。
2014年01月16日News in Briefから
- マリ:安保理、情勢報告
- ケンダース事務総長特別代表は本日、安保理でマリに関する情勢報告を行い、過去半年間の進展を指摘し、国際社会、MINUSMAの支援をもとに、現在、機会の窓が大きく開いているとの旨を述べた。
- 中央ア:人道活動に資金拠出を
- 中央アフリカ共和国において、今後100日間に人道援助活動を行うため、2億4,700万ドルの拠出を求める人道アピールが発せられているが、これまでに拠出されたのはわずかに6%でしかない。このたび同国を5日間にわたって視察した国連人道問題調整事務所(OCHA)のギング部長がジュネーブで記者会見し、述べた。
- 南スーダン:治安対策、強化
- 南スーダンに展開する国連平和維持活動UNMISSは本日ニュースリリースを発し、現在、同ミッションが警察官と軍人の合同パトロールを行い、金属探知機を利用するなどして、駐屯所に避難する人々の保護に努めている状況を述べた。
- フィリピン:台風被害支援の拡大を
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、声明を発し、フィリピンが台風に襲われてから2か月が経ったが、人道援助の必要はいまだに大きいとし、国際社会に対し、支援の金額を拡大するよう訴えた。
- シリア:ジュネーブ会議にNCC欠席
- シリアの反体制派、国民調整委員会(NCC)が来週開催予定のジュネーブ国際会議に不参加を決めた。国連とアラブ連盟の合同特別代表、ブラヒミ氏は声明を発し、遺憾の意を表明した。
2014年01月15日
- シリア:支援金拠出誓約、24億ドル
- シリアに関する第2回国際人道支援拠出会議が本日、クウェートで開催され、24億ドルを超える資金拠出の誓約があった。潘基文事務総長は声明を発し、その資金誓約がシリアで紛争に苦しむ人々が忘れられていないことの証明であるとの旨を述べた。
- ルワンダ・ジェノサイドから20年
- ルワンダ・ジェノサイドから20年。ルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー(4月7日)に向けて、本日、ニューヨーク国連本部で、国連広報局(DPI)、ルワンダ常駐代表部、NGOの「保護する責任のためのグローバル・センター」が記念イベントを催した。
- 太湖地域:第5回首脳会議
- アフリカ太湖地域に関する第5回国際首脳会議(ICGLR)、アンゴラで開催。ピレイ人権高等弁務官は同会議に参加した、アフリカ諸国の指導者たちに対し、深刻な人権侵害を疑われる者が国境を越えて正義の追及を逃れ続けることを許さないよう訴えた。
- 気候変動:投資家の貢献を
- 投資リスクに関する投資家サミットが本日、ニューヨーク国連本部で開かれた。気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)のフィゲーレス事務局長は投資家たちに低炭素経済に向けて、持続可能な資産への移行をはかるよう訴えた。
- シリア:UNRWA車列に襲撃
- シリアにおいて、シリア避難民とパレスチナ難民を収容するヤムーク・キャンプに向かう途中、パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の車列が襲撃を受けた。UNRWA報道官が明らかにした。
2014年01月14日News in Briefから
- シリア難民:事務総長、イラク訪問
- 潘基文事務総長は本日、グテーレス難民高等弁務官、エイモス人道問題担当事務次長とともに、イラク北部のシリア難民キャンプを訪問。共同記者会見を行い、子どもや女性など脆弱な人々の窮状に心痛を覚えると述べた。
- 中央ア:甚大な人権侵害
- 国連人権高等弁務官事務所の調査団(4人)が昨年12月12月-24日、中央アフリカ共和国を訪れ、人権侵害状況を調査した結果報告を公表した。報告は、同国において、人権状況が依然として、極度に不安定であることを指摘した。
- ナイジェリア:LGBT禁止法
- ナイジェリアで、LGBTの人びとや団体、および支援者たちの罪を問う法律がつくられた。ピレイ人権高等弁務官は本日、この法律は基本的な人権を侵害するものであるとして警告を発した。
- エジプト:新憲法案に国民投票
- エジプトで、新憲法案をめぐる国民投票が行われた。潘基文事務総長は本日、同国の国民に対し、暴力に訴えることなく、自らの考えを表明し、同国が平和的に次の段階へと移行することを確実なものとするよう訴えた。
- 南スーダン:国連、初等教育支援
- 南スーダンの首都ジュバに駐屯する国連平和維持活動UNMISS本部において、初等教育の修了試験がスタート。試験期間はおよそ一週間。14歳以上の400人が受験する。当初は、昨年12月に予定されたが、政府軍と反政府勢力の武力衝突により、実施困難となり、延期されていた。
2014年01月13日News in Briefから
- イラク:政治指導者、連帯を
- イラク訪問中の潘基文事務総長は首都バグダッドで、同国のマリキ首相と記者会見に臨み、すべての政治指導者に対し、テロとの戦いのために連帯し、国の安定に向けて協働するとともに、市民の生命を奪う状況に終止符を打つよう訴えた。
- 中央ア:暫定指導者の選出を
- 中央アフリカ共和国の首都バングイから、ガイエ事務総長特別代表は電話で記者会見し、同国の安定のためには、新しい暫定指導者の速やかな選出の必要性を指摘するとともに、キリスト教、ムスリムのコミュニティー間の若いプロセスを開始することが重要であるとの旨を述べた。
- 南スーダン:飢餓のおそれ
- 国連食糧農業機関(FAO)によれば、一か月前に起こったキール大統領とマシャル前副大統領の対立による紛争が続き、35万5000人が避難民と化して、農業セクターが壊滅状態となり、食料不足のおそれが生じている。
- シリア:女性たちの会議、開催
- UNウィメンとオランダ政府の共催で、シリア女性の会議がジュネーブで開催された。会期は2日間。シリア内外から50人の女性が参加した。会議は成果声明を発し、シリア女性の声が内戦終結のためのすべての努力に反映されるとともに、平和づくりに女性参加が確保される必要を訴えた。
- コンゴ:安保理、情勢報告
- アフリカ太湖地域を担当するロビンソン事務総長特使は本日、安保理で、情勢報告を行い、コンゴ民主共和国における平和と安定のための努力が重要な岐路にあるとし、すべての当事者に対し、永続的和平に取り組むよう訴えた。
2014年01月10日News in Briefから
- 事務総長、年頭会見
- 潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で、年頭の記者会見を行い、シリア、南スーダン、中央アフリカ共和国の情勢悪化を指摘し、それらの国々における紛争終結の必要を強調するとともに、MDGsの達成、気候変動への対処を訴えた。
- イラク:アンバールで武力衝突
- 安保理は議長声明を発し、イラクのアンバール州において、この一週間に暴力が拡大したことを非難するとともに、同国の治安部隊および地方の指導者たちがテロ組織による脅威に勇敢に立ち向かっていることに称賛の念を表明した。
- 南スーダン:安保理、暴力終結訴え
- 安保理議長は報道声明を発し、南スーダンにおける人権侵害に速やかに終止符が打たれ、責任を有する者に説明責任を果たさせることを求めた。潘基文事務総長は今週、シモノビッチ人権担当事務次長補を同国に調査のために派遣することを明らかにした。
- 中央ア、南スーダン:難民の危機
- 中央アフリカ共和国、南スーダンにおいて、難民が置かれた危機的状況が悪化するなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は今後100日間で、130万人を支援するため、追加的資金として、国際社会に対し、9,900万ドルの拠出を求めるアピールを発した。
- ハイチ:地震から4年
- ハイチ大地震から4年。潘基文事務総長は本日、同国の保健衛生、教育における進展があったとする一方、多くの課題が残っていると指摘し、国際社会に対し、同国への援助拡大を求めた。
2014年01月09日News in Briefから
- 南スーダン:国連基金、$1500万
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、南スーダンへの人道援助のために、国連中央緊急対応基金(CERF)から1500万ドルの資金をあてることを明らかにした。一方で、ラドゥス平和維持活動担当事務次長は安保理で同国の情勢を報告し、同国に展開する平和維持活動UNMISSの追加兵力5,500人が配備されるにはまだ8週間かかるとの旨を述べた。
- 中部アフリカ:経済サミット、開催
- 中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)が本日、チャドで、臨時首脳会議を開催。潘基文事務総長はメッセージを送り、中央アフリカにおけるムスリム、キリスト教コミュニティーの間の暴力的対立が同国に長期的な危険を与えているとの旨を述べた。
- 飢餓:東ティモールでキャンペーン
- 東ティモールがこのたび、国連の貧困撲滅の取り組み「ゼロ・ハンガー・チャレンジ」のもと、アジア太平洋地域で初めて、国内キャンペーンをスタート。「ゼロ・ハンガー・チャレンジ」は、潘基文事務総長が2012年に立ち上げた。
- シリア:WFP事務局長、訪問
- 世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長は本日、シリアを訪問し、同国高官と協議した。同事務局長は、3年に及ぶ紛争で、同国の人道状況は悪化の一途を辿り、ほぼ人口の半分が食料を十分に得られないとの旨を述べた。
- 世界食料価格:2013年、最高記録
- 国連食糧農業機関(FAO)は本日、ニュース・リリースを発し、世界の食料価格を発表。それによれば、昨年11月、12月と世界の食料価格に変化がなかったこと、2013年の食料価格はこれまでの最高額を記録した。
2014年01月08日News in Briefから
- シリア:化学兵器廃棄、6月完了を
- シリアの化学兵器査察破壊を担当する国連/OPCW合同ミッションのカーグ特別調整官は本日、安保理で現状報告を行ったあと、記者会見し、今年6月の期限までの化学兵器全廃について、安保理からの高い期待があるとの旨を述べた。
- 南スーダン:不安情勢、続く
- 南スーダンにおいて、ジョンソン事務総長特別代表とランゼール副代表はそれぞれ、北部地域を訪れ、避難民の状況を視察した。UNMISSによれば、ジョングレー州、ユニティー州、上ナイル州などにおいて、不安な情勢、紛争、武装勢力の動員が継続している。
- 中央アフリカ:さらなる援助を
- 中央アフリカ共和国の避難民の人権状況に関する国連報告者を務めるチャロカ・ベヤニ氏は本日、同国における暴力的事態によって避難民となった人々への支援拡大を訴えた。
- G77:議長交代、式典
- 途上国グループG77の今年の議長がフィジーからボリビアに交代する。本日、ニューヨーク国連本部で行われた議長交代式典には、潘基文事務総長、アシュ総会議長が出席し、途上諸国がMDGsの達成に向けて協力するよう促した。
- 国連、ファッション界と協力
- 米国で人気のファッション・デザイナー勝ち抜き戦のリアリティーTV、「プロジェクト・ランウェイオールスター」の今シーズン決勝がニューヨーク国連本部で撮影された。ライフタイム局で明日、放送が予定される。国連は1996年以降、F4D(Fashion for Design)を通じて、ファッション界との協力関係を築いている。
2014年01月07日News in Briefから
- シリア:子どもの支援を
- シリアのための人道支援会合がクウェートで一週間後に開催されるのを前に、国連とNGO組織は本日、 同国の子どもたちが「失われた世代」とならないようにするため、国際社会に対し、10億ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
- 南スーダン:難民、増加
- 南スーダンにおいて、政府軍と反政府勢力の戦闘が続き、近隣諸国に逃れる難民が増えている。UNHCRによれば、ウガンダに流出する人は一日に約2,500人を数える。
- シリア:化学兵器破壊プロセス開始
- 国連とOPCWの合同ミッションを担当するカーグ特別調整官は本日、声明を発し、シリアの化学兵器を破壊のため、国内2か所からラタキア港に運び、デンマーク船に載せたことを明らかにした。
- 中央アフリカ:国連食料援助、再開
- 中央アフリカの首都バングイにおいて、世界食糧計画(WFP)は本日、3週間前に配給所が襲撃されたため中断されていた食料援助活動を再開した。対象は10万人の避難民。
- カンボジア:抗議デモに過剰な武力
- 国連人権高等弁務官事務所は本日、カンボジアにおいて、同国治安部隊が抗議デモ参加者に対して、過剰な武力を行使したとして、深い憂慮を表明し、政府および治安部隊に最大限の自制を求めた。
2014年01月06日News in Briefから
- 南スーダン:PKO強化へ、ヘリ3機
- 南スーダンの首都ジュバに展開する平和維持活動UNMISSを強化支援すべく、同PKOの駐屯施設に、ヘリコプター3機が配備された。同ヘリコプターはコンゴ民主共和国に展開する平和維持活動MONUSCOから一時的に提供された。
- 中央ア:安保理で情勢報告
- フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、安保理で、中央アフリカ共和国に関する報告を行い、同国の情勢悪化が宗教戦争を引き起こし、近隣国を巻き込んでいくおそれを指摘した。
- ネパール:内戦時に人権侵害
- ネパールの最高裁判所がこのたび、同国の10年にわたる内戦時に人権侵害を犯した者たちへの恩赦に反対する旨の決定を下した。ピレイ人権高等弁務官は声明を発し、この決定を歓迎した。
- バングラデシュ:議会選挙、混乱
- バングラデシュの議会選挙をめぐる混乱が続いている。潘基文事務総長は死傷者をだした暴力的な事態に悲しみを表明し、自制を促すとともに、すべての政党に対し、包摂的な政治プロセスを求める国民の期待に応えるよう訴えた。
- シリア:国際会議への招請状、発送
- 今月開催が予定されるシリアに関する国際会議の準備が進んでいる。潘基文事務総長は本日、会議に参加する30か国以上に招請状を発送する。会議は2部に分かれ、オープニング会期が22日にモントルーで開催された後、24日にジュネーブに場所を移して行われる。
2014年01月02日News in Briefから
- 世界の難民・避難民支援を
- エイモス人道問題担当事務次長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、世界各地で前例のない数の難民と避難民が新しい年を迎えていることになったとの旨を述べ、紛争や自然災害によって家を追われた人々への持続的な支援を訴えた。
- 南スーダン:暴力の停止を
- 南スーダンを担当するジョンソン事務総長特別代表は同国の首都ジュバで記者会見して、政府および反政府勢力の両紛争当事者に対し、暴力停止のため、最大限の努力を払うよう訴えた。
- ベイルートで車爆弾テロ
- レバノンで、この一週間で2度目の車爆弾テロ。潘基文事務総長は声明を発し、すべての紛争当事者に対し、自制を求めるとともに、テロの防止にあたる同国軍隊および治安部隊を支援するよう訴えた。
- シエラレオネ特別法廷、終了
- シエラレオネ特別法廷が12月31日、その11年にわたる活動の幕を閉じた。潘基文事務総長は声明を発し、同法廷が同国のアカウンタビリティーの確保に果たした役割を称賛した。
- コンゴ:主要施設に襲撃
- 年末、コンゴ民主共和国において同国軍、国営放送会社、国際空港などの主要施設が襲撃された。コブラー事務総長特別代表は声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。