News in Brief(2016年)
国連ニュースセンターがお届けする日々の記事を英語で読んでみませんか。
その日の記事テキストだけでなく、その記事を読み上げた音声を聞くこともできます。
» News in Brief
また1999年1月~2021年6月の記事は日本語要約をアーカイブにしています
2016年12月09日
- イラク:モスルに援助搬入
- イラクのモスル東部で、世界食糧計画(WFP)、ユニセフ、国連人口基金(UNFPA)は合同で活動を展開し、4万2,000人以上に援助物資を届けた。これは紛争後、最大級の人道物資搬入。
- シリア:総会、市民攻撃停止決議
- 国連総会は本日、賛成122、反対13、棄権36で決議を採択し、シリアのアレッボを中心に暴力が激化していることに憤りを表明し、市民に対するあらゆる攻撃を即時かつ完全に停止し、すべての包囲を解除するよう求めた。
- イエメン:5,800万ドル人道支援
- イエメンにおいて、栄養不良が悪化し、基礎的サービスが崩壊するなか、1880万人が人道支援を必要としている。国連人道支援調整事務所(OCHA)はこのたび同国全土で、生命を救う援助を活発化すべく、人道基金(Humanitarian Pooled Fund)を通じて、5800万ドルを割り当てることを決めた。
- 北朝鮮:安保理で、人権情勢報告
- エリアソン副事務総長は本日、安保理で、朝鮮民主主義人民共和国の人権状況を報告し、同理事会に対し、深い憂慮をもって、その状況に関心を払う必要を訴えた。
- 世界のデジタル格差解消を
- メキシコで開催されていた第11回インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)が本日、デジタル格差の解消の必要の緊急性を訴えて、閉幕した。今年のフォーラムは、“Enabling Inclusive and Sustainable Growth”をテーマとした。
2016年12月07日News in Briefから
- サヘル:緊急支援アピール
- サヘル地域人道調整官のランゼール氏はニュースリリースを発し、国連とパートナーのNGOとともに、サヘル地域の8か国に対する緊急支援を提供すべく、26億6,000万ドルを求めるアピールを発した。
- シリア:犠牲になる子供たち
- ユニセフの駐シリア代表は本日、声明を発し、シリアのアレッポで多くの子供たちが爆撃や栄養不良で命を落とし、今もなお悪化し続けている状況を説明した。
- アフリカ南部:干ばつ、支援
- アフリカ南部で、エルニーニョ現象に起因する干ばつが起こり、多くの人々が深刻な状況に苦しんでいる。国連人道諸機関とパートナーたちは本日、1380万人を対象として、改訂行動計画を打ち出した。
- 北朝鮮:国連、人権状況を報告
- ゼイド人権高等弁務官事務所はこのたび、朝鮮半島において60年間にわたって続く分断の歴史に関心を喚起するとともに、引き裂かれた家族の苦しみを和らげるべく、行動を促した。
- 中央ア:安保理で、情勢報告
- フォール事務総長特別代表代行(兼UNOCA代表)は本日、安保理で、中央アフリカ共和国の情勢を報告。今年前半、同国で選挙が平和裏に実施されたにもかかわらず、最近の暴力発生は同国の状況が非常に脆弱であることを示していると指摘した。
2016年12月05日News in Briefから
- シリア:安保理で拒否権
- 安保理で本日、シリアのアレッポにおける人道援助提供を可能にすべく7日間停戦を求める決議案が投票に付されたが、中国とロシアが拒否権を行使し、不採択となった。その他に反対したのは、ベネズエラ。決議案の提案国はエジプト、ニュージーランド、スペイン。
- コンゴ:自由で公正な選挙を
- 安保理は議長声明を発し、コンゴ民主共和国における政治情勢に憂慮を表明。来る選挙に鑑みて、すべてのステークホルダーに対し、自由で公正な選挙の実施を確保するよう訴えた。
- 虐待からの子供の保護を
- ユニセフはこのたび、子供の虐待に関する啓発ビデオを作成。同基金の親善大使を務めるデイビッド・ベッカムさんのタトゥーを使ったビデオ映像で、虐待の子供への心身的な傷に関心を喚起する。
- 国際ボランティア・デー
- 毎年12月5日は、国際ボランティア・デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、国連ボランティア6,700人、国連オンラインボランティア1万2,000人、そして世界各国の地域で活動するコミュニティーボランティア10億人に敬意を示した。
- イラク:国連、モスルに医療支援
- イラクのモスルにおいて、同国政府軍がISILのテロリストたちに対する軍事攻撃を仕掛けているなか、国連の保健衛生関連諸機関は同市の1万3000人のための医療品を届けた。
2016年11月25日News in Briefから
- 持続可能な輸送:世界会議
- 持続可能な輸送に関する世界会議が週末、トルクメニスタンで開催される。国連、政府、民間セクター、市民社会の代表が集まり、グローバル輸送活動に関する新しい方向性を設定する。
- 女性に対する暴力:国際デー
- 毎年11月25日は、女性に対する暴力撤廃の国際デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せてメッセージを発出し、女性に対する暴力は人権侵害というばかりでなく、持続可能な開発に対する重大な障害であるとの旨を述べた。
- 中央アフリカ共和国:市民保護を
- ディエン特別顧問(ジェノサイド防止担当)はこのたび、中央アフリカ共和国における民族間暴力の発生を非難するとともに、敵対行為の即時停止を求めるとともに、当局に対し、市民の保護のための緊急措置を講じるよう促した。
- イラク・シリア:避難民への支援
- 冬の到来で気温が低下するなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はイラクとシリアの避難民約150万人のため、キャンプを増やし、支援を拡大すべく、準備を整えている。
- コンゴ民主共和国:国連特使、訪問
- ジニット特使(太湖地域担当)は太湖地域への訪問を終えるにあたり、ニュースリリースを発し、コンゴ民主共和国の選挙プロセスのステークホルダーに対し、同国の平和的選挙の実施を可能にすべく、支援を拡大するよう促した。
2016年11月21日News in Briefから
- ジェンダーに基づく暴力の根絶を
- 女性および女児に対する暴力への取り組みとして、ニューヨーク国連本部でイベント開催。潘基文事務総長はその場で演説し、ジェンダーに基づく暴力に反対する行動のための16日間キャンペーンをローンチした。
- エイズ:若い女性の感染リスク
- HIV/エイズの治療薬にアクセスできる人が増えているものの、15歳から24歳の女性たちの感染リスクは依然として高い。とくにサブサハラ地域は課題が大きい。国連エイズ合同計画(UNAIDS)はこうした現状を指摘し、すべての人のための解決を図るべく、ライフサイクルのアプローチを求めた。
- シリア:安保理、情勢報告
- オブライエン緊急援助調整官は本日、安保理でシリアの人道情勢を報告。毎回、人々の窮状の悪化を報告し続けていることを強調し、安保理に対し、即時に行動し、長引く紛争を止めるよう訴えた。
- アフガニスタン:カブールで襲撃
- アフガニスタンの首都カブールにあるモスクで本日、襲撃事件が起こり、少なくとも32人の市民が死亡し、50人以上が負傷した。犠牲者の多くは子供。潘基文事務総長は声明を発し、この襲撃事件を非難した。
- 元宇宙飛行士、宇宙の擁護者に
- 国連はこのたび、元宇宙飛行士のスコット・ケリー氏を宇宙の擁護者(Champion for Space)に任命した。なお、現在、ドバイで、「社会的、経済的な持続可能な開発の推進役としての宇宙に関するハイレベル・フォーラム」が開催中。
2016年11月18日News in Briefから
- 気候変動:COP22、閉幕
- モロッコのマラケシュで開かれていた気候変動枠組条約の第22回締約国会議(COP22)がパリ協定の完全実施へのコミットメントを誓約するマラケシュ行動宣言を採択して閉幕。
- ハイチ:子供たちに支援を
- ハイチで選挙が近づくなか、ユニセフ報道官は本日、ジュネーブで記者ブリーフィングし、ハリケーン・マシューの被害を受けた同国で、子供たちが依然として支援を必要としているとし、選挙で勝利した人々が子供たちの権利とニーズを最優先事項とするよう訴えた。
- マダガスカル:食料危機の深まり
- マダガスカル南部で食料危機のリスクの度合いが深まるなか、国連食糧農業機関(FAO)、世界食糧計画(WFP)など国連諸機関は現在、同国の農家たちに対する財政的な支援を即時に提供するよう求めている。
- トルコ:人権特別報告者、訪問
- 表現の自由に関する人権特別報告者、ディビッド・ケイ氏はこのたび、一週間のトルコ訪問を終えるにあたり、表現の自由を抑圧する同国政府の諸措置に懸念を表明した。
- イラク:モスルからの避難民支援を
- 人権高等弁務官事務所の報道官はジュネーブで記者ブリーフィングし、イラクの主要都市のひとつモスルからの避難民への人道活動に持続的な資金を提供する必要を強調した。モスルでは、過去一か月、同国政府が暴力的過激主義者たちを駆逐すべく戦闘を続けている。
2016年11月17日News in Briefから
- 南スーダン:安保理、情勢報告
- 南スーダンに展開する平和維持活動UNMISSを率いる、エレン・マーガレット・ロイ事務総長特別代表は本日、安保理で、同国の情勢を報告。引き続き、同国の問題を優先的に扱い、いかなる決定においても、人々の未来を大切に考えるよう訴えた。
- マラリア:世界初のワクチン
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、世界発のマラリア・ワクチン投与の第一段階の開始のための資金を確保。WHOの発表によると、地域はサブサハラで、ワクチン投与キャンペーンの開始は2018年。
- 中央ア:ドナー会議開催
- 中央アフリカ共和国支援のためのドナー会議がブリュッセルで開催。エリアソン副事務総長は同会議で演説し、連帯を訴え、同国が明確にした優先事項、同国の復興・安定化に必要な改革、人道支援の拡大を後押しする財政支援を呼びかけた。
- COP22:豊かな森林をつくる
- 気候変動枠組条約・第22回締約国会議(COP22)、マラケシュで開催中。アフリカでの気候変動への対応として、土地の劣化を反転、再生させる”Great Green Wall”と称するイニシアチブの開始を発表。
- 気候変動への対応の加速化を
- COP22開催中のマラケシュで、気候変動への対応加速化に関するハイレベルイベントが開催された。潘基文事務総長は地域レベル、世界レベルで、民間セクター、都市、市民社会を含み、すべての人がパリ協定の実施に関与するよう訴えた。
2016年11月16日News in Briefから
- 気候変動:資金調達支援を
- 気候変動枠組条約・第22回締約国会議(COP22)、マラケシュで開催中。本日、潘基文事務総長は気候変動のための資金調達に関するハイレベル閣僚対話にメッセージを送り、開発途上国支援を中心とした資金調達の拡大を促した。オア事務総長特別顧問がメッセージを代読した。
- 国際刑事裁:締約国会議開催
- ローマ規程の締約国会議で、ゼイド人権高等弁務官は演説し、国際刑事裁判所に代わるものはないとし、国際社会に対し、一致団結して同裁判所を支えるよう訴えた。南アフリカ、ブルンジ、ガンビアが最近、同裁判所からの離脱を表明している。
- 気候変動:中東・北アフリカの対応
- 気候変動枠組条約・第22回締約国会合(COP22)の場で本日、中東、北アフリカ地域の諸国が気候変動への脆弱性を認識し、さまざまな取り組みを開始していることが紹介された。
- 中央ア:正義と和解、永続的平和の鍵
- ベルギーの首都ブリュッセルで明日、中央アフリカ共和国に関するドナー会議が開催される。中央アフリカ共和国の人権状況に関する独立専門家は本日、プレスリリースを発し、同国の永続的平和を達成するためには、その司法制度が緊急に強化されなければならないとの旨を述べた。
- ソマリア難民:ケニアの取り組み
- ケニア政府はこのたび、Dadaab難民キャンプの閉鎖を半年間遅らせることを決めた。人権高等弁務官はこの決定を歓迎し、同国が国際法に沿って、人間的かつ尊厳ある自発的帰還に取り組んでいることを評価した。
2016年11月15日News in Briefから
- イラク:モンスールに緊急援助
- ユニセフの主導する人道諸機関支援で、イラクの1万5,000人の子供を対象にした人道物資を載せた車列がモンスールに入った。ユニセフが前回モンスールに入ったのは2年以上前。一方、国際移住機関(IOM)が現在、避難民の移動状況の把握と、緊急施設の設置に努めている。
- コンゴ民主共和国:難民の子供たち
- ユニセフによれば、中央アフリカ共和国の85万人以上が依然として、避難民として、あるいは近隣諸国に流出した難民として、窮状に直面している。それらの人々の半分が子供たちである。
- 気候変動:COP22、ハイレベル会合
- 気候変動枠組条約・第22回締約国会議(COP22)のハイレベル・セグメントがスタート。潘基文事務総長は開幕演説し、パリ協定への各国の強い支持を指摘し、今こそ政策を実行に移すときであると訴えた。
- シリア:食料生産、壊滅的
- 国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)はシリアの食料状況を調査すべく、同国を合同で訪問。本日、その結果を報告し、5年にわたる紛争で、同国の食料生産が壊滅的な打撃を受けていることを述べた。
- 薬剤耐性への取り組み、理解向上を
- 国連食糧農業機関(FAO)は動物生産における薬剤耐性について報告書を発表。報告書は、薬剤耐性への取り組みには、耐性の出現・拡散経路に関する理解向上が必要であるとする。
2016年11月14日News in Briefから
- イラク:国連、食料支援
- イラクのモンスールで紛争が激化するなか、世界食糧計画(WFP)は紛争を逃れて流出した約10万人に対し、食料支援を提供した。現在、WFPはモンスールで身動きがとれない人々の食料状況を非常に懸念している。
- 2016年は最も暑い年に
- 世界気象機関(WMO)によれば、2016年は産業革命前に比べて、およそ摂氏1.2度高い気温が記録され、観測史上もっとも熱い年になる見込み。原因の一つは、昨年後半に始まった強力なエルニーニョ現象とされる。
- WHO、抗生物質耐性を啓発
- 世界抗生物質啓発週間(11月14日‐20日)、スタート。主導機関は、世界保健機関(WHO)。抗生物質耐性を世界的に認知された問題とし、適切な使用を通じて、抗生物質を守る必要を啓発する。
- 気候変動:進む南南協力
- マラケシュで開催されている気候変動枠組条約・第22回締約国会議(COP22)で、気候変動に関する南南協力のハイレベルフォーラムが開催された。国連高官や各国閣僚は演説し、南南協力の進展が気候変動への取り組みを促進しているとの旨述べた。
- 非正規雇用への取り組みを
- 国際労働機関(ILO)は非正規雇用の増加に関する報告、”Non-standard employment around the world: Understanding challenges, shaping prospects”を発表。地域的、世界的な傾向、提言などを盛り込む。
2016年11月11日News in Briefから
- イラク:シリアへと難民流出
- イラクのモンスールにおいて、ISILに対する軍事攻撃が激しさを増すなか、イラクの市民たちがシリアへと流出している。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官がジュネーブで記者団に述べた。
- 南スーダン:国連特使、訪問
- 南スーダンを訪れたディエン特別顧問(ジェノサイド防止担当)は首都ジュバで記者会見し、同国が民族紛争の状態に陥り、ジェノサイドが発生するリスクがあるとの旨を述べた。
- 気候変動:マラケシュでCOP22
- 気候変動枠組条約の第22回締約国会議(COP22)で本日、民間セクター主導型の再生エネルギー利用のためのイニシアチブ、Renewable Energy Buyers Alliance (REBA)が発表された。
- 肺炎と下痢で死亡する子供たち
- ユニセフが本日発表した肺炎と下痢に関する報告“One is too many: Ending Child Deaths from Pneumonia and Diarrhoea”によれば、それら予防可能な疾病によって毎年、140万人の子供が死亡している。
- イラク:ISILによる重大な人権侵害
- イラクにおいて、性的搾取、拷問、殺害など、ISILによる重大な人権侵害が明らかになるなか、ゼイド人権高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、犠牲者や生存者の権利を保障するため、即時の行動がとられるよう求めた。
2016年11月04日News in Briefから
- ハイチ:ハリケーンから1か月
- ハリケーン・マシューの襲来から一か月。復興活動が続くハイチだが、支援のニーズは大きく、約60万人の子供たちが依然として疾病や飢餓、栄養不良に苦しんでいる。ユニセフのマーク・ビンセント高等代表が述べた。
- イラク:市民が人間の盾に
- イラクにおいて、ISILが約1600人の市民を空爆に対する人間の盾としてモスルに移動させている。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が本日、警鐘を鳴らした。
- 気候変動:パリ協定、発効
- パリ協定が本日、発効。潘基文事務総長はニューヨーク国連本部で記者会見し、同様の決意をもって、パリ協定の実施と2030アジェンダの達成に向けて取り組むよう求めた。
- 南スーダン:大量の難民流出
- 南スーダンで紛争が継続し、同国から毎日、平均3500人が近隣諸国へと流出している。難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国家当局、人道アクターたちは難民たちに安全な場所を提供すべく急いで活動している。
- 気候変動:取り組みはキッチンから
- パリ協定が本日、発効するなか、ジョアン・ジョセフ、ジョルディのロカ3 兄弟は「国連持続可能可能な開発目標基金(SDG基金」とともに、持続可能なクッキングという視点から気候変動に取り組む。
2016年11月03日News in Briefから
- ハイチ:ハリケーン被害と女性
- ハイチにおいて、ハリケーン・マシューの被害が出産可能年齢の女性54万6000人に及ぶなか、国連人口基金(UNFPA)のオショティメイン事務局長は女性の脆弱性に一層の関心を払うよう訴えた。
- 南スーダン:PKO活動の改善を
- 南スーダンに展開するUNMISSが市民保護を怠ったとする調査報告を受け、ラドスース平和維持活動担当事務次長は本日、安保理非公式協議後の記者会見で、報告の提言を履行すべく、タスクフォースを設置したことを明らかにした。
- イラク:モスルの子供に援助を
- イラク政府軍によるモスル奪回作戦の開始以降、約2万700人が避難民となり、そのうち9700人は緊急支援を必要とする子供である。ユニセフが本日、明らかにした。
- マリ:安保理、停戦違反を非難
- マリにおいて、過去数か月間、武装勢力が度重ねて停戦に違反していることについて、安保理は本日、議長声明を発し、非難するとともに、これら勢力および政府に対し、和平合意の迅速な実施を求めた。
- 気候変動:パリ協定、4日発効へ
- 11月4日にパリ協定が発効するのを前に、国連環境計画(UNEP)はロンドンで、今年の「排出ギャップ報告(Emissions Gap Report))を発表。世界に対し、温暖化ガスの削減を劇的に加速化するよう訴えた。
2016年11月02日News in Briefから
- 中央ア:対話と和解を
- 中央アフリカ共和国を訪問したエリアソン副事務総長は本日、同国国会で演説。国会議員たちに対し、議員としての伝統的な役割を果たすことに加え、対話と和解の守護人として行動するよう訴えた。
- ジャーナリスト襲撃に終止符を
- 毎年11月2日は、ジャーナリストへの犯罪不処罰をなくす国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、ジャーナリストに対する襲撃事件や脅しをなくすための措置を速やかに講じるよう訴えた。
- カレー:劣悪な状況の子供たち
- 児童の権利委員会はこのたび、仏カレーの移民・難民キャンプの子供たちが劣悪な状況に置かれていることについて、フランスとイギリスの両政府の対応が「児童の権利条約」に照らして不十分であると指摘した。
- 国連中央緊急回転基金、資金不足
- 国連中央緊急回転基金(CERF)はこのたび、ニュースリリースを発し、2016年の資金が2500万ドル不足する見込みであるとし、それが援助を必要とする人々に与える影響の深刻さを訴えた。
- 西サハラ:食料不足のおそれ
- 世界食糧計画(WFP)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、ユニセフの3機関は合同でニュースリリースを発出し、西サハラの難民が食料危機に直面するおそれが高まっているとの旨述べ、ドナーに対し、支援の継続を訴えた。
2016年11月01日News in Briefから
- 南スーダン:市民保護強化を
- 南スーダンの首都ジュバで起こった暴力事件に際して、UNMISSの対応が実効性を欠き、殺害やレイプなどの発生を許したことを指摘する特別調査報告を受け、潘基文事務総長は声明を発し、市民保護を強化するための一連の措置を発表することを明らかにした。
- レバノン:新大統領、選出
- 安保理は議長声明を発し、レバノン大統領にミシェル・アウン氏が選出されたことを歓迎。新大統領をはじめ、同国の指導者たちに対し、国家の安定を促進すべく、迅速な統一政権を樹立するよう促した。
- イラク:モスル、市民の窮状
- 人権高等弁務官事務所が本日発表したところによれば、イラクにおいて、ISILが約2万5000人の市民を強制的にモスルおよびその周辺に移動させている。その近辺に建てられた軍事施設などが政府軍の攻撃の的になり、市民が犠牲になることが懸念される。
- シリア:アレッポで続く敵対行為
- シリアのアレッポにおいて、すべての当事者は敵対行為を継続しており、多数の市民が死傷し、そこに住み続ける人々に恐怖を与え続けている。国連人権高等弁務官事務所の報道官がジュネーブで記者団に述べた。
- 難民サミット:中満氏、特別顧問
- 潘基文事務総長はこのたび、日本の中満泉氏を移民・難民サミット(2016年9月19日)のフォローアップを担当する特別顧問に任命した。前任者は米国のカレン・アブザイド氏。
2016年10月31日News in Briefから
- 汚染された空気と子供たち
- ユニセフはこのたび、“Clear the air for children”と題する報告を発表。世界各地で、やく3億人の子供たちが、国際基準の6倍以上汚染された空気を吸っており、深刻な健康被害のリスクにさらされていると訴える。
- イエメン:安保理、情勢報告
- 国連特使のIsmail Ould Cheikh Ahmed氏は本日、安保理でイエメン情勢に関する報告を行い、同国の人道状況が悪化したことを指摘したうえで、すべての当事者に対し、国連の仲介のもとで進む和平プロセスに建設的に関与するよう求めた。
- 10月31日は、世界都市デー
- 毎年10月31日は、世界都市デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せて、メッセージを発出し、世界を変えるためには、都市を変えなければならないとの旨を述べた。
- レバノン:新大統領、選出
- レバノンの新大統領として、ミシェル・アウン氏が選出されたことについて、潘基文事務総長は歓迎の意を示すとともに、すべての当事者が団結し、国益にそって、協力し続けるよう期待を表明した。
- 人身売買:新しい取り組みを
- 女性と子供などの人身取引に関する特別報告者はこのたび、国連総会に最新報告書を提出。世界各地で起こる紛争に起因して発生する移民たちの人身取引への対応において、新しいアプローチが必要であるとの旨を述べた。
2016年10月26日News in Briefから
- シリア:安保理、情勢報告
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、安保理でシリアに関する情勢報告を行い、9月29日の報告以降、アレッポ東部において、さらに400人を超えるシリア人が殺害され、約2,000人が負傷したことを明らかにした。
- キューバ:総会決議、採択
- 国連総会は本日、決議を採択し、キューバに対する米国の経済的、商業的、財政的制裁措置を終わらせる必要を強調。過去25年間、毎年採択されてきた決議。初めて、米国が反対ではなく棄権。
- アルビニズム:国連総会で報告
- 国連総会第3委員会で、アルビニズム(白皮症)に関する独立専門家、Ikponwasa Ero氏の報告書が取り上げられた。同氏はアルビニズムの人々に対する深刻な差別をなくすため、迅速な行動をとるよう促した。
- イラク:モスルから避難民
- イラクのモスルから、政府軍の軍事攻撃を逃れて流出する避難民が国連の設置したキャンプに到着し始めている。世界保健機関(WHO)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は支援活動を活発化させている。
- 殉職した国連職員たちを追悼
- 2015年1月から2016年6月30日までに国連での勤務中に死亡した人々を追悼する式典がニューヨークで行われた。潘基文事務総長は、破壊する者たちは爆弾や銃弾が最も強いと思っているかもしれないが、最も強いのは人間の精神であるとの旨を訴えた。
2016年10月25日News in Briefから
- ハイチ:コレラ対応、支援を
- エリアソン副事務総長は本日、UN News Serviceとインタビュー。ハリケーン・マシューに襲われたハイチのコレラ対応を支援する国連システムに財政援助を提供するよう促した。
- 安保理:女性と平和、討論
- 安保理は本日、女性、平和と安全に関する公開討論を行った。潘基文事務総長は演説し、女性が平和構築において中心的な役割を担えるようにしなければならないとの旨を述べた。
- モスル:ISILによる人権侵害
- イラクにおいて、政府軍がモスル奪還作戦を進めるなか、国連人権高等弁務官事務所によれば、同事務所には、ISILによる裁判外殺害、恣意的処刑など、市民の人権侵害の情報が多く寄せられている。
- 地中海:難民の死者数、最悪
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が本日明らかにしたところによれば、地中海を渡ろうとして死亡する移民・難民が今年、3倍増加した。あるルートでは、5倍に増えた。
- イエメン:食料状況、悪化
- 世界食糧計画(WFP)は本日、ニュースリリースを発し、イエメン、特に援助物資の搬送が難しい地域における食料状況の悪化、子供の栄養不良の割合が高まる状況に懸念を表明。
2016年10月24日News in Briefから
- アレッポ:病人搬出、頓挫
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、声明を発し、国連とパートナーたちが負傷者や病人を避難させるプランの断念を余儀なくされたことについて、深い遺憾の念を表明。
- ハイチ:ハリケーンの被害調査
- 国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)がこのたび、ハイチ政府と食料安保国家調整機関(CNSA)と協力し、ハリケーン・マシューの被害調査を行ったところ、現在、140万人が食料支援を必要とし、うち80万人が深刻な状況にあることが明らかになった。
- アフガニスタン:けし栽培増加
- アフガニスタン薬物対策省と国連薬物犯罪事務所(UNODC)は本日、同国のけし栽培に関する報告、“Afghanistan Opium Survey”を発表。報告によれば、同国におけるけし栽培量は昨年に比較して43%増加した。
- シリア:学校に通えない子供たち
- シリア担当ユニセフ代表は本日、ニュースリリースを発出し、同国で新学年が開始し、学校への襲撃事件が4000件を超えるなか、170万人の子供たちは依然として学校に通えず、さらに130万人が学校に通えなくなるおそれがある。
- 10月24日は、国連デー
- 毎年10月24日は、国連デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、世界が「持続可能な開発のための2030アジェンダ」という大きな約束の達成を約束したことで、人間は持続可能性の時代に突入したとの旨を述べた。
2016年10月21日News in Briefから
- イラク:国連諸機関、支援急ぐ
- イラクのモンスールで軍事攻撃が始まったことを受け、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とユニセフは避難民の家族や子供たちに対するシェルター、飲料水、衛生サービスの提供を急いでいる。
- コンゴ:治安部隊が過剰な武力
- コンゴ民主共和国の首都キンシャサにおいて、治安部隊が抗議デモ参加者に対して、過剰な武力を行使し、2日間で、少なくとも53人が死亡し、143人が負傷し、299人以上が不当に逮捕された。同国に展開するMONUSCOの合同人権事務所が調査結果を発表、明らかにした。
- シリア:人権理事会、特別会期
- 国連人権理事会は本日、特別会期を開催し、シリアの状況について審議した。ゼイド人権高等弁務官は演説し、アレッポ東部の包囲、爆撃などが歴史的スケールの犯罪であると述べ、人権理メンバーに対し、流血を止めるため、一致団結するよう促した。
- イエメン:停戦開始
- イエメンにおいて、19日午前零時に停戦が開始。同国担当の国連特使、Ismail Ould Cheikh Ahmed氏はこれを歓迎。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこの機をとらえ、タイズ市への援助を急いでいる。
- ワンダーウーマン:名誉大使に
- 「ワンダーウーマン」がUNウィメンの名誉大使に任命された。持続可能な開発目標(SDGs)の目標5(ジェンダー平等、女性のエンパワーメント)に関する啓発活動に携わる。
2016年10月20日News in Briefから
- シリア:ロシア、一方的停戦
- ロシア連邦がこのたびシリアのアレッポにおける方的停戦を宣言し、本日、同停戦がスタートしたことについて、潘基文事務総長は歓迎の意を表明したうえで、全土停戦が復活しなければならないとの旨を強調した。
- 第3回国連人間居住会議、閉幕
- エクアドルの首都キトで開かれていた第3回国連人間居住会議(HabitatIII)が持続可能な都市の在り方をめざす“New Urban Agenda”と題するアジェンダを採択して、閉幕した。
- ハイチ:国連総会、非公式会合
- 国連総会はこのたび、ハリケーン・マシューに襲われたハイチの人道状況に関する非公式会合を開催。潘基文事務総長は演説し、支援のための追加的な資源が緊急に必要であると訴えた。
- マダガスカル南部:食料危機回避を
- マダガスカル南部で人口の半分以上、84万人が著しい食料不足に苦しんでいることを受け、国連諸機関は現在、食料危機を回避すべく、栄養不良と飢餓の最も深刻なケースへの対応を図っている。
- 歩行とサイクリング:UNEP報告
- 国連環境計画(UNEP)はこのたび「歩行とサイクリングに関する世界概況」と題する報告を発表。安全な歩行およびサイクリングへの投資によって、百万単位の人々の命が救われ、温暖化ガスの排出量が削減されると訴える。
2016年10月19日News in Briefから
- 中東:安保理、情勢報告
- ムラデノフ中東和平プロセス担当特別調整官は本日、ビデオ会議で、安保理に中東情勢を報告。二国家解決に向けた進展がないことにより、パレスチナ人に憤りと不満の高まり、イスラエル人に深い失望をもたらしているとし、あらたな暴力的な紛争の発生のリスクに警告を発した。
- イエメン:72時間停戦
- イエメン担当人道調整官のマクゴールドリック氏は同国の首都サナアからUNラジオのインタビューに応じ、この一か月間、市民が紛争の矢面に立ってきたことを指摘し、72時間停戦が本日発効することについて歓迎の意を表明。現在援助を届けるのが難しい地域へのより予測可能なアクセスの確保を求めて訴えた。
- キリマンジャロ:森林再生を
- 国連環境計画(UNEP)は本日、“Sustainable Mountain Development in East Africa in a Changing Climate”と題する報告を発表。報告は、東アフリカの深刻な水不足を緩和すべく、アフリカ最高峰のキリマンジャロを再生する必要があると訴える。
- アフガニスタン:子供の死傷者増加
- UNAMAによると、アフガニスタンにおいて、2016年に入ってから9か月間、紛争関連の死傷者数は昨年に比べて、全体的には1%減少したものの、子供の死傷者だけに限ってみると、15%増加した。
- ユニセフ:混合ワクチン安価に入手
- ユニセフは、Gavi、ビル&メリンダ・ゲイツ財団との連携により、5種混合ワクチンをこれまでの半額で入手することを確保した。これで、今後3年間で、80か国で投与する4億5000万回分のワクチンを購入することが可能になる。
2016年10月14日News in Briefから
- ミャンマー:人道行動の強化を
- オブライエン人道問題担当事務次長は3日間のミャンマー訪問を終えるにあたり、ニュースリリースを発し、すべての当事者に対し、その対立を解決するための平和的方法を探り、人道行動を強化するよう促した。
- ハイチ:コレラへの取り組み
- エリアソン副事務総長は本日、加盟国に対して、ハイチにおけるコレラ発生へのあらたなアプローチを説明。第1段階は、治療と根絶、きれいな水と衛生へのアクセス拡大、第2段階は、2010年のコレラ発生で最も影響を受けた人びとへの物資援助のために加盟国への枠組提案を練ることをめざすとした。
- 子供:手洗いが命を救う
- 世界手洗いの日を前に、ユニセフはニュースリリースを発し、昨年、5歳未満の30万人以上の子供(1日に800人の割合)が安全な飲料水と衛生の欠如に関連する下痢症で死亡したとするとともに、こうした子供たちの死を適切な手洗いで防ぐことができるとの旨を述べた。
- ハイチ:75万人に食料支援
- 国連援助諸機関は現在、ハリケーン・マシューに襲われたハイチを支援すべく、現地で活動を継続している。世界食糧計画(WFP)は75万人に対する食料支援を行い、世界保健機関(WHO)と地域パートナーは緊急保健活動のため、ドナーに対し、900万ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
- 十分な栄養がとれない子供たち
- ユニセフはこのたび、”From the First Hour of Life”のPart 2を発表し、世界じゅうで十分な栄養がとれている子供が5人に1人のみであることを指摘。報告はまた母乳の大切さを強調する。
2016年10月13日News in Briefから
- 国連総会、次期事務総長を任命
- 国連総会は本日、満場一致で決議を採択し、国連の次期事務総長として、ポルトガルの元首相、アントニオ・グテーレス氏を任命した。任期は、2021年末までの5年間。10月6日、安保理が総会に同氏の任命を勧告していた。
- シリア:アレッポ、暴力終結を
- シリアのアレッポにおける暴力に終止符が打たれない限り、国連は市民を狙った襲撃の被害者たちに対する人道的責任を果たせない、とラムジー副特使(シリア担当)が述べた。ジュネーブでの人道タスクフォース会合後の記者会見で。
- ハイチ:コレラへの対応
- ハリケーン・マシューに襲われたハイチでコレラが散発的に発生している状況に鑑みて、WHOとPAHOの保健衛生チームがその対応を図るべく、同国に派遣された。
- 国際防災の日:不平等への対応を
- 国際防災の日(10月13日)を記念して、国連国際防災戦略事務局(UNISDR)はこのたび、“Poverty & Death: Disaster Mortality 1996-2015”と題する報告を発表。同報告によれば、過去20年に発生した7056件の災害による死者1億3500万人のうち9割は低中所得の人々である。
- ブルンジ:安保理、特使派遣
- 安保理はベノマール事務総長顧問(紛争予防担当)をブルンジに派遣する。ベノマール氏はブルンジにおける平和と安全に関連するすべての問題について、解決を図るべく、同国政府と協議する。
2016年10月10日News in Briefから
- コロンビア:和平への道を
- 潘基文事務総長は本日、コロンビアのサントス大統領と、反政府勢力のFARC-EPのティモレオン・ヒメネス司令官と電話会談し、両者に対し、このたび行われた国民投票の結果にかかわらず、平和への道を歩み続けるよう促した。
- 中央ア:安保理で情勢報告
- 安保理は本日、中央アフリカ共和国に関する情勢報告を聴取した。ラドスース平和維持活動担当事務次長は演説し、同国で武装勢力が依然として活発で、情勢が脆弱であることを指摘。国際社会に対し、永続的な平和を確保するための同国の努力を支え続けるよう求めた。
- マラウィ:児童婚に終止符
- マラウィにおいて、昨年成立した法律の履行が進み、児童婚に終止符が打たれる見込み。UNウィメンの親善大使を務めるエマ・ワトソンはこのたび、同国を訪れ、取組みの成果を祝賀した。
- イエメン:葬儀襲撃の調査を
- イエメンで土曜日、葬儀場が襲撃され多数の犠牲者がでたことについて、ゼイド人権高等弁務官、潘基文事務総長はメッセージを発し、憤りを示し、同国における国際人権・人道法の違反の疑いを調査するための独立機関を設置するよう求めた。
- ハイチ:1億2千万ドルの拠出を
- 潘基文事務総長は本日、ハリケーン・マシュー襲来で被害を受けたハイチを援助すべく、約1億2000万ドルの資金拠出を求めるフラッシュアピールを発した。この金額で、今後3か月間の国連システムの活動を賄う。
2016年10月07日News in Briefから
- ハイチ:ハリケーンで大被害
- このたびのハリケーン・マシューの襲来で、ハイチにおいて現在、35万人が緊急支援を必要としている。同国に駐在する人道問題調整事務所(OCHA)の代表がUNラジオとのインタビューで述べた。
- コロンビア:和平合意への決意
- コロンビア政府とFARC-EPは本日、和平合意の実施に向けた歩みを進めていく意向を示した。また、同国に展開する国連ミッションに対し、停戦の監視など、その活動を継続するよう要請した。
- 北朝鮮:子供たちへの緊急支援を
- 2か月に及ぶ洪水後、厳冬期が近づくなか、朝鮮民主主義人民共和国では現在、千人単位の子供たちが緊急支援を必要としている。ユニセフと、そのパートナーであるセーブ・ザ・チルドレンが警鐘を発した。
- ジェンダー平等:女児と男児の格差
- 国際ガールズ・デー(10月11日)を前に、ユニセフはこのたび、「女児のためにデータの力を利用する」と題する報告書を発表。5歳から14歳までの女児が無報酬の家事労働に従事する割合は男児と比べて4割以上高いとし、男女格差が子供のころから始まっていると警告した。
- ナイジェリア:北部の人々の窮状
- ボコハラムの支配下に再び置かれたナイジェリア北部に居住する市民のほとんどは現在、基本的な支援さえ受けられず、保護を必要とする深刻な状況にある。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が本日、警鐘を発した。
2016年10月06日News in Briefから
- アレッポ東部:年内に崩壊のおそれ
- ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は本日、ジュネーブで記者会見し、シリアのアレッポでの惨状を説明し、2か月以内に同市が完全に崩壊するおそれがあるとの旨を述べた。
- カリブ:ハリケーンへの対応強化
- ハリケーン・マシューに襲われたカリブ海諸国において、汎米保健機構(PAHO)と世界保健機関(WHO)が派遣したフィールド・チームが被害状況を評価するなか、国連諸機関はその対応を活発化させている。
- マリ:安保理で、情勢報告
- ラドスース平和維持活動担当事務次長は本日、安保理でマリの情勢報告を行い、同国の和平プロセスの進展がみられないことに言及し、和平合意の署名者たちにその実施を強く呼びかけた。
- 安保理、次期事務総長候補を推薦
- 安保理は本日、非公開会合で、決議を満場一致で採択し、ポルトガル元首相のアントニオ・グテーレス氏を次期事務総長候補として、国連総会に勧告すべく、選出した。
- シリア難民:虹彩認証で支払可能に
- 国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)はこのたび、共同で、ヨルダンのザータリ難民キャンプで、虹彩認証支払システムを導入した。これで、7,600人のシリア難民は現金やバウチャー、e-カードなどの必要なく、スーパーマーケットで買い物ができる。
2016年10月05日News in Briefから
- ハリケーン:緊急チーム現地展開
- ハリケーン・マシューがカリブ地域に襲来。国連の緊急対応チームは被害評価の迅速な実施を調整し、災害対応を支援するため、ハイチとジャマイカに展開した。
- パリ協定、11月4日発効へ
- パリ協定、11月4日に発効へ。潘基文事務総長は本日、声明を発し、同協定の発効への強い国際支援は行動の緊急性を物語るものであり、気候変動への対応には強固で健全な地球的協力が不可欠であるとの旨を述べた。
- マダガスカル:干ばつ、深刻化
- マダガスカル南部で干ばつが深刻化し、多数の人々が飢えと栄養不良に直面しているなか、世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長は同国を訪れた。訪問を終えるにあたり、人道活動を活発化する計画を発表した。
- アフガニスタン:支援会議、開催
- アフガニスタン支援会議、ブリュッセルで開催。潘基文事務総長は同会議で演説し、国際社会に対し、同国とその国民に対する支援の約束を守るよう促すとともに、ドナーと同国政府が援助の効率性に説明責任を果たすよう強調した。
- 次期事務総長:安保理、正式投票へ
- 安保理で、次期事務総長候補選出のための6回目の非公式な秘密投票が行われ、その結果、ポルトガル首相や国連難民高等弁務官を務めたアントニオ・グテーレス氏の選出の見込みが確実になった。安保理で明日、公式な決定が行われる予定。
2016年10月04日News in Briefから
- ハイチ:ハリケーン襲来
- ハリケーン・マシューがハイチに上陸し、強風と豪雨をもたらしている。国連援助諸機関は、ハリケーンの進路にある国々からの要請があれば、それらの国々に対する支援を行う用意を示した。
- イエメン:紛争の終結を
- オブライエン緊急援助調整官は3日間の訪問を終えるにあたり、すべての紛争当事者に対し、紛争下、人道アクセスを許可し、市民を守る責任を果たすよう求めた。
- ダルフール:平和の定着を
- ラドスース平和維持活動担当事務次長は本日、安保理で、スーダン・ダルフールの情勢に関するブリーフィングを行い、同地域の治安情勢が脆弱で、人道的な被害が著しいとし、同国政府と国際社会に対し、同国の状況の改善に取り組むよう訴えた。
- アレッポ:拒否権の制限を
- ゼイド人権高等弁務官は本日、声明を発し、シリア東部のアレッポで繰り広げられる著しい人権侵害の状況を正すには、安保理の拒否権の使用を制限するなどの大胆なイニシアチブが必要であるとの旨を述べた。
- 極度の貧困に暮らす子供たち
- 世界銀行グループとユニセフはこのたび、合同で、「極度の貧困を終わらせる:子供たちに関する焦点」と題する報告書を発表。報告によれば、極度の貧困に暮らす子供たちは大人の2倍以上(3億8,500万人近く)であるとの旨を述べた。
2016年09月30日News in Briefから
- アレッポ:残る医者30人未満に
- シリアのアレッポにおいて保健衛生施設の状況が悪化し、残る医者の数が数日前からさらに減り、現在30人を下回っている。世界保健機関(WHO)の高官が明らかにした。
- ルワンダ難民:最終措置に合意
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、アフリカ諸国およびアフリカ連合(AU)の代表たちは本日、7年間の交渉を経て、長らく続いたルワンダ難民たちの状況に終止符を打つための最終措置に関する合意を成立させた。
- アレッポ:人道援助車列襲撃調査へ
- 9月19日にシリアのアレッポ西部で、人道援助物資を運ぶ国連・シリア赤新月社の車列が襲撃された事件について、潘基文事務総長は国連調査委員会を設置する予定。
- ジカ:東南アジア、対策強化を
- 世界保健機関(WHO)は本日、東南アジア地域諸国に対し、ジカ・ウィルスに対する予防、対応のため決定的な行動をとり続けるよう促した。これより前、タイが、ジカに関連する小頭症の2件の症例を確認していた。
- 南スーダン:イェイで緊急支援必要
- 南スーダンのイェイの治安状況が急速に悪化し、そこで窮状に喘ぐ約10万人に対する緊急人道支援が必要となっている。国連難民高等弁務官(UNHCR)が本日、警告を発した。
2016年09月29日News in Briefから
- パリ協定:インド、批准へ
- ナバロ事務総長特別顧問(持続可能な開発のための2030アジェンダ担当)は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、世界の温暖化ガスの4%以上を排出するインドが今週末にもパリ協定を批准する見通しであることを明らかにし、協定の年内発効に楽観的な見方を示した。
- シリア:安保理、情勢報告
- オブライエン緊急援助調整官は本日、安保理で、シリア情勢報告を行い、同理事会に対し、シリアにおける流血を即時に停止し、人道支援を必要をする人々に援助が届くよう訴えた。
- ナイジェリア:子供のための資金を
- ユニセフはこのたび、ナイジェリア北東部で困窮する子供たちに対する支援金要請額を5,500万ドルから1億1500万ドルへと拡大した人道アピールを発出。
- アフガニスタン:空爆で15人死亡
- アフガニスタン東部のアチンで昨日、ISILを対象にした空爆が行われたが、少年1人を含め、少なくとも15人の市民が死亡し、13人が負傷した。UNAMAが報道声明で発表した。
- コロンビア:人権の保護促進を
- コロンビアの和平合意の成立を受け、また、10月2日の同国選挙を前に、ゼイド国連人権高等弁務官はボゴタで記者会見し、人権高等弁務官事務所(OHCHR)が今後、和平合意の人権の側面の進展状況をフォローしていくとの旨を述べた。
2016年09月28日
- 医療保健施設の保護を
- 安保理は本日、武力紛争下の医療保健施設の保護に関する討論を行った。潘基文事務総長は演説し、安保理に対して、そうした戦争犯罪を終わらせ、犯罪者の説明責任を問うべく、決定的な措置を講じるよう求めた。
- アレッポ:子供たちの窮状
- ユニセフのジャスティン・フォーサイス事務局次長は本日、ニュースリリースを発し、シリアのアレッポで、子供たちが直面する窮状を語る言葉はもう残っていないとの旨を述べた。
- イスラエル前大統領、死去
- イスラエル前大統領で1994年のノーベル平和賞受賞者のシモン・ペレス氏が水曜日、死去。享年93歳。潘基文事務総長は同氏の遺族、友人、同国の人々に対して哀悼の意を表明。
- 米州:はしか根絶宣言
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、米州地域ではしかが根絶されたことを宣言。米州地域において、ワクチン投与で予防可能な疾病として根絶されたものとしては、天然痘(1971年)、ポリオ(1994年)、風疹、および先天性風疹症候群(2015年)に次いで、5番目。
- がん治療へのアクセスに格差
- 国際原子力機関(IAEA)の線量測定研究室は本日、ニュースリリースを発し、同研究室であらたに刷新したデータベースによって、世界各国・地域のがん治療・ケアのアクセスに驚くべき格差が存在することが明らかになったとの旨を述べた。
2016年09月27日News in Briefから
- 大気汚染:ほとんどの人に影響
- 世界保健機関(WHO)が本日発表した報告によれば、世界じゅうで、毎年約650万人が大気汚染で死亡し、世界人口の92%が基準を超えたレベルの場所で暮らしている。
- ICC:世界遺産破壊者に有罪判決
- 国際刑事裁判所は本日、世界遺産に指定されたトンブクトゥの遺跡を破壊した、マリのアフマド・ファキ・マフディ被告に9年の禁固刑を科した。世界遺産の破壊が戦争犯罪として有罪判決を下されたのは初めて。
- 9月27日は、世界観光デー
- 毎年9月27日は、世界観光デー。今年のテーマは、「すべての人のための観光―ユニバーサル・アクセシビリティーの促進」。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せてメッセージを発出し、すべての人が平等にレジャー、観光サービスへの権利を持っているとの旨述べた。
- ソマリア:安保理で情勢報告
- キーティング事務総長特別代表は本日、安保理でソマリアに関する情勢を報告。ソマリアで予定された議会選、大統領選の実施が遅れていることで、政治的な操作、さらなる遅れのリスクが高待っているとの旨を述べた。
- マリ:食料支援に資金不足
- 世界食糧計画(WFP)が本日警告したところによれば、緊急に300万ドルの資金がなされない限り、マリにおける学校給食プログラムは停止を余儀なくされ、約1000校、18万人の子供に影響がでる。
2016年09月26日News in Briefから
- コロンビア:事務総長、訪問
- コロンビア政府と反政府勢力FARC-EP間の50年に及ぶ紛争を終わらせる和平合意の調印式典に出席するため、潘基文事務総長はこのたび同国を訪問した。
- 国連は小さい国々に不可欠
- 国連総会・一般討論で、シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相は演説し、不安定さが増す世界において、国連が小国の存続と繁栄に不可欠なものであるとの旨を訴えた。
- シリア:5か月ぶりの食料支援
- 国連とシリア赤新月社はこのたび、合同の食料輸送車列を組んで、シリアの4つの町で窮状に喘ぐ6万人に対し、今年4月以来、5か月ぶりとなる食料支援を行った。
- 性の教育:UNESCO、ビデオ発表
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)はこのたび、性に関する包括的な青少年教育に関するビデオ「若者であること(“Being A Young Person”)」 を作成し、発表した。
- 国連総会:一般討論最終日
- 国連総会の一般討論、閉幕。バタライ総会副議長はトムソン議長に代わって演説し、加盟各国がすでに持続可能な開発目標(SDGs)を国家計画・政策に反映させているに勇気づけられるとの旨を述べた。
2016年09月21日News in Briefから
- グローバル化が突き付ける課題
- 国連総会・一般討論で、オーストリアのセバスチャン・クルツ外相は演説し、グローバリゼーションは人類に多大な利益をもたらしたとするとともに、さまざまな課題もあることを認識すべきだとの旨を述べた。
- 世界金融危機の影響への対応
- 国連総会・一般討論で、ホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス・アルバラード大統領は演説し、世界的な金融危機の同国への影響を指摘したうえで、同国の民主主義が回復したことを述べた。
- 国連の強みは普遍性と正当性
- 国連総会・一般討論で、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相は演説し、国連創設に息吹を吹き込んだ精神と目標が同様に同国の政権に着想を与えているとの旨を述べた。
- テロリズムは平和と開発の課題
- 国連総会・一般討論で、ギニアビサウのジョゼ・マリオ・ヴァス大統領は演説し、2030アジェンダとアディスアベバ行動アジェンダの補完性を指摘。また、さまざまな地球的課題、とくに、テロリズムが世界の平和と開発に与える脅威を強調した。
- テロリズムを絶対に許さない
- 国連総会・一般討論で、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は演説し、同国における持続可能な開発目標(SDGs)の進展を述べたうえで、自らがテロリズムの被害者の一人として、テロリズムを許さない姿勢をみせた。
2016年09月20日News in Briefから
- 国連総会、一般討論開始
- 第71回国連総会、一般討論がスタート。潘基文事務総長は冒頭演説し、世界各国から集った各国指導者に対し、より良い未来のために、今こそ、ともに行動するよう訴えた。
- 米国:オバマ大統領、統合訴え
- 国連総会・一般討論で、米国のオバマ大統領は現職最後の演説を行い、宗教的原理主義、民族主義に根差した政治、攻撃的なナショナリズムや露骨なポピュリズムといったものを乗り越え、より一層の協力と統合を図る必要を訴えた。
- 中米:パナマ大統領、演説
- 国連総会・一般討論で、パナマのフアン・カルロス・バレーラ・ロドリゲス大統領は演説し、同国が対話の国、多民族、多文化で、平和を愛好する国であるとするとともに、民主制度に向けた取り組みを進めているとの旨を述べた。
- スペイン、SDGs実施支援強調
- 国連総会・一般討論で、スペイン国王のフィリペ6世は演説し、持続可能な開発のための2030アジェンダ、気候変動に対する取り組みなどに対する同国の支持を強調した。
- セネガル:アフリカへの投資訴え
- 国連総会・一般討論で、セネガルのマッキー・サル大統領は演説し、加盟諸国に対して、アフリカの公正かつ持続可能な開発を促すとともに、一部の少数者の狂気の行為をもって、イスラム/ムスリムを非難しないよう訴えた。
2016年09月16日News in Briefから
- 難民との連帯:130万人の署名
- 9月19日の難民・移民サミットを前に、潘基文事務総長は本日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の「#WithRefugees」請願キャンペーンで集まった、難民との連帯を示す130万人の署名を受けとった。
- ISIL犠牲者の女性、国連親善大使に
- イラク人の23歳の女性で、ISILの人身取引の犠牲者、ナディア・ムラド・バセー・タハさんがこのたび、国連薬物犯罪事務所(UNODC)の人身取引の生存者の威厳のための親善大使に任命された。
- 南スーダン:難民、100万人超え
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が本日発表したところによれば、不穏情勢と暴力が執拗に続く南スーダンから近隣諸国に流出した難民の数は100万人を超えた。それら難民のほとんどが女性と子供。
- 9月21日は、国際平和デー
- 毎年9月21日は、国際平和デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せて、メッセージを発出し、持続可能な開発目標(SDGs)の個々の目標が平和をつくる基本要素であるとの旨を述べた。
- 9月16日は、オゾン層保護デー
- 毎年9月16日は、オゾン層保護のための国際デー。潘基文事務総長は本日、メッセージを発し、各国に対して、代替フロンの使用を削減し、環境保護を強化するよう訴えた。
2016年09月09日News in Briefから
- 北朝鮮:核実験、決議違反
- 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)がこのたび地下核実験を実施したことについて、潘基文事務総長は強く非難するとともに、同国の指導部に対し、その進路を変更し、非核化に取り組むよう訴えた。
- シリア:米ロ合意への期待
- 国際シリア支援グループの人道アクセス・タスクフォース会合後、ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は記者会見し、米ロの合意が成立すれば、停戦確保と、政治プロセス前進に大きな違いをもたらすだろうとの旨を述べた。
- ナイジェリア:避難民、帰還
- ナイジェリアにおいて、ボコハラムの支配下にあった地域が同国国軍によって解放され、多数の避難民が帰還しつつある。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、同地域の基礎サービスおよび治安の状況に憂慮を表明。
- 東南アジア:健康緊急対応に基金
- 世界保健機関(WHO)の東南アジア地域委員会の第69会期で、メンバー諸国は東南アジアの健康に関する緊急事態に備えるための基金を設置することに合意した。
- ソマリア:700万ドルの緊急資金
- ソマリアの首都モガディシュに避難する人々への保護を強化するため、ソマリア人道基金は最近、緊急支援活動の拡大資金に700万ドルを割り当てた。同基金は、国連人道問題調整事務所(OCHA)が運営管理する。
2016年09月08日News in Briefから
- イエメン:和平へ協議再開を
- 安保理は本日、報道声明を発し、イエメンの紛争当事者に対し、国連特使との協議を即時に再開し、治安と政治問題に関する包括的な合意のための特使の提案について話し合うよう促した。
- ガボン:特使、政治指導者と協議
- Abdoulaye Bathily事務総長特別代表(中央アフリカ担当)は本日、8月27日に実施されたガボン大統領選の結果発表後の緊張を緩和する努力の一環として、同国の政治指導者、外交コミュニティーとの協議を継続した。
- PKO:ロンドン会議で成果文書採択
- ロンドンで開かれた国連平和維持活動に関する会議(UN Peacekeeping Defense Ministrial)で、平和維持活動のいわゆる計画(planning)・誓約(pledges)・業績(performance)を改善させる方策の焦点を絞るコミュニケを採択した。
- パラリンピック:障害者の権利促進
- リオ2016パラリンピック競技大会が昨日、開幕した。潘基文事務総長は本日、歓迎の意を表明。パラリンピックは障害をもつアスリートたちの卓越した能力を人々に見せるだけではなく、障害者の権利を促進することになるとの旨を述べた。
- 朝鮮半島、南シナ海の緊張に懸念
- 第11回東アジアサミット、ラオスの首都ビエンチャンで開催。潘基文事務総長は演説し、地域の経済成長と開発進展を称賛する一方、朝鮮半島および南シナ海の緊張など、各国が直面する課題について懸念を表明した。
2016年09月07日News in Briefから
- ASEAN・国連サミット、開催
- ラオスの首都ビエンチャンで本日、第8回ASEAN・国連サミットが開催された。潘基文事務総長は冒頭演説し、持続可能な開発のための2030アジェンダ、ジェンダー平等、女性のエンパワーメントなど、幅広い分野における、相互の協力関係を強調した。
- アフガニスタン:支援拡大を
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、2日間のアフガニスタン訪問を終えるにあたり、首都カブールで記者会見し、国際社会に対し、同国への支援拡大の必要を訴え、援助資金として、1億5000万ドルの拠出を求めた。
- PKO兵にジェンダー平等賞授与
- ナイジェリア出身の元国連平和維持活動兵士、Aichatou Ousmane Issak少尉がこのたび、マリにおける平和維持活動でジェンダーの視点を取り入れた功績を認められ、UN Military Gender Advocate of the Year Awardを受賞した。この賞は、武力紛争における女性、平和維持活動と安全における女性の役割に関する啓発をめざした、安保理決議1325の原則の促進に対する貢献を認められた平和維持要員に授与されるもの。
- 東南アジア:栄養不良への対応
- 世界保健機関は本日、ニュースリリースを発し、女性と女児を中心として、東南アジアの人々が直面する、栄養失調と栄養過多の二重の問題を解消するため、社会全体で取り組みを進めるよう求めた。
- 9月8日は、国際識字デー
- 毎年9月8日は、国際識字デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せて、メッセージを発出し、各国政府、パートナーに対し、持続可能な開発目標(SDGs)が描く展望 -識字の普遍化、平和的かつ公正で包摂的な持続的社会 -の実現のために力を合わせるよう訴えた。
2016年09月06日News in Briefから
- 保護する責任:国連総会、会合
- 国連総会で、「保護する責任」に関する非公式な双方向対話、開催。エリアソン副事務総長は演説し、「保護する責任」に対する加盟国の取り組みを妨げる障害を乗り越えるには集団的なグローバル・アクションが必要であるとの旨を述べた。
- SDGs:開発における教育の役割
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)の委託を受けて、GEM Reportが作成した、“Education for People and Planet”と題する報告が刊行された。報告によれば、教育分野で更なる進展が緊急に必要とされており、そうした進展がなく、現在のペースで進んだとしたら、「持続可能な開発のための2010アジェンダ」の教育関連目標の達成は半世紀遅れる。
- タイ南部:暴力の継続と子供たち
- タイ南部で継続する暴力と子供たちに対する影響について、ユニセフ・駐タイ事務所のトーマス・デイビン代表は本日、深い懸念を表明した。本日、ナラティワート県の小学校の前でオートバイ爆弾が炸裂し、4歳の少女とその父親、その他に約10人が死亡した。
- 北朝鮮ミサイル:安保理、非難声明
- 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)が月曜日、弾道ミサイルを発射したことについて、安保理は本日、報道声明を発出し、安保理がこれまで採択した関連決議の重大な違反であると非難した。
- ナンセン賞:ギリシャの活動家に
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、ニュースリリースを発表し、今年のナンセン難民賞がギリシャの人権活動家Efi Latsoudi氏と、ギリシャのボランティア組織Hellenic Rescue Team(HRT)に授与されたことを明らかにした。
2016年09月02日News in Briefから
- スリランカ:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長はこのたび、スリランカを2009年以来、7年ぶりに訪問。SDGsに関するイベントで演説し、同国の平和と和解に向けた歩みを称えるとともに、人権と持続可能な開発において一層の進展をはかる重要性を強調した。
- ジカ熱:依然として緊急事態
- 世界保健機関(WHO)はジカ緊急委員会を開催。委員会のヘイマン委員長は本日、ジュネーブで記者会見。地理的な感染範囲の拡大を続け、ウィルスに関してまだ理解できていないことが多いジカ熱は依然として、公衆衛生上、国際的な緊急事態であるとの旨述べた。
- 南スーダン:安保理代表団訪問
- 安保理メンバーで構成する代表団、南スーダンに到着。同国において、当局に対するメッセージを補強するとともに、最近の暴力事件に鑑みて、平和維持活動がどのように治安と人道状況の改善を支援することができるのかについて協議する。
- 地中海渡る難民:今年、死者最多
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報道官はジュネーブでブリーフィングし、トルコ・ギリシャ間のルートを使って欧州に渡る難民の死者数が劇的に減少した一方、北アフリカ・イタリア間のルートを利用する難民の数は一定で、死者は増え、現時点で、2016年の中央地中海における難民死者数は最多を記録していることを説明した。
- シリア・ヨルダン国境:難民の窮状
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、ヨルダン北部を訪問し、7万人を超えるシリア難民の状況を視察。炎天下の砂漠で、食料や水も不足するなか、劣悪な条件のもとに置かれている難民たち-そのほとんどは女性や子供-の窮状をみた。
2016年09月01日News in Briefから
- ガボン:選挙をめぐる危機
- ガボンで実施された選挙をめぐる危機事態の発生について、潘基文事務総長は本日、深い憂慮を示した。自制と国際的な人権基準の支持を求めるとともに、大統領選の結果の透明な検証に対する支持を表明。
- シリア:イニシアチブ提示へ
- ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は本日、ジュネーブで記者会見し、国連総会の開催前に、明確な政治イニシアチブを提示する計画であることを述べた。安保理が9月21日、シリアに関する会合を開催するまでに、膠着状態の和平交渉が再開されることをめざす。
- シリア:国連人道活動は公正
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、英紙The Guardian(Letter to the Editor)に投書し、シリアにおける国連の人道活動が公正性によって導かれているとの旨を述べた。
- ユニセフ:学校に通えない子供
- 世界各国で今月、子供たちが学校に戻るべく準備しているなか、ユニセフは本日、ニュースリリースを発し、リビアや南スーダンなど、初等教育を受けられない子供の割合が多い上位10か国では、5人に1人の割合で、学校に通えない子供がいることを明らかにした。
- 障害者:包摂的な教育を
- 障害者の権利条約に関する新しいガイドライン、発行。障害者権利委員会の専門家たちはこのガイドラインにおいて、包摂的教育が障害者を含めたすべての学習者に対する質の高い教育、包摂的で平和的な社会の発展に不可欠であるとの旨を述べた。
2016年08月31日News in Briefから
- ミャンマー:パンロン会議開催
- ミャンマーで「21世紀パンロン会議」、開催。潘基文事務総長は会議のオープニングで演説し、同国の和解への道は有望であるとしたが、何十年にもわたって紛争が続いたことから、簡単なことではなく、すべての人に妥協が求められるだろうとの旨を述べた。
- 核実験反対デー:総会で非公式会合
- 国連総会は本日、核実験に反対する国際デーを記念して、非公式会合を開催した。潘基文事務総長はメッセージを発出し、加盟国に対し、ブレークスルーを促進するためにできるすべてのことを尽くすよう促した。
- ガボン:事務総長、暴力に憂慮
- 潘基文事務総長は本日、ガボン大統領選の暫定結果が公式に発表されたことに留意したうえで、首都リーブルヴィルで抗議デモ参加者と治安部隊間の衝突事件の発生が伝えられることについて深い憂慮を表明した。
- シリア:ダラヤから全住民撤退
- シリア政府とダラヤの代表との合意後、ダラヤからすべての人々が撤退したことについて、オブライエン人道問題担当事務次長は深刻な憂慮を表明。この進展が国際法に則ったものではないことを強調した。
- イラク:戦場に送られる子供たち
- イラクにおいて、子供たちが、おそらくはISILと闘う武装勢力に加わる兵士として戦場に送られていると伝えられることについて、リズ・グランデ人道調整官はニュースリリースを発し、深い憂慮を表明した。
2016年08月30日News in Briefから
- 強制失踪被害者:国際デー
- 8月30日は、強制失踪の被害者のための国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、行方がわからない肉親や友人などについて、あらゆる情報を求める人々自身が強制失踪の被害者であるとの旨述べた。
- ガボン:選挙結果、拙速回避を
- 潘基文事務総長は本日、ガボンの大統領および大統領候補と個別に電話会談し、大統領選が平和的に実施されたことを歓迎する一方、その結果について、公式な発表を前にだされる拙速な宣言に憂慮を表明。
- 障がい者の女性:平等な権利
- 障がい者の権利委員会でメンバーを務めるテレジア・デゲナー氏は本日、ニュースリリースを発し、障がいを持つ女性と女児に関する国内政策が多くの場合、それらの人々を憐みの対象として扱っていることに留意し、必要なことは、エンパワーメント基本的権利と自由であるとの旨を訴えた。
- シリア:人道支援の厳しさ
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)の副報道官は本日、ジュネーブで記者会見し、シリアで活動する国連人道諸機関が直面する厳しい状況を強調したうえで、厳しい状況のなかで、すべての人々に隔てなく届けられるよう、支援物資が搬送されているとの旨を述べた。
- 西・中央アフリカ:学校給食支援を
- 世界食糧計画(WFP)の西アフリカ地域担当部長は本日、ニュースリリースを発し、西・中央アフリカの学校給食支援のための資金として、4800万ドルが緊急に必要とされるとの警告を発した。
2016年08月29日News in Briefから
- 核実験に反対する国際デー
- 毎年8月29日は、核実験に反対する国際デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せて、メッセージを発出し、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を求めた。
- 中東:安保理、情勢報告
- ムラデノフ中東和平プロセス特別調整官は本日、安保理で、中東情勢に関する報告を行い、イスラエル、パレスチナの双方に対し、交渉を通じた二国間解決に向けて、取り組むよう訴えた。
- イエメン:市民の保護を
- イエメン国内およびサウジアラビアとの国境沿いで、最近、戦闘が拡大し、市民に多大な被害がでていることについて、マクゴールドリック人道調整官は本日、深刻な懸念を表明。
- 世界水週間、スタート
- 本日、世界水週間がスタート。ユニセフはニュースリリースを発して、水へのアクセスがないことで最も不利な立場に置かれるのは、女性と女児であるとした。集団的に換算すれば、女性と女児は日々、2億時間を水を汲むことに費やしている、と。
- ガボン:大統領選、平和裏に
- 日曜日、ガボンで大統領選が平和裏に実施されたことについて、潘基文事務総長は同国の政府と国民に祝賀の意を表するとともに、すべての国民に対し、選挙結果を受け入れるよう促した。
2016年08月26日News in Briefから
- シリア:援助物資、搬入
- 国連諸機関の輸送車列はこのたび、8月23日、25日の2日間を通じて、シリア・ホムス州のワエルで窮状にある7万5000人に届けるべく、食料、その他の援助物資を搬入した。
- ギリシャ:難民危機、深刻
- フィリッポ・グランディ難民高等弁務官はニュースリリースを発し、ギリシャが依然として難民危機の対応において深刻な課題に直面しているとし、欧州連合(EU)の支援強化を求めた。
- ガザ:開発の取り組みを
- ガザにおいて、最も破壊的な敵対行為を終わらせた停戦から2年が過ぎた。現地の国連諸機関は人道ニーズに対応し、経済的繁栄を拡大するため、物資や資金の流入拡大を求めた。
- ブラジル:ジャーナリスト殺害
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長はこのたび、声明を発し、ブラジルのオンライン・ジャーナリスト、João Miranda do Carmo氏の殺害を非難し、事件の調査を求めた。
- ガボン:大統領選に期待
- ガボン大統領選の実施を前に、潘基文事務総長は本日、同国の全ての人々に対し、責任ある投票を促し、大統領候補とその他の政治関係者に対し、煽動行為を控え、平和的環境を維持するよう促した。
2016年08月25日News in Briefから
- アレッポ:支援搬入、用意整う
- ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は本日、ジュネーブで記者団に対し、ロシア連邦がシリアのアレッポおよび周辺で48時間の人道停戦を支援していることを述べ、その他の関係当事者に同様のことを期待するとともに、安全が保証され次第、支援物資を搬入する準備が整ったことを明らかにした。
- チャド湖流域:子供の危機
- ユニセフは本日、”Children on the Move, Children Left Behind”と題する報告書を発表。報告によれば、チャド湖流域において何年も続くボコハラムの暴力によって、人道危機が悪化し、140万人の子供が避難民となり、少なくとも100万人の子供が支援を届けるのが難しい地域で窮状に喘いでいる。
- アフガン:アメリカン大、襲撃
- アフガニスタンの首都カブールで昨夜、アメリカン大学が襲撃を受け、市民12人が殺害されたほか、学生を中心に50人以上が負傷した。同国に展開するUNAMAはプレス声明を発表し、この襲撃事件を強く非難した。
- イエメン:国際調査団の設置を
- ゼイド国連人権高等弁務官は本日、イエメンにおける国際人道法と人権法の深刻な違反の疑いを強調し、国際社会に対し、国際的な独立調査機関を設置するよう求めた。
- コソボ:安保理、情勢報告
- タニン事務総長特別代表は本日、安保理で、コソボ情勢報告を行い、コソボの反政府勢力が危機を引き延ばそうとの試みを続ける一方で、自らの政治的影響力を得るのには暴力の行使が逆効果であるとの認識をもっているようにみえるとの旨を述べた。
2016年08月23日News in Briefから
- 南スーダン:暴力事件調査へ
- 南スーダンの首都ジュバで今年7月に発生した暴力事件と、同国に展開する平和維持活動UNMISSの対応に関する調査団を率いる長として、潘基文事務総長はこのたび、オランダのパトリック・カムマート少将(退役)を任命した。
- ナイジェリア:食料支援を
- ボコハラム関連の暴力事件に苛まれるナイジェリア北東部において、食料支援を必要とする人が3月から増え続け、ほぼ450万人へと倍増した。世界食糧計画(WFP)を含めた諸機関による8月中旬の分析によって明らかになった。
- コンゴ:国民対話へ準備会合
- コンゴ民主共和国における国民対話へ向けた準備委員会の会合が本日、開催された。潘基文事務総長はこの会合開催に留意し、あらためて選挙プロセスにおける膠着状態を克服するための包摂的な政治対話を求めた。
- 奴隷貿易:廃止記念の国際デー
- 毎年8月23日は、奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー。国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長はメッセージを発出し、1791年8月にハイチで奴隷制に抵抗した人々の勇気は私たちに責務を担わせたとの旨を述べた。
- 中米:子供たちの流出と危険
- ユニセフはこのたび、報告書「破れた夢:米国へと向かう中米の子供たちの旅路」を発表。報告によれば、中米諸国における残虐な犯罪集団や貧困から逃れ、拉致、人身売買、レイプ、殺害の危険を冒して、米国へと向かう難民・移民の子供たちの流出が止まる気配はない。
2016年08月22日News in Briefから
- シリア:安保理、情勢報告
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、安保理で、シリアに関する情勢報告を行い、48時間の人道停戦の必要を強調するとともに、米国とロシアに対し、停戦のための安全の保証および活動様式に関する合意を迅速に成立させるよう促した。
- ナイジェリア:WHO、対応拡大
- ナイジェリア北東部において、ボコハラムが支配していていた地域の人々が直面する緊急の公衆衛生問題が明らかになり、現在、世界保健機関(WHO)はその緊急対応を活発化させている。
- ICC:マリ過激主義者の裁判開始
- 国際刑事裁判所(ICC)で、マリのティンブクトゥの歴史的建造物を破壊した罪を問われたマリの過激主義者の裁判所が開始。初公判で、Ahmad Al Faqi Al Mahdi被告は起訴内容を認めた。
- マラリア:アフリカ戦略枠組採択
- 世界保健機関(WHO)のアフリカ地域委員会が日曜日、年次会合で、同地域におけるマラリア対策のための世界技術戦略の実施に関する新しい枠組みを全会一致で採択した。
- イエメン:避難民、300万人以上
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国際移住機関(IOM)はこのたび共同報告を発表し、イエメンにおける紛争によって、300万人以上の避難民が生まれたことを明らかにした。
2016年08月19日News in Briefから
- シリア:恐怖に直面する子供たち
- シリアのアレッポで破壊された建物から助け出された少年オムラン・ダクニシュくんが救急車に一人で座っている痛ましい写真が昨日、ソーシャルメディアで瞬く間に広まった。ユニセフの報道官はジュネーブで記者会見し、その写真は同国の子供たちが日々、直面している信じがたい恐怖を物語っているとの旨を述べた。
- ハイチ:コレラ対策支援
- 米国連邦控訴裁判所がこのたびハイチのコレラ禍による損害賠償訴訟からの国連の免除の判決を支持した。潘基文事務総長はこの決定に留意したうえで、ハイチの人々の被害に深い遺憾を示すとともに、国連が被害者支援に対する道義的責任を有するとの旨を述べた。
- ナイジェリア:破局的な人道状況
- ナイジェリア北東部でボコハラムに対する軍事制圧が進むにつれ、長期間にわたって人道支援が届かなかった人々が直面していたひどい状況が明らかになってきた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報道官がジュネーブで記者団に語った。
- 8月19日は、世界人道デー
- 毎年8月19日は、世界人道デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、世界で1億3000万人が人道支援に頼っているなか、危機の解決は簡単ではないが、日々、私たちにできることはあるとの旨を述べた。
- 南スーダン:兵士にされる子供たち
- ユニセフは本日、ニュースリリースを発し、南スーダンで今年1月以降、650人の子供が武装勢力に徴用されたとし、児童兵士徴用に終止符を打ち、子供たちの無条件解放を実現させる必要を訴えた。
2016年08月08日News in Briefから
- アレッポ:国連、人道停戦促す
- シリアのアレッポで200万人以上が戦闘の被害を受けるなか、国連は本日、電力と水への即時アクセスを可能にし、援助を必要とする人々への支援を提供すべく、人道停戦を求めた。
- 南スーダン:性的暴力に終止符を
- バングーラ事務総長特別代表(紛争下の性的暴力)はこのたび、UN Radio Mirayaのインタビューで、南スーダンで起こるレイプや女性・女児への性的暴力に終止符を打つべく、同国政府に対し、あらゆる必要な行動をとるよう訴えた。
- パキスタン:病院でテロ襲撃
- パキスタンのクエッタの市民病院で本日、テロ襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、人々の安全を確保し、本日の襲撃事件の犯人を裁きにかけるべく最善を尽くすよう促した。
- マリ:平和維持要員への襲撃
- マリで、同国に展開する平和維持活動MINUSMAの車列を狙った襲撃事件が発生し、平和維持要員1人が死亡した。安保理は声明を発して、この襲撃事件を非難した。事務総長もまた同様に非難声明を発した。
- ブルンジ:法律家への報復事件
- 拷問禁止委員会(CAT)に情報を提供したブルンジの法律家が報復を受けていると伝えられることについて、同委員会はブルンジの国連大使に書簡を送り、同国の市民社会のいかなるメンバーも委員会との協力が原因で報復を受けてはならないとの旨を述べた。
2016年08月05日News in Briefから
- 南スーダン:深刻な食料不足
- 南スーダンにおいて、深刻な食料不足により、子供たちが栄養不良に苦しんでいる。ユニセフの報道官がジュネーブで記者ブリーフィングし、状況を説明するとともに、その対応を図っている旨を述べた。
- 聖火リレー:事務総長、参加
- 潘基文事務総長は今朝、ブラジルのリオデジャネイロで、オリンピック聖火リレーに参加。 またメッセージを発出し、平等と相互尊重の理念のためにみんなで力を合わせる必要を訴えた。
- ヨルダン:国連、難民支援
- ヨルダンとの国境沿いで身動きがとれないシリア難民たちに対し、世界食糧計画(WFP)はこのたび、クレーンを使って援助物資を運び入れ、またその援助活動を確実に実施するため、ドローンを使ってモニターした。
- ウクライナ東部:国連、物資搬入
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、5か月ぶりにウクライナ東部のルハーンシクで紛争の被害を受け、困窮する人々に対し、さまざまな援助物資を搬入した。
- イラン:今週、大勢の処刑
- ゼイド国連人権高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、イランで今週、テロに関連するといわれる罪で20人が処刑されたことについて、その裁判の公正さに疑問を呈し、遺憾を表明した。
2016年08月04日News in Briefから
- アレッポ:国連諸機関、支援用意
- シリアのアレッポおよびその周辺において戦闘が拡大し、また停戦確保のための外交努力が続くなか、国連諸機関およびそのパートナーは困窮する人々への援助を搬送する準備を整えた。
- オリンピック:難民選手への期待
- 潘基文事務総長は本日、リオデジャネイロ(ブラジル)のオリンピック村を訪問した。難民チームの選手たちに対して、自分たちの強さを世界に示すよう励ました。
- 北米・中米:難民保護へ
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、北米、中米の国々がこのたび共同声明、San Jose Action Statementを発して、同地域で庇護を求める人々、難民、避難民の保護対策を強化するために協力することを誓った。
- 南スーダン:人権侵害、調査報告
- 南スーダンにおいて政府軍が最近の戦闘で殺害やレイプ、略奪行為などを行ったとされる事態について、国連調査の暫定報告が発表された。ゼイド人権高等弁務官は本日、これを明らかにするとともに、安保理に対し、より強力な行動をとるよう求めた。
- 世界の食料価格、わずかに下降
- 国連食糧農業機関(FAO)の食料価格インデクスによれば、今年7月、世界の主要な食料価格はわずかに下降した。それまでの5か月間は連続して、価格は上昇していた。
2016年08月03日News in Briefから
- 南スーダン:市民攻撃に終止符を
- オブライエン緊急援助調整官は本日、南スーダンへの3日間訪問を終えるにあたり、同国の人道状況、とくに市民への暴力、援助活動家に対する襲撃について、深刻な懸念を表明した。
- 公海上の世界遺産認定の可能性
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産センターと国際自然保護連合(IUCN)は本日、「公海上の世界遺産:実現のときがきたアイデア」と題する報告書を発表し、公海上に発見される魅惑の自然に適用される可能性を示した。
- マラウィ:アプリで給食支援
- マラウィ南部の地区ではエルニーニョが誘発した干ばつで、穀物の収穫高が減少している。世界食糧計画(WFP)は本日、スマートフォンのアプリを利用して、資金を集めるキャンペーンを開始した。このアプリの名称は、ShareTheMeal app(無料)。
- ウクライナ東部で緊張激化
- ウクライナ東部で、6月と7月、市民の犠牲者が急増。ゼイド人権高等弁務官はニュースリリースを発し、紛争当事者に対し、市民保護を最優先にして、緊張を和らげるよう求めた。
- 北朝鮮:ミサイル発射に懸念
- 朝鮮民主主義人民共和国がこのたび、ミサイルを日本海に向けて発射したことについて、国連事務総長付き報道官のドゥジャリク氏は本日、深刻な懸念を表明した。
2016年08月02日News in Briefから
- 南スーダン:平和のために協力を
- オブライエン緊急援助調整官は本日、南スーダンの全てのアクターに対し、平和のために協力し、同国とその国民がより良い未来への希望を実現するのを可能にするよう訴えた。三日間にわたる同国訪問の途中、UNラジオとのインタビューで述べた。
- コロンビア:和平合意の実施を
- 新設の国連コロンビア・ミッションの長を務める、ジャン・アルノー事務総長特別代表はボゴタで記者団に対し、コロンビア政府とFARC-EPの和平合意に対する国連の支援を約束した。
- シリア:病院などへの空爆
- シリアにおいて、5つの病院、1つの血液銀行が空爆を受けたと伝えられることについて、国連人道問題調整事務所(OCHA)は本日、すべての紛争当事者に対し、医療施設やその他の民間インフラの破壊を止めるよう求めた。
- 子供と武力紛争:安保理、討論
- 安保理で、子供と武力紛争に関する討論が行われた。潘基文事務総長は冒頭演説し、すべての国に対して、紛争下の子供保護のため、言葉だけでなく具体的な行動をとるよう訴えた。
- イラク:子供の難民への支援を
- ユニセフの親善大使を務める、俳優のユアン・マクレガーさんはこのたび、イラクを訪れ、紛争の壊滅的な影響を受ける子供たちを救うべく、一層の行動の必要を訴えた。
2016年08月01日News in Briefから
- アレッポ:2万5千人、避難民に
- 駐シリア・ユニセフ事務所の広報担当がUNニュースサービスに語ったところによると、昨夜、アレッポから、激しい軍事攻撃を逃れ、およそ2万5,000人が流出し、避難民となった。
- 南スーダン:女性への性的暴力
- 南スーダンにおいて、兵士や武装した男たちによる女性のレイプなど性的暴力が広く行われていると伝えられる事態について、国連南スーダン・ミッション(UNMISS)はプレス声明を発して、非難を表明した。
- イエメン:食料支援拡大
- 世界食糧計画(WFP)は今年に入り、イエメンにおいて、現地のサプライヤー・ネットワークを利用した食事引換券の配布の取り組みなどを通じて、支援困難地域の人々に対する食料支援の規模を5倍近く増やすことに成功した。
- ナイジェリア:ユニセフ支援拡大
- 人道物資輸送車列が襲撃され、ユニセフ職員一人が死亡した一方で、ユニセフは現在、ボコハラムの影響を受けるナイジェリアのボルノ州において、支援を拡大している。
- イラク:死刑執行の加速に懸念
- ゼイド国連人権高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、イラクが死刑執行を加速化するための委員会を創設したことについて、深刻な憂慮を表明した。
2016年07月28日News in Briefから
- アレッポ:ロシア、人道回廊案
- シリアのアレッポが現在、同国軍に包囲され補給路遮断の状況にある。オブライエン緊急援助調整官は本日、前線で窮状に喘ぐ人々に対し、安全かつ定期的、持続的なアクセスを確保するよう訴えるとともに、ロシアが人道回廊設置を提案していることに留意した。
- 安保理:アフリカの平和構築
- 安保理は本日、アフリカの平和構築に関する公開討論を行った。潘基文事務総長は演説し、アフリカ諸国の不穏情勢を指摘するとともに、紛争後の平和構築がそれぞれの国の政治的、社会的、文化的、経済的な文脈に基づいた長期的プロセスであることを強調した。
- アフリカ南部への支援、必要
- 国連食糧農業機関(FAO)によれば、アフリカ南部の2,300万人が2018年の年央まで、人道支援に頼らず、自分たちの食料を生産するため、緊急支援を必要としている。
- アフリカ象:続く象牙密猟
- 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約 (CITES)の事務局長はプレスリリースを発し、アフリカ象の密猟における積極的な進展がみられるものの、その密猟、象牙の不正取引で引き続き、絶滅の危機に瀕していると訴えた。
- 熱波による死者増加のおそれ
- 国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は本日、気候変動が引き起こす熱波による死者が増加するおそれを警告し、死者を減らすための対策を求めた。
2016年07月27日News in Briefから
- 事務総長、トルコ外相と電話会談
- 潘基文事務総長は本日、トルコ外相と電話会談し、クーデター未遂事件の調査に関する最新状況を求めるとともに、同国が国際人権法の義務に遵守するよう期待を伝えた。
- ボコハラム:根本的原因への対応を
- 安保理は本日、アフリカの平和と安全の問題に関する公開討論を行った。フェルトマン政治問題担当事務次長は席上演説し、チャド湖流域におけるボコハラムの脅威に終止符を打つためには、影響を受ける国々がボコハラム台頭の背景にある根本的原因に対応しなければならないとの旨を述べた。
- ラニーニャ:影響緩和への対策を
- 南部アフリカへの一週間にわたる訪問を終えた、キュンワー・カン国連事務次長兼副緊急援助調整官は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見を行い、ラニーニャ気象現象の影響を緩和すべく、対応の強化を図るよう訴えた。
- イエメン:国連、人道停戦訴え
- イエメンのタイズ州において、紛争当事者間の緊張が高まるなか、同国担当の人道援助調整官Jamie McGoldrick氏は声明を発し、市民を保護するための人道停戦を求めた。
- テロとの闘い:防止努力の拡大を
- 国連薬物犯罪事務所(UNODC)のフェドトフ事務局長は本日、この10年間、テロの脅威が拡大しているとし、犯罪とテロリズムとの関係への一層の対応を図り、若者へのアドボカシー活動の充実する必要を述べた。
2016年07月26日News in Briefから
- ソマリア:難民帰還に資金を
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、ケニアの難民キャンプから、ソマリア難民の自発的帰還および再統合のため、ドナーに対して、1億1,540万ドルの追加的資金の拠出を呼びかけた。
- シリア:来月の和平協議めざす
- ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は本日、8月末のシリア和平協議開催をめざす意向を明らかにし、協議の再開に向けた環境整備のため、米国とロシアが具体的な進展を図ることに希望を表明した。
- クウェート:気温、摂氏54度に
- クウェートで最近、摂氏54度の気温が記録された。世界気象機関(WMO)は近々、この気温がアジアおよび西半球全体で史上最高気温記録を更新したかどうかを調査するための委員会を設置する。
- コロンビア:和平プロセスに女性を
- UM Women事務局長事務局長、紛争下の性的暴力担当事務総長特別代表の二人は本日、共同声明を発し、コロンビアの和平プロセスにおける、ジェンダー平等、女性のエンパワーメントの重要性を指摘した。
- アレッポ:病院に対する襲撃事件
- シリアのアレッポ東部で最近、4つの病院、血液バンクに対する襲撃事件が起こった。ユニセフは本日、声明を発出し、保健衛生施設に対する襲撃事件が国際人道法に明白に違反し、戦争犯罪に相当するとの旨を述べた。
2016年07月25日News in Briefから
- アレッポ:人道停戦を
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、安保理でブリーフィングし、シリア全土の過酷な人道条件を指摘し、アレッポ東部における毎週48時間の停戦など、市民を守るための措置を求めた。
- 太陽光飛行機、世界一周
- 太陽光飛行機のソーラー・インパルスがこのたび、世界一周の旅を終えた。潘基文事務総長はパイロットのバートランド・ピカードさんとSkypeで会話し、その偉業に称賛を表明した。
- オリンピック停戦を
- リオ五輪を前に、潘基文事務総長は本日、世界中での停戦を求めた。リュッケトフト総会議長もまた総会決議に基づいて、すべての加盟国に対し、オリンピック停戦の遵守を求めた。
- 7月28日は世界肝炎デー
- 毎年7月28日は、世界肝炎デー。肝炎の検査を奨励すべく、世界保健機関(WHO)はB型およびC型肝炎の検査のためのガイドラインを発表する計画を発表した。
- 国際移住機関、国連関連機関に
- 国連総会は決議を全会一致で採択し、国際移住機関(IOM)を関連機関として、国連システムの一部とすることを承認した。潘基文事務総長は国連総会の決定を歓迎する声明を発した。
2016年07月22日News in Briefから
- マリ:武装衝突、再発
- マリのキダルで、武装グループ間の衝突が発生。潘基文事務総長は本日、これを非難するとともに、静穏を回復するよう呼びかけた。
- テロ対策:一致団結して
- 国連テロ対策委員会事務局(CTED)事務局長、ジャン・ポール・ラボルデ氏は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、世界の約100か国出身の3万人が外国人テロ戦闘員となっている状況を指摘し、テロリズムは総合的かつ一致団結した対応を必要とする地球的脅威であるとの旨を述べた。
- ナイジェリア北部:援助届く
- 国連人道調整事務所(OCHA)が本日、発表したところによれば、カメルーン国境近く、ナイジェリアのバンキの国内避難民15,000人に人道援助物資が届けられた。
- リビア:安保理、決議採択
- 安保理は本日、化学兵器禁止機関(OPCW)に基づいて、決議を採択し、リビアの化学兵器を安全かつ時機を得た破壊のために移転することを承認した。
- 南スーダン:26,500人が流出
- 南スーダンから、7月7日以降、ジュバで発生した武力衝突を逃れて、女性と子供を含む26,000人がウガンダに流出している。昨日だけで8,337人がウガンダに流出したが、これは2016年以降、ウガンダへの一日の流出記録としては最多。
2016年07月21日News in Briefから
- アレッポ東部:人道停戦を
- シリアのアレッポ東部において、最後に残るアクセスルートが閉鎖され、文民的、人道的、商業的な移動が不可能になっている。オブライエン人道問題担当事務次長は声明を発し、この状況に警鐘を鳴らし、紛争当事者に対し、人道停戦を求めた。
- トルコ:制憲秩序の尊重を
- トルコにおいて、軍事クーデター発生後、非常事態宣言が発せられたが、潘基文事務総長は同国当局に対し、制憲秩序と国際人権法が完全に尊重されることを確保するよう促した。
- シリア:子供への暴力根絶を
- シリアのアレッポで12歳の少年が殺害され映像が投稿されたこと、またマンビジで空襲により20人以上の子供が死亡したことなど、この一週間の事態を受け、ユニセフは同国の子供たちに対するすべての暴力を即時にとめるよう求めた。
- DRコンゴ:表現の自由に脅威
- コンゴ民主共和国への4日間訪問を終えた、ゼイド人権高等弁務官は本日、同国の人権強化への取り組みを称賛する一方、選挙を前に、野党に対する抑圧とみられる、表現の自由などの人権に脅威を与える状況があると警告した。
- 事務総長選:第一回非公式投票
- 安保理は本日、次期事務総長選出に向けて、候補者を絞り込むべく、第1回非公式投票を実施。議長を務める別所浩郎大使は記者団に対し、投票が行われたこと、それぞれの候補者は出身国の常駐代表部から投票結果を知らされることになる旨を説明した。
2016年07月20日News in Briefから
- SDGs:初の進捗状況報告
- 水曜日、潘基文事務総長は、持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラムの閣僚会合で、持続可能な開発目標(SDGs)に関する初の進捗状況報告を発表した。
- WHO、肝炎への対策訴え
- 世界中で約4億人がB型およびC型肝炎に感染しているとされるなか、世界保健機関(WHO)は本日、各国に対し、支援を必要とする人々のために、検査および医療サービスを拡充するよう奨励した。
- 南スーダン:コレラ大流行防止を
- ユニセフ(国連児童基金)は本日プレスリリースを発し、同基金が現在、同国でのコレラ大流行を回避すべく活動を活発化していることを明らかにした。同国において、十人単位の人がコレラに感染した可能性が報告されている。
- 女性に対する性的暴力:緊急対策を
- ユニセフのジェンダーアドバイザーを務めるAnju Malhorta氏は本日、世界じゅうで女性と女児に対する性的暴力をめぐる不罰の文化がみられることに嘆きを表明した。インドで若い女性が3年前に性的暴力を受けた男性5人に再びレイプされたことを受けて、声明を発した。
- イラク:2億8400万ドルの支援金を
- イラクのモンスールにおける政府軍による攻撃を前に、国連人道問題調整事務所(OCHA)は人道危機の発生を警告し、約2億8,400万ドルの資金拠出を求めた。
2016年07月18日News in Briefから
- エイズ:地球的対応の強化を
- 南アフリカのダーバンで、国際エイズ会議(エイズ2016)が開催。会期は7月22日まで。潘基文事務総長は開幕記者会見で演説し、エイズに対する地球的対応の強化を呼びかけた。
- ネルソン・マンデラの日
- 7月18日は、ネルソン・マンデラ国際デー。エリアソン副事務総長は国連総会会合で演説。南アフリカ訪問中の潘基文事務総長に代わってメッセージを発出し、この国際デーが国連の最高の価値を体現したマンデラ氏の人生と活動を振り返る機会であるとの旨述べた。
- イラン核合意から1年経過へ
- イラン核合意から1年が経過する。フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、安保理に対し、今年1月16日以降、事務総長が核合意の実施状況に関する報告を一切受けていないことを述べ、合意の完全実施を求めた。
- バーレーン:最大野党解散命令
- バーレーンで最大野党ウェファクが解散させられたことについて、潘基文事務総長は本日、声明を発し、遺憾の意を表明するとともに、同国と地域の平和と安定をめざした、包摂的な国民対話の再開を求めた。
- エイズ:増える若者の死者
- ユニセフによれば、HIVに感染した15歳から19歳の若者が平均して、毎時29人のペースで死亡している。ユニセフは現在、エイズ予防・治療の努力の倍加を求めている。
2016年07月15日News in Briefから
- フランス:テロ襲撃事件
- フランスのニースでテロ襲撃が起こり、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長はメッセージを発し、犠牲者の遺族に弔意を表すとともに、テロリズム、暴力的な過激主義との闘いを活発化するよう求めた。
- イラクへの支援拡大を
- クビシュ事務総長特別代表は本日、安保理で国連イラク支援団の活動について報告。最近ISILに勝利していることは、イラクの人々が過激グループを打ち負かすことが可能であることを示しているが、持続可能な平和と安全を実現できるのは和解のみであるとの旨を述べた。
- 事務総長、アフリカ首脳と会談
- ルワンダの首都キガリで、第27回アフリカ連合(AU)サミットが開催される。潘基文事務総長は同国に到着し、一部のアフリカ諸国の首脳と会談し、南スーダンの情勢について話し合った。
- シリア:アレッポ市民の窮状
- ゼイド人権高等弁務官は本日、シリアのアレッポとその他の2都市に進出する軍隊に対し、政府軍および反政府軍に包囲される多数の市民を傷つけないよう促した。
- 世界で学校に通えない子供たち
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)の統計研究所とGEM Reportが共同で作成した報告によれば、世界中で、2億6300万人の子供および若者が初等中等レベルの学校に通えない。とくにサブサハラ地域で、その割合が高い。
2016年07月14日News in Briefから
- シリア:アレッポ博物館、破壊
- シリア北部でアレッポ国立博物館が最近、爆撃された。国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長は本日、遺憾の意を表明。暴力と文化財の破壊の停止を再度求めた。
- 危機に瀕するサンゴ礁
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)の政府間海洋学委員会は本日、世界じゅうの公海および海洋生態系の現状に関するグローバル評価を発表。これによれば、世界で、脆弱なサンゴ礁の半分以上が危機に瀕し、主要な魚資源のほとんどが乱獲されている。
- ウクライナ:犠牲となる市民
- ウクライナに展開する国連人権監視団が発表した報告によれば、2014年1月以降、同国でおいて無差別攻撃により多くの市民が犠牲となり死亡し、また、それについてアカウンタビリティーが果たされていない。
- 南スーダン:ユニセフ、緊急援助
- 南スーダンにおいて先週、激しい戦闘が起こり、多数の人々が死傷し、避難民となった。ユニセフとパートナー組織は現在、それら人々に対し、緊急援助を提供している。
- 事務総長選:非公式ブリーフィング
- 次期事務総長選の最新候補者、コスタリカのクリスティーナ・フィゲレス氏が本日、国連総会・非公式ブリーフィングに臨む。同氏は2010年から、国連気候変動枠組条約事務局長(UNFCCC)を務めていた。
2016年07月13日News in Briefから
- 南スーダン:戦闘、再開
- 南スーダンで、政府と反政府勢力が衝突し、多数の負傷者がでるとともに、治安状況が不安定化している。平和維持活動担当事務次長は本日、安保理で、同国に展開する平和維持活動UNMISSについて報告。マンデートの強化の必要について速やかな評価を可能にすべく、ミッションの任期を8月末まで延長するよう提案した。
- マリ:街頭デモ、暴力化
- 昨日、マリのガオで行われた街頭デモが騒乱化し、死傷者がでた。同国に展開する国連ミッション、MINUSMAはプレスステートメントを発出し、生命の喪失に遺憾を示すとともに、静穏を呼びかけた。
- シリア:無差別攻撃の停止を
- シリアを担当する国連人道調整官は声明を発し、同国のアレッポに広がる敵対行為に遺憾を表明するとともに、すべての紛争当事者に対し、市民に対する無差別攻撃を止め、国際人道法を尊重するよう求めた。
- 鳥インフルエンザへの警戒を
- カメルーンの養鶏農場で最近、H5N1鳥インフルエンザの発生が確認されたことを受け、国連食糧農業機関(FAO)は本日、西・中央アフリカ諸国政府に対し、警戒を呼びかけた。
- ジェンネ旧市街、危機遺産に
- ユネスコの世界遺産委員会は本日、マリのジェンネ旧市街を世界危機遺産リストに加えられた。同委は、同地域の治安状況が悪化し、保護対策を講じることが難しくなっていることに憂慮を表明。
2016年07月12日News in Briefから
- 子供への暴力の根絶を
- 「子供たちに対する暴力を終わらせるためのグローバル・パートナーシップ」および基金が本日、立ち上げられた。潘基文事務総長はメッセージを発し、持続可能な開発のための2030アジェンダのビジョンの実現において、これ以上に意義深い方法はないとの旨を述べた。
- エイズ/HIV予防:進展が停滞
- 国連エイズ合同計画(UNAIDS)はこのたび、エイズ予防ギャップ報告を発表。同報告によれば、1997年に最高値を記録して以降、エイズ/HIV感染者は40%減少したが、少なくとも過去5年間、成人の感染者の減少は停滞している。
- 南スーダン:停戦、持続
- 国連南スーダン・ミッション(UNMISS)によれば、南スーダンにおける停戦は、散発的な銃撃戦はあるものの、概ね、維持されている模様である。一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は各国に対し、首都ジュバから流出する人々に国境を開放し続けるよう促した。
- 事務総長選:タウンホール会合
- 次期事務総長選候補者たちとのタウンホール・ミーティングが本日、ニューヨーク時間の午後6時-9時、国連総会議場で開催される。このミーティングの模様はUNTVおよびアルジャジーラ・メディア・ネットワークで放映される。
- 中東:安保理、情勢報告
- 安保理は本日、中東情勢に関する情勢報告を聴取。潘基文事務総長は席上演説し、イスラエル・パレスチナ紛争の両当事者に対し、外交カルテットが最近発表した勧告の実施に関する協議を即時に開始するよう促した。
2016年07月11日News in Briefから
- 南スーダン:国連行動の強化を
- 明日、南スーダンに関する安保理会合、開催予定。潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、安保理に対し、武器制裁を即時に科し、和平合意実施を阻む指導者と司令官への対象を絞った制裁を追加し、同国に展開する国連ミッションを強化するよう促した。
- 西アフリカ・サヘル:安保理報告
- Mohamed Ibn Chambas事務総長特別代表は本日、安保理で、西アフリカ・サヘル情勢を報告し、同地域の国々がボコハラムなどの脅威に対応すべく、情報収集能力を高める必要があるとの旨述べた。
- シリア:人道援助物資、空輸
- 週末、シリア北東部のAl Hassakeh州に、人道援助物資を載せた世界食糧計画(WFP)のチャーター機が初めて到着した。同州には6か月以上、食料など人道物資が搬送されていなかった。
- 世界人口デー:10代女子に投資を
- 毎年7月11日は、世界人口デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、リーダーやコミュニティーが10代の女子、とくに学校に通えなかったり、搾取されたりしている10代の女子のために立ち上がるよう訴えた。
- 防災:Sendai Sevenキャンペーン
- Robert Glasser事務総長特別代表は本日、災害による喪失を減らし、災害リスク管理を改善し、生命を救うことをめざし、向こう7年間にわたるアドボカシー・キャンペーン、“Sendai Seven”を開始した。2015年の仙台防災枠組の実施を奨励する。
2016年07月07日News in Briefから
- 中国:事務総長、訪問
- 中国を訪問した潘基文事務総長は本日、王毅外相と共同記者会見し、同国と国連との関係を強調した。また、同国が緊張状態を改善し、平和を構築し、気候変動の議題を促進するうえで果たす重要な役割に留意。
- DRコンゴ:安保理、情勢報告
- エリアソン副事務総長は本日、安保理で、コンゴ民主共和国の情勢報告を行い、同国のステークホルダー間の包摂的で確かな対話が政治的緊張状態を緩和し、選挙をめぐる難局を克服し、暴力を予防するための唯一の現実的な方法であるとの旨を述べた。
- 技術と労働:ILO報告
- 国際労働機関(ILO)はこのたび、「変容のなかのASEAN」と題する研究報告を発表。東南アジアにおいて、ロボット工学が進むなか、熟練した労働力への投資が必要であるとの旨述べる。
- 世界漁業白書:FAO
- 国連食糧農業機関(FAO)、「世界漁業白書(State of World Fisheries)」を発表。世界における魚の一人当たり消費量が史上最大値を記録するなかで、乱獲に警鐘を発した。
- 世界の食料価格、上昇
- 国連食糧農業機関(FAO)が本日発表した「食料価格インデクス」によれば、今年6月、世界の食料価格が4.2%上昇した。これは、過去4年間で、最大の月間上昇値。
2016年07月05日News in Briefから
- シリア:人道状況、悪化
- シリアのマダヤ、フア、ザバダニ、ケフラヤで人道状況の悪化が伝えられることについて、同国担当の国連人道調整官はこのたび声明を発し、警鐘を鳴らすとともに、当事者に対し、人道援助活動家への即時かつ無条件のアクセスを可能にするよう訴えた。
- ハイチ:コレラへの対策
- ハイチ担当のWHO代表を務めるJean-Luc Poncelet氏はこのたび、UN News Servicesとのインタビューで、同国でのコレラ感染との闘いをすすめるうえで、ワクチン投与、水と衛生条件の改善などが不可欠であるとの旨を述べた。
- サウジ:テロ襲撃事件
- サウジアラビアのジェッダ、カティーフ、メディナで昨日、テロ襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、遺族に弔意を表すとともに、これら襲撃事件を非難した。
- エチオピア:長引く干ばつ
- 国連食糧農業機関(FAO)によれば、エルニーニョ現象による干ばつが続き、とくに家畜に依存する世帯を中心として、エチオピアの復興プロセスに深刻な影響がでている。
- ケニア:人権法律家の殺害
- ケニアの人権法律家らが6月23日、警察による恣意的殺害をめぐる疑いの文脈のなかで殺害された事件について、国連人権高等弁務官事務所は本日、非難するとともに、同国の当局に対し、説明責任を果たす努力を強化するよう訴えた。
2016年07月01日News in Briefから
- ハイチ:コレラとの闘いに進展
- ハイチにおいて、2010年の大地震直後、コレラが発生して以降、感染者数が90%減少した。しかし、コレラをはじめ、同国の人びとの健康にかかわる諸課題に対応するためには、その保健衛生システムへの一層の投資が必要である。ハイチ担当のユニセフ代表、Marc Vincent氏がUN News Servicesとのインタビューで語った。
- 中東和平:外交カルテット報告書
- 中東和平プロセスに関する外交カルテット(国連、ロシア、米国、EU)は本日、パレスチナ・イスラエル紛争の永続的な解決に障害となる問題を分析し、今後の道程に関する勧告を提示する報告を発表した。
- ナイジェリア北東部への支援拡大を
- ボコハラムの暴力で援助が切断されたナイジェリア北東部で今年、万単位の子供たちが治療を受けられない限り、栄養不良で死亡すると予想される。ナイジェリア担当のユニセフ代表、Jean Gough氏が警告した。
- LGBT:人権専門家、任命
- 人権理事会は本日、決議を採択し、LGBTの人々の保護に関する独立専門家を任命した。任期は3年。本決議の投票行動は賛成23、反対18、棄権6だった。
- イラク:続く暴力で市民犠牲に
- 国連イラク支援団(UNAMI)によれば、6月の一か月間で、イラクで、テロ、暴力、武力紛争により、少なくとも662人のイラク人(うち半数が市民)が殺害され、1,457人が負傷した。
2016年06月29日News in Briefから
- シリア:次回協議に十分な準備を
- ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は本日、8月のシリア政治移行を進める可能性を確保するためには、次回のシリア協議が十分に準備されなければならないとした。安保理の非公開協議後、記者団に述べた。
- ウクライナ:危険な状態
- シモノビッチ人権担当事務次長補は本日、人権理事会で演説し、ウクライナで紛争当事者を引き離し、重火器を除去するために緊急行動がとられない限り、同国の広い範囲で続く敵対行為がさらに激化する可能性があると訴えた。
- 安保理:平和維持活動、延長
- 安保理は本日、3本の決議をそれぞれ全会一致で採択し、マリ、ダルフール、ゴラン高原に展開する国連平和維持活動の任期を延長。マリとダルフールは一年、ゴラン高原は半年。
- 潘事務総長、二国家解決を促す
- イスラエル・パレスチナ和平を支援する国際会議、ジュネーブで開催。潘基文事務総長はメッセージを寄せ、和平のための永続的な解決に不足しているものは政治的意思であると訴えた。
- DRコンゴ、アンゴラに資金援助を
- アンゴラ、コンゴ民主共和国を訪問した国連人道問題調整事務所(OCHA)のジョン・ギング部長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、国際社会に対し、両国の住民たちの切迫するニーズに関心を高めるよう訴えた。
2016年06月28日News in Briefから
- パキスタン:テロ襲撃事件
- イスタンブールのアタテュルク国際空港で、テロ襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、このテロ襲撃事件を非難するとともに、遺族に哀悼の意を表明した。
- 安保理:非常任理事国改選
- 国連総会で、安保理の非常任理事国改選。スウェーデン、ボリビア、エチオピア、カザフスタンの4か国が選ばれた。残る1か国については、イタリアとオランダの2か国が西欧割り当ての一議席に立候補したが、火曜日の投票では決着をみなかった。両国は2年任期を一年ずつ務めることを提案。これについては水曜日に決定が持ち越された。
- イラク:自爆襲撃事件
- イラクの首都バグダッド西に位置するアブグレイブで、自爆襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。クビシュ事務総長特別代表は声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
- サヘル:高まる人道ニーズ
- サヘル地域人道調整官を務めるトビー・ランゼール氏は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、チャド湖流域で、920万人以上が人道支援を必要とし、440万人が深刻な食料不足に直面していると訴えた。
- ユニセフ:世界子供白書、発表
- ユニセフは本日、今年の世界子供白書(The State of the World’s Children)を発表。同白書によれば、脆弱な子供たちに焦点をあてた行動をとらない限り、2030年までに、世界で、5歳未満の約6,900万人が予防可能な疾病などで死亡し、1億6700万人の子供たちが貧困に窮する。
2016年06月24日News in Briefから
- 経社理と平和構築委、合同会合
- 経済社会理事会と平和構築委員会が本日、持続可能な開発のための2030アジェンダと平和の持続に関する合同会合を開催。経済社会理事会の委員長は、両機関の密接な協力が持続可能な開発を進め、紛争から脱却しつつある国々の課題に対応するためには不可欠であるとの旨を述べた。
- 事務総長、カンヌでSDGs訴え
- カンヌで、国際クリエイティビティ・フェスティバル開催。潘基文事務総長は広告業界の参加者たちに対し、持続可能な開発のための2030アジェンダを支援するよう訴えた。
- イスラエルにおける市民社会組織
- 表現の自由や人権擁護家の保護を担当する人権専門家3人は本日、それぞれ、イスラエルの国会議員たちに対し、同国政府に批判的な市民社会組織に刑罰などを与える法案を承認しないよう呼びかけた。
- 南スーダン:食料事情悪化
- 世界食糧計画(WFP)は本日、南スーダン危機の地域的影響に関する最新情報を発出し、同国での最近の政治的進展にもかかわらず、食料栄養事情の悪化、経済低迷、暴力の発生がその人道的ニーズに著しい影響を与え続けているとした。
- 英国民投票;EU離脱を選択
- 英国で国民投票が実施され、EU離脱派が勝利。潘基文事務総長は声明を発し、EU及び永英国の双方が重要なパートナーであるとの旨述べ、協力の継続に期待を表明した。
2016年06月23日News in Briefから
- コロンビア:停戦協定、署名
- キューバの首都ハバナで、コロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)が停戦協定に署名。その場に立ち会った潘基文事務総長は模範的な和平の実施として、この歴史的な署名式の重要性を強調した。
- 北朝鮮:安保理、報道声明
- 安保理は本日、報道声明を発出し、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)が実施した弾道ミサイルの発射を強く非難。これらの度重なる行為が安保理の関連決議のもとの義務の重大な違反にあたるとした。
- シリア:安保理、情勢報告
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、安保理で、シリアに関する情勢報告を行い、同国でアクセスが難しい地域への支援物資搬送における最近の弾みは今年後半、大幅に拡大されなければならないとの旨訴えた。
- ラテンアメリカ:労働市場報告
- 国際労働機関(ILO)はこのたび、“What works:Active labour market policies in Latin America and the Caribbean”と題する報告を発表。報告は、ラテンアメリカ地域諸国が景気低迷による失業者の増加に対処し、生産性を拡大するためには、同国の労働市場政策の戦略的な再配向を実施しなければならないと述べる。
- LGBTI:拷問の禁止を
- 6月26日は、拷問の犠牲者を支援する国際デー。拷問予防小委の委員長、拷問禁止委の委員長、そして、拷問に関する特別報告者らは共同声明を発し、国連加盟諸国に対し、収監されたlGBTIの人々が直面する拷問を防止する努力の倍加を求めた。
2016年06月22日News in Briefから
- 企業のリーダーたち、NYに集う
- 国連グローバル・コンパクト・リーダーズ・サミット、ニューヨークで開催。会期は2日間。潘基文事務総長は同サミットで演説し、責任ある慣行、変容的パートナーシップなど、持続可能性の時代に必要な主要分野にフォーカスするよう訴えた。
- レバノン:国連特使、支援訴え
- レバノン担当の副特別調整官、Philippe Lazzarini氏は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、国際社会に対し、レバノンに対する包括的な支援の在り方を考えるよう訴えた。
- カリブ地域:干ばつに備えを
- 国連食糧農業機関(FAO)は「カリブ地域の干ばつの特徴と管理」と題する報告書を発表。カリブ地域において気候変動による干ばつの深刻さとその頻度が増すことが見込まれることから、同地域の国々はその対応能力を高めなければならないとの旨を述べる。
- コックス英議員殺害:国連が哀悼
- ニューヨークのユニセフ本部で本日、先週殺害されたジョー・コックス英国議員を追悼する式典が行われた。エリクソン副事務総長は、百人単位の人々が今朝、ここにこうして参集したということ自体がコックス議員が私たちの心の深いところに触れたことを意味すると追悼の辞を述べた。
- 中央ア:人権専門家、訪問
- 中央アフリカ共和国の人権状況に関する独立専門家、Marie-Thérèse Keita Bocoum氏は本日、同国への7回目の訪問を終えるにあたり、武装グループの脅威と市民保護、自然資源、危機復興プロセスに対する大規模な群盗の横行に懸念を表明した。
2016年06月21日News in Briefから
- ファルージャ:深刻な人権侵害
- イラクのファルージャにおける戦闘が続くなか、国連人権高等弁務官事務所は深刻な人権侵害を警告した。また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は同地を逃れる人々のニーズに対応するために必要な資金が不足していることを述べた。
- シリア:国連総会、非公式会合
- シリアの紛争が始まってから5年。国連総会は本日、非公式会合を開催し、オブライエン人道問題担当事務次長、ステファン・デ・ミストゥーラ事務総長特使らから、同国の情勢に関するブリーフィングを聴取した。
- イエメン:安保理、情勢報告
- Ismail Ould Cheikh Ahmed特使は本日、安保理で、イエメン情勢を報告。この2か月間、国連が支援する和平協議は緩慢ではあるものの、建設的に進展しているとの旨を述べた。
- ニジェール:避難民、24万人
- ニジェールのDiffaにおいて、6月3日のボコハラム襲撃以降、家を追われた人が24万人を超えた。ユニセフ(国連児童基金)の駐ニジェール事務所代表が明らかにした。
- 6月21日は、ヨガの国際デー
- 6月21日は、ヨガの国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、ヨガの実践は地球資源の消費者として、そして、隣人を敬い平和に暮らす義務をもつ個人として、私たちが果たす役割を認識させてくれるとの旨を述べた。
2016年06月20日News in Briefから
- イラク:ファルージャを逃れる人々
- オブライエン人道問題担当事務次長はこのたび、イラクのファルージャから戦闘を逃れて流出する人々を支援するため、国連中央緊急対応基金(CERF)から1,500万ドルの資金を割り当てたことを明らかにした。
- 中央ア:支援物資輸送車襲撃
- 中央アフリカ共和国において、6月17日、医薬品や燃料を積んだ「国境なき医師団(MSF)」の輸送車列が襲撃された。同国担当の人道調整官は声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
- 健康の危機:総会、非公式会合
- 国連総会は本日、健康の危機に関する非公式会合を開催。潘基文事務総長は冒頭演説し、世界的に健康に関する緊急事態が増え続けるなか、国際社会が継続的に今後の諸課題への対応を図らねばらならないとの旨を述べた。
- 6月20日は、世界難民の日
- 毎年6月20日は、世界難民の日。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、Global Trends 2015を発表し、昨年、紛争や迫害で家を追われた人は6500万人を超えたことを明らかにした。
- アフガン:一連の襲撃事件
- アフガニスタンにおいて、一連の襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は本日、深刻な懸念を表明するとともに、タリバンなど反政府勢力に対し、市民が居住する地域でのあらゆる襲撃を即時停止するよう訴えた。
2016年06月17日News in Briefから
- ブルンジ:人権調査団、訪問
- 3人の人権専門家で構成する調査団がブルンジを訪問。この調査団は2015年に人権理事会が設置したもので、今回の訪問は2回目。団長を務めるChristof Heyns氏は訪問を終えるにあたり、同国における人権状況の一定の改善を歓迎したが、最近みられる静穏は長期的な安定と混同されるべきものではないとした。
- ジカ熱:新しい対応戦略
- 世界保健機関(WHO)は本日、今後1年半にわたる、新たなジカ熱への対応戦略を発表。新戦略は、ジカ熱の医学的合併症の予防および管理に重点を置き、その効果的実施のためには、1億2190万ドルの資金を必要とする。
- 砂漠化・干ばつ:国際デー
- 毎年6月17日は、砂漠化および干ばつと闘う国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、土壌の劣化、不毛、非持続的な水の利用、干ばつ、多様性の喪失などの結果、約8億人が慢性的に栄養不良の状態に陥っており、気候変動に対するコミュニティーのレジリエンス向上を支援すべく長期的な解決を図らなければならないと述べた。
- 黄熱病ワクチン、備蓄不足
- もしも今、人口密度の高い地域で黄熱病が同時多発的に発生した場合、世界に備蓄された黄熱病のワクチン量ではその対応に不足する可能性がある。世界保健機関(WHO)によれば、2016年6月中旬までに、黄熱病ワクチンはすでにその服用量1800万回分がアンゴラ、コンゴ民主共和国、ウガンダに配布された。
- シリア:支援物資、搬送
- 国連人道支援調整事務所(OCHA)によれば、この2日間、シリア北部で窮状にあるAfrinなどの都市の8万7000人に人道物資が搬送され、届けられた。
2016年06月16日News in Briefから
- マリ:安保理、情勢報告
- Mahamat Sale Annadif事務総長特別代表は本日、安保理で、マリに関する情勢報告を行い、和平合意成立後1年が経ち、いくらかの進展がみられるものの、その実施において主要な課題が依然として残っているとの旨を述べた。
- イエメン:劣悪な人道状況
- イエメンに駐在するJamie McGoldrick人道調整官は本日、首都サナアで記者会見し、同国の人道状況が悪化を続け、1300万人以上が即時の人道支援を必要としているとの旨訴えた。
- イラク:人々の健康リスク
- イラクを訪れた世界保健機関(WHO)の東地中海地域担当部長、Ala Alwan氏は保健衛生条件の劣悪化と予防接種レベルの低下によって、ファルージャで、はしかなどが発生するリスクが高くなっていると警告を発した。
- ロシア:潘事務総長、訪問
- 潘基文事務総長はロシアで開催されたサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムに参加。持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定など、国際社会が昨年成立させたさまざまな合意を実施に移すよう訴えた。
- シリア:国際調査委、報告発表
- シリアに関する独立国際調査委員会のピンヘイロ委員長は本日、「They Came to Destroy: ISIS Crimes against Yazidis」と題する報告書を発表し、シリアのヤジディ教徒に対し、ISISがジェノサイドを犯しているとした。
2016年06月15日News in Briefから
- 中央ア:安保理、情勢報告
- Abdoulaye Bathily事務総長特別代表は本日、安保理で、中央アフリカ共和国に関する情勢報告を行い、同国における神の抵抗軍(LRA)に対する軍事攻撃活動からウガンダが撤退することに懸念を表明。ウガンダ兵力の撤退は十分に調整されなければならないと強調した。
- EU、開発援助目標達成を
- ベルギーのブリュッセルで、「European Development Days」が開発と国際協力に関する年次フォーラムを開催。会期は2日間。潘基文事務総長は冒頭演説し、欧州連合(EU)の加盟国に対し、開発援助ターゲットを達成するよう促した。
- コーヒーにがんリスクなし:IARC
- 世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が招請した作業部会がこのたび、The Lancet Oncology誌にコーヒーとがんの関係に関する研究結果を発表し、コーヒーががんの発生要因ではないと結論づけた。一方、とても熱い飲み物が食道がんを引き起こすリスクがあるとして警告を発した。
- 6月15日は世界高齢者虐待啓発デー
- 毎年6月15日は、世界高齢者虐待啓発デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、加盟諸国および市民社会に対し、高齢者に対する虐待をなくす決意をあらたにするよう呼びかけた。
- 南スーダン:援助要員への暴力拡大
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、南スーダンにおいて、最近、千人単位の脆弱な人々が支援と保護を受けている一方、今年5月には援助要員に対する暴力事件が増えた。
2016年06月14日News in Briefから
- ダルフール:進展みられず
- ラドスース平和維持活動担当事務次長は本日、安保理で、スーダンのダルフール情勢報告。同地の状況に進展がみられないことから、国連とアフリカ連合(AU)の合同ミッション、UNAMIDの任務内容に変更を加えず、その任期を一年間延長すべきであるとの旨を述べた。
- 障害者権利条約、10周年
- 障害者権利条約が採択されてから10年。潘基文事務総長は本日、ビデオ・メッセージで、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を達成するうえで、障害者がパートナーとして果たす重要な役割を強調した。
- テロへの共同対応を
- 潘基文事務総長は本日、ブリュッセルで、ジャン=クロード・ユンケル欧州委員会委員長と会談し、テロリズムに関連する新たな諸課題に対応するための国際協力の強化の必要などについて話し合った。
- 欧州に流入する難民の子供
- ユニセフは本日、「行く先々で直面する危険(Danger Every Step of the Way)」と題する報告を発表。今年、イタリアを通じて、欧州に流入した難民・移民の子供10人に9人以上が同伴者がいないとし、それら子供たちへの搾取の危険が増していることに警鐘を鳴らした。
- 6月14日は、世界献血デー
- 毎年6月14日は、世界献血デー。今年のテーマは、「血液が私たちすべてをつなぐ(Blood connects us all)」。スローガンは、「命を分けよう、献血しよう(Share life, give blood)」。
2016年06月13日News in Briefから
- 総会議長にフィジー大使選出
- 国連総会は本日、第71会期の議長として、フィジーの国連常駐代表を務めるピーター・トムソン氏を選出した。2010年―2011年、同氏は総会副議長を務めた経験を有する。
- 憎しみと過激主義の拡散防止を
- 米フロリダ州・オーランドで襲撃事件が起こり、多数の死傷者がでたことについて、リュッケトフト総会議長は憤りと深い悲しみを表明。すべての政府と人々に対し、憎しみと暴力的な過激主義の広がりを防ぐため、協力するよう呼びかけた。
- ローマ教皇、WFP初訪問
- フランシスコ・ローマ教皇は世界食糧計画(WFP)ローマ本部を訪れ、飢餓根絶の目標に対する全面的な支持を示すとともに、殉死者を含めた職員に対する敬意を表明した。
- 難民の再定住に関する報告
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、「Projected Global Resettlement Needs 2017」を発表し、2017年には119万以上の難民が再定住を必要とすると推測されるとの旨を報告した。
- 国際アルビニズム啓発デー
- 6月13日は、国際アルビニズム(白皮症)啓発デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、すべての国に対し、アルビニズムの人に対する差別をなくすよう求めた。
2016年06月10日News in Briefから
- シリア:ダラヤに食料搬送
- 世界食糧計画(WFP)が本日発表したプレスリリースによれば、同計画はこのたび、2012年以降初めて、シリアのダラヤに食料を搬送した。国連とシリア・アラブ赤新月社(SARC)との合同支援の一環として。
- アフガン:市民襲撃事件
- アフガニスタン・ナンガルハール州のモスクで金曜日、礼拝に集う市民を狙った襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)の代表は本日、この襲撃事件を非難する声明を発した。
- 安保理:市民の保護を討論
- 安保理は本日、市民の保護について討論。潘基文事務総長は演説し、国連が集団的に協力し、各国政府が市民を保護することを支援し、また紛争当事者が市民保護の義務を遵守するよう説得していく決意である旨強調した。
- イラク:モンスールの窮状
- 2年前にイラクのモンスール市から暴力を逃れて流出した50万人が依然として避難民として窮状にある。一方、同市北部および南東部の軍事活動で、新たに避難民が生まれている。
- ハイチ:飲用水へのアクセス
- ハイチの政府が立ち上げ、国連による支援を得たキャンペーンによって、同国の地方3か所において、約3万人が現在、飲用水を利用できるようになっている。2015年にはコレラの感染者326人が報告されたが、今年はわずかに6人。
2016年06月09日News in Briefから
- 世界の都市化を測る
- 国連ハビタット(国連人間居住計画)は本日、世界の都市化を科学的に計測するツールとして「UN Sample of Cities」を発表。200都市のサンプルを使い、都市化の傾向を追跡、分析。
- 紛争と子供:国連報告
- 潘基文事務総長は本日、紛争の被害を受ける子供たちに関する事務総長報告の添付リストからイエメンに展開するサウジアラビアの主導する同盟の名前を除外したことについて発言し、その決定は変えることなく堅持するとの旨を述べた。安保理議場の外で記者団に対して、もっとも辛く難しい決定のひとつだった、と。
- イラク:ファルージャの窮状
- イラクのファルージャで人道的な危機事態が発生しつつあることについて、Lise Grande人道調整官(イラク担当)は本日、深い憂慮を表明。現在行っている大規模な支援活動を続けるには資金が不十分であると警告を発した。
- シリア:国連特使、記者会見
- 国際シリア支援グループ(ISSG)の設置による人道タスクフォース会合が本日、終了した。ステファン・デ・ミストゥーラ特使はジュネーブで記者会見し、まだシリア和平協議を再開するのにふさわしい時ではないとの旨を述べた。
- 平和活動:総会でブリーフィング
- 国連総会で本日、潘基文事務総長は国連平和活動のレビュー報告の勧告実施に関する非公式ブリーフィングを行った。加盟国間、加盟国と国連の間で責任の共有を強く意識できるかどうかに成否がかかっているとの旨訴えた。
2016年06月08日News in Briefから
- エイズ:国連総会、宣言
- 本日開幕した国連総会のHIV/エイズに関するハイレベル会合で、加盟国は今後5年間におけるHIV/エイズ禍への取り組みを加速化し、2030年までにエイズを根絶するという目標に向け、ターゲットを盛り込んだ政治宣言を採択した。
- 防災:アメリカ地域会合
- パラグアイの首都アスンシオンで、アメリカにおける災害対応と能力建設の強化に関する初のハイレベル会合、スタート。グラッサー防災担当事務総長特別代表は演説し、すべての人が防災に取り組まなければならないとの旨を述べた。
- 6月8日は、世界海の日
- 毎年6月8日は、世界海の日。今年のテーマは、「健康な海、健康な地球」。プラスチック製のごみによる海洋汚染に焦点をあてる。海潘基文事務総長はメッセージを発出し、健康な海が地球の持続的な生活に不可欠であるとの旨を述べた。
- ホクレア:世界一周航海
- 世界一周の航海をするカヌー、「ホクレア」がこのたび、ニューヨークに寄港。潘基文事務総長は歓迎式典に出席し、伝統的な航海の方法が島嶼の人々がもつ時間を超越した知恵の証左だとの旨を述べた。
- 旧ユーゴ刑事裁:安保理、報告
- 旧ユーゴ国際刑事裁判所のSerge Brammerts検察官は本日、安保理で情勢報告し、多くの前向きな進展がみられる一方、地域の政治情勢があまり好ましい方向に動いていないことに懸念を示した。
2016年06月07日News in Briefから
- UNAIDS親善大使、任命
- 米ファッションデザイナーで、米エイズ研究財団amfARの会長を務めるケネス・コールさんがこのたび、国連エイズ合同計画(UNAIDS)の親善大使に任命された。明日から、国連総会はエイズに関するハイレベル会合を開催する。
- 防災:地域会合、開催へ
- パラグアイの首都アスンシオンで、防災に関する地域会合が水曜日、開催される。急速な経済成長が続くなか、自然災害が米州の人々に被害を及ぼすリスクは高まっている、とUNISDRの米州事務所代表。
- ブルンジ:生徒たちの逮捕
- ブルンジの2つの学校で多数の生徒たちが追放されたり、逮捕されたりした事件について、ユニセフは本日、憂慮の念を表明するとともに、すべての当事者に対し、子供の権利を尊重するよう訴えた。
- 事務総長候補:追加の二人の公聴会
- 次期事務総長の追加的候補2人の公聴会が本日、国連総会で開催される。候補者の二人は、国連が直面する課題と機会について、自らの展望を述べるとともに、質問に答える。
- ニジェール:ボコハラムの暴力
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、ニジェール南東部において、先週金曜日から、ボコハラムの暴力が継続し、千人単位の人々が自らの家を追われ流出している。
2016年06月06日News in Briefから
- イラク:支援を急ぐ必要
- 国連援助諸機関とそのパートナーは、現在、イラクで、ファルージャを逃れる人々に対する支援を急いでいる。一方、クビシュ事務総長特別代表は同国市民が医療施設や人道支援にアクセスできることを確保するよう訴えた。
- リビア:安保理、情勢報告
- コブラー事務総長特別代表は安保理でリビア情勢を報告し、同国の政府の機能不全状態が続いているために、人道状況は悲劇的なものとなっているとの旨を述べた。
- 国連総会:HIV/エイズを討論
- 国連総会、エイズに関するハイレベル会合を開始。会期は3日間。潘基文事務総長は演説し、エイズ禍を終わらせることは持続可能な開発(SDGs)の達成に不可欠であるとの旨を述べた。
- SDGs:科学技術革新が鍵
- 経済社会理事会の議長の招請によって、ニューヨーク国連本部で、持続可能な開発のための科学技術革新に関する2日間会期のフォーラムが開催された。
- コンゴ:政治対話を
- アフリカ連合(AU)、国連、欧州連合(EU)、フランコフォニー国際機関(IOF)は本日、共同声明を発出し、コンゴ民主共和国における政治対話への支持を表明するとともに、同国のすべてのステークホルダーに対し、その実現に向けて、協力するよう求めた。
2016年06月03日News in Briefから
- オリンピック:難民チーム発表
- 国際オリンピック委員会(IOC)がこのたび今年のリオデジャネイロ・オリンピックに参加する難民チームを発表。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はプレスリリースを発し、暖かく歓迎する旨述べた。
- 総会:過激主義と過激主義を討論
- 国連総会、暴力的過激主義の影響を受ける子どもたちと若者に関するテーマ別討論を開催。リュッケトフト総会議長は国際社会に対し、その課題についての考えを進め、対応を練るよう求めた
- シリア:安保理、情勢報告
- オブライエン人道問題担当事務次長は安保理に対し、シリアの人道情勢についてブリーフィングし、シリアで暴力的な状況が悪化し、市民が悲惨な状況に苦しみ続けていることに深い憂慮を表明した。
- 国連警察長官サミット
- ニューヨーク国連本部で、初の国連警察長官サミット(UNCOPS=UN Chiefs of Police Summit)が開催された。世界各国の警察長官100人が会し、国連警察(UNPOL)の将来のあり方を検討した。
- ユニセフとリッキー・マーティン
- ユニセフ親善大使を務める、歌手のリッキー・マーティンさんは2日間のレバノン訪問後、シリア紛争の被害を受ける子どもたちの未来のために、一層の努力を払うよう訴えた。
2016年06月02日News in Briefから
- イラク:ファルージャの窮状
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、イラクのファルージャで人々が窮状に苦しんでいることに憂慮を表明するとともに、国連とそのパートナーが現在、人道支援拡大に全力を尽くしているとの旨を述べた。
- シリア:一層の人道支援へ
- 国際シリア支援グループ(ISSG)により設置された人道タスクフォースの会合が終了した。エーゲラン上級顧問はジュネーブで記者会見し、今後数日間のうちに、シリアの11の地域に人道物資を輸送する計画があるとの旨を明らかにした。
- マリ:PKOへの襲撃
- マリに展開する国連ミッション、MINUSMAに対する襲撃事件が発生。平和維持活動担当事務次長およびフィールド・サポート担当事務次長の二人は同ミッションに宛てて共同書簡を送付し、平和維持要員たちの献身的な活動に称賛の意を表明した。
- 南スーダン:難民自助を支援
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連食糧農業機関(FAO)は今年に入り、南スーダンで食料危機に直面する難民20万人の自助能力を支援すべく、種子や農業道具を協力し配布している。
- 安保理:紛争下の性的暴力
- 安保理は本日、紛争下の性的暴力に関する討論を行った。潘基文事務総長は年次報告を提出。この報告は19の懸念すべき事態、体系的に暴力を犯す数十の当事者をカバーする。
2016年06月01日News in Briefから
- マリ:国連ミッション襲撃
- マリのガオ地域において昨日、国連平和維持活動MINUSMA、国連地雷対策サービス(UNMAS)を標的にしたテロ襲撃事件が発生し、死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、このテロ事件に憤りを表明した。
- シリア:市民の保護を
- シリア北部のアレッポにおいて、ISILによる攻勢で千人単位の市民が危険に晒されていることについて、避難民、裁判外処刑を担当する人権特別報告者はそれぞれ、声明を発し、憂慮を表明するとともに、市民を保護するよう訴えた。
- UNDPとミシェール・ヨー
- 国連開発計画(UNDP)の親善大使(SDGs推進担当)である、ハリウッド俳優のミシェール・ヨーさんと、動物として初めての親善大使を務めるパンダの赤ちゃん2頭とともに、“Pandas for the Global Goals”キャンペーンのスタートさせた。
- ブルンジ:深刻な食料不足
- 世界食糧計画(WFP)がこのたび発表した最新状況報告によると、ブルンジにおいて、およそ460万人が食料不足に直面し、そのうち50万人は緊急食糧援助を必要としている。
- ユニセフとケティー・ペリー
- ベトナム訪問を終えたユニセフの親善大使、米シンガーソングライターのケティー・ペリーさんはこのたび、同国において窮状に苦しむ子供たちに対するフォーカスを拡大するよう求めた。
2016年05月31日News in Briefから
- WHO:ジカ熱とオリンピック
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、ニュースリリースを発し、世界各地におけるジカ熱の現状を評価したところ、今年リオデジャネイロで開催されるオリンピックの実施予定を取り消したり、延期したりする必要はないとの旨を述べた。
- チャド:200万人の飢餓
- 世界食糧計画(W FP)とチャド政府、その他のパートナーがサハラベルト8地域について食料安全保障評価をしたところによれば、現在、約200万人が飢餓に直面している。
- イラク:ファルージャと避難民
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、先週、イラクのファルージャから約3,700人(624世帯)が暴力を逃れて流出。同地に残る人々はテロリストたちによって人間の盾として使われるおそれがある。
- 5月31日は、世界禁煙デー
- 毎年5月31日は、世界禁煙デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せてメッセージを発出し、世界各国の政府に対し、タバコ製品のプレーンパッケージ化に備えるよう訴えた。
- HIV/エイズと抗レトロウイルス薬
- 国連エイズ合同プログラム(UNAIDS)、グローバル・エイズ最新報告2016を発表。同報告によれば、抗レトロウイルス薬を服用するHIV感染者が増えた。昨年とだけ比較しても、200万人の増加。
2016年05月27日News in Briefから
- イラク:避難民への緊急支援
- 過去数日間、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はイラクのファルージャから流出した大量の人々に対し、緊急の支援物資を提供している。同事務所のフレミング報道官が本日、ジュネーブで記者団に述べた。
- ブルンジ:アルーシャで政治対話
- ブルンジのための政治対話会合が21日‐24日、東アフリカ共同体(EAC)のファシリテーターを務めるタンザニアのベンジャミン・ムカパ元大統領の主催のもと、アルーシャで行われた。潘基文事務総長は本日、声明を発し、この会合を歓迎した。
- 世界遺産:気候変動の被害リスク
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連環境計画(UNEP)、「憂慮する科学者同盟(UCS)」はこのたび、「気候変動における世界遺産と観光」と題する報告を発表した。報告によれば、世界の29か国の自然および文化の世界遺産への気候変動によるリスクが高まっている。
- シリア:一層の支援拡大を
- トルコ南部のハタイ訪問を終えたオブライエン人道問題担当事務次長はトルコ内外、地域全体で、援助を必要としているシリア人に対する支援を拡大するよう求めた。同氏は本日、安保理に対し、シリア情勢を報告する。
- ギニアビサウ:暴力の回避を
- ギニアビサウで、抗議デモが発生。潘基文事務総長は声明を発し、すべての政治当事者とその支援者に対し、暴力と情勢激化を回避し、対話による解決を図るよう促した。
2016年05月26日News in Briefから
- 保健に対する襲撃:WHO報告
- 世界保健機関(WHO)は「保健ケアへの襲撃:予防、保護、提供」と題する報告書を発表。緊急事態における保健衛生従事者への襲撃事件は、重要な保健衛生サービスを損ね、医療に対する人々のニーズに関心が集まることを邪魔し、長期的な開発目標の達成を阻害する、と報告は訴える。
- 西サハラ:安保理、情勢報告
- Mohamed Ibn Chambas事務総長特別代表は本日、安保理で、西サハラ情勢に関する報告を行い、気候変動が旱ばつを引き起こしたり、紛争を触発したりすることによって、地域の安全、開発、安定に直接的な影響を及ぼしているとの旨を述べた。
- イエメン:和平交渉に希望
- クウェートで現在、行われているイエメン和平交渉において、紛争当事者たちは包括合意に盛り込まれる要素の詳細について協議を始めた。Ismail Ould Cheikh Ahmed特使は記者会見し、この和平交渉に希望がみえてきたとの旨を述べた。
- リビア:安保理、情勢報告
- 安保理、リビア情勢を聴取。国際刑事裁判所(ICC)のBensouda検察官は報告を提出し、リビアの永続的な平和の実現にとって、正義、アカウンタビリティー、法の抑止的効果が引き続き、重要な構成要素であるとの旨を述べた。
- シリア:安保理、情勢報告
- Sutaffan de Mistura特使は本日、安保理の非公式協議でシリア情勢に関する報告を行い、国内紛争当事者間の次回の和平交渉について、2~3週間以内の開催は難しいものの、可能な限り早急に、開始する意向を明らかにした。
2016年05月24日News in Briefから
- 世界人道サミット、閉幕
- 世界人道サミットが本日、2日間の会期を終え、閉幕した。潘基文事務総長は本日、演説し、サミットの成果を称えるとともに、しかるべき変容をもたらすため、トップダウン、ボトムアップ双方のアプローチでの取り組みを求めた。
- 人道サミット:障害者の包摂
- 世界人道サミットで、「人道行動における障害者の包摂に関する憲章」が採択された。憲章は政府、NGO、基金などに対し、今後の人道的行動が障害者を包摂したものとなることを確実にするよう促している。
- 初の野生生物犯罪報告、発表
- 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は本日、初の「世界野生生物犯罪報告」を発表。野生生物の密猟、不正取引が環境に危害を加え、法の支配を損なっていると訴える。報告は、野生生物森林犯罪に関するグローバル・プログラムの一環として作成された。
- アフリカ経済見通し、発表
- 国連開発計画(UNDP)は昨日、「アフリカ経済見通し2016」を発表した。2050年までにアフリカ人口の3分の2が都市部に居住すると予測されるなか、都市化の在り方がアフリカの将来の成長と開発の鍵となるとの旨を述べた。アフリカの2016年の経済成長率は3.7%、2017年は4.5%と予測する。
- アルゼンチン:先住民の人権
- 人種差別に関する特別報告者を務めるMutuma Ruteere氏は5月16日‐23日、アルゼンチンを訪問。本日、プレス声明を発し、同国政府に対し、先住民の差別をなくすための措置を速やかに講じるよう促した。
2016年05月22日News in Briefから
- 人道サミット:みんなで協力を
- 世界人道サミットの開幕に際して、UNESCO親善大使を務めるオスカー俳優、フォレスト・ウィテカーさんはこのたび、UNニュースセンターとのインタビューに応じ、個人、政府、国際機関が人道行動を改善し、開発援助に投資を拡大すべく、集団的に行動するよう求めた。
- 人道サミット:教育への投資
- ユニセフが本日発表したところによれば、世界人道サミットで、人道危機の影響を受ける青少年の教育への投資を拡大し、支援の調整を改善するための新規の基金が立ち上げられた。この基金の名称は、「教育は待つことができない(Education Cannot Wait)」。
- 人道サミット:違う未来の形成を
- 世界人道サミットの初日、潘基文事務総長は開幕演説し、ホスト国であるトルコの大統領、援助活動家、国際的な著名人らとともに、グローバル社会に対し、世界のための違う未来を形成するよう促した。
- 人道サミット:映画プレミア
- 世界人道サミットを前に、ショーン・ペン監督の新作映画、“The Last Face”のプレミアが開催された。潘基文事務総長はプレミア招待客に対し、世界の人道問題への関心喚起において、エンターテイメント業界が果たす役割の重要性を強調した。
- 人道サミット:警鐘、発出へ
- エリアソン副事務総長はイスタンブールで記者会見し、世界人道サミットが世界の人々に向けて警鐘を鳴らし、人道支援のあらたな取り組みを開始するための発射台となるものだとの旨を述べた。
2016年05月20日News in Briefから
- 先住民:常設フォーラム
- 先住民問題に関する常設フォーラム、閉幕。潘基文事務総長は演説し、先住民の権利の向上において多くの進展がみられたが、土地や地域をめぐる紛争、和平プロセスへの先住民の声の反映の欠落が引き続き、克服すべき課題として残っているとの旨を述べた。
- 4月の世界気温、史上最高更新
- 世界気象機関(WMO)が本日発表したプレスリリースによれば、今年4月の世界月間気温がまた史上最高を記録した。これまで、過去12か月間、記録を更新し続けているが、この長期間に及ぶ記録更新は1880年の観測開始以降、初めて。
- 子供難民:奪われる教育の権利
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連教育科学文化機関(UNESCO)などの諸機関はこのたび、プレスリリースを発し、世界じゅうで学校教育を受けられない子供の割合は、難民の子供のほうが5倍ほど高いとの旨を述べた。
- カーボベルデ:ジカ熱、南米と同型
- 世界保健機関(WHO)は本日、プレスリリースを発し、カーボベルデでジカ熱と疑われる感染者が多数でていることについて、そのウィルスが南米で発生したものと同型であり、おそらくはブラジルから入り込んだと推測されるとの旨を述べた。
- サイクリスト:平和のメッセージ
- イスタンブールから自転車で世界各地をめぐり、一年にわたる旅を続けたアフガニスタン父子のサイクリストがこのたび、最終目的地のニューヨーク国連本部に到着し、事務総長と面会した。事務総長は、二人が世界各地に力強い平和のメッセージを届けたとして、歓迎の意を表明した。
2016年05月19日News in Briefから
- シリア:停戦の再開を
- スタファン・デミストゥラ特使は本日、ジュネーブで記者会見し、人道アクセスの改善と停戦の再開がない限り、次回の和平協議の信用性が問われることになるだろうと述べた。
- 平和維持要員を称える
- 国連平和維持要員の国際デー(5月29日)に先立って、本日、ニューヨーク国連本部で、「ンパエ栄誉賞」の立ち上げ式典を催した。ルワンダにおける平和維持活動で人々を守るため勇敢に行動した、ンパエ大尉(Captain Mbaye Diagne)の名を冠した同賞は、安保理決議(2014年)で設置された。
- 人道対応:障害者への配慮
- 来週イスタンブールで開催される世界人道サミットを前に、障害者の権利に関する特別報告者、Catalina Devandas-Aguilar氏は本日、プレスリリースを発し、すべての国に対し、人道対応において、障害者の権利とニーズに配慮するよう促した。
- 学校や病院が襲撃の標的
- 世界人道サミットを前に、ユニセフが発表した分析によれば、世界各地で、毎日、平均、4つの学校あるいは病院が武装集団に襲撃されたり、占拠されたりしている。
- ソマリア:安保理派遣団
- 安保理メンバー派遣団は本日、ソマリアへの一日訪問を終えるにあたり、同国の政府、人々との連帯を再確認し、連邦政府に対し、2016年の選挙モデルを速やかに承認するよう求めた。
2016年05月18日News in Briefから
- 都市と難民/移民:統合の努力を
- ニューヨーク国連本部で、「難民と移民の大量移動:持続可能な都市化にとって重大な課題」と題するハイレベルイベントが開催された。エリアソン副事務総長は演説し、難民たちが都市部の提供する機会の利益を享受できるよう統合努力をすすめる重要性を強調した。
- 世界雇用見通し:ILO報告
- 国際労働機関(ILO)は「世界雇用社会見通し報告 2016年」を発表した。報告によれば、多くの地域において、良質な雇用が不足し、経済条件が悪化していることにより、数十年にわたる貧困削減の歩みが後戻りするおそれがある。
- 世界都市報告:ハビタット
- UN-HABITATはこのたび、初の「世界都市報告」を発表した。都市部の生活に向けた劇的なシフトがエネルギー消費、政治、食料安全保障、人間の進歩に深淵な影響を与えているとの旨を述べた。
- ボコハラム:市民への影響
- オブライエン人道問題担当事務次長はこのたび、2日間のニジェール訪問を終えるにあたり、ディファ地域において、ボコハラムによる暴力で24万人以上が避難民化し、危機事態となっていることに一層の関心を喚起した。
- 難民:シェルター支援資金、枯渇
- 難民のシェルター資金の不足額が5億ドルに達し、第2次世界大戦以降最大の難民危機への対応に支障をきたしている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、”Nobody Left Outside”と銘打ったキャンペーンをスタート。民間セクターに対し、資金拠出を訴える。
2016年05月13日News in Briefから
- ボコハラム:安保理、議長声明
- 安保理は本日、議長声明を発し、チャド湖流域におけるボコハラムの活動が引き起こす人道危機の規模の大きさに深い懸念を表明するとともに、同組織が即時かつ明確に、すべての暴力と人権侵害、国際人道法違反を止めるよう要求した。
- 国際部隊の性的虐待:総会で議論
- 国連総会、国際部隊による性的虐待に関する非公式会合を開催。カーレ事務次長(フィールド支援担当)は、国連平和維持要員による性的虐待をなくす取り組みの進捗状況についてブリーフィングし、犠牲者の保護支援、さらなる予防措置と説明責任遂行のための集団的努力の必要を述べた。
- レバノン:特使、安保理に情勢報告
- ロード=ラーセン特使(レバノン担当特使)は安保理に対し、2年間にわたって同国大統領のポストが不在であることを含めた、現在の政治的な危機がレバノンが重大な決定を行う能力にマイナスの影響を与えているとの旨を報告した。
- 難民・移民:地中海で1,000人救出
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)がジュネーブで記者ブリーフィングしたところによれば、昨日、イタリア沖の地中海で漂流する、さまざまな国籍の難民・移民たち、1,000人が救出された。
- 経社理、エルニーニョ対応訴え
- 経済社会理事会はエルニーニョ現象の影響に関する特別会合を終えるにあたり、議長声明を発し、「仙台枠組」、「気候変動パリ協定」の実施を通じて、エルニーニョ現象の影響を緩和する必要を訴えた。
2016年05月12日News in Briefから
- シリア:停戦崩壊で人道支援困難
- シリアでの停戦崩壊によって、5月に入ってから10日間、現地での人道援助活動は困難を極めている。事務総長特別代表の特別顧問を務めるエーゲラン氏がジュネーブで記者団に述べた。
- アフリカ:地域機関との協力
- ニューヨーク国連本部で、アフリカにおける平和の持続に関するハイレベル会合、開催。エリアソン副事務総長は冒頭演説し、国連とアフリカ地域諸機関の協力強化が必要であるとの旨を述べた。
- 世界経済予測報告、発表
- 国連経済社会局は本日、「世界経済状況予測報告」を発表。報告によれば、2016年、世界経済の成長率は2.4%で、昨年の予測数値より低く、開発目標の達成に厳しい課題を突き付けている。
- 避難民に関する世界報告
- 国連国際防災戦略事務局、「国内避難民に関するグローバル報告」を発表。報告によれば、2015年、自然災害によって、世界中で、1,900万人以上が避難民となった。また気候変動が災害の原因となるケースが多くなっている。
- ポルトガル:事務総長、訪問
- ポルトガル訪問中の潘基文事務総長は本日、シリアの学生たちと会った。シリアにおける教育の危機を解決する唯一の方法は紛争に終止符を打つことであるとの旨を述べた。
2016年05月11日News in Briefから
- テロ:安保理、議長声明
- 安保理、テロに関する公開討論を開催。議長声明を採択し、反テロ委員会(CTC)に対し、ISILなどのテロ組織が言葉巧みにテロを誘発したり、要員を勧誘したりしていることへの効果的な対応を図るべく、ガイドラインや最善の慣行を勧告するよう求めた。
- 南スーダン:特別代表、訪問
- 紛争における性的暴力に関する事務総長特別代表はこのたび、4日間にわたる南スーダン訪問を終えるにあたり、暫定政府に対し、性的暴力犯罪をなくすための取り組みを行うよう促した。
- FAO:ノーベル賞受賞者と協力
- 国連食糧農業機関(FAO)はこのたび、世界各地の飢餓および暴力の問題に取り組むため、ノーベル平和賞の受賞者たちと協力していくためのイニシアチブを立ち上げた。
- イラク:車爆弾テロ
- イラクのサドルシティーの市場で、車爆弾テロが起こり、多数の死傷者がでた。クビシュ事務総長特別代表は本日、プレスリリースを発し、このテロ襲撃事件を強く非難した。
- イエメン:和平交渉続く
- 国連が後押しするイエメン和平交渉が本日も、複数の委員会レベルで継続している。そのなかの一つの委員会では、ラマダン月を前に、互いに、捕虜の半数を解放する案を模索している。
2016年05月10日News in Briefから
- LDC会議、トルコで開催へ
- 5月27日‐29日、トルコのアンタルヤで、開発途上諸国(LDC)のためのイスタンブール行動計画・中期再検討会議が開催される。2011年にイスタンブール行動計画が採択されてから5年が経ったことから、その実施状況を見直す。
- 国連総会:平和と安全を討論
- 国連総会で本日、平和と安全に関するハイレベルテーマ別討論が開始した。会期は2日間。リュッケトフト総会議長は冒頭演説し、平和と安全に対する現在および将来の諸課題に対応するため、国連はその正統性や能力を高めなければならないとの旨を訴えた。
- アフリカ:学校を襲撃から守る
- ゼロウギ事務総長特別代表(子供と武力紛争担当)は本日、アフリカ連合(AU)の平和安全保障理事会で演説し、学校を襲撃や軍事的利用から守ることがアフリカの子供たちが教育へのアクセス確保に不可欠であるとの旨を訴えた。
- 5月30日は世界渡り鳥の日
- 毎年5月30日は、世界渡り鳥の日。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せてメッセージを発出し、渡り鳥および生息地の保護のため、国際的な努力を拡大するよう求めた。
- 北ダルフール:避難民の殺害
- 北ダルフールの避難民収容所の近辺において、武装した現地種族による襲撃事件が起こり、2人の子供を含む市民が銃撃を受けて死亡した。同国担当国連人道調整官は襲撃事件を非難した。
2016年05月06日News in Briefから
- 国連総会:宗教と平和
- 国連総会のリュッケトフ議長は本日、「平和のための宗教に関するハイレベル討論」 開催。平和な世界を構築するうえで、異なる信仰と文化の間の相互尊重が重要であるとの議論がなされた。
- エルニーニョ:経社理会合
- 経済社会理事会は本日、エルニーニョ現象の影響に関する特別会合を開催。理事会議長は開幕演説し、国際社会がエルニーニョ現象による災害リスク管理能力を高める必要があると訴えた。
- シリア:避難民キャンプ襲撃
- シリア北西部の避難民キャンプが昨日、襲撃され、多数の死傷者がでたことについて、潘基文事務総長は本日、声明を発し、非難するとともに、安保理がシリアの事態を国際刑事裁判所に付託するよう促した。
- イラク:安保理、情勢報告
- クビシュ事務総長特別代表は本日、安保理でイラク情勢を報告。イラクの政治危機が深まっているとして、同国政府、議会、政治指導者、市民社会に対し、協力して対応をはかるよう促した。
- 欧州:同伴者のない子供難民
- ユニセフは本日、プレスリリースを発し、2015年に欧州に流入した、同伴者がいない子供の難民・移民9万6,500人が庇護を求める申請をしたと述べ、これらの子供たちを搾取や人身取引から守る措置を講じるよう促した。
2016年04月29日News in Briefから
- オリンピック:初の難民チーム
- 潘基文事務総長は本日、ジュネーブで開催された「オリンピック精神の祝賀」と銘打ったイベントで、演説し、国際オリンピック委員会(IOC)が初めて難民チームを結成し、競技への参加を可能にする措置を講じたことに歓迎の意を表明した。
- エチオピア:農家支援の資金を
- エチオピアで収穫期が開始するのを前に、国連食糧農業機関(FAO)は本日、プレスリリースを発し、同国の農家を支援するための緊急援助資金の拠出を訴えた。
- マラウィ:アルビニズムの人びと
- 「アルビニズム(白皮症)の人々の権利に関する国連独立専門家」は本日、マラウィ公式訪問を終えるにあたり、同国において、白皮症の人々が残虐行為で苛まれており、しかるべき措置が講じられない限り、これらの人々が体系的に根絶やしにされる恐れがあると警鐘を発した。
- シリア:蔑にされる人々の命
- 国連人権高等弁務官事務所は本日、声明を発し、イラクの医療施設や市場の爆撃事件など、市民に死傷者がでている最近の事件が、紛争の全当事者が市民の命を蔑にしていることを示しているとの旨を述べた。
- 南スーダン:暫定統一政府樹立
- 南スーダンのキール大統領がこのたび暫定統一政府の閣僚を任命したことについて、潘基文事務総長は歓迎の意を表明するとともに、当事者に対し、すべての移行体制を確立するよう促した。
2016年04月26日News in Briefから
- エルニーニョ:最悪のシナリオも
- 世界中で6,000万人がエルニーニョ現象による干ばつ、洪水などで被害を受けるなか、本日、ジュネーブで記者会見したオブライエン人道問題担当事務次長は国際社会に対し、人道ニーズへの緊急対応を図るよう求めた。
- 南スーダン:マシャール復帰
- 南スーダンにおいて、マシャール前副大統領がジュバに帰還し、第一副大統領に就任宣誓したことについて、潘基文事務総長は和平合意の実施の新段階と呼び、歓迎の意を表明。
- チェルノブイリ:原発事故30周年
- チェルノブイリ原発事故から30年。国連総会は本日、事故に関する特別会合を開催。国連幹部たちは演説し、この事故の教訓に学び、いまだに執拗に続く諸問題に対応する必要を強調した。
- 人間開発報告:アジア太平洋版
- 国連開発計画(UNDP)は本日、アジア太平洋地域を対象した人間開発報告を発表。そのタイトルは、「未来を形成する:人口学の変化がいかに人間開発に力を与えるか」。
- 4月26日は世界知的財産デー
- 毎年4月26日は、世界知的財産デー。今年のテーマは、「デジタルの創造性:文化の再想像」。世界知的所有権機関(WIPO)のフランシス・ガリ事務局長はメッセージを発出し、この日が、私たちの文化と技術開発のベースにあり、世界を豊かにしているクリエーターやイノベータ―を祝福する機会を提供するとの旨を述べた。
2016年04月25日News in Briefから
- ハイチ:選挙実施完了を
- 潘基文事務総長は、ハイチにおける選挙が当初の予定にしたがって実施されずにいるいることに深い憂慮を示した。そして、さらなる遅れなく選挙が実施されることに強い支援を表明した。
- イエメン:安保理、議長声明
- 安保理は本日、議長声明を発出し、イエメン和平交渉のすべての当事者に対し、暫定的な安全保障措置の実施のための道程表をつくるよう求めた。そして、同国におけるテロの脅威に取り組むため、危機の政治的解決が不可欠であるとの旨を述べた。
- ブルンジ:上級軍人、殺害
- ブルンジの首都ブジュンブラで、同国上級軍人がその妻、娘とともに殺害された。潘基文事務総長は深い哀悼の意を表明するとともに、この殺害事件を非難した。
- 安保理:ギニア湾の海賊
- 安保理は議長声明を発出し、ギニア湾における海賊行為を根絶するため包括的な地域枠組を求めた。そして、根源的な原因に対処し、地域の司法システム、司法協力の強化の重要性を強調した。
- ネパール:大地震から一年
- ネパールの多くの地域が大地震に襲われてから1年が過ぎた。国連環境計画(UNEP)とパートナーは環境にやさしく持続可能な復興活動に対する支援を継続している。
2016年04月21日News in Briefから
- SDGs:ハイレベル討論
- 国連総会、持続可能な開発(SDGs)の達成に関するハイレベル・テーマ別討論を開催。米アカデミー俳優のフォレスト・ウィテカーさんは演説し、世界の指導者たちに対し、SDGsの利益を世界中の誰もが享受できることを確保するよう訴えた。ウィテカーさんはUNESCOの平和和解担当特使を務めている。
- 薬物:特別総会、最終日
- 世界薬物問題に関する国連特別総会、最終日。3日間の会期中、加盟国は世界各地での薬物問題に取り組み、薬物のない社会を実現を促進していく決意を再確認した。
- イエメン:和平交渉、再開
- イエメンの紛争当事者間の和平交渉が3日間延期されたのち、本日、クウェートで再開。イエメン担当特使はプレスリリースを発し、和平の道は困難であるかもしれないが、全当事者が誠実に交渉に臨めば、手に入ると信じているとの旨を述べた。
- パリ協定:署名式典
- パリ協定の署名式典が明日、ニューヨーク国連本部で開催される。160か国以上が署名する意向を宣言している。同協定は昨年12月12日、196か国によってCOP21で採択された。
- 予防接種週間、開始へ
- 今年の予防接種週間が日曜日、スタートする。世界保健機関(WHO)は、予防接種による最近の成果を強調し、2020年までの予防接種目標達成のために各国が講じるべき措置の概要を示した。
2016年04月19日News in Briefから
- 地震:建築基準の厳格化を
- 国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は本日、エクアドルと日本で大地震による被災状況をみてわかることは、多数の死傷者をだすのは建物であり、地震の揺れそのものではないということであるとの旨を述べ、建築基準の厳格化を求めた。
- シリア:人道情勢、脆弱
- シリアを担当する人道調整官はUNニュースセンターとのインタビューに応じ、同国での敵対行為の停止状態が概ね続いており、勇気づけられる状況はあるものの、ISIL支配下の地域などは人道アクセスが依然として難しいとの旨を述べた。
- 薬物:国連特別総会、開催
- 世界薬物問題に関する国連特別総会、開幕。会期は3日間。本日は、薬物統制に関するグローバル政策において人間を中心に据えるべきであるとの新しい枠組みを採択した。
- イエメン:和平協議の開始を
- 潘基文事務総長は本日、イエメンの遅滞ない和平協議スタートをめざして、同国和平プロセスのすべての当事者に対して、事務総長特使との誠実な関与を行うよう促した。
- エクアドル:被災地へ食料支援
- エクアドルを大地震が襲い、多数の死傷者がでている。世界食糧計画(WFP)は同国政府の要請に応じ、食料物資を積んだ輸送車を被害が最も深刻な地域に向けて出発させた。
2016年04月18日News in Briefから
- イエメン:和平協議、延期
- イエメン担当事務総長特使Ismail Ould Cheikh Ahmed氏は本日、プレスリリースを発し、本日開始する予定だった紛争当事者間の和平協議が延期となったことを明らかにした。
- エクアドルで大地震
- エクアドルで大地震が発生し、230人以上が死亡し、千人単位の負傷者がでたことについて、国連は同国政府が展開する支援活動を称賛するとともに、国連として追加的な支援を提供すべく、災害チームを派遣したことを明らかにした。
- シリア:和平協議、継続へ
- ニューヨーク国連本部で行われているシリアの紛争当事者間の和平協議で反政府勢力が一時停止を発表したと伝えられることを受けて、ステファン・デ・ミストゥーラ特使はこれまでの協議内容を踏まえたうえで、すべての当事者との話し合いを継続していくとの旨を述べた。
- 中東:安保理、情勢報告
- 安保理、中東情勢報告を聴取。潘基文事務総長は演説し、引き続く暴力、イスラエルの入植活動、パレスチナの内部分裂などに触れ、2国解決の実現がこれまでの数十年に比べて、より一層遠のいたようにみえるとの旨を述べた。
- アフガニスタン:子供たちの健康
- 国連アフガニスタン支援団(UNAMA)とユニセフは本日、共同報告を発表し、アフガニスタンにおける紛争関連の暴力が保健衛生及び教育分野の要員を傷つけ、ヘルスケアの利用可能性を減じ、健康・教育サービスへの子供たちへのアクセスを制限しているとの旨を述べた。
2016年04月15日News in Briefから
- イエメン:安保理、情勢報告
- イエメンの担当特使は本日、安保理で情勢報告を行い、同国が重大な岐路にあると訴えた。18日、クウェートで、包括的合意を目指して、次回の和平交渉が開始する予定。
- 事務総長候補:非公式対話、終了
- 国連総会で開催された次期事務総長候補たちとの非公式対話が昨日、終了した。3日間にわたり、候補9人が国連加盟国と一般市民からの800に及ぶ質問に答えた。なお今後、新たな候補が加わった場合、さらなる非公式対話が開かれる可能性がある。
- 薬物:国連特別総会、来週開催
- 来週、国連総会は薬物に関する特別会期を開催する。それを前に、本日、国連エイズ合同計画(UNAIDS)は報告書を提出し、健康と権利を中心に据えたアプローチの欠落によって、HIV感染の削減に失敗しているとの旨を述べた。
- ジカ熱:データベース構築
- 世界保健機関(WHO)と汎米保健機構(PAHO)はこのたび、「ジカ熱研究プロジェクト・リスト」と称するデータベースを立ち上げた。世界中のジカ・ウィルスに関するすべての科学的研究を網羅、分類している。
- 子供:想起発達段階への投資を
- ユニセフと世界銀行グループはこのたび、早期発達段階にある子供たちへの投資拡大を優先的な政策として取り組むことをめざすための共同プログラムを立ち上げた。
2016年04月14日News in Briefから
- ナイジェリア:性的奴隷
- ナイジェリア北東部の女生徒たちがボコハラムに拉致されてから2年。国連人道諸機関によれば、同地域において、7,000人に及ぶ女性・女児が拉致され、性的奴隷にされている可能性がある。
- シリア:人道支援に改善を
- シリア和平協議の初日。ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は記者会見し、最新の人道評価報告に触れ、人道状況に改善の必要を強調しながらも、国連やパートナーの援助が多少なりとも届いており、明るい材料がないわけではないとの旨を述べた。
- 対テロ:安保理、公開討論
- 安保理、対テロに関する公開討論を開催。潘基文事務総長は演説し、テロリストたちが石油・ガスの密輸、文化財の不正取引、身代金の入手などを通じて、資金を得るのを防ぐため、加盟国に対し、具体的な手段を講じるよう求めた。
- コンゴ東部:難民の苦境
- コンゴ民主共和国東部における国軍と反政府勢力間の新たな戦闘が原因で、多数の避難民が受け入れ施設からの流出を余儀なくされている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は避難民の窮状に憂慮を表明。
- ポリオ:最大の根絶活動へ
- グローバル・ポリオ根絶イニシアチブ(GPEI)は本日、プレスリリースを発し、4月17日から5月1日まで、155の国と地域で、史上最大のポリオ根絶のためのワクチン投与活動を開始することを明らかにした。
2016年04月13日News in Briefから
- シリア:治安情勢の悪化
- シリアにおける5年に及ぶ紛争を終結するためのあらたな和平交渉、第1日目。敵対行為の停止が維持されているにもかかわらず、一部の場所で治安情勢が悪化していることについて、ステファン・デ・ミストゥーラ国連シリア担当特使は本日、ジュネーブで記者会見し、憂慮を表明した。
- ナイジェリア:女生徒拉致から2年
- ナイジェリアで、ボコハラムによって女生徒276人が拉致された事件から2年。子供と武力紛争担当事務総長特別代表はメッセージを発し、子供たちを取り戻すために全力を尽くさなければならないとの旨を訴えた。
- 気候変動:保険業界の役割
- ニューヨーク国連本部で本日、レジリエンスに関するハイレベル会合が開催された。気候変動のリスクを想定し、管理するために、保険業界が監査可能な基準をつくるよう促した。
- うつ病の治療に投資の拡大を
- 『The Lancet Psychiatry』誌にこのたび掲載された、世界保健機関(WHO)の研究報告によれば、うつ病や不安障害が毎年、世界経済に1兆ドルの損害を与えているなか、治療拡大に1ドルを費やせば、4ドルに匹敵するリターンが生まれるとの旨を述べた。
- コンゴ:市民への攻撃事件
- コンゴ共和国のブラザビル南部で治安部隊が誤って市民を攻撃したと疑われる事件について、潘基文事務総長は深い憂慮を表明するとともに、すべての当事者の自制を求めた。
2016年04月12日News in Briefから
- ナイジェリア:女生徒拉致から2年
- ナイジェリアで、ボコハラムが女生徒200人を誘拐してからまもなく2年。国連とアフリカの人権専門家たちはボコハラムに対して、女生徒たちの居場所を速やかに明らかにするよう求めるとともに、ナイジェリア政府に対し、同組織によって拉致されたすべての人々の解放に向けた努力を倍加するよう促した。
- 事務総長候補との非公式対話
- リュッケトフト国連総会議長は本日、事務総長候補者との非公式対話を開始した。3日間にわたって行われる対話では、それぞれの候補が2時間枠のなかで、口頭プレゼンテーションを行うとともに、加盟国の質問などに答える。事務総長選出プロセス透明化の初めての試み。
- 4月12日は有人宇宙飛行デー
- 毎年4月12日は、国際有人宇宙飛行デー。1961年4月12日、ソ連(当時)のユリ・ガーガリン氏が初めて、有人宇宙飛行したことを記念する。国連総会が2011年、決議を採択し、この国際デーを宣言した。
- イエメン:バッタ大量発生
- 国連食糧農業機関(FAO)はこのたび、イエメンにおけるバッタ大量発生が地域に脅威を与えているとして、警鐘を発した。またサウジアラビア、オマーン、イランなど近隣諸国に対し、バッタが繁殖地に入ることを防ぐため、すべての必要な措置を講じるよう促した。
- イラク:人道状況、悪化
- イラクのファルージャで、人道状況が悪化し、人々の苦難が増している。同市は2年間にわたって、ISILの支配下に置かれている。UNAMIがプレスリリースを発し、述べた。
2016年04月11日News in Briefから
- アフリカ:国連経済報告
- アフリカに関する経済報告、発表。アフリカ担当特別顧問(事務次長)は国連アフリカ経済委員会(ECA)との共催イベントで、アフリカ諸国が従来の炭素集約度の高い成長手段ではなく、環境にやさしい工業化の道を選択すべきであるとの旨を述べた。
- ルワンダ・ジェノサイドを想起
- 国連総会で、「ルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー(4月7日)」を記念するイベント開催。潘基文事務総長は演説し、ジェノサイドなどを防止する唯一の方法はリスクに晒される人々を保護するための責任共有を認識し、共有した行動をとることであるとの旨を述べた。
- ソマリア:深刻な干ばつ
- ソマリア北部で、エルニーニョ現象で悪化し、干ばつが深刻化している。ユニセフと世界食糧計画(WFP)は住民たちを支援すべく、共同事業を活発化している。
- 国連平和活動のレビュー
- ニューヨーク国連本部で今朝、国連平和活動のレビューに関するイベントが開催された。潘基文事務総長は、国連平和維持活動の実効性を確保するためには、持続的な取り組みが必要であるとの旨を述べた。
- 難民:ギリシャ国境で暴力事件
- ギリシャとマケドニア旧ユーゴスラビア共和国との国境沿いで昨日、難民と治安部隊の間で暴力事件が発生し、大量の催涙ガスが使用された。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、憂慮を表明した。
2016年04月08日News in Briefから
- ギリシャ:子供難民へのケア
- ギリシャからトルコへの難民送還プロセスが進むなか、ユニセフはプレスリリースを発し、各国に対し、子供の保護とケアの義務を履行し、子供たちの十分かつ公正な聴聞を行うよう訴えた。
- アフリカの人道ニーズ
- 国連総会で本日、アフリカの人道ニーズに関するインフォーマル会合が開催された。国連諸機関の幹部たちが演説し、アフリカ諸国がその復元力を増して、人々のニーズへの迅速な対応できるようにするため、人道アクターたちから、準備態勢、復興、開発のための一層の努力を求められているとの旨を述べた。
- 過激主義との闘い:世界の協力を
- 暴力的過激主義に関するジュネーブ会議がスイス政府と国連の共催で開かれた。潘基文事務総長は過激主義の目的は私たちが反目しあうことであり、そうした戦略に対するもっとも有効な対策は私たちが団結することであるとの旨を述べた。
- 拷問:子供犠牲者に取り組みを
- 拷問の犠牲者のための自発的基金の第43回運営委員会、ジュネーブで開催。ゼイド人権高等弁務官は演説し、多くの紛争地などで、情報の入手のため、あるいは親への圧力などを目的として、子供に対する拷問が行われていることを指摘し、国際社会に対し、この問題への持続的な取り組みを行うよう訴えた。
- パナマ文書:不透明な取引
- パナマ文書が問題になるなか、対外債務と人権に関する特別報告者を務めるJuan Pablo Bohoslavsky氏は国際社会に対し、財政金融上の不透明性に速やかに終止符をうつよう訴えた。
2016年04月07日News in Briefから
- シリア:次回の和平協議、13日開始へ
- シリア担当特使を務めるステファン・デ・ミストゥーラ氏は本日、ジュネーブで記者会見し、シリア紛争当事者間の次回和平協議が4月13日に開始する見込みであることを明らかにした。
- 中米:高まる飢餓のおそれ
- 世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長はこのたびのエルサルバドルとグアテマラ訪問を終えるにあたり、これら二国およびハイチにおいてエルニーニョ現象が悪化させた干ばつに苦しむ160万の人々への支援と、レジリエンス強化への取り組みを誓った。
- 4月7日は世界保健デー
- 毎年4月7日は、世界保健デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せて、メッセージを発出し、糖尿病患者の増加を止め、患者の生活向上のための世界的な取り組みを強化するよう訴えた。
- ルワンダ・ジェノサイド想起
- 毎年4月7日は、ルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、ヘイトスピーチが分断と暴力を煽ることに警鐘を鳴らし、国際社会に対して、ジェノサイドの観念と闘うよう促した。
- 暴力的極端主義を止める
- 国連とスイス政府はジュネーブで、暴力的な極端主義の予防に関する会議を開催。国連ジュネーブ事務所のマイケル・モラー所長は暴力的な極端主義の拡散を食い止めるべく、すべての人を内包するアプローチをとるよう促した。
2016年04月05日News in Briefから
- SDGs:人間中心の都市計画を
- 昨夜、建築界のノーベル賞といわれるプリッカー賞の授与式が初めて、ニューヨーク国連本部で催された。今年の受賞者、アレハンドロ・アラヴェナ氏は本日、国連本部で記者会見し、持続可能な未来の構築において、人間を中心に据えた都市計画が鍵を握るとの旨を述べた。
- PKO要員の性的虐待をなくす
- エドモンド・ミュレ事務総長付官房長は本日、国連総会に対し、平和維持要員による性的虐待が疑われる状況について、ブリーフィングを提供し、この問題に真正面から取り組む決意を示すとともに、その疑いが事実と判明した場合、事務総長が問題となっている部隊の本国送還を決定することになるだろうとの旨述べた。
- マリ:安保理で、情勢報告
- ラドゥス平和維持活動担当事務次長、安保理でマリに関する情勢報告。同国の和平合意の実施の遅れはテロリストたちにとっての成果であると訴えた。
- WHOの人道対応プラン、発表
- 世界保健機関(WHO)は本日、ジュネーブで、2016年の人道対応プランを発表。長引く危機事態に直面している30か国以上に暮らす、7,900万人に対する保健衛生サービスを提供するため、ドナーに対し、約22億ドルの資金拠出を求めた。
- ジカ熱:早期検知に原子力技術
- 国際原子力機関(IAEA)は今月、ジカ・ウィルスを短い時間で検知するための原子力派生技術の利用の仕方について、主にラテンアメリカ・カリブ地域からの参加者を訓練する。
2016年04月04日News in Briefから
- 世界人道サミットに向けて
- 世界人道サミット(5月22日-23日に開催予定)について、潘基文事務総長は本日、国連加盟国にブリーフィングを行い、国家首脳が参加し、人道の消失を許さないとの強いメッセージを発信するよう求めた。
- 4月4日は、国際地雷デー
- 毎年4月4日は、地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発出し、地雷除去が紛争および紛争後の実効的な人道支援に不可欠であるとの旨を訴えた。
- ウクライナ:迅速な食料支援を
- ウクライナ東部において、2年にわたる紛争によって、約150万人が深刻な食料不足に苦しんでいる。世界食糧計画(WFP)は、それらの人々への迅速な食料支援の提供を訴えた。
- ガザ:セメント提供停止
- ガザにおける大量のセメントの横流しが疑われるなか、イスラエルは同地域の民間企業へのセメント提供を停止した。ムラデノフ中東和平プロセス特別調整官が本日発表したところによれば、問題解決に向けて、国連は現在、パレスチナ、イスラエル双方の当局と密接に協力している。
- 栄養:行動の10年、宣言
- 国連総会はこのたび、決議をコンセンサスで採択して、栄養に関する行動の10年(2016-2025)の開始を宣言した。実施における主導機関は、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)。
2016年03月31日News in Briefから
- 南スーダン:深刻な人道状況
- オブライエン人道問題担当事務次長は安保理で、南スーダンが深刻な人道及び人権状況に陥っていることを警告。安保理が全当事者に対し、国際法を遵守し、市民を保護し、人道物資配給のためのアクセスを可能にするよう訴えた。
- 中央ア:性的虐待の調査
- ゼイド人権高等弁務官は本日、中央アフリカ共和国での国連やフランス軍の要員、現地武装グループによる性的虐待の疑いに関して、徹底的な国連調査が行われるよう求めた。
- パートナーシップ・フォーラム
- 経済社会理事会主催のもと、パートナーシップ・フォーラム開催。今年のテーマは、「コミットメントから成果へ:2030アジェンダのためにパートナーシップを利用する」。
- 都市問題:保健衛生の改善を
- 世界保健機関(WHO)と国連人間居住計画(UN-Habitat)はこのたび、都市部の健康に関するグローバル報告を共同作成し、発表した。都市部の居住人口は現在、約40億人であり、さらに増え続けている。そうしたなかで、人々の間の健康格差に緊急に取り組む必要がある、と報告は訴える。
- 太湖地域:地域的な解決模索を
- 安保理は本日、議長声明を発し、アフリカ太湖地域のための平和・安全保障・協力枠組みのもとでの国内的、地域的コミットメント実施の進展が芳しくないことに遺憾の意を表明。署名諸国に対し、永続的な和平を達成すべく、その義務を履行するよう求めた。
2016年03月29日
- 西アフリカ:エボラ、緊急事態解除
- 世界保健機関(WHO)は本日、西アフリカのエボラ出血熱はもはや国際公衆保健衛生上の脅威ではないとして、20か月間に及んだグローバル緊急対応の終息宣言を行った。
- シリア:ジュネーブで支援会議
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は明日、ジュネーブで、シリア難民支援のためのハイレベル会議を開催する。フィリッポ高等弁務官はプレスリリースを発し、難民の支援は世界で分担して担わなければならない責任であると訴えた。
- チュニジア:若者の雇用創出を
- チュニジアの首都チュニスで、雇用に関する国民会議が開催された。会議に出席し演説した潘基文事務総長は国際社会に対して、同国の雇用創出を支援するよう訴えた。
- 南スーダン:深刻な食料不足
- 南スーダンにおいて、食料不足が深刻化し、より多くの人々が隣国スーダンが難民となって流出することを余儀なくされている。UNHCRは本日、きれいな水、保健衛生サービス、食料、シェルターのための資金拡大を求めた。
- イエメン:犠牲となる子供たち
- ユニセフがこのたび発表した報告「危機の淵の子供たち」によれば、イエメンにおいて、毎日6人の子供が死傷し、10歳ぐらいの子供たちが兵士として徴用されている。報告は、同国が破綻国家となりつつあると警告した。
2016年03月28日News in Briefから
- 平和構築と女性の役割
- 安保理は本日、アフリカの紛争予防における女性の役割について、テーマ別討論を行った。UNウィメンのムランボ=ヌクカ事務局長は席上、演説し、紛争予防における女性の役割を強調するとともに、平和構築資源の少なくとも15%をジェンダー平等と女性のエンパワーメントに振り向ける目標を達成すべく、一層の努力を払うよう呼びかけた。
- イエメン:人道支援の拡充を
- イエメンの紛争が始まってから、今週で2年目となる。世界保健機関(WHO)は現在、同国で人道援助を緊急に必要としている人々の8割以上に対する追加的な資金とアクセスの確保を求めている。
- チュニジア:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長はこのたび、チュニジアを訪問し、同国大統領らと会談。本日、首都チュニスで、記者会見し、同国の民主化が進展していることを歓迎するとともに、同国の政府と市民への国連の支援を表明した。
- 中央ア:性的虐待調査
- 中央アフリカ共和国での国連や国連以外の部隊要員などによる性的虐待の疑いを調査すべく、国連事務総長副特別代表が率いるチームがこのたび現地入りした。
- 東南アジア:子供の栄養状況
- ユニセフ、WHO、ASEANはこのたび、共同報告を発表し、東南アジアの子供たちの栄養状況を明らかにした。報告によれば、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイなどの国々では、栄養過多の子供たちと栄養不良の子供たちが併存し、2つの危機状態が同時に起こっている。
2016年03月24日News in Briefから
- ICTY:カラジッチに有罪
- 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)はこのたび、ジェノサイドなどの罪を問われていた、ボスニアの元セルビア系指導者、ラドバン・カラジッチ被告に有罪判決を下した。潘基文事務総長は声明を発し、この判決が旧ユーゴの人々、国際刑事裁判制度にとって、歴史的なものであるとの旨を述べ、歓迎の意を表明した。
- 欧州難民:EU、トルコ協定
- 欧州連合(EU)とトルコがこのたびギリシャやヨーロッパへの大規模な難民・移民流出を防ぐための協定に合意したことについて、ゼイド人権高等弁務官は本日、プレスリリースを発し、深刻な憂慮を表明した。また、個々の案件に適切な対応が図られ、集団的な追放が起こらないようにしなければならないとの旨を述べた。
- レバノン:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長が今朝、レバノン入り。ナクラの国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の本部を訪問した後、サラーム首相らと共同記者会見を行い、同国のシリア難民への寛大な対応を称えた。
- 紛争の犠牲となる子供たち
- ユニセフは本日、プレスリリースを発し、世界の紛争地で現在、7歳に満たない子供たち(8,670万人以上)がトラウマや強いストレスに耐え、その脳の発達を危険にさらされているとの旨を述べ、警鐘を鳴らした。
- エチオピア:食料危機
- エチオピアで干ばつの被害を受ける人々を助けるべく、国連と人道パートナーは90日間のキャンペーンを展開し始めた。同国の食料危機に関する啓発を行い、7億ドルにのぼる支援金不足を補う資金拠出を募る。
2016年03月23日News in Briefから
- イエメン:停戦合意、成立
- イエメンの紛争当事者たちがこのたび、同国全土における敵対行為の停止に合意した。4月10日深夜に発効する。18日には、クウェートで、和平協議が開催される。Ismail Ould Cheikh Ahmed事務総長特別代表が本日、ニューヨークで記者会見し、明らかにした。
- シリア:人道活動に進展
- シリアの人道援助活動において、支援物資が搬送された地域が増え、医療品が検問所を通過し、子供たちが予防接種を受けるなど、進展がみうけられる。エーゲラン特別顧問がジュネーブで記者団に述べた。
- 中東:カルテット報告作成へ
- 中東和平プロセス特別調整官のニコライ・ムラデノフ氏が本日発表したところによれば、国連、ロシア、米国、EUで構成される外交カルテットは、イスラエル、パレスチナが和平交渉再開に向けた政治的環境創出を助けるような報告書を作成することを決めた。
- 3月23日は、世界気象の日
- 毎年3月23日は、世界気象の日。潘基文事務総長はメッセージを発出し、極端な気候現象が当たり前になりつつあるなかで、今、未来に立ち向かうために、大胆な行動が必要とされているとの旨を述べた。
- イラク:人道状況、悪化
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)のギング部長は本日、イラクで支援を必要とする人々の状況が悪化していることに関心を喚起し、人道対応を図るためには一層の資金を緊急に動員しなければならないと訴えた。
2016年03月22日News in Briefから
- ベルギーで、爆弾テロ発生
- ベルギーの首都ブリュッセルで爆弾テロ発生。30人以上が死亡し、多数の負傷者がでた。安保理は報道声明を発し、犠牲者と遺族に哀悼の意を示し、同国政府と国民との連帯を表明した。
- ジェンダー平等と報道
- 第60回女性の地位委員会のサイドイベントで、UNウィメンはジェンダー平等を推進するため、主要な報道機関とのパートナーシップ、Set it Up for Gender Equality Media Compactを立ち上げた。
- ジカ熱:状況悪化の様相
- 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は本日、記者会見し、ジカ熱について、多くを知れば知るほど、状況は悪く見えるとするとともに、一年前にはまだ医学的な興味関心の対象でしかなかったものが、深刻な影響を及ぼす疾病になったとの旨を述べた。
- イエメン:紛争発生から1年
- イエメンで紛争が発生してから1年が経過。死傷者は万単位にのぼり、国民10人に1人が避難民化し、ほぼ全国民が緊急援助を必要としている。Jamie McGoldrick人道調整官がジュネーブで記者団に述べた。
- 難民:EU・トルコ協定発効
- 欧州連合(EU)とトルコの協定が発効。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はプレスリリースを発し、自らが協定の当事者ではないが、それに対応するように活動を調整するとの旨述べた。
2016年03月21日News in Briefから
- 気候変動:WMO年次報告
- 世界気象機関(WMO)は本日、2015年の年次報告を発表。20世紀初めに比べて、地球の気温はもうすでに摂氏1度高く、摂氏2度目標の半分に達しているとし、これまでの国別計画では3度の気温上昇を防ぐことができないと警告する。
- 3月22日は世界水の日
- 毎年3月22日は、世界水の日。本日、ニューヨーク国連本部で、特別記念イベントが催された。ユニセフは明日からパリ協定の署名開放日(4月22日)までの一か月間、水、環境、気候変動の関係性を啓発するためのインスタグラム・キャンペーンを展開する。
- 太湖地域:安保理、公開討論
- 安保理は本日、アフリカ太湖地域に関する公開討論を行った。潘基文事務総長は演説し、同地域の平和と安全に対する取り組みにおいて、人間開発、経済開発が重要であると旨を述べるとともに、成長の推進のため、自然資源を利用するよう求めた。
- 3月21日はダウン症の日
- 毎年3月21日は、世界ダウン症の日。潘基文事務総長はこの国際デーにメッセージを寄せ、ダウン症などの障害とともに生きる人々の自立を支援することの重要性を訴えた。
- 3月21日はノウルーズ・デー
- 毎年3月21日は、国際ノウルーズ・デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、この日が有する希望と刷新の意味を世界中に広めることが重要であるとの旨を述べた。
2016年03月15日News in Briefから
- シリア:和平協議、進捗報告
- シリアの紛争当事者による和平協議がジュネーブで再開。ステファン・デ・ミストゥーラ国連特使はその進捗状況を報告し、反政府勢力側が拘束者や、ダラヤなど激戦地となっている場所への人道援助をすることについて問題提起したことを明らかにした。
- 女性の地位委:創設60周年
- 潘基文事務総長は本日、第60回女性の地位委員会のサイド・イベントで演説を行い、女性、子供たちの健康と福祉を改善させるべく、すべての人に対し、「Every Woman Every Child」に加わるよう促した。
- アフガン:安保理、情勢報告
- 安保理は本日、アフガニスタン担当事務総長特別代表から、情勢報告を聴取するとともに、同国に展開する平和維持活動、UNAMAの任期を来年3月17日まで一年間延長した。
- 女性の経済的エンパワーメント
- 「女性の経済的エンパワーメントに関するハイレベルパネル」は本日、ニューヨーク国連本部で初会合を開催した。同パネルは1月、世界経済フォーラムで立ち上げられた。9月に最初の報告を提出し、その後、来年3月には最終報告を発表する。
- 国連人口基金、親善大使を任命
- 国連人口基金(UNFPA)は本日、米女優のアシュレイ・ジャッドさんを親善大使に任命。アシュレイさんは今後、同基金の啓発活動に協力し、妊娠が原因で死亡する女性を減らし、女性が妊娠の時期と頻度を決められるように力を与えることをめざす。
2016年03月11日News in Briefから
- PKO要員の性的虐待
- 安保理は本日、決議を賛成14、反対0、棄権1(エジプト)で採択し、国連平和維持要員による性的虐待を防ぐため、事務総長が勧告した特別措置を承認した。
- シリア紛争、5年目
- オブライエン人道問題担当事務次長、カズンWFP事務局長など、11人の国連幹部は共同声明を発し、戦闘の終結をめざす政治解決と、同国におけるすべての人々へのアクセスを求めた。
- 南スーダン:人権侵害、深刻に
- 国連は本日、南スーダンの人権状況に関する最新報告を発表した。報告によれば、市民が生きたまま焼き殺されたり、10代の少女が多数の兵士に強姦されたりするなどしている。とくに政府軍が責任を有する人権侵害が詳述されている。
- イラク:避難民キャンプの窮状
- イラクで庇護を求める人々の移動の制限が制限され、人権が侵害されていることについて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は記者会見し、憂慮を表明するとともに、同国政府に対し、手続きを明確化し、保護と人道援助提供のためのキャンプとは別箇の施設を設置するよう促した。
- リビア:人道停戦の実現を
- リビア担当の人道調整官は本日、声明を発し、すべての紛争当事者に対し、人道停戦実現と、ベンガジの包囲地域で身動きがとれずにいる市民の安全な退去を求めた。
2016年03月10日News in Briefから
- 国連要員による性的虐待
- 潘基文事務総長は本日、安保理に国連要員による性的虐待への対応に関する報告書を提出。同報告は初めて、性的虐待を疑われる国連要員の出身国を名指ししてリストアップした。
- イラン:弾道ミサイル発射
- イランが昨日、弾道ミサイル発射実験を行った。潘基文事務総長は同国政府に対し、軽率な行動によって地域の緊張を高めることがないよう求めた。今年1月、安保理は決議2231が科した対イラン制裁を解除していた。
- EUは移民に一層の人道的な措置を
- ゼイド人権高等弁務官は本日、人権理事会で演説し、欧州に流入する移民・難民の脆弱さに深い憂慮を表明し、欧州連合(EU)に対し、来週のEUサミットで、より一層の人道的な政策を打ち出すよう求めた。
- ダルフール:平和維持要員への攻撃
- 今週水曜日、スーダンのダルフール地域で展開する平和維持活動、UNAMIDに従事する南アフリカ人の要員一人が正体不明の武装グループに襲われて死亡し、もう一人が負傷した。潘基文事務総長と、アフリカ連合(AU)のズマ委員長は共同声明を発し、この襲撃事件を非難した。
- ホンジュラス:人権活動家、殺害
- ホンジュラスで人権活動家のベルタ・カセレスさんが殺害された。人権擁護家に関する人権特別報告者は同国政府に対し、今回の襲撃で負傷したメキシコ人の人権活動家、グスタボ・カストロ・ソトさんの安全を保障するよう求めた。
2016年03月09日News in Briefから
- シリア:和平協議、来週開始
- ステファン・デ・ミストゥーラ国連特使は本日、ジュネーブで記者会見し、シリアに関する実質的な和平協議が来週開始すると明らかにした。一方、先月27日に同国における敵対行為が停止してから、包囲地域で困窮し支援を必要とする人々に対する人道援助物資の搬入が続いている。
- 穀物予測食料事情:FAO報告
- 国連食糧農業機関(FAO)のグローバル情報・早期警戒システム(GIEWS)は「穀物予測食料事情報告」を発表し、アフリカの27か国を含む、世界の34か国が現在、干ばつ、洪水、内戦によって、食料支援を必要とする状況にある。
- HIV/エイズ:携帯電話で啓発
- 国連エイズ合同計画(UNAIDS)と通信会社のオレンジは今月、コートジボワールの首都アビジャンで、携帯電話を使った、4か月間のパイロット・プロジェクトを開始する。これにより、HIV/エイズ感染者たちは追加的な情報を入手することができる。
- 暴力に晒されるLGBT拘禁者
- 拷問に関する特別報告者から人権理事会に提出された報告書によれば、拘禁施設に囚われたLGBTの人々は通常の拘禁者よりも暴力を受けるケースが多い。このたびの報告書は拷問禁止条約の観点から、ジェンダーに基づく暴力をとりあげた。
- コロンビア担当特別代表、任命
- 潘基文事務総長はこのたび、コロンビアにあらたに展開する国連の政治ミッションの長にフランス人のジャン・アルノー氏を任命した。同氏は、事務総長特別代表として、同ミッションの始動準備にあたる。
2016年03月08日News in Briefから
- 3月8日は、国際女性の日
- 毎年3月8日は、国際女性の日。潘基文事務総長はこの日に寄せてメッセージを発出し、女性と女児の権利の否定に憤りを感じ続けているが、一方で、女性のエンパワーメントが社会の進展につながることをしっかり認知して行動する人々に勇気づけられるとの旨を述べた。
- トルコ、送還難民受け入れへ
- トルコによる送還難民受け入れについて、同国と欧州連合(EU)がこのたび暫定的に合意を成立させた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、国際法のもとで難民保護を十分に明確にしないまま難民を送還することに憂慮を表明した。
- 児童結婚から女児の保護を
- ユニセフ、国連児童基金(UNFPA)は本日、2030年までに児童結婚をなくし、世界各地の百万人単位の脆弱な女児の権利を保護すべく、あらたな取り組みを開始することを発表した。
- ジカ熱:WHO、最新状況発表
- 世界保健機関(WHO)は本日、ジカ熱に関する最新情報を発表し、今後数か月間でさらに感染が広がることが見込まれるとするともに、感染ルートとして、これまでの蚊を媒介にしたものに加えて、性交によるものにも注意しなければならないと警告を発した。
- あらたな開発アジェンダと女性
- UNウィメンのムランボ=ヌクカ事務局長は本日、UNニュース・サービスとのインタビューで、ジェンダー平等の目標を含む開発アジェンダを進めることの重要性を訴えた。
2016年03月04日News in Briefから
- モーリタニア:事務総長、訪問
- モーリタニア訪問中の潘基文事務総長は本日、サヘル地域の平和と安全に関するイベントに参加し、同地域の環境悪化、貧困、不穏情勢の改善が国連にとって最優先事項であるとの旨を訴えた。
- PKOの性的虐待:国連報告
- 国連はこのたび、性的虐待から人々を保護するために必要な特別な措置に関する報告書を発表し、その問題の最新の状況を説明するとともに、人々の保護のためにさらに講じるべき措置を勧告した。
- フィジー:緊急資金拠出アピール
- 強力なサイクロンに襲われたフィジーで支援を必要とする35万人に対して緊急援助を提供するため、フィジー政府と国連は本日、3,860万ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
- 中央ア:大統領選、終わる
- 中央アフリカ共和国において、大統領選の決選投票が終わり、結果が発表された。国連、そして、アフリカ連合(AU),欧州連合(EU)などの多国間機関はこの結果を歓迎するとともに、次期大統領に祝賀の意を表明した。
- 米アップル、暗号解除問題
- 米カリフォルニアのサンバーナディーノで起きた大量殺害事件に関する調査におけるiPhoneの暗号解除問題について、ゼイド人権高等弁務官は本日、米国当局に対し、この問題がデジタル・セキュリティーと人権に広範な影響を及ぼすおそれがあるとし、その法的なプロセスを進めるにあたっては、慎重を期すよう求めた。
2016年03月03日News in Briefから
- イエメン:安保理、情勢報告
- オブライエン人道問題担当事務次長は安保理で、イエメンに関する情勢報告を行い、同国で引き続く紛争下、市民保護がもっとも喫緊の課題であるとした。また、国際社会が全当事者に対し、市民保護の義務を意識させ、同国全土への無条件かつ持続的なアクセス促進をはかることが必要であるとの旨を述べた。
- ブルキナファソ:事務総長、訪問
- ブルキナファソを訪問した潘基文事務総長は本日、首都ワガドゥグーでコナレ大統領と共同記者会見し、同国政府と国民がここ数年の困難な時期を耐え忍び、現在、民主化と持続可能な開発への確かな道を歩んでいるとの旨を述べた。
- 人権特別報告者、居住の権利訴え
- 居住の権利に関する特別報告者を務めるレイラニ・ファーハ氏は本日、人権理事会に報告書を提出し、すべての国に住む家のない人がいること、そして、その状況が広まっていることは深刻な人権問題であることを各国政府が認識するよう求めた。
- ウクライナ:人々に深まる失望感
- ウクライナ東部では、この数か月間で、市民の犠牲者が減少してきたものの、人権高等弁務官事務所の最新報告によれば、紛争が市民の日常生活に深刻な影響を及ぼし、人々の間で失望感が深まっている。
- 3月3日は、世界野生生物の日
- 毎年3月3日は、世界野生生物の日。今年のテーマは、「野生生物の未来は私たちの手の中に」。潘基文事務総長はメッセージを発し、象などの種を脅かす密猟を早く終わらせなければならないとの旨を訴えた。
2016年03月02日News in Briefから
- リビア:安保理、情勢報告
- コブラー事務総長特別代表は本日、安保理に対し、リビアの政治的、人道的状況に関する報告を行った。現在の状況が解決に向かって前進しなければ、同国は分裂と崩壊の危機に直面するとの旨を訴えた。
- シリア:犠牲となる子供たち
- ユニセフのレーク事務局長はこのたび、シリアへの訪問を終えるにあたり、同国政府および反政府勢力に対し、国連とパートナーによる同国全土での予防接種活動を可能にするなど、支援を必要とするすべての子供へのアクセスを促進するよう促した。
- 北朝鮮:安保理、決議採択
- 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)が平和と安全に対する脅威を及ぼす、核、弾道ミサイル関連の活動を行っていることを受けて、安保理は本日、決議を全会一致で採択し、同国に対する制裁を強化した。
- 薬物:国連報告、発表
- 国際麻薬統制委員会(INCB)はこのたび、2015年の年次報告を発表。国際麻薬統制に関する諸条約の最終的目的は、麻薬との戦争をしかけることではなく、人々の健康と福祉を確保することであるとの旨を述べた。
- 学校に通えない少女たち
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)の「教育におけるジェンダー平等のeAtlas」によれば、過去20年にわたる活動と進展にもかかわらず、教育の権利を最初に否定されるのはいまだに少女たちである。
2016年03月01日News in Briefから
- シリア:和平協議、再開へ
- 国連シリア担当特使を務めるステファン・デ・ミストゥーラは本日、報道声明を発表し、シリア紛争の当事者による和平協議が3月9日に再開する予定であることを明らかにした。
- 中央ア:深刻な食料不足
- 国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)の穀物食料安全保障評価ミッションによれば、中央アフリカ共和国において、3年にわたり、紛争と避難民の発生が続いていることにより、農業が被害を受け、人々の食料へのアクセスに深刻な影響が及んでいる。
- フィジー:サイクロンの被害
- ユニセフによれば、フィジーが強力なサイクロンに襲われてから1週間以上が経過するなか、子供たちの4割が安全な飲み水などをも欠く生活を強いられ、命の危険にさらされている。
- 欧州:迫りくる人道危機
- ギリシャにおいて、すでに受け入れ能力を超える規模の大量難民が流入。欧州諸国では一致協力した対応をとることができず、各国が国境規制を厳格化しはじめ、人道危機が迫っている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が本日、警告を発した。
- 事務総長、欧州の国境規制に警鐘
- 潘基文事務総長はスペインの首都マドリッドで記者会見し、庇護を求めて地中海を越える人々の窮状について、同国が緊急対応を図っていることに称賛の念を表明した。
2016年02月29日News in Briefから
- 女性差別撤廃委、特別会期
- 女性差別撤廃委員会は本日、特別会期を開催し、災害リスク軽減と気候変動のジェンダー関連の側面について討議した。UNISDIRのグラセール事務局長は第3回国連防災世界会議で採択された仙台枠組がジェンダー問題に光を当てたことを想起した。
- 人権理:事務総長、演説
- 人権理事会がジュネーブで、第31会期を開催。潘基文事務総長は開幕演説を行い、すべての人に人権が保障されていなければ、長期的な平和と安全は得られないとの旨を述べた。
- アジア太平洋の移民たち
- 「アジア太平洋の移住報告2015:開発への移住者の貢献」、発表。アジア太平洋の国々から流出する移住者が移住先の国々の経済の成長に主要な役割を果たしている旨を述べた。報告書を作成したのは、国際移住に関するアジア太平洋地域テーマ別作業部会。その構成は、国連システムと国際移住機関(IOM)のメンバー15人。
- シリア:食料提供、復活へ
- 2月前半、ロンドンで開かれたシリア支援会合で、記録的な額となる6億7500万ドルの資金拠出誓約がなされた。世界食糧計画(WFP)は本日、プレスリリースを発出し、この資金によって、シリアで困窮する人々に食料支援を再開することが可能になるとの旨を述べた。
- 安保理:国連とOSCE
- 安保理は本日、欧州安保協力機構(OSCE)の報告聴取。国連とOSCEが国際社会に対し、秩序の崩壊を防ぐ最善のツールを提供しているとの旨のブリーフィングがなされた。
2016年02月26日News in Briefから
- シリア:安保理、決議採択
- 安保理は決議を全会一致で採択し、シリアにおける敵対行為停止に関する米ロ共同声明を承認するとともに、同合意がダマスカス時間の本日深夜に発効することを要求した。
- 南スーダン:市民の犠牲
- キュンワ・カン人道問題担当事務次長補は本日、南スーダンのすべての紛争当事者に対し、市民を保護するとともに、援助を必要とする人々への安全かつ妨害のない人道アクセスが認められるよう求めた。
- 総会議長、事務総長候補招請
- 国連総会議長は4月12日‐14日、事務総長候補を招いて、非公式対話会合を開催する。候補者はそれぞれ、2時間で演説し、加盟国との質疑応答を行う。現時点で、候補者として正式に名前が挙がっているのは6人。
- 難民:西欧諸国、国境開放を
- 潘基文事務総長は本日、声明を発出し、オーストリアやスロベニアなどの国々の国境規制に憂慮を表明するとともに、それら諸国に対し、責任の共有と連帯の精神で、国境開放を続けるよう求めた。
- フィジー:サイクロンの被害
- サイクロンに襲われたフィジーの被害の全容が明らかになりはじめた。ユニセフがこのたび発表した推計によれば、ひどい被害を受けた子供たちは12万人にのぼる。
2016年02月24日News in Briefから
- ブラジル:WHO事務局長、訪問
- 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長、ブラジル入り。本日、同国の北東部を訪れて、赤ちゃんの小頭症など、ジカ熱との関係が疑われる神経障害の被害状況をみた。
- UNDP、創設50周年
- 国連開発計画(UNDP)、創設50周年。同計画のヘレン・クラーク総裁はニューヨーク国連本部で開かれた記念閣僚会合で演説し、持続可能な開発アジェンダを推進する課題に取り組む必要を訴えた。
- ダルフール:あらたな避難民
- スーダンの北ダルフールで紛争が激化し、この数日間で、8万5,000人以上の市民が自らの村落を流出し、避難民化している。同国に駐在する国連人道調整官は本日、プレスリリースを発出し、深い懸念を表明した。
- シリア:安保理、情勢報告
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、安保理でシリア情勢報告を行い、敵対行為停止の発表を歓迎する一方、国連および国際社会による当事者への持続的な停戦の呼びかけを繰り返した。
- 太湖地域:民間投資の促進を
- コンゴ民主共和国の首都キンシャサで、「太湖地域民間セクター投資会議」が開催された。潘基文事務総長は出席、演説し、紛争の根源に取り組み、同地域の変容をもたらすために、勤勉な人々にはその豊かな天然資源を利用する機会が与えられるべきであるとの旨を述べた。
2016年02月23日News in Briefから
- コンゴ:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長はこのたび、2日間の日程で、コンゴ民主共和国を訪問。本日、視察した北キブの避難民収容施設で、難民・移民危機など、地球的な人道問題の解決のため、加盟国からの支援を求めた。
- ベンガル湾を越える難民たち
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、南西アジアの海路移動に関する報告書を発表。昨年、南西アジアの海を渡る難民・移民たちが途中で死亡したケースは地中海のそれを3倍上回ったとの旨を述べた。
- 持続可能な開発とモバイル産業
- スペインのバルセロナで昨日、モバイル世界サミットが開催された。ナバロ事務総長顧問(持続可能な開発のための2030アジェンダ担当)は演説し、モバイル産業に対し、持続可能な開発の実現に向けた協力を求めた。
- ブルンジ:事務総長、訪問
- ブルンジを訪れた潘基文事務総長は記者会見し、ンクルンジザ大統領が同国で執拗に続く暴力を終わらせることをめざし、メディア規制を一部緩和したり、拘束者を解放したりすることを決定したことに歓迎の意を表明した。
- フィジー:支援物資、提供
- 国連はこのたび、強力なサイクロンに襲われたフィジーへの支援物資提供活動を開始した。このサイクロンにより、少なくとも28人が死亡し、現在、1万4,000人が救援センターに避難している。
2016年02月22日News in Briefから
- ブルンジ:事務総長、訪問
- 潘基文事務総長がブルンジを公式訪問。本日、首都ブジュンブラに到着。同国の政治危機の解決をめざす国連の活動を後押しすべく、滞在中、ンクルンジザ大統領、その他のアクターたちと会談する。
- シリア:市民が最大の犠牲者
- シリアの人権状況を調査する委員会はこのたび新しい報告書を発表し、同国で増え続ける紛争当事者が敵対行為を拡大し、新政府軍の空爆によって、安全といえる場所がほとんどなくなっていくなか、市民が最大の犠牲者となっているとの旨を述べた。
- フィジー:サイクロンで被害
- フィジーがこのたび強力なサイクロンに襲われ、21人が死亡し、8,000人を超える人々が避難所にいる。国連は、同国の要請を受け、国際支援のニーズを調査しはじめた。
- シリア:停戦実現に向けた合意
- 米国のケリー国務長官とロシア連邦のラブロフ外相がこのたび、シリアの敵対行為の停止条件について合意したことを発表。潘基文事務総長はこの発表に歓迎の意を表明した。
- 持続可能な漁業をめざして
- モロッコで今週、国連食糧農業機関(FAO)・漁業貿易に関する小委員会の高位級会合が開催中。1,440億ドル規模の産業における持続可能な貿易慣行について、漁業担当者たちが集い、話し合う。
2016年02月19日News in Briefから
- 南スーダン:分断化の危機
- 南スーダンのマラカルのUNMISS市民保護対象地域で、シルック族とディンカ族の分子がこのたび起こした暴力事件について、安保理は本日報道声明を発し、最も強い調子で非難した。
- シリア:人道物資空輸を計画
- 世界食糧計画(WFP)は現在、シリアでISIL支配下にあるデリゾール地域で窮状に喘ぐ20万人に食料物資を届ける可能性を探っている。同地域は、過去18か月間にわたり、人道支援アクセスがない状態が続いている。
- アフガン:児童兵士を終わらせる
- このたびアフガニスタンを訪問したゼルギー事務総長特別代表(子供と武力紛争担当)はプレスリリースを発出し、同国政府が児童兵士徴用を終わらせる計画の完全実施にあらためて取り組む決意を示したことに歓迎の意を表明した。
- 難民:海で死亡する子供たち
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、ユニセフ、国際移住機関(IOM)はこのたび共同声明を発し、紛争を逃れる難民の子供たちが海で死亡していることに警鐘を鳴らし、安全対策を拡充するよう求めた。
- 環境と健康:強まる関係
- 国連環境計画(UNEP)のシュタイナー事務局長はこのたび、皮膚がん、肺がん、ぜんそくなどをはじめ、環境汚染、環境悪化による健康被害のケースが増えていると、環境と健康との関係に警鐘を鳴らした。
2016年02月10日News in Briefから
- イエメン:医療品を搬送
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、イエメンのタイズ市で人道支援を必要としている人々に医療品を届けた。これまで8週間にわたって、医療物資の運び入れは阻害されていた。
- 南スーダン:緊急資金を
- 南スーダンにおける人道ニーズが高まるなか、Eugene Owusu国連人道調整官はプレスリリースを発出し、人道支援諸組織が現在の乾季に人道支援活動を迅速に拡大することができるよう、国際社会に対し、緊急資金の拠出を求めた。
- 中央ア:不罰との闘いを
- 中央アフリカ共和国で今週、大統領選の第2回投票が実施される。今月発表される国連報告は首都バンギで昨年起こった人権侵害について詳述し、MINUSCA代表に対し、不罰との闘いにおける緊急措置を求めるよう促した。
- 不法薬物への取り組みを
- 今年4月の世界薬物問題に関する国連特別総会を前に、潘基文事務総長は不法薬物が暴力を促進し、持続可能な開発を阻害し、コミュニティーを危険にさらすとして、地球社会に対し、あらゆる可能な手段を講じるよう訴えた。
- 抗生物質の使用に警告:FAO
- 国連食糧農業機関(FAO)は本日、抗生物質などの多用が農村の家畜や食料に影響を及ぼしているとし、国際的に調整した対応をはかるよう訴えた。
2016年02月05日News in Briefから
- 国際デー:女性器切除の根絶を
- 毎年2月6日は、女性器切除の根絶のための国際デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せて、メッセージを発出し、加盟国が昨年全会一致で採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」が女性器切除の根絶もめざしていることに関心を喚起した。
- 移民問題への取り組みを
- 国際移民問題を担当する事務総長特別代表のピーター・サザーランド氏は本日、ジュネーブで、2016年が移民と多国間主義の年であり、移民問題への包括的な対応を図ることが必要であるとの旨を述べた。
- ジカ熱の対応:女性の人権大切に
- ゼイド人権高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、ジカ熱への実効的な対応を図るうえで、女性の人権を保護することが大切であるとの旨を訴えた。
- スーダン:暴力の停止を
- スーダンの人権状況に関する特別報告者は本日、ニュースリリースを発出。同国が現在直面する困難を解決するためには、暴力の停止が肝要であると訴えた。
- ベナン:ラッサ熱感染確認
- ベナンにおいてラッサ熱の感染が疑われた人々のうち4人に陽性反応が確認されたことを受けて、同国政府、世界保健機関(WHO)、ユニセフは速やかに対応をスタートさせた。
2016年02月04日News in Briefから
- シリア:100億ドル拠出誓約
- シリア支援国会合、ロンドンで開催。国連、英国、クウェート、ドイツ、ノルウェーの共催。この日のうちに、合計100億ドルの資金拠出が誓約された。潘基文事務総長は演説し、この資金誓約によって、人道支援の継続が可能になるとの旨を述べ、歓迎の意を表明。
- LGBT:国連切手、発表
- LGBTに関する国連の啓発キャンペーン、”UN Free & Equal”の一環として、6枚1セットの国連切手が発表された。このテーマに関する国連切手が発行されたのは初めて。
- 中央ア:PKO要員が性的虐待か
- 中央アフリカ共和国に展開する平和維持活動MINUSCAは本日、プレスリリースを発出し、同国のバンバリで起こった平和維持活動要員による性的虐待の犠牲者7人を確認したことを明らかにした。
- 世界の食料価格、下落
- 国連食糧農業機関(FAO)の世界食料価格インデクス(月間)によれば、1月の世界の食料価格は昨年12月に比べて、1.9%下落した。すべての一次産品価格が落ち込んだが、とくに砂糖の価格が下落幅が大きい。
- 2030アジェンダ:社会的包摂
- 社会開発委員会、第54会期をスタート。経済社会問題担当事務次長Lenni Montiel氏は冒頭、演説し、2030アジェンダに取り組むうえで、社会的包摂の視点が大切であるとの旨を訴えた。
2016年02月04日News in Briefから
- シリア:和平協議、中断
- ジュネーブで2日前に始まったシリア和平協議で、人道問題の扱いをめぐり、同国政府と反政府勢力の代表の見解の相違が埋まらず、人道問題国連特使Staffan de Mistura氏は本日、協議を中断することを発表した。
- ウクライナ:検問所開放を
- ウクライナに駐在する国連人道調整官は本日、同国の政府に対して、紛争地域の検問所を開放し、医療、食料など支援物資の運び入れを可能にするよう求めた。
- 北朝鮮:事務総長、憂慮表明
- 朝鮮民主主義人民共和国が本日、今後数週間以内に衛星を発射すると予告したことについて、潘基文事務総長は声明を発し、深い憂慮を表明。大陸間弾道ミサイル技術の利用を控えるとともに、朝鮮半島の平和と安定に取り組むよう求めた。
- 人道支援のための資金を
- エリアソン副事務総長は本日、人道資金ギャップに関するハイレベルパネル報告についてブリーフィングし、世界中で人道支援を必要とする12億5,000万人のため、大胆に行動するよう求めた。
- ジカ熱:欧州で防止措置を
- 米国でジカ熱感染者が確認されたことを受け、世界保健機関(WHO)は本日、プレスリリースを発し、欧州諸国がジカ熱の感染の拡大を防止するため、早期に対応を調整するよう訴えた。
2016年02月02日News in Briefから
- シリア:子供たちに教育を
- シリア人の子供たち400万人が学校教育を受けられない状況にあるなか、今週木曜日に開催されるロンドン会議において、国連とパートナーは、シリアの若者たちを支援するため、14億ドルの拠出を求める。
- 欧州:子供難民の保護を
- 欧州への難民流入が急増するなか、それら難民に占める子供たちが一年前の10人に1人から3人に1人の割合へと増加した。ユニセフは本日、子供たちの搾取や虐待を防止するための措置を強化するよう求めた。
- ジカ熱:国連諸機関、対応強化
- 小頭症、神経障害とジカ熱の関係が疑われ、世界保健機関(WHO)が昨日、国際的に懸念される事態であると宣言。国連諸機関は被影響国への支援策を拡大している。
- シリア:国連特使、政府代表と会談
- シリア和平協議が開催されているジュネーブにおいて、国連特使Staffan de Mistura氏は本日、シリア政府代表と会合をもった。昨日は、反政府勢力の高等交渉委員会(HNC)の代表と会談。
- ユース・フォーラム、閉幕
- 経済社会理事会のユース・フォーラムが二日間の日程を終えた。経社理の議長はフォーラムが期待を超えるものであったとするとともに、若者に対し、持続可能な開発を実現するための努力を支援するよう訴えた。
2016年02月01日News in Briefから
- ジカ熱:公衆衛生の緊急事態
- 世界保健機関(WHO)は本日、ジカ熱に関する緊急委員会を開催し、アメリカ大陸における最近の神経障害や神経障害の発生について、国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態であると宣言した。
- シリア:和平協議、開始
- シリア内戦の終結をめざす協議がジュネーブでスタート。本日、国連特使Staffan de Misturaと高等交渉委員会(HNC)の間で2時間にわたる交渉が行われた。
- ユース・フォーラム、スタート
- 経済社会理事会の年次ユース・フォーラム、開催。世界各地から800人を超える若者のリーダーが集まった。会期は2日間。今年のテーマは、持続可能な開発のための2030アジェンダの実施における若者の役割。
- たばこ:映画の喫煙シーンに警告を
- 世界保健機関(WHO)は本日、映画で喫煙シーンをみた多くの若者たちが喫煙に誘い込まれ、たばこ中毒になってきたとし、映画の格付けと、たばこの害に関する警告表示を求めた。
- シリア:ダマスカスで爆弾テロ
- 報道によれば、シリアの首都ダマスカスで爆弾テロ事件が発生し、60人以上が死亡した。潘基文事務総長は声明を発し、ジュネーブで和平協議に参加する同国政府と反政府勢力が人道状況を緊急に改善することに合意するよう促した。
2016年01月28日News in Briefから
- シリア:戦闘の終結を
- シリア内戦終結をめざすジュネーブ協議を前に、国連特使Staffan de Mistura氏は本日、ビデオメッセージで、同国のすべての人が、交渉の参加者たちに向けて、交渉の失敗は許されないとの声をあげるよう訴えた。
- ジカ熱:WHO、緊急会合
- ジカ熱の感染が現在、急激に拡散している状況について、世界保健機関(WHO)は本日、緊急会合を開催。この感染症が統制されるまでに、多ければ400万人の感染者がでる恐れがあるとの警告を発した。
- リビア:衛生状況、劣悪
- リビアの紛争が続き、政治プロセスが膠着状態に陥り、悪化する保健衛生状況において、約200万人が支援を提供するため、5,000万ドルが緊急に必要とされている。
- ソマリア:安保理、情勢報告
- キーティング事務総長特別代表は本日、安保理で、ソマリア情勢に関するブリーフィングを行い、同国の命運はアルシャバブなどのテロ組織の脅威への対応にかかっているとの旨を述べた。
- イエメン:人口の半分が飢餓
- 約1,440万のイエメン人(同国の人口の半分以上)が食料を十分に得られていない。同国の紛争が続き、輸入が規制されていることにより、品薄となり、価格が上昇している。
2016年01月26日News in Briefから
- シリア:政治解決の必要
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)のギング部長は本日、ジュネーブで記者会見し、シリアの5年間に及ぶ紛争を終わらせることができるのは政治解決のみであるとの旨を述べた。
- 世界の子供:人道支援を
- ユニセフは本日、世界各地で緊急に援助を必要としている4,300万人の子供に人道支援を提供すべく、28億ドルの資金を求めるアピールを発出した。資金総額の25%が教育分野に振り向けられるが、その割合はこれまでで最大規模。
- ブルンジ:人権調査に入れず
- 国連人権高等弁務官事務所が本日、発表したところによれば、ブルンジの人権状況を調査する人権専門家チームは現時点でまだ、同国を訪れることができずにいる。昨年12月、人権理事会は決議を採択し、人権高等弁務官に対し、同国への人権調査団派遣を求めている。
- エチオピア:旱魃で食料危機
- 国連人道調整事務所(OCHA)がこのたび発表したエチオピアに関する最新の週間報告によれば、エルニーニョ現象の影響への対応努力にもかかわらず、同国において旱魃による食料危機は深刻さの度合いを増している。
- パレスチナ/イスラエル:妥協を
- 潘基文事務総長は本日、声明を発し、パレスチナによるイスラエルの民間人攻撃を非難する一方、イスラエルによる半世紀に及ぶ占領に対するパレスチナ人民の苛立ちを指摘。そのうえで、双方に対し、和平実現のための妥協をするよう呼びかけた。
2016年01月25日News in Briefから
- シリア:和平協議、開始へ
- シリア内戦の解決に向けて、紛争当事者たちの協議が今週金曜日にスタートする。当初、ジュネーブで本日始まる予定だった。広範な停戦、人道支援、ISILの脅威が最優先の議題となる。
- コロンビア:政治ミッション設置
- 安保理は本日、決議を全会一致で採択し、コロンビアの政府とFARC-EPが停戦に最終合意すれば、停戦と武装解除をモニターし、検証するために、政治ミッションを設置することを決めた。任期は一年間。
- 南スーダン:暫定政府樹立期限過ぎる
- 南スーダンの暫定政府樹立期限が過ぎた。潘基文は声明を発し、政府間開発機構(IGAD)およびアフリカ連合(AU)加盟国に対し、政治的膠着状態の打開をはかるよう求めた。
- イエメン:WFP、食料支援
- 世界食糧計画(WFP)は先週木曜日、イエメンのタイズ市で包囲された地域に3,000世帯分(6人家族あたり1か月間分)の食料を搬送した。同地域において、住民たちは食料が不足する窮状に苦しんでいる。
- ナイジェリア/CARを流出した難民
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とパートナーは本日、ドナー国に対し、ナイジェリアと中央アフリカ共和国の紛争を逃れた多数の難民を支援するため、5億ドルの資金を拠出するよう求めた。
2016年01月22日News in Briefから
- ナイジェリア:人権専門家、訪問
- 現代の奴隷制に関する特別報告者、Urmila Bhoola氏はナイジェリア公式訪問を終えるにあたり、同国政府に対し、ボコハラムから逃れたか、あるいは解放された女性や子供の社会への再統合を支援するよう求めた。
- ブルンジ:安保理代表団、訪問
- 安保理代表団、ブルンジを訪問。大統領をはじめ、同国のさまざまな人々と会談。すべての当事者に対し、包摂的な対話を行い、政治的な混乱に終止符を打つよう促した。
- ハイチ:選挙プロセスの完了を
- ハイチにおいて、政治的な緊張が高まり、大統領選が繰り返し延期されるなか、事務総長特別代表とパートナーは同国の選挙プロセスを成功させるための支援を表明した。
- 2030アジェンダ:新しい社会契約
- 潘基文事務総長は本日、チューリッヒ開発会議に出席し、2030アジェンダが新しい社会契約の基盤とならなければならないとし、各国政府に対し、その枠組みに強いオーナーシップを示すよう促した。
- ジカウィルス:WHO、発生報告
- 世界保健機関(WHO)が本日、発表したところによれば、アメリカの20か国、アフリカとアジア太平洋の約10か国において、蚊を媒介とするジカウィルスの感染者が発見された。
2016年01月21日News in Briefから
- 南スーダン:人権侵害レポート
- 国連人権高等弁務官事務所は国連南スーダン・ミッション(UNMISS)と共同で、南スーダンに関する報告を発表。同国のすべての当事者が、裁判外処刑、強制失踪、児童兵士徴用、性的奴隷など、夥しい人権侵害を犯しているとの旨を述べた。
- シリア:人道機関、危機終結訴え
- 120を超える人道組織と国連機関は本日、合同アピールを発し、世界各国の政府および市民がシリアの危機終結を求める声をさらに大きくするよう訴えた。また人道アクセス改善をはかる即時かつ具体的な措置の概要を示した。
- 女性:経済のエンパワーメント
- 潘基文事務総長は本日、女性の経済エンパワーメントに関するハイレベル・パネルを設置することを発表した。世界の女性たちが直面する経済面の男女格差の解消を主導し、具体的な行動を動員することをねらう。
- 西岸:入植政策に変化を
- イスラエル政府がこのたび、西岸の370エーカーを接収し、国有地(state land)としたことについて、潘基文事務総長は深い憂慮を表明するとともに、同国の政策変更を求めた。
- カブールでメディアを標的にテロ
- アフガニスタンの首都カブールで、報道関係者を標的にした自爆テロが起こり、8人が死亡し、24人が負傷した。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は声明を発し、この自爆テロを非難した。
2016年01月20日News in Briefから
- 中央ア:人口の半分が飢餓
- 中央アフリカ共和国において、人口の約半数、250万近い人々が飢餓に苦しんでいる。世界食糧計画(WFP)とそのパートナーが同国の緊急調査を行い、その結果を明らかにした。
- ダボスで世界経済フォーラム
- スイスのダボスで、世界経済フォーラムが開催された。潘基文事務総長はフォーラムに出席、演説し、世界のビジネス界に対し、持続可能な開発のための野心的な2030アジェンダを実現するために役割を果たすよう求めた。
- シリアの農家への支援を
- シリアでの紛争が開始から6年目を迎えようとするなか、同国の農業生産が落ち込み、供給量も減少している。国連食糧農業機関(FAO)は本日、各国政府に対して、同国の農家支援のための資金を拡大するよう訴えた。
- パレスチナ:ベドウィン強制移住
- イスラエルが入植政策の一環として、エルサレムに居住するベドウィンを強制移住する計画について、国連パレスチナ難民事業機関(UNRWA)のサンチェス事務局長は即時停止を求めた。
- イエメン、ジャーナリスト犠牲に
- イエメンの首都サアナにおける空爆で、同国のジャーナリストが死亡した。国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長は声明を発し、この事件を嘆き、すべての当事者に対し、すべてのジャーナリストの安全をはかるよう求めた。
2016年01月19日News in Briefから
- 世界失業報告、ILO発表
- 国際労働機関(ILO)は本日、世界失業社会概況を発表。一部の先進国で失業は減っているものの、少なくとも今後2年間、世界の雇用危機はとくに新興国において継続すると予想される。
- 文民の保護:安保理、討論
- 安保理は本日、武力紛争下の文民保護に関する討論を開催。エリアソン副事務総長は席上、演説し、紛争地の悲惨な状況を指摘したうえで、無辜の市民を犠牲にし続けることは許されないとの旨を述べた。
- 欧州の難民を襲う零下の厳冬
- 欧州に流入する多数の難民たちのうち、子供たちが3分の1以上を占める状況において、ユニセフは本日、零下を記録した最近の気温や降雪が及ぼす影響に懸念を表明した。
- シリア:4つの町に援助届く
- 国連人道援助調整事務所(OCHA)によれば、マダヤやザバダニなど、シリアの4つの町に援助物資が搬送された。今後も、さらなる援助を運びいれることが予定されている。
- 難民高等弁務官、ヨルダン訪問
- グランディ難民高等弁務官、ヨルダン訪問。難民キャンプを訪れた弁務官は、国際社会がシリア紛争終結に向けて一層の努力を払わなければならないとの旨を訴えた。
2016年01月18日News in Briefから
- イエメン:停戦に向け努力を
- 潘基文事務総長は本日、イエメン政府、同国の全当事者、そして地域のすべての国に対し、包括的かつ恒久的な停戦に取り組み、和平交渉の早期再開を可能にするよう訴えた。
- シリア:包囲地域、状況悪化
- シリアで包囲された町Deir-Ez-Zorの状況が急激に悪化し、約20万人が緊急援助を必要としている。国連人道諸機関は本日、この状況に懸念を表明した。
- エネルギーサミット開催
- アラブ首長国連邦の首都アブダビで、世界未来エネルギーサミット開催。会期は一週間。潘基文事務総長は同会議に出席、演説し、持続可能なエネルギーが経済成長、社会正義、気候変動への取り組みをつなぐ糸であるとの旨を述べた。
- 西岸:刺殺事件で死傷者
- パレスチナ占領地域の西岸で、刺殺事件が起こり、死傷者がでた。ムラデノフ中東和平プロセス特別調整官は声明を発し、この事件を強く非難するとともに、イスラエル、パレスチナ双方に対し、犯人を早急に逮捕し裁判にかけるよう求めた。
- 南部アフリカ:旱魃、悪化
- 30年間で最悪のエルニーニョ現象が旱魃を悪化させ、南部アフリカで1400万人が飢餓のおそれに直面している。世界食糧計画(WFP)は本日、援助拡大のために必要な資金が不足していることに警告を発した。
2016年01月14日News in Briefから
- シリア:飢餓は戦争犯罪
- シリアにおける人道状況が深刻化するなか、潘基文事務総長は本日、飢餓を武器として使うことは戦争犯罪であるとの警告を発した。国連総会での演説後の記者会見で述べた。
- 国連総会:事務総長、演説
- 潘基文事務総長は本日、国連総会で、非公式の年次ブリーフィングを行い、2016年に優先的に取り組む課題をならべあげ、加盟国に対し、行動を求めた。今年は、潘氏にとって、国連事務総長としての最後の年となる。
- コンゴ:安保理、情勢報告
- Maman S. Sidikou事務総長特別代表は本日、安保理で、コンゴ民主共和国に関する情勢報告を行い、同国が今年予定される選挙をめぐる騒乱と暴力のリスクに直面しているとの旨を述べた。
- 中米:暴力を逃れ流出する難民
- エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスから暴力を逃れ、多数の難民が流出している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は難民支援のための緊急地域調整努力を求めた。
- ジャカルタで、テロ事件発生
- インドネシアの首都ジャカルタで、テロ事件が発生し、多数の犠牲者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、この事件を非難し、犠牲者への哀悼の意を表明した。
2016年01月13日News in Briefから
- エボラ:国連総会、非公式会合
- 国連総会は本日、エボラ出血熱に関する非公式会合を開催。潘基文事務総長、その他の国連幹部らは演説し、エボラ対応でみられた世界的な協力を称えるとともに、再発への警戒を怠らないよう訴えた。
- コートジボワール:安保理、報告
- コートジボワールに展開する平和維持活動、UNOCIの代表は本日、安保理で同国の情勢報告を行い、大統領選が平和裏に実施され、同国の歴史に新しいページが開かれたとの旨を述べた。
- 持続可能な開発:包摂性が大切
- エリアソン副事務総長は本日、開発と倫理に関するフォーラムで演説し、2030持続可能な開発アジェンダの普遍的な包摂性が重要な倫理的課題であるとの旨を述べた。
- パキスタン:自爆襲撃事件
- パキスタンのクエッタでポリオ予防接種センターが襲撃を受け、少なくとも15人が死亡し、25人が負傷した。潘基文事務総長は声明を発し、この襲撃事件を非難するとともに、犯人を逮捕し、裁判にかけるよう訴えた。
- 中央ア:議会選、暫定結果
- 中央アフリカ共和国で実施された議会選の暫定的な最終結果によれば、3人の女性を含む候補者21人が絶対多数を得て選出された。同国の選挙管理委員会が発表した。
2016年01月12日News in Briefから
- シリア:マダヤの人々の窮状
- シリアで包囲されたマダヤにおいて、人々が窮状に陥っている。人道物資を積んだ車列で同市に入った国連人道調整官Yacoub El Hillo氏は人々が飢える状況を実際に見て、その惨状を訴えた。
- イエメン:犠牲となる子供たち
- 紛争が続くイエメンにおいて、一千万人近い子供たちが栄養不良や疾病に苦しみ、教育を受けられない状況にある。同国に駐在するユニセフ代表は人道アクセスの確保を訴えた。
- トルコ:テロ事件、発生
- トルコのイスタンブールの旧市街スルタン・アハメット地区において、テロ爆撃事件が発生し、10人が死亡し、少なくとも15人が負傷した。潘基文事務総長は声明を発し、テロを非難し、犯人を逮捕し裁判にかけるよう訴えた。
- 世界の紛争:教育を奪われる子供
- ユニセフが本日発表したところによれば、世界の22か国において紛争に苛まれる危機地帯に生きる、2,400万人の子供たちが学校で教育を受けられず、自らと社会の未来を脅かされている。
- 移住者:最新報告、発表
- 国連経済社会局(DESA)はこのたび、世界移住者に関する最新報告、”Trends in International Migrant Stock: The 2015 Revision”を発表。エリアソン副事務総長は移住者の問題は現代の最重要課題の一つであるとの旨を述べた。
2016年01月12日News in Briefから
- シリア:マダヤの人々の窮状
- シリアで包囲されたマダヤにおいて、人々が窮状に陥っている。人道物資を積んだ車列で同市に入った国連人道調整官Yacoub El Hillo氏は人々が飢える状況を実際に見て、その惨状を訴えた。
- イエメン:犠牲となる子供たち
- 紛争が続くイエメンにおいて、一千万人近い子供たちが栄養不良や疾病に苦しみ、教育を受けられない状況にある。同国に駐在するユニセフ代表は人道アクセスの確保を訴えた。
- トルコ:テロ事件、発生
- トルコのイスタンブールの旧市街スルタン・アハメット地区において、テロ爆撃事件が発生し、10人が死亡し、少なくとも15人が負傷した。潘基文事務総長は声明を発し、テロを非難し、犯人を逮捕し裁判にかけるよう訴えた。
- 世界の紛争:教育を奪われる子供
- ユニセフが本日発表したところによれば、世界の22か国において紛争に苛まれる危機地帯に生きる、2,400万人の子供たちが学校で教育を受けられず、自らと社会の未来を脅かされている。
- 移住者:最新報告、発表
- 国連経済社会局(DESA)はこのたび、世界移住者に関する最新報告、”Trends in International Migrant Stock: The 2015 Revision”を発表。エリアソン副事務総長は移住者の問題は現代の最重要課題の一つであるとの旨を述べた。
2016年01月11日News in Briefから
- シリア:人道物資を搬入
- シリアの町マダヤの4万2,000人のための人道物資を積んだ車列が到着した。マダヤでは、親政府軍に包囲された人々が食料を手に入れられずに飢餓状態で死亡していると伝えられる。
- 国連総会、70周年を祝賀
- 国連総会の第1回会合開催70周年。潘基文事務総長は祝賀式典で演説し、国連総会が真にすべての人々の議会となったとの旨を述べた。第1回会合は1946年1月10日、イギリスの首都ロンドンで開催された。
- マリ:安保理で、情勢報告
- ラドスース平和維持活動担当事務次長は本日、安保理で、マリ情勢を報告し、同国で著しい進展がみられるものの、和平プロセスは依然として脆弱であるとし、さまざまな課題への対応の必要を訴えた。
- グアンタナモ収容所、閉鎖を
- 拷問や裁判官の独立などに関する国連人権特別報告者ら、ならびにOSCEの人権専門官は本日、米国政府に公開書簡を送り、グアンタナモ収容所を早急に閉鎖するよう求めた。
- ハイチ:大地震から6年
- 20万人を超える人々が死亡したハイチ大地震から6年目。潘基文事務総長は声明を発し、国際社会に対し、ハイチの再建に向けて、同国の人々に支援を提供するよう訴えた。
2016年01月08日News in Briefから
- 中央ア:大統領選、決選投票へ
- Parfait Onanga-Anyanga事務総長特別代表は本日、中央アフリカ共和国の大統領選の第一回投票結果を歓迎し、決選投票に臨む候補者2人に対し、平和と抑制の精神を維持するよう求めた。
- ダルフール:UNAMID要員襲撃
- スーダン・ダルフールで本日、AUと国連の合同ミッション、UNAMIDの平和維持要員が正体不明の武装グループによる襲撃を受け、要員一人が負傷し、武器が盗まれた。
- エルニーニョ:多大な被害
- オブライエン人道問題担当事務次長は本日、エルニーニョ現象による多大な被害について、国連加盟国にブリーフィングし、国際社会に対し、食料不足に直面する百万単位の人々への緊急支援を行うよう訴えた。
- 世界銀行:経済見通しを発表
- 世界銀行は本日、「2016年1月世界経済見通し」を発表。2015年の経済成長率は2.4%へと減速。その回復は当初の予測に比べて、緩慢なものになるだろうとの見通しを示した。
- 世界の難民危機の解決を
- グランディ難民高等弁務官は就任後初となる記者会見を行い、世界の難民・避難民が記録的な数にのぼるなか、紛争の解決を探るための外交努力を拡大するよう促した。
2016年01月06日News in Briefから
- 北朝鮮:水爆実験
- 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)が水爆実験を行ったことを発表した。潘基文事務総長は地域の安定を崩し、核不拡散のための国際的努力を損なうとの旨を述べ、強く非難した。
- アフガニスタン:一連の自爆テロ
- 新年あけの数日間、首都カブールで、一連の自爆テロが発生し、多数の犠牲者がでた。タリバンが犯行声明をだした。国連アフガニスタン・ミッション(UNAMA)は本日、声明をだし、非難した。
- タイ:強制失踪者の調査を
- ゼイド人権高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、タイ政府に対し、強制失踪者の行方を調査すべく、断固とした、かつ持続的な措置を講じるよう促した。
- リビア:和平合意、実施を
- リビアにおいて、ISILによる石油輸出ターミナル襲撃事件、発生。コブラー事務総長特別代表(リビア担当)は、襲撃事件が和平合意実施の必要を示すものだとの旨を述べた。
- 中央ア:選挙実施
- 中央アフリカ共和国で、大統領選および議会選の第一回投票、実施。その数日後、Parfait Onanga-Anyanga事務総長特使は大統領選候補30人のうち、28人と面会した。
2016年01月05日News in Briefから
- 中央ア:PKO要員、性的虐待調査
- 中央アフリカ共和国に展開する国連平和維持活動、MINUSCAの平和維持要員が性的虐待などをはたらいたとの疑いについて、国連は現在、調査を行っている。Parfait Onanga-Anyanga事務総長特別代表が本日、明らかにした。
- ハイチ:懸念される政治情勢
- 潘基文事務総長は本日、声明を発出し、ハイチの選挙プロセスをめぐる状況に懸念を表明し、同国当局と政治アクターに対し、早急に問題解決をはかるよう促した。
- イスラエル/レバノン:停戦の維持を
- 昨日、ヒズボラによるイスラエル軍襲撃事件が起こり、イスラエルも応酬した。この事態を受けて、潘基文事務総長は声明を発し、すべての当事者に対し、敵対行為の停止を維持するよう求めた。
- サウジ:国連高官、訪問
- シリア担当特使、レバノン特別調整官が本日、サウジアラビアを訪問。シリア危機における地域的緊張の影響、ならびに近隣諸国の安定と安全を確保するための方策について話し合う。
- イエメン:市民に多数の犠牲者
- 国連が本日報告したところによると、イエメンにおいて、サウジアラビア主導の連合軍による空爆が続くなか、同国の市民に多数の犠牲者がでている。その数は8,100人を超え、そのうち2,800人が死亡。
2016年01月04日News in Briefから
- イラン/サウジ:緊張高まる
- サウジアラビアでの処刑問題、同国の駐イラン大使館への襲撃事件で、サウジアラビア、イラン両国の緊張が高まるなか、潘基文事務総長は両国の外相に電話連絡し、緊張悪化につながる行動を回避するよう促した。
- UNHCR:新弁務官、就任
- イタリアのフィリッポ・グランディ氏(Filippo Grandi)が本日、アントニオ・グテーレス氏(ポルトガル)の後任として、国連難民高等弁務官に就任した。任期は5年。
- レバノン:暴力の激化、回避を
- ブルーライン沿いで、イスラエルの軍事車両が攻撃を受け、同軍も応戦した。国連レバノン特別調整官とUNIFIL司令官は双方の当事者に対し、暴力激化の回避のための最大限の自制を促した。
- パレスチナ占領地:人権報告者、辞任
- パレスチナ占領地域への調査のための立ち入りをイスラエル政府に拒否されたことを受け、同地域の人権状況に関する人権特別報告者、マカリム・ウィビソノ氏が人権理事会に辞表を提出した。
- リビア:2016年、希望の光
- リビア担当国連特使、マーティン・コブラー氏は新年のメッセージを発出し、リビアにとって、2016年は和平を取戻す可能性と希望の光が見える年であるとの旨を述べた。
2016年01月03日News in Briefから
- イエメン:食料援助、困難
- イエメンのタイズ市で数週間にわたり物資を得られず、十万単位の人々が窮状に苦しんでいる。世界食糧計画(WFP)は本日、すべての当事者に対し、それらの人々への食料供給を可能にするよう訴えた。
- ルワンダ国際刑事裁、終了
- ルワンダで起こったジェノサイドに責任を有する人々を裁くため、21年前に設置されたルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)が本日、正式に終了した。その活動中に、全45件の判決を下した。
- リベリア:PKO要員の虐待調査
- リベリアに展開する国連平和維持活動、UNMILの軍事要員2人が先月、10代の少年に乱暴をはたらいたとの疑いについて、同ミッションは調査団を派遣した。
- 中央ア:選挙、成功裏に実施
- 中央アフリカ共和国で昨日、大統領選および議会選が実施された。投票率も高く、成功裏に終わった。事務総長特別代表はすべての当事者に対し、その成功のうえに、新政府樹立を進めるよう訴えた。
- 総会決議:衛生への権利を人権に
- 世界人口の3分の1、約25億人が適切なトイレへのアクセスがない状況において、国連総会は今月、多数の死者をだす感染症の原因のひとつへの対応の一環として、決議を採択し、衛生への権利を人権と認識した。