News in Brief(2021年)
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2021年06月30日News in Briefから
- 世界観光の落ち込み
- 世界貿易会議(UNCTAD)が発表した報告書によれば、COVID-19が引き起こした世界観光の落ち込みによって、世界経済の損失は最大で2.4兆ドルに達する見込み。
- 移住労働者、500万人増加
- 国際労働機関(ILO)によれば、特に海外に機会を求める若者たちが増えたことにより、国を超える移住労働者は1億6400万人から1億6900万人に増加した。
- パンデミックからの保護基金を
- 人権理事会で、貧困に関する人権特別報告者Olivier De Schutter氏がグローバル・パンデミック保護基金の創設を求めた。
2021年06月29日News in Briefから
- エチオピア:人道状況悪化
- エチオピア政府からの停戦要求にもかかわらず、ティグレ地域で不穏情勢が継続し、人々が飢餓に近い状況に直面し、疾病の発生のおそれもある。
- カナダ:記録的な熱波
- 世界気象機関(WMO)によれば、カナダ西部、米国北西部を「プレッシャークッカー」のような記録破りの熱波が襲っている。
- マリ:武装勢力による人権侵害
- マリにおいて、コミュニティーをベースに活動する武装勢力や民兵たちによる拉致が処罰されることなく増え続けている。
2021年06月28日News in Briefから
- 人種差別:警察改革を
- 国連人権高等弁務官事務所はこのたび、“The Agenda for transformative change towards racial justice and equality”と題する報告書を発表し、アフリカ系の人々に対する体系的な人種差別の課題への対応として警察改革が必要であるとの旨を述べた。
- 中国:人権活動家への虐待
- 中国において人権活動家が非人道的な処遇を受け、長期間にわたって拘束されるなどしていることについて、国連の独立人権専門家は懸念を示し、同国当局に対し、それらの人々の即時解放を促した。
- 医療でのAI使用:WHO手引書
- 世界保健機関(WHO)は医療における人口知能(AI)の使用に関する初の手引書を発表。AIの使用にあたっては「倫理と人権」の視点を重視し、そのデータが主に先進国の人々から集められたものであり、必ずしも途上国の人々に適合するものではないかもしれないことにも配慮しながら、すべての国のすべての人の利益になるために使われるよう促した。
2021年06月25日News in Briefから
- シリア:援助ライン閉鎖延期を
- シリア北東部への最後の越境援助ライフライン閉鎖が7月10日に迫っているが、人びとの人道ニーズを満たすためにその延期が必要である。国連人道諸機関が訴えた。
- ハンガリー:LGBTI法に懸念
- ハンガリーにおいて、ジェンダー選択に関する性教育議論を禁止するLGBTI法が通貨した。国連の独立人権専門家は、それが人々の基本的人権に反するものであると訴えた。
- 地球環境保護:先住民たちの知恵
- 国連食糧農業機関(FAO)は、気候変動の最前線で生活する先住民の人々が生物多様性の保護とサステナビリティに関して、現状を一気に打開できる知見を提供できる可能性を秘めている一方で、その生活スタイルに対する脅威がますます大きくなっていると警告した。
2021年06月24日News in Briefから
- COVID-19:アフリカでの第3波
- 世界保健機関(WHO)によれば、アフリカにおいて、5月前半にCOVID-19の第3波が到来してから5週間続けて、感染拡大が続いている。
- COVID-19:難民への予防接種
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、同事務所がモニターしている162か国のうち、91か国で、難民と庇護を求める人々がCOVID-19のワクチン接種を受け始めている。
- 6月26日は、拷問犠牲者支援デー
- 毎年6月26日は、拷問の犠牲者を支援する国際デー。国連の独立人権専門家たちは声明を発し、すべての国の政府に対し、拷問犠牲者がリハビリテーションを受けられること、また犠牲者を支援する人々が報復の対象とならないことを確保するよう訴えた。
2021年06月23日News in Briefから
- リビア:人道状況の改善を
- リビアの政治的代表者たちの協議がジュネーブで行われるのを前に、グテーレス事務総長はそれら代表者たちに対し、同国で深刻に悪化しつつある人道状況に喘ぐ人々への一層の支援を求めた。
- 執ように続く女性性器切除
- 人権理事会で、世界の多くの国の女性世紀切除(FGM)の慣習に関する議論が行われた。2030年までに15歳未満の女児5000万人以上がFGMを強いられるリスクにさらされている。
- 小規模企業、気候危機の影響
- 国際貿易センター(ITC)が発表した「中小企業の競争力概況2021」によれば、小規模企業は大企業に比べてCOVID-19による影響に脆弱だったが、気候変動による影響はそれ以上に甚大であると予想され、それに対する備えが必要である。
2021年06月22日News in Briefから
- COVID-19:無国籍の人々
- 世界じゅうで何百万人にのぼる無国籍の人々が身分証明書を保持していないために新型コロナウイルスの予防接種を受けられない状況が続くかもしれない。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が警告を発した。
- エリトリア:人権状況進展なし
- エリトリアに関する人権特別報告者は人権理事会で報告にたち、同国における人権状況に進展の兆しが一切みられないことを述べた。
- 東南アジア:生魚は適切な調理を
- 国連食糧農業機関(FAO)は、バクテリアGBSが含まれた魚を生で食べると身体に深刻な影響があるとして、魚を調理して食べることや条件の整った養殖をすすめた。
2021年06月21日News in Briefから
- エチオピア:ティグレでの暴力
- エチオピアのティグレにおいて、戦闘がはじまってから6か月間にわたり、すべての紛争当事者が市民に対する暴力を続けている。バチェレ人権高等弁務官は非難声明を発した。
- コロナ禍からの復興は包摂的に
- バチェレ人権高等弁務官は国連加盟国に対し、コロナ禍からの復興は包摂的に進め、脆弱な人々を支援するよう訴えた。
- コロナ禍:脆弱な国々への資金減る
- 国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、コロナ禍の影響によって、2020年に83の脆弱な国々に対する資金援助が15%減り、350億ドルへと縮小した。
2021年06月18日News in Briefから
- 6月20日は世界難民の日
- 毎年6月20日は、世界難民の日。グテーレス事務総長はメッセージを発し、すべての人が難民の生活再建を支援しなければならないとの旨述べた。
- 難民:飢餓のリスク増大
- 世界食糧計画(WFP)はCOVID-19が緊急援助予算に与えるインパクトによって、難民たちが飢餓に直面するリスクが増大していると警告。飢餓回避のため、50億ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
- イエメン:民間施設攻撃
- イエメンのマリブで、民間施設を狙った攻撃が続いている。国連人権高等弁務官事務所はこれについて深刻な憂慮を表明
2021年06月17日News in Briefから
- 中所得国の債務救済延長を
- グテーレス事務総長は国連総会で演説し、COVID-19で深刻な影響を受ける中所得国に対する債務救済措置の延長を求めた。
- 干ばつの脅威への対応を
- 国連で防災を担当する水鳥事務総長特別代表は干ばつが次のパンデミックになる寸前の段階にあることを訴え、国々の協調対応を求めた。
- COVID-19:アフリカで感染拡大
- 世界保健機関(WHO)によれば、アフリカ大陸で、新型コロナ感染症の第3波のペースがはやまり、毎週、感染が2割以上拡大している。
2021年06月16日News in Briefから
- 6月16日は家族送金の国際デー
- 毎年6月16日は、家族送金の国際デー。グテーレス事務総長は移民たちが自らを犠牲にして祖国の家族にはコロナ前と同程度の金額を送金しているとし、いまは各国が移民への支援を引き上げるときではないと警告した。
- コンゴ:ヘイトスピーチ増大
- コンゴ民主共和国のいくつかの地域において、民族間の分断を招くヘイトスピーチが増大している。Bintou Keita事務総長特別代表は政治指導者たちに対し、差別的、挑発的な言葉を使わないよう訴えた。
- 6月17日は砂漠化の国際デー
- 毎年6月17日は、砂漠化および干ばつと闘う国際デー。グテーレス事務総長は土地を劣化や持続不可能な開発から守り、脆弱なコミュニティーの気候変動への適応を支援するよう訴えた。
2021年06月15日News in Briefから
- COVID-19:家庭内労働者
- 国際労働機関(ILO)によれば、COVID-19によって、家庭内労働者たちが深刻な影響を受け、職を失ったり、労働時間が減ったりしている。
- Eウェイストの健康被害
- 世界保健機関(WHO)はこのたび、世界の子どもたちや妊娠中の母親たちがE-waste(電気電子機器の廃棄物)の不法な処理によるリスクに晒されている状況を報告書にまとめた。
- エチオピア:ティグレの窮状
- ユニセフによれば、エチオピアのティグレにおいて、少なくとも3万3,000人の子どもたちが深刻な栄養不良状態にあり、緊急の援助が提供されなければ、命を落とす危険に直面している。
2021年06月14日News in Briefから
- レバノン:人々の窮状
- レバノンの150万人および移住労働者40万人に対し、今後8か月間にわたって援助を提供するために3億ドルが必要。同国担当の国連援助担当官が述べた。
- スーダン:援助諸機関のアクセス
- 国連援助諸機関はこのたび、スーダンの南コルドファンおよび青ナイル両州において非政府武装勢力が支配する5つの地域で孤立するコミュニティーに10年ぶりにアクセスを得た。
- スイス:再犯者の独房監禁
- スイスにおいて、若者の再犯者が3年間、独房監禁されていることについて、国連の独立人権専門家は拷問禁止条約に反するおそれがあるとし、同国当局にその停止を求めた。
2021年06月11日News in Briefから
- ミャンマー:市民への襲撃
- ミャンマー全土において、市民への襲撃を含む暴力が拡大しているが、人びとの命がこれ以上失われないように、また人道危機が深まらないように、これを停止しなければならない。バチェレ人権高等弁務官が訴えた。
- エチオピア:ティグレの状況
- エチオピアのティグレ地域において、百万単位の人々が飢餓に直面している。国連人道援助諸機関はそれらの人々に援助を届けるためのアクセスを求めて訴えた。
- モザンビーク北部での暴力
- モザンビーク北部において、武装集団による暴力が続いている。現在、千人単位の人々が暴力を逃れて流出している。
2021年06月10日News in Briefから
- エチオピア:ティグレで飢餓
- エチオピアのティグレ地域で大規模な飢餓の危機が起こっている。国連食糧農業機関(FAO)とユニセフが合同で警鐘を発した。
- COVID-19:アフリカの厳しい状況
- 世界保健機関(WHO)によれば、アフリカ諸国の9割が今年9月までに人口の1割にCOVID-19のワクチン投与をするというターゲットを逃すおそれが高い。
- COVID-19:欧州で死者数低下
- ヨーロッパにおいて、昨年8月以来初めて、新型コロナウイルス感染症による死者が一週間に1万人のペースを下回った。
2021年06月09日News in Briefから
- ミャンマー:市民たちの窮状
- ミャンマーにおいて、国軍による襲撃を逃れた多くの市民たちが食料、水、医薬品などを断たれた状況に陥り、国際的な緊急支援が必要となっている。国連の独立人権専門家が警告した。
- 抗生物質耐性の感染症増加
- 世界保健機関(WHO)によれば、最後の手段である抗生物質でも治療できない感染症が急激に増えている。その原因は、抗生物質の誤使用や過剰使用。
- COVID-19:ワクチン公平分配を
- 今週のG7サミットを前に、国連の独立人権専門家たちは先進諸国のリーダーたちに対し、グローバルサウスへの新型コロナウイルスワクチンの公平な分配を求めた。
2021年06月08日News in Briefから
- 温暖化ガス、将来世代に影響
- マウナラオ観測所の最新データによれば、先月の二酸化炭素排出量は一年前に比べて著しく増加した。世界気象機関(WMO)が警告を発した。
- 6月8日は世界海洋デー
- 毎年6月8日は、世界海洋デー。世界気象機関(WMO)は世界の海を二酸化炭素排出量の増加と海洋酸性化から守るための行動を促した。
- インドネシア沖でロヒンギャ救出
- ロヒンギャ難民80人以上がインドネシア沖で漂流しているところを救出されて上陸。今後、さらに多くのロヒンギャ難民が援助を必要とすることになると懸念される。
2021年06月07日News in Briefから
- ブルキナファソ:テロ襲撃
- ブルキナファソ北部でテロ襲撃が起こり、7人の子どもを含む100人以上の市民の命が奪われた。グテーレス事務総長はこの襲撃事件を非難し、サヘル全土での暴力的過激主義の脅威と闘う加盟国への支援拡大を求めた。
- ベラルーシ:ジャーナリスト弾圧
- ベラルーシ当局がソーシャルメディア活動家Roman Protasevich氏を逮捕、拷問していることについて、国連の独立人権専門家たちが非難声明を発出。
- ハイチ:ギャングによる暴力
- ハイチの首都ポルトープランスで、ギャングによる暴力事件が増加し、何百世帯にものぼる家族が避難生活を送っている。同国担当の人道調整官が警告した。
2021年06月04日News in Briefから
- COVID-19:ワクチン寄付を
- 世界保健機関(WHO)によれば、現時点で、世界中でおよそ20億回分の新型コロナウイルスの予防接種が実施されたものの、低所得国における予防接種は、国連が協力するCOVAXスキームを通じて、わずかに0.5%にとどまっている。
- コンゴ:避難民への攻撃
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、コンゴ民主共和国東部において、武装勢力による避難民たちの滞在場所への攻撃が行われ、何十人もの死者がでた。
- ガーナ:人権擁護家の逮捕
- ガーナにおいて、LGBTの人々の権利保護のために活動する21人が逮捕され、恣意的に拘束されている。国連の独立人権専門家たちは非難し、その即時解放を求めた。
2021年06月03日News in Briefから
- 生物の多様性保護を
- 国連食糧農業機関(FAO)と国連環境計画(UNEP)が発表した報告によれば、地球上の生物多様性とそれに依存するコミュニティーを保護するためには、中国程度の面積の回復が必要である。
- COVID-19:アフリカの保健
- 世界保健機関(WHO)によれば、アフリカ大陸における新型コロナウイルス感染拡大の第3波の脅威を前に、保健衛生施設に対するニーズが能力の限界を超えている。
- 食料価格、10年ぶりの高騰
- 国連食糧農業機関(FAO)によれば、世界の月ごとの食料価格が10年ぶりに急騰し、多くの国でインフレの懸念が高まっている。
2021年06月02日News in Briefから
- COVID-19:失業増大
- 世界労働機関(ILO)によれば、COVID-19による経済危機が来年、世界中で2億人以上の失業を生じさせる可能性が高く、最も影響を受けるのは女性と若者の労働者である。
- 占領パレスチナ:保健ニーズ
- 世界保健機関(WHO)はガザ地区における緊急保健ニーズへの懸念の高まりを指摘し、人道アクセスの妨害がないよう求めた。
- マリ:指導者たちの解放を
- マリの状況に関する独立人権特別報告者は、軍部が先週のクーデター後に軟禁状況に置いている同国指導者たちの解放を促した。
2021年06月01日News in Briefから
- エチオピア:100万人に食料
- エチオピアのティグレ地域で世界食糧計画(WFP)が今年3月に配給活動を始めてから、緊急食料援助が100万人に届いた。
- 公平なワクチン供給:難民に
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は火曜日、開発途上国―とくに多くの難民を受け入れているアジア太平洋地域―へのCOVID-19ワクチン供給に対する支援拡大を促した。
- ラニーニャ現象、終わり
- 世界気象機関(WMO)の報道官によれば、ラニーニャ現象が終わり、今後数か月間、太平洋熱帯域は平常状態となる見込み。
2021年05月31日
- COVID-19:パンデミック条約を
- 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、COVID-19の危険が去ったと考えるのは間違っていると警告し、パンデミックへの備えのための条約作成に対する支持を求めた。
- ハイチ:栄養不良の子どもたち
- ハイチにおいて今年深刻な栄養不良の子どもたち(5歳未満)が2倍以上増えるおそれがある、とユニセフが警告した。
- アフガン難民に対する支援を
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、アフガニスタンからイランに流出した難民に対する支援の拡大を求めた。また、アフガニスタンにおける暴力拡大は難民・避難民の増加をもたらすと警告した。
2021年05月28日News in Briefから
- コンゴ:火山噴火の影響
- コンゴ民主共和国のニーラゴンゴ火山が噴火し、さらなる噴火を恐れる人々が流出している。ユニセフは、人びとがコレラの発生しやすいサケに向かっているとし、28万人の子どもたちに対する支援を訴えた。
- エチオピア:状況の悪化
- エチオピアのティグレ地域で何か月も続く紛争によって避難民となった人々が晒される人権侵害が深刻化している。国連人口基金(UNFPA)が警告を発した。
- ニカラグア:自由な選挙に脅威
- ニカラグアにおいて困難な状況が続き、11月7日に自由な選挙を実施できる可能性が小さくなりつつある。国連人権高等弁務官事務所が警告した。
2021年05月27日News in Briefから
- 地球気温上昇、1.5度超へ
- 世界気象機関(WMO)によれば、地球の気温上昇が5年以内に産業革命前よりも1.5度を超える確率は高い。
- 中東和平プロセス、包摂的に
- 人権理事会の特別会期において、バチェレ人権高等弁務官はイスラエルによるパレスチナ地域占領と戦争犯罪と疑われる行為の繰り返しを止めるよう求めた。
- 平和維持要員とジェンダー
- スーダンのダルフールに展開するUNAMIDへの任務を最近完了した女性の平和維持要員要員に対し、グテーレス事務総長から、ジェンダー平等に貢献した功績を讃える賞が授与された
2021年05月26日News in Briefから
- 地中海で溺死する移民たち
- 地中海中央部で移民船の沈没が続き、何百人もの移民たちが溺死している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はリビアの統一政府と欧州連合(EU)に対し、操作救助活動を緊急に改善し、より多くの命を救うよう訴えた。
- リビア:政治フォーラム開催
- リビアに展開する平和維持活動UNSMILはステークホルダーたちを招請し、12月の国会議員・大統領選挙に向けた2日間のオンライン会議を開催した。
- ラテンアメリカ:高齢難民とコロナ
- ラテンアメリカにおいて、高齢の難民たちがCOVID-19によるリスクに晒されている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とNGOのヘルプ・エイジ・インターナショナルが発表した報告が指摘した。
2021年05月25日News in Briefから
- マリ:暫定政府指導者逮捕
- 大統領や首相を含め、マリの暫定政府指導者が逮捕された。グテーレス事務総長は深い憂慮を示すとともに、それら指導者たちの無条件の解放を求めた。
- ベラルーシ:旅客機、強制着陸
- ベラルーシ領空を飛行していた民間機が強制着陸させられ、反体制派のジャーナリストが逮捕、拘束された。国連人権高等弁務官事務所は同国における抑圧が新しい段階に入ったと警告。
- COVID-19:南アジアの医療
- 南アジアの多くの国において、保健医療システムが崩壊の危機に瀕している。ユニセフの地域事務所長が警告した。
2021年05月24日News in Briefから
- 世界保健総会、開催
- 世界保健総会が開幕。グテーレス事務総長はビデオメッセージを寄せ、コロナ禍を安全で健康なコミュニティーの構築に向けた転換点としなければならないと訴えた。
- イエメン:飢餓の防止
- イエメンにおける飢餓の発生を防止すべく、世界食糧計画(WFP)は現在、もっとも厳しい状況に直面している地域に食料支援を拡大している。
- PKOとジェンダー平等
- スーダンに展開するUNAMIDでの任務を終えたケニア平和維持要員がこのたび、2020年の国連軍事ジェンダーアドボケート賞を受賞した。29日は、国連平和維持要員の国際デー。
2021年05月21日News in Briefから
- 占領パレスチナ地域:停戦
- 占領パレスチナ地域で停戦合意が成立したことについて、人道援助コミュニティーは歓迎の意を表明。しかし、ガザにおける破壊からの復興には何年もかかるだろうと警告した。
- 大西洋ハリケーンの季節
- 世界気象機関(WMO)の予測によれば、今年の大西洋ハリケーンの季節が再び、通常を上回るものとなる可能性が高い。
- COVID-19:実際の死者数
- 世界保健機関(WHO)によれば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が原因で実際に死亡した人は、公式な報告数よりも2倍から3倍高い可能性が高い。
2021年05月20日News in Briefから
- ガザ:子どもたちの苦境
- 「地球上に地獄があるとすれば、ガザの子どもたちの暮らしこそまさにそれである」とグテーレス事務総長は訴え、占領パレスチナ地域の暴力停止を求めた。
- ガザ:通常の人道アクセスを
- ガザにおいて20余の医療施設と保健担当者たちが攻撃を受けるなか、世界保健機関(WHO)は通常の人道アクセス確保を求めた。
- ミャンマー:軍事政権への制裁
- ミャンマーの軍事政権に対して、カナダ、英国、米国が制裁を科したことについて、国連の独立人権専門家は歓迎の意を表明し、他国もそれに倣うよう訴えた。
2021年05月19日News in Briefから
- ガザ:子どもたちの苦しみ
- ガザにおいて、少なくとも60人の子ども・若者が命を奪われ、444人が負傷した。ユニセフのフォーレ事務局長は即時停戦と人道援助アクセスを訴えた。
- 世界貿易額、記録的増加
- 2021年の第1四半期、世界貿易額が記録的に増加した。ただし、サービス産業はまだパンデミックの影響による不振が続いている。
- マラリア:遺伝子組み換え蚊
- 世界保健機関(WHO)はマラリア禍への対応として遺伝子組み換え蚊を利用しようとする国々の保健当局に対するガイダンスを発表し、その技術が安全で実効的かつ安価なものであることが証明されるなら、それは価値あるツールになるだろうと述べた。
2021年05月18日
- 中東:人道アクセスの拡大を
- 先週イスラエルとの戦闘発生以降、ガザと西岸での死者は220人を超え、イスラエルでは10人が死亡した。人道援助諸機関は占領パレスチナ地域への人道アクセス拡大と敵対行為停止を求めて訴えた。
- モザンビークから流出する人々
- モザンビーク北部における過激派の暴力を逃れて何千という人々が流出している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は隣国タンザニアが保護を必要とする人々に国境を開放し続けるよう求めた。
- ロヒンギャ難民への国際的支援を
- 4年前にミャンマーにおける迫害を逃れて流出したロヒンギャの人々は2017年以降、もっとも脆弱な状況にある。国連はそれらの人々に対する国際的支援を求めるアピールを発した。
2021年05月17日News in Briefから
- 占領パレスチナ地域:暴力停止を
- グテーレス国連事務総長が占領パレスチナ地域とイスラエルにおける暴力の連鎖に終止符を打つよう訴えた。
- ガザ:人道アクセス確保を
- ガザにおいて状況が悪化するなかで、国連とパートナーによる人道援助アクセスを確保する努力が続いている。
- LGBTQ+に対する差別に終止符を
- フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官はLGBTQ+の人々に対する差別をやめるよう訴えた。現在、世界の70か国以上で同性婚が犯罪とされている。
2021年05月14日News in Briefから
- ロヒンギャ難民の危機:支援を
- ロヒンギャ難民の危機的状況が4年目に入るなか、バングラデシュはそれらの人々の安全と福祉を確保するために一層の支援を必要としている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が訴えた。
- 動物由来の感染症防止に取り組み
- 国連食糧農業機関(FAO)は、動物から人にうつる感染症が最も伝播性のつよい感染症の主要な源であるとして、今後のパンデミックを防ぐための新たなイニシアチブを立ち上げた。
- コロンビア:平和的デモ弾圧
- コロンビア全土において、政府が平和的な街頭デモやジャーナリストを暴力的に弾圧していることについて、国連の独立人権専門家らが非難した。
2021年05月13日News in Briefから
- 南スーダン:人道援助への襲撃
- 南スーダンの東エクアトリアで、人道援助活動家が襲撃され、死亡した。同国担当の国連人道調整官は殺害事件を非難し、同国政府に対し、道路上の治安を確保する活動を求めた。
- イラク:児童労働との闘い
- イラクにおいて、国際労働機関(ILO)とパートナーは今週、最悪の形態の児童労働をなくすための全国的なキャンペーンを開始した。
- COVID-19:科学技術の役割
- 開発のための科学技術委員会の会合が月曜日、スタートする。国連貿易開発会議(UNCTAD)はCOVID-19からの持続的かつレジリエントな回復の実現に科学技術がどう貢献できるかについて探るべく専門家たちを集める。
2021年05月12日News in Briefから
- COVID-19:独立調査パネル
- 世界保健機関(WHO)の独立調査パネルは新型コロナ危機終息のための大胆な行動を促すとともに、将来の脅威に迅速に対応する大幅な権限をWHOに与えるよう求めた。
- 中東:国連特使、静穏呼びかけ
- 中東和平プロセス特別調整官は占領パレスチナ地域における静穏を求めた。空爆とロケット攻撃が続く中、全面戦争に拡大しつつある状況にあると警告した。
- ミャンマー:ビジネスと人権
- ミャンマーの人権状況に関する特別報告者は、ミャンマーでビジネスを展開する企業に対し、同国軍部が人権侵害を止めるための圧力をかけるよう促した。
2021年05月11日News in Briefから
- 占領パレスチナ地域:和平努力を
- 何日にもわたり衝突事件が続く占領パレスチナ地域において、空爆が行われた。国連人権高等弁務官事務所は静穏を回復するための努力の倍加を求めた。
- イラク:ヤジディへのジェノサイド
- イラクにおいてISILが何千人というヤジディ教徒の人々を殺害していることはジェノサイドである。安保理で、ISILの残虐行為を調査する国連チームが訴えた。
- ミャンマー:残忍な抑圧、続く
- ミャンマーで軍部が実権を掌握してから100日が過ぎた。暴力を止めるための国際的な努力が続いているが、抗議デモ参加者に対する残忍な抑圧は止まらない。
2021年05月10日News in Briefから
- 東エルサレム:暴力的対立
- 東エルサレムにおいてパレスチナ人たちとイスラエル治安部隊間の暴力的な対立が続くなか、グテーレス事務総長はエルサレムに対し、最大限の自制を促した。
- サヘル:農業への投資不足
- アフリカのサヘル地域農業に対する投資が深刻に不足していることで、食料事情が不安定化し、多くの国の開発が進まない。国連食糧農業機関(FAO)が述べた。
- カブールで学校襲撃事件
- アフガニスタンの首都カブールで週末、中等教育学校に対する襲撃事件が起きて、多数の生徒が死亡した。グテーレス事務総長は襲撃事件を非難するとともに、犠牲者の遺族に対し深い弔意を表明。
2021年05月07日News in Briefから
- COVID1-19:インドで拡大
- インドにおいて、新型コロナウイルス感染が森林火事のような勢いで広がっている。学校などの保護施設が閉鎖され、子どもと若者が暴力に晒されやすい状況に陥っている。
- ブルキナファソ:襲撃で避難民
- ブルキナファソにおいて、襲撃事件が相次ぎ、45人が殺害され、過去10日間で、1万7000人以上が避難民となった。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が述べた。
- ブラジル:警察活動と人権
- ブラジルの貧民街において、組織犯罪グループに対する警察活動が行われ、少なくとも25人が死亡。国連人権高等弁務官事務所は独立調査を求めた。
2021年05月06日News in Briefから
- COVID-19:ワクチン特許放棄
- 米国政府が製薬会社の新型コロナワクチン特許の一時放棄の方針を示したことについて、グテーレス国連事務総長は歓迎の意を表明。
- COVID-19:ワクチン有効使用を
- 世界保健機関(WHO)は新型コロナワクチンのアフリカへの公正配分を訴えた。同大陸に配分されるワクチンは世界中のわずか1%。
- ラテンアメリカ:人権機関の保護を
- ラテンアメリカ・カリブ地域において、国内人権機関に対する攻撃や脅迫が増えていることについて、バチェレ国連人権高等弁務官が警鐘を発した。
2021年05月05日News in Briefから
- 世界で食料不足に苦しむ人々
- 「食料危機に対するグローバルネットワーク(FNAFC)」によれば、紛争、異常気象、COVID-19による経済的影響などによって、2020年、少なくとも1億5500万人が危機的な食料不足に直面した。
- パンデミック対策に国際拠点
- パンデミック対策のためのハブとなる国際的な拠点施設が今年、ドイツの首都ベルリンに開設する。世界保健機関‘(WHO)が発表した。
- COVID-19:南アジア医療崩壊へ
- 南アジア全域で新型コロナウイルス感染が拡大しており、医療崩壊が起きる可能性が高まっている。ユニセフが警告した。
2021年05月04日News in Briefから
- 地中海を渡る人々と連帯を
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は欧州諸国に対し、命を賭して地中海を渡る人々との連帯を呼びかけた。それらの人々の中に多くの子どもたちが確認されている。
- エルサルバドル:最高裁判事解任
- エルサルバドルで、最高裁判所の憲法会議の判事全員と司法長官が解任された。バチェレ国連人権高等弁務官は、判事たちが不適切な干渉と脅迫から保護されなければならないと訴えた。
- 南スーダン:学校再開
- 南スーダンで、COVID-19による制限下にあった学校が約14か月ぶりに再開した。ユニセフは人道的に危機状態にある同国において子どもたちが安全でいられる場所が学校であると述べ、歓迎の意を表明。
2021年05月03日News in Briefから
- 東アフリカ:移民にワクチンを
- 東アフリカ地域において、国連主導で、移民たちと受け入れ先のコミュニティーの人々が新型コロナウイルスの予防接種を確実に受けられるようにすべく活動が進んでいる。
- 世界報道自由デー
- 毎年5月3日は、世界報道自由デー。グテーレス事務総長は各国政府に対し、自由で独立し多様なメディアを支援するよう訴えるとともに、コロナ下の誤情報の流布との闘いにおけるメディアの役割を強調した。
- 電子商取引、拡大
- 国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、COVID-19以降、オンライン経済が収益を拡大。特に韓国では、オンラインセクターが売り上げの顕著な伸びを示している。
2021年04月29日News in Briefから
- キプロス協議、終了
- ジュネーブで行われていたキプロス和平協議が両当事者間で共通の土台を見いだせないまま終了。グテーレス事務総長は同国のすべての人のために力を尽くしていくとの決意を誓った。
- シリア北部から避難民
- シリア北部のカミシリで暴力が拡大し、およそ20万人が避難を余儀なくされている。国連人道問題調整事務所(OCHA)が警告した。
- 国連人口基金:拠出金削減
- 国連人口基金(UNFPA)は、同基金のリプロダクティブ・ヘルス事業への1億8000万ドルの拠出金カットが予定されていることについて、女性、女児、その家族に甚大な影響が及ぶとの警告を発した。
2021年04月28日News in Briefから
- 中央ア:子ども避難民
- 暴力が続く中央アフリカ共和国において、子どもの国内避難民が2014年以来最多を記録。ユニセフが警告した。
- ナイジェリア:人権活動家解放を
- ナイジェリアにおいて宗教・信仰の自由を唱道する活動家ムバラク・バラ氏が、冒とく罪の容疑で、昨年4月から一年間拘束されている。国連の独立人権専門家たちは同氏の解放を求めた。
- COVID-19:9週間連続増加
- 新型コロナウイルス感染が9週間連続で増加し、変異株もさらに多くの国に広がっている。世界保健機関(WHO)が報告した。
2021年04月27日News in Briefから
- キプロス:ジュネーブで協議
- ジュネーブで、キプロスに関する非公式協議開始。グテーレス国連事務総長は和平への道のりについて現実的に考えている、と国連報道官は述べた。
- COVID-19:労働者の保護を
- COVID-19はエッセンシャルワーカーが職場で直面している危険を浮かび上がらせた。国際労働機関(ILO)が報告書を発表し、警告した。
- ミャンマー:人権の尊重を
- 国連の独立人権特別報告者トム・アンドリュース氏はミャンマーの軍部指導者に対し、人々の表現の自由を尊重するよう訴えた。
2021年04月26日News in Briefから
- 子どもへのワクチン投与
- 国連が主導する子どもたちへのワクチン投与キャンペーンがはじまった。はしか、黄熱病、ジフテリアなどの疾病について、COVID-19によって予防接種の機会を逃した5000万人以上の子どもたちを対象とする。
- イラク:病院で火事
- イラクの首都バグダッドに建つ新型コロナウイルスの患者を治療する病院で火事が発生し、多数の死者がでた。国連事務総長特別代表はこの火事による衝撃と心痛を表明。
- キプロス:協議再開
- 火曜日のキプロス再統一をめざす協議に向けた準備がジュネーブで進んでいる。ギリシャ系、トルコ系の両指導者が協議に臨むのは4年ぶり。
2021年04月23日News in Briefから
- リビア沖:難民船、沈没
- リビア沖で難民を載せたボートが救助を求めて繰り返しSOS発信していたにもかかわらず沈没し、130人が死亡した。国際移住機関(IOM)が発表した。
- ウクライナへの援助物資
- ウクライナ東部のコンタクトラインにおいて、国連主導の人道輸送車列があらたに再開された検問所を通過して23トン規模の保健衛生物資を搬送した。
- エチオピア:避難民支援を
- エチオピアのティグレおよび隣接地域において、現在進行中の紛争によって、100万人以上が避難民となっており、緊急支援を必要としている。
2021年04月22日News in Briefから
- ミャンマー:食料援助提供
- ミャンマーにおいて政治危機が続く中、200万人が食料不足に苦しんでいる。現在、これらの人々に対する食料援助活動が始まっている。世界食糧計画(WFP)が述べた。
- 気候変動:難民・避難民との関係
- アースデーの日、国連難民高等弁務官はデータを発表し、気候関連の危機と難民・避難民の発生の関係性が明確であることを訴えた。
- COVID-19:シリアにワクチン
- COVAXスキームのもと、シリアの最前線ではたらく保健衛生従事者のための新型コロナウイルスワクチンが同国に到着した。
2021年04月21日News in Briefから
- フロイド裁判:警察官に有罪評決
- 米国において、ジョージ・フロイドさんの死亡事件に関する裁判が行われたが、このたび元警察官に有罪評決がだされた。バチェレ人権高等弁務官は歓迎の意を表明。
- COVID-19:感染者の拡大
- 世界保健機関(WHO)によれば、世界の新型コロナウイルス感染者が8週間連続で増加している。過去1週間では520万人以上があらたに感染した。
- 今なお続くマラリア禍
- 世界において、マラリアは一年間に40万人以上の命を奪っている。主な犠牲者はアフリカの子どもたちである。グテーレス事務総長は政治的意思と十分な資金拠出の必要を訴えた。
2021年04月20日News in Briefから
- エチオピア:ティグレ地域の紛争
- エチオピアのティグレ地域の紛争に収束の見込みがたたない中で、市民に対する性的暴力など人権侵害が広範にみられるようになっている。ユニセフが述べた。
- 中央アフリカ共和国:大量の難民
- 中央アフリカ共和国での政府と反政府勢力の戦闘によって、過去1週間で、2000人以上の難民が同国から隣国チャドに流出した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が発表した。
- ベネズエラ:子どもたちに食料支援
- 国連食糧計画(WFP)はベネズエラ政府との協定に署名。年内に同国の子どもたち(年内に18万5000人、次学年度の終わりまでに150万人)に食料を提供することになった。
2021年04月19日News in Briefから
- COVID-19:若者への支援
- 世界保健機関(WHO)と国連財団の支援のもと、世界の若者の主要6組織が主導し、若者の活動家がCOVID-19による影響を受けるコミュニティーで活動するための資金援助を提供するイニシアチブを立ち上げた。
- グアテマラ:裁判官の独立
- グアテマラにおいて裁判官に対するハラスメントと脅迫が疑われることについて、国連の独立人権専門家が憂慮を表明。
- 英国:人種格差の調査報告
- 英国の人種格差委員会作成の報告書が同国における明白な人種主義がある可能性を示唆しながらも、制度的な人種主義はないとしたことについて、国連の独立人権作業部会は声明を発し、白人至上主義を標準化する試みであるとの旨を述べた。
2021年04月16日News in Briefから
- ナイジェリア:大規模な避難民
- ナイジェリア北東部で、政府軍と反政府勢力の間で一連の衝突事件が起こり、大量の避難民が発生し、人道支援に脅威を与えている。
- COVID-19:パプアニューギニア
- パプアニューギニアが現在、COVID-19との闘いにおいて、重大な岐路に立っている。世界保健機関(WHO)が警告した。
- 福島第一原発:処理水の海洋放出
- 日本が東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を決定したことについて、国連の独立人権専門家3人は人権の観点から失意を表明。
2021年04月15日News in Briefから
- 最も危険なバクテリアの脅威
- 世界保健機関(WHO)が発表したところによれば、普通の病気への新しい治療薬が不足していることによって、人々が世界で最も危険なバクテリアの危険にさらされている。
- COVID-19:7週連続で拡大
- 世界保健機関(WHO)によれば、過去1週間で、あらたに450万人が新型コロナウイルスに感染。感染者数の増加は7週連続となった。
- イラク:ヌーリ・モスク寺院の再建
- イラクのモスルにおいて、ヌーリ・モスク再建の再建のため、世界中から120を超えるデザイン案が集まったが、選考の結果、その中からエジプトのチームによるデザインが選ばれた。
2021年04月14日News in Briefから
- 世界人口白書、発行
- 国連人口基金(UNFPA)が世界人口白書(2021年版)を発表。副題は、「私のからだは私のもの:からだの自己決定権を求めて」。同白書によれば、57の開発途上国において約半数の女性が、パートナーとの性交渉、避妊薬・具の利用、ヘルスケアの 3 つの分野における決定権を真に享受できていない。
- 糖尿病へのグローバル対応
- グローバル糖尿病サミットで、世界保健機関(WHO)がグローバル糖尿病コンパクトを発表。過去40年で、世界の糖尿病患者数は4倍増加している。
- 西岸:入植者による暴力
- 西岸地区において、この数か月間、イスラエル人入植者によるパレスチナ人に対する暴力事件が増加している。国連の独立人権専門家たちが警鐘を鳴らした。
2021年04月13日News in Briefから
- ミャンマー:全面的な紛争のおそれ
- ミャンマーにおける平和的抗議デモの弾圧はいまや、シリアで起こっている内戦と同レベルの全面的紛争に発展するおそれがある。バチェレ人権高等弁務官が警鐘を鳴らした。
- ウガンダ:選挙結果をめぐる弾圧
- ウガンダにおいて、1月の国内選挙の結果をめぐり、暴力的な警察取り締まりによって50人以上が殺害された。国連の独立人権専門家はこれを非難し、同国当局に対し、政治野党の弾圧をやめるよう訴えた。
- 福島第一原発:処理水の海洋放出
- 日本が東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出に向けて準備をしていることについて、国際原子力機関(IAEA)は同国と緊密に連携を取っていくとの旨を述べた。
2021年04月12日News in Briefから
- 英国:軍事部隊と人権
- 英国で現在、軍事部隊要員に関する法案が検討されている。バチェレ人権高等弁務官は声明を発し、この法案が現在の形のままで議会を通過した場合、アカウンタビリティーを制限するものになるおそれがあると述べた。
- 飢餓:宇宙飛行士と協力
- 国連食糧農業機関(FAO)は世界の飢餓をなくすため、宇宙飛行士のトマ・パスケ氏と協力していくことになった。FAOによれば、現在、世界の飢餓人口は6億9000万人。
- シャーガス病との闘い
- 4月14日は、シャーガス病の世界デー。毎年、シャーガス病はラテンアメリカで600万人から700万人に影響をおよぼしている。同地域に流行するシャーガス病を根絶するための活動が現在、展開中。
2021年04月09日News in Briefから
- COVID-19:ブラジルの状況
- 世界保健機関(WHO)は金曜日、ブラジルにおけるCOVID-19の状況が深刻化していることに憂慮を示し、緊急に政府支援を拡大する必要があると訴えた。
- ヨルダン、ドバイの人権状況
- ヨルダンのハムザ王子、ドバイのラティファ王女のそれぞれの人権状況について、国連人権高等弁務官事務所が懸念を表明した。
- シリア:難民帰還はまだ危険
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はデンマーク当局に対し、シリア難民をその意志に反して、祖国に送還しないよう訴えた。
2021年04月08日News in Briefから
- COVID-19:ワクチン、100か国以上に
- 世界保健機関(WHO)によれば、COVAXのスキームを通じて、これまでにワクチンを受け取った国は100か国以上にのぼる。
- COVID-19:移民への甚大な影響
- 国際移住機関(IOM)によれば、COVID-19を原因とした渡航規制がやむを得ず移民・難民となった人々に深刻な影響を及ぼしている。
- マリ:拘置所から解放を
- マリにおいて、裁判で不起訴となったジャーナリストをはじめとする5人の男性が依然として拘束されている。国連の独立人権専門家たちは当局に対し、起訴の取り下げを求めた。
2021年04月07日News in Briefから
- COVID-19:6週連続で感染拡大
- 世界保健機関(WHO)によれば、先週、新型コロナウイルスの新規感染者が400万人以上(死者7万1,000人)発生した。
- COVID-19:難民にワクチンを
- 紛争や自然災害で住むところを失い、故郷を流出した難民たちが新型コロナウイルスのワクチン接種を受けることができない状況にある。これについて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は警告を発した。
- ロマに対するヘイトスピーチ
- シンティ・ロマの人々が新型コロナウイルスを拡散させているとして、ヘイトスピーチや暴力の対象となっている。人権特別報告者は各国に対して、扇動的な言葉が躍るSNS拡散を防ぐよう訴えた。
2021年04月06日News in Briefから
- COVID-19:パスポート
- 世界保健機関(WHO)によれば、新型コロナウイルスのワクチン接種が確実に感染を予防するとは限らず、また、接種歴を証明するパスポートは世界各地の旅行を再開するための有効な戦略ではないかもしれない。
- コンゴ:深刻な飢餓
- 国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)によれば、コンゴ民主共和国において、3人に1人が飢餓に陥っている。
- イラン:難民たちの支援を
- イランにおいて、十万人単位の難民たちが基礎的保健サービスを受けることが困難な状況にある。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は支援金の拠出を訴えた。
2021年04月01日News in Briefから
- ミャンマー:流出する人々の保護を
- 国連人権高等弁務官事務所と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はミャンマーの近隣諸国に対し、同国から暴力と迫害を逃れて流出する人々を保護するよう訴えた。
- サヘル:コミュニティーの保護を
- ニジェール西部のティリアの3村落が武装勢力に襲われてから10日が過ぎた。国連人道援助諸機関はサヘル地域における暴力で避難民になった人々の保護拡大を訴えた。
- ルワンダ大虐殺から27年
- 4月7日は、ルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー。ルワンダにおいて100万人以上が3か月という短い期間で体系的に殺害されるというジェノサイドが起こってから27年が過ぎた。
2021年03月30日News in Briefから
- モザンビーク:市民への攻撃
- モザンビーク北部において、市民を狙った攻撃が続いている。今週末の武装集団による襲撃事件では数十人の市民の命が奪われた。
- シリア:市民の窮状、悪化
- シリア資金拠出誓約会議がオンライン開催。グテーレス事務総長はメッセージを寄せ、ますます厳しい状況に直面している人々を援助すべく、100億ドル以上の資金拠出を行うよう求めた。
- パンデミックに備え条約作成を
- 世界保健機関(WHO)は現在、未来の世代のため、パンデミックの備えを十全とすべく、条約作成の必要を訴え、取り組みはじめている。これまでに、世界25か国の首脳が賛同の意を表明している。
2021年03月29日News in Briefから
- シリア:市民たちの窮状
- シリアに対する資金拠出誓約会議、ブリュッセルで開催。ロウコック緊急援助調整官は同国における10年に及ぶ紛争による市民たちの窮状を訴えた。
- ミャンマー:国軍、市民攻撃
- ミャンマーにおいて、平和的抗議デモに参加する市民に対する国軍の攻撃によって、100人以上が死亡した。国連の人権高等弁務官、ジェノサイド防止特別顧問は非難声明を発し、国際社会に対し、同国軍による残虐な行為から市民を保護するよう訴えた。
- スエズ運河:巨大コンテナ船、離礁
- スエズ運河で座礁していた巨大コンテナ船、エバーギブンが離礁に成功したが、国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、今後しばらくの間、同運河を通過する物流量は大幅に減少する見込み。
2021年03月26日News in Briefから
- エリトリア難民キャンプ襲撃
- エチオピアのティグレ地域において、エリトリア難民キャンプが襲われて、略奪や放火などで、難民たちの安否や行方も不明。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は憂慮を表明した。
- COVID-19:子どもの読む力
- 国連教育科学文化機関(UNESCO)によれば、2020年、読むことができない子どもが予想されていたよりも100万人増えて、5億8400万人となった。
- アンゴラ:干ばつで食料不足深刻
- アンゴラ南西部における干ばつによって、食料不足が深刻化し、人々が隣国ナミビアへの流出を余儀なくされている。世界食糧計画(WFP)が警告を発した。
2021年03月25日News in Briefから
- エチオピア:ティグレ―の人権
- エチオピアにおける重大な人権侵害状況の疑いについて、同国の人権委員会と、国連の人権高等弁務官事務所が共同で調査を行うことになった。
- ロヒンギャ難民との連帯を
- バングラデシュ南部の難民キャンプで大火災が発生し、ロヒンギャ難民たちがすべてを失った。ロウコック緊急援助調整官はそれら難民との連帯を呼びかけた。
- ミャンマー:深まる危機の解決を
- ミャンマーにおける深まる危機の解決のため、国連の独立人権特別報告者は国連加盟国に対し、緊急サミットを開催するよう求めた。
2021年03月24日News in Briefから
- COVID-19:感染者4週連続増加
- 世界じゅうで新型コロナウイルスの感染者が4週連続で増加している。過去1週間だけで新規感染者はおよそ330万人にのぼる。世界保健機関(WHO)が発表した。
- ニジェール:村落で襲撃事件
- ニジェールにおおいて、3つの村落が武装集団に襲われ、多数の死傷者がでた。一般の人々を死傷させた襲撃事件が起こるのは1週間で2度目。グテーレス事務総長は同国に対し、連帯を表明した。
- ミャンマー、ベラルーシ:人権決議
- 人権理事会はミャンマーとベラルーシの人権状況について、それぞれ決議を採択した。ミャンマーに関する決議は全会一致。ベラルーシに関するそれは賛成20、反対7、棄権20。
2021年03月23日
- コックスバザールで大火災
- バングラデシュのコックスバザール難民キャンプで大きな火災が発生し、現時点で、少なくとも15人の死亡が確認されており、400人が行方不明となっている。国連とパートナーたちは焼け出された4万5,000人の支援にあたっている。
- シリア北部:爆弾攻撃で死傷者
- シリア北部において、爆弾攻撃が行われ、子どもたちや病院で働く人々を含めて、数十人が死傷した。国連は非難声明を発出した。
- テクノロジー:支援技術の利益
- 支援技術(assistive tech)の革新が近年、目覚ましい速度で進化している。近いうちに、モビリティーや視力、その他の障害を持つ人々にとって大きな力となっていく。世界知的所有権機関(WIPO)はこのたび、テクノロジー・トレンド・レポートを発表した。
2021年03月22日News in Briefから
- COVID-19:結核治療、困難に
- COVID-19の影響によって、昨年前半に結核の治療を受けられた人は通常に比べて140万人少なかった。国連保健機関(WHO)が発表した。
- コンゴ:人権状況、悪化
- バチェレ人権高等弁務官は人権理事会で演説し、コンゴ民主共和国東部における人権状況が悪化し、殺害される人の数が戦争犯罪や人道に対する罪に相当するほど夥しいと訴えた。
- 気候変動、海洋に甚大な影響
- 世界気象機関(WMO)は、気候変動が世界の海洋に甚大な影響を及ぼしているとし、COVID-19によって中断していた監視活動を再開し、沿岸地域保護のための警戒システムに投資するよう求めた。
2021年03月19日News in Briefから
- ミャンマー:治安部隊、学校占拠
- ユニセフが金曜日、発表したところによれば、ミャンマーにおいて、治安部隊が60以上の学校や大学を占拠した。
- 警察の暴力根絶のため社会変容を
- バチェレ人権高等弁務官は人権理事会で、アフリカ系の人々への差別をなくすためには社会や制度全般の変容が必要であると訴えた。
- ベラルーシ:人権活動家への弾圧
- ベラルーシにおいて、昨年8月の大統領選をめぐる抗議デモに関連して、人権促進の活動家への弾圧が増している。国連の独立人権専門家が警告を発した。
2021年03月18日News in Briefから
- COVID-19:暖かい気候で油断は禁物
- 世界保健機関(WHO)は北半球で温暖な気候となってきたことがCOVID-19の拡大のための措置を緩める引き金となってはならないと警告した。
- 自然災害:50年前の3倍に増加
- 国連食糧農業機関(FAO)によれば、自然災害の発生頻度は50年前の3倍となり、農家が昨年直面した災害件数はかつてなく多かった。
- COVID-19:世界経済へのダメージ
- 国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、昨年、COVID-19はすべての国の経済に影響を及ぼし、何兆ドルもの損失をもたらした。世界のGDPはマイナス3.9%下降したが、中国と米国の強い経済力によって、当初の見込みよりは良かった。
2021年03月17日News in Briefから
- COVID-19:ヤンセンのワクチン
- 世界保健機関(WHO)の専門的諮問機関SAGEはこのたび、ヤンセンのCOVID-19ワクチンを国際的な使用のために公的に承認した。
- COVID-19:ワクチンと血栓
- SAGEはまた、COVID-19のワクチンと血栓との関係が疑われていることについて、実験データでその確立が低いことを示し、懸念を和らげた。
- リビア:武器禁輸の有効性なし
- 安保理の対リビア制裁委員会はリビア制裁に関する報告を提出し、制裁の実効性がない一方で、市民や移民たちがその犠牲になっているとの旨を述べた。
2021年03月16日News in Briefから
- ミャンマー:死者増える
- 2月1日のクーデター以降、暴力が続くミャンマーにおいて先週、抗議デモに参加して死亡する人が急増。バチェレ人権高等弁務官は深い憂慮を表明した。
- ナイジェリアと南スーダン情勢
- ナイジェリアと南スーダンにおいて、暴力と食料不足が深刻化し、何百万にのぼる人々が苦しんでいる。国連人道問題担当事務所(OCHA)はそれらの人々に対する援助のため、27億ドルの資金拠出を求めた。
2021年03月15日News in Briefから
- ミャンマー:続く流血
- ミャンマーで週末、抗議デモ参加者が数十人殺害された。同国に関する国連特使は声明を発し、同国で流血が続いている状況を強く非難した。
- 南スーダン:村落への攻撃
- バチェレ人権高等弁務官は南スーダン当局に対し、同国のジョングレー地域の民兵組織を支援するすべての者の責任を問うよう求めた。
- シリア:内戦開始から10年
- シリアで内戦が始まってから10年が過ぎた。現地で生きる市井の人々の窮状は変わらない。国連人道問題担当事務所(OCHA)は同国の人々の声をあつめ、クラリネットの音色とともに、その窮状を訴えるデジタル作品“I Wish It Had Been A Dream – Voices from Syria”を制作し発表した。
2021年03月12日News in Briefから
- 予防接種:血栓症例
- アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを接種した後に血栓ができる症例が複数報告されたことについて、世界保健機関(WHO)はリスクを上回る利益があるとの専門家たちの知見を示している。
- シリア:子どもに支援を
- 紛争が10年にわたって続くシリアにおいて、10人に9人の子どもが支援を必要としている。国連人道援助諸機関が訴えた。
- ソマリア:水不足の窮状
- 国連人道問題調整事務所(OCHA) によれば、2000年11月以降、8万3,000人が深刻な水不足で避難民となっている。
2021年03月11日News in Briefから
- 米国:新政権は死刑廃止を
- 国連の独立人権専門家たちは米国のバイデン大統領に対し、同国の死刑制度を廃止するために全力を尽くすよう求めた。
- 南スーダン:流血の停止を
- 南スーダンにおける暴力的状況は2013年12月に内戦がはじまってから最悪レベルにある。同国の人権に関する国連委員会のYasmin Sooka議長が人権理事会で報告した。
- ミャンマー:平和的デモへの暴力
- 安保理は声明を発し、ミャンマーにおける平和的デモ参加者に対する暴力を非難し、市民の活動に対する規制に深い憂慮を示した。
2021年03月10日News in Briefから
- イエメン:最悪の飢餓のおそれ
- イエメンにおいて、近代における最悪の飢餓が起こるおそれがある。世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長は同国視察訪問を終えるにあたり、平和を求める緊急アピールを発し、食料支援のための資金拠出を求めた。
- クリーンエネルギーを万人に
- 20か国以上の加盟国はこのたび、2030年までに、すべての人が手ごろな価格でクリーンエネルギーを使えるようになることを求めた。9月には国連事務総長がエネルギーに関するハイレベル対話サミットを招請する。
- 北朝鮮:COVID-19と人権侵害
- 北朝鮮において、COVID-19による規制が原因となって、人々が飢餓に苦しみ、処刑されている。同国の人権に関する特別報告者が人権理事会で報告した。
2021年03月09日News in Briefから
- 米テキサス州:極渦による極寒
- 世界気象機関(WMO)は、先月の米テキサス州の極寒の原因は極渦であると指摘。それと同時に、世界の二酸化炭素排出レベルが上昇していることについても警告した。
- フィリピン:人権活動家の殺害
- フィリピンで9人の人権活動家が治安部隊によって殺害されたことについて、国連人権高等弁務官事務所が非難声明を発した。
- スイス:ヘッドスカーフ禁止
- スイスにおいてヘッドスカーフ着用が禁じられることになったことについて、国連人権高等弁務官事務所は、そうした禁止措置がヘッドスカーフ着用者のさらなる疎外化をもたらすとして懸念を表明。
2021年03月08日News in Briefから
- 3月8日は、国際女性デー
- 毎年3月8日は国際女性デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、パンデミックの終息後、すべての国が未来に向けた取り組みに女性を積極的に関与させるよう訴えた。
- イエメン:移民収容センターで火災
- イエメンの首都サナアで移民収容所で火災が発生し、少なくとも8人が死亡し、多数の負傷者がでた。国連移住機関(IOM)が発表した。
- COVID-19:女児に児童婚の危険
- COVID-19の影響によって、今後10年間で児童婚のリスクに晒される女児が1,000万人増えるとみられる。ユニセフが明らかにした。
2021年03月05日News in Briefから
- ギニアビサウで、エボラ予防接種
- ギニアビサウにおいて、1,600人以上がエボラウイルスの予防接種を受けた。同国では、これまでに18人の感染が確認されている(14人が感染、4人が死亡)。世界保健機関(WHO)はより一層の人々へのワクチン投与の必要を訴えている。
- 西岸:コロナウイルス感染増加
- 2月、西岸におけるコロナウイルス感染者が倍増。変異株の発生が原因とみられる。一方で、ガザ地区では感染者は減少した。国連人道問題調整事務所(OCHA)が発表した。
- イラン:非武装のバローチ人殺害
- イランにおいて治安部隊が非武装少数民族バローチ人の抗議デモ参加者および宅配便業者に武力行使し、少なくとも12人(うち2人は子ども)が死亡したと伝えられる。国連人権高等弁務官はこの武力行使に対し非難声明を発した。
2021年03月04日News in Briefから
- アデン湾:溺死する移民たち
- ジブチからイエメンに向かう移民たちが途中で海に投げ込まれ、少なくとも20人が溺死した。国際移住機関(IOM)が明らかにした。
- ムスリムへの誤解や恐怖に懸念
- 人権理事会において、宗教の自由に関する特別報告者は演説し、ムスリムへの誤解や恐怖が広がっていることについて、多くの国、地域機関、国際機関が責任を負っているとの旨を述べた。
- 子どもたちのメンタルヘルス
- ユニセフはこのたび、COVID-19で孤独を強いられる子どもたち、3億3200万人以上のメンタルヘルスの状況に警鐘を発した。
2021年03月03日News in Briefから
- COVID-19:教育機会の喪失
- ユニセフによれば、コロナ禍のロックダウンによって、昨年、少なくとも1億6800万人の子どもが通う学校が一年を通して閉鎖された。
- アフガニスタン:報道記者への襲撃
- アフガニスタン東部のジャララバードにおいて、3人の女性ジャーナリストが銃で撃たれて、死亡した。
- ナイジェリア:子どもたちの支援を
- ナイジェリアにおいて、学校襲撃や集団拉致によってトラウマを負った子どもたちへの支援がほとんどなされていない状況について、国連の独立人権専門家たちが懸念を表明。
2021年03月02日News in Briefから
- 国連事務総長、脱炭素を訴え
- グテーレス事務総長は各国政府に対するアピールを発し、二酸化炭素の排出が多い石炭火力発電を段階的に廃止するよう訴えた。
- COVID-19:ワクチンの公正分配
- 新型コロナウイルスのワクチンを公正に分配するためのイニシアチブ、COVAXが成功するためには一層の支援が必要である。世界保健機関(WHO)の事務局長が述べた。
- 聴覚障害者は4人に1人へ
- 2050年までに、世界中で何らかの聴覚障害をもつ人は4人に1人の割合となるだろう。世界保健機関(WHO)が警告を発した。
2021年03月01日News in Briefから
- イエメン:緊急支援を
- グテーレス事務総長はイエメンの劣悪な人道状況に置かれた1600万人を救うための緊急支援として、38億5000万ドルの資金拠出を求めるアピールを発出した。
- COVID-19:予防接種
- COVAXスキームの最初の受益国となるコートジボワール、ガーナ両国において、COVID-19と最前線で闘う保健衛生従事者たちに対するワクチン接種が開始した。
- シリア:拘束された市民たち
- シリアにおいて刑務所や拘束施設に収容された何万もの市民たちの安否状況が依然として不明である。シリアに関する調査委員会が述べた。
2021年02月26日News in Briefから
- NDC統合報告書
- パリ協定で求められた「自国が決定する貢献(INDC)」に関する統合報告書、発行。グテーレス事務総長は地球温暖化を食い止めるためには各国の貢献がまったく不足しているとの旨を訴えた。
- COVID-19:取り残される人々
- COVID-19のパンデミックが拡大する中、人々は取り残され、あるいはこれまで以上に遠くに置き去りにされている、とバチェレ人権高等弁務官は警告を発した。
- ナイジェリア:学校への襲撃事件
- ナイジェリア北西部の中等学校が襲撃され、300人以上の女子生徒が行方不明となっている。ユニセフはこの学校への襲撃を強く非難した。
2021年02月25日News in Briefから
- ニジェール:選挙をめぐる暴力
- ニジェールにおいて大統領選挙・決選投票の実施後、今週、暴力的な抗議デモが始まった。西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)と国連は自制を求めている。
- COVID-19:ユニセフ、ワクチン協定
- ユニセフは今週、コロナウイルスのワクチンの世界供与に関して、アストラゼネカ社と協定を結んだ。ファイザー、セルム・インスティテュートとの協定に次いで、3つ目。
- 南スーダン:ポリオワクチン
- 南スーダンにおいて、280万人の子どもたちをポリオから守るため、ワクチン投与キャンペーンが展開中。昨年9月のポリオ発生後、これまでに同国全州の17郡に拡散した。
2021年02月24日News in Briefから
- COVID-19:ガーナにワクチン
- COVAXイニシアチブの初の配給として、コロナウイルスのワクチン60万回分がガーナに到着した。
- COVID-19:死者数減少
- 世界保健機関(WHO)によれば、COVID-19による一週間の死者数が20%減少した。減少傾向は3週間続いている。
- テクノロジーの不平等
- 国連貿易開発会議(UNCTAD)はこのたび、すべての国に対し、不平等の拡大を回避するためにも、パンデミック下で人々に知られ必要とされるようになった新しいテクノロジーへの投資を呼びかけた。
2021年02月23日News in Briefから
- モルジブに注射器輸送
- ユニセフはこのたび、コロナウイルスのワクチン接種のための注射器10万本と注射針回収ボックス1,000個をモルジブに輸送した。これが第一弾の輸送先。
- 酸素キャニスターの不足
- 世界中で、酸素キャニスターが不足する状態となっている。国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、COVID-19の影響により、中低所得国において酸素キャニスターの需要が特に高まっている。
- アフガニスタン:紛争の犠牲者増加
- アフガニスタンにおいて、昨年、民間人の死者数の減少がみられたものの、9月の和平交渉開始以降、死者の数は増えている。現地に展開する国連ミッションUNAMAが発表した。
2021年02月22日News in Briefから
- ミャンマー:クーデター
- ミャンマーで軍によるクーデターが起こり、人々が抗議デモを始めてから3週間。グテーレス事務総長は人権理事会の第46会期で演説し、同国の人々に対する全面的な支持を繰り返し述べた。
- COVID-19:より良い復興
- バチェレ人権高等弁務官は人権理事会で演説し、COVID-19のパンデミックに対する最善の対応は脆弱な人々を包摂する施策を前面にたてるより良い復興であるとの旨を述べた。
- コンゴ:人道活動家への襲撃
- コンゴ民主共和国東部において、世界食糧計画(WFP)の移動車両が襲われ、3人が死亡した。WFPは深い悲しみと哀悼の意を表明した
2021年02月19日News in Briefから
- 南スーダン:各地で続く暴力
- 南スーダンのほとんどの地域が何千人にも上る戦闘員たちの暴力で荒廃し、子どもたちは拉致され銃を持って戦うことを強いられ、女性は動産扱いされている。人権理事会の任命した人権調査団が述べた。
- 人道物資空輸、資金枯渇
- 世界中で最も厳しい人道状況にある場所に援助物資を届ける国連人道空輸サービスの資金が枯渇。来月以降の活動を続けるためには、2億400万ドルの緊急資金が必要である。
- ハイチ:司法独立への攻撃
- 不安定な政治・行政の状況が続くハイチにおいて、裁判官が逮捕されるなど、裁判の独立が危ぶまれている、と国連人権高等弁務官事務所は深い憂慮の念を示した。
2021年02月18日News in Briefから
- ギニア:エボラ拡大のおそれ
- ギニアにおいて、日曜日にエボラ出血熱の感染が発表されたが、その後、ウイルスの拡大のリスクが非常に高まっている。世界保健機関(WHO)が警告した。
- シリア:援助の道具化に終わりを
- シリアの紛争が始まってから10年。人権理事会が任命したシリア調査委員会は報告書を発表し、内戦の犠牲者と遺族のための正義と人道援助の道具化の終わりを訴えた。
- ナイジェリア:学校への襲撃
- ナイジェリア中部で学校襲撃事件が発生し、1人生徒が死亡し、何人かが拉致された。グテーレス事務総長は学校襲撃を強く非難し、同国当局に対し、全力を尽くして犠牲者を救い出し、犯人を逮捕し裁判にかけるよう訴えた。
2021年02月17日News in Briefから
- ワクチンの公正なアクセスを
- 国連児童基金(ユニセフ)のフォーレ事務局長は水曜日、安保理に対し、COVID-19を終息するためすべての国が包摂的なワクチン投与計画を展開するようユニセフが訴えていることを支援するよう促した。
- コロナ:感染減少と変異株拡大
- 世界保健機関(WHO)によるCOVID-19最新状況報告によれば、新型コロナウイルス感染とそれによる死者数はこの一週間でだいぶ減少したが、一方で、変異株は拡大を続けており、ウイルスの威力はおさまっていない。
- ソマリア:極度の食料不足
- ソマリアにおいて、26億人以上が極度の食料不足に直面する危機的状況にある。国連食糧農業機関(FAO)が警告した。
2021年02月16日News in Briefから
- ミャンマー:人権の尊重を
- ミャンマーに関する国連特使Schraner Burgener氏は同国の軍事指導者に対し、暴力を控え、人権と法の支配を尊重するよう求めた。
- コンゴ:エボラとの闘い
- コンゴ民主共和国において、新たにエボラ出血熱の症例発生が確認されたが、武装グループによる残虐な行為の継続によって、その対応に困難が生じている。世界保健機関(WHO)が警告した。
- 南スーダン:食料不足の危機
- 南スーダンのジョングレイ州において、食料不足の状況が非常に厳しく、10年前の独立後、最悪レベルになっている。世界食糧計画(WFP)が警告を発した。
2021年02月15日News in Briefから
- アフガニスタン:報道関係者の殺害
- 国連アフガニスタン支援団(UNAMA)によれば、アフガニスタンにおいて、最近数か月間、人権活動家や報道関係者の殺害事件が急増している。
- ギニア南部でエボラ出血熱
- ギニア南部において、エボラ出血熱による死者が3人でた。国連諸機関はギニア保健当局によるエボラ感染統制努力に対する支援を開始した。
- WTOの新事務局長、決まる
- 国連貿易機関(WTO)の新事務局長にナイジェリアのオコンジョ=イウェラ氏が任命された。同ポストへの女性就任、アフリカ人就任どちらも初めて。
2021年02月12日News in Briefから
- アウンサンスーチー氏解放を
- 人権理事会はミャンマーにおける危機状況に関する特別会期を開催。英国と欧州連合(EU)は先週の軍事クーデターを非難する決議案を提出した。
- COVID-19:後遺症への懸念
- 世界保健機関(WHO)は、コロナウイルスの感染者が患う後遺症が現実のものであるとし、それが今後、世界の保健システムに及ぼす影響について懸念を示した。
- イエメン:子どもたちの飢餓
- イエメンにおいて、5歳未満の子どもたちの半数が深刻な栄養失調に苦しんでいる。緊急の対応がなされなければ、40万人の子どもたちが命を落とすだろう。国連人道援助諸機関が警告。
2021年02月11日News in Briefから
- COVID-19:アストラゼネカ製ワクチン
- 世界保健機関(WHO)の専門家パネルはこのたび、アストラゼネカ製のコロナウイルスワクチンが変異株に有効でないとする研究報告について、明確な結論がでたものではないと述べた。
- COVID-19:欧州での感染
- 欧州における感染者数は依然として非常に多く、各国が規制解除に動くのはまだ早い。世界保健機関(WHO)が警告。
- 人権活動家はテロリストではない
- 国連の独立人権専門家たちはエジプト当局に対し、テロ対策を人権弾圧に使わないように訴え、同国のテロリストリストに加えられた人権活動家をリストから外すよう求めた。
2021年02月10日News in Briefから
- ミャンマーの危機
- 国連の独立人権専門家たちはミャンマーの治安部隊に対し、先週のクーデターに関連する抗議デモでさらなる犠牲者が出る前に銃を置くよう促した。平和的なデモに過剰な武力を使わせる命令は不法であり、人道に対する罪で裁かれる際に、「命令に従った」という言い訳は通じないとの旨述べた。
- 東アジア諸国、経済復興
- 国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、東アジアと太平洋地域がなければ、昨年の終わりの貿易復興は実現不可能だった。
- COVID-19:ワクチンの連帯を
- 世界保健機関(WHO)とユニセフ両機関の事務局長はCOVID-19に打ち勝つため、各国の指導者たちに対し、ワクチンのための連帯を呼び掛けた。
2021年02月09日News in Briefから
- ラニーニャでも世界の温度上昇
- ラニーニャ現象の影響がありながらも、今から4月までの間に世界各地の温度は上昇する見込み。世界気象機関(WMO)が発表した。
- COVID-19:ワクチンを世界の人々に
- 約130か国の25億人以上が依然として、コロナウイルスのワクチンを一回も受けていない。世界保健機関(WHO)の事務局長は貧困諸国に対する資金援助を訴えた。
- ミャンマー:デモ参加者への武力行使
- ミャンマーにおいて、クーデターに抗議するデモ参加者に対して武力が使われているなか、ミャンマー人道調整官は同国の治安部隊に対し、デモ参加の権利を尊重するよう訴えた。
2021年02月08日News in Briefから
- インド:洪水で多くの死者
- 週末にインドでヒマラヤの氷河が崩れて洪水が発生し多数の死者がでた。グテーレス事務総長は悲しみを表明した。
- ベネズエラから流出する人々
- フィリッポ・グランデ難民高等弁務官はベネズエラから暴力を逃れ、また食料や雇用を求め流出する人々を近隣諸国が支援することの重要性を訴えた。これまでに500万人が同国から流出している。
- シリア:海外国籍の人々の帰還を
- シリア北東部のキャンプに過激派戦闘員の妻や子どもたちが何年にもわたって拘束されている。国連の独立人権専門家は57か国に対し、自国籍の人々を即時に帰還させるよう訴えた。
2021年02月05日News in Briefから
- エチオピア:人道支援アクセスを
- 国連人道問題調整事務所(OCHA)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は金曜日、エチオピアのティグレ地域で戦闘から逃れた人々への人道支援アクセスを求めるアピールを発した。
- COVID-19:女性器切除(FGM)増加へ
- COVID-19の影響によって、今後10年間で、女性器を切除される女児が200万人増えると見込まれる。グテーレス事務総長は女性器切除(FGM)の根絶を訴えた。
- ソマリア:砂漠とびバッタのリスク
- ソマリアにおいて今年、砂漠とびバッタが穀物収穫に及ぼすリスクは依然として、高い。国連食糧農業機関(FAO)が警告を発した。
2021年02月04日News in Briefから
- ウガンダ北東部で人道犯罪
- 国際刑事裁判所は木曜日、ウガンダ北東部における神の抵抗軍(LRA)のDominic Ongwen司令官による戦争犯罪および人道に対する犯罪を問う有罪判決を下した。
- COVID-19:貧困国にワクチン
- 国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)はこのたび、貧困諸国の5億人にコロナウイルスのワクチンを投与するイニシアチブをスタートした。
- イラン:処刑されるバローチ人
- イランにおいて、刑務所で拘束されているバローチ人たちが処刑され続け、その数が増えている。国連の独立人権専門家たちが懸念を表明。
2021年02月03日News in Briefから
- エチオピア:ティグレ地域の窮状
- エチオピアのティグレ地域における危機的状況によって何十万もの人々が影響を受けていることについて、グテーレス事務総長は重大な懸念を示した。
- COVID-19:ワクチン投与
- 国連が主導するCOVAXイニシアチブのもと、今年前半に145か国のキーワーカーと脆弱な人々がコロナウイルスのワクチン接種を受けるべきである。
- ロシア:ナワリヌイ氏、禁固刑
- ロシアの反体制指導者ナワリヌイ氏に対し2年半の禁固刑の判決が下されたことについて、国連人権高等弁務官事務所は深刻な懸念を表明。
2021年02月02日News in Briefから
- COVID-19:がん治療に影響
- 世界保健機関(WHO)によれば、COVID-19のパンデミックは世界じゅうで、がん診断と治療に深刻な影響を及ぼしている。
- コンゴ:人道に対する罪の調査を
- コンゴ民主共和国東部において、人道に対する罪が犯されている可能性がある。国連人権高等弁務官事務所が警告した。
- 北朝鮮:刑務所での人権侵害
- 国連人権高等弁務官事務所は報告書を発表し、朝鮮民主主義人民共和国の刑務所において、人道に対する罪に相当する人権侵害行為がいまだ続いているとみられることを指摘した。
2021年02月01日News in Briefから
- ミャンマー:軍事クーデター
- ミャンマーにおいて軍事クーデターが発生し、同国の政治指導者たちが拘束されたことについて、グテーレス事務総長は非難声明を発した。
- リビア:刷新と和解のチャンス
- スイスで、リビア政治対話フォーラムがスタートした。リビア担当事務総長特別代表(代行)を務めるステファニー・ウィリアムズ氏は、同国の国民が何年にもわたる紛争の終結を代表者たちに託しているとの旨を述べた。
- ニカラグア:環境活動家の保護を
- 国連の独立人権専門家はニカラグアで先住民の環境活動家Nacilio Macario氏が殺害された事件の調査を求めた。
2021年01月28日News in Briefから
- イエメン:戦闘、拡大
- イエメンのフダイダにおいて、戦闘が拡大し、住宅街への爆撃で、市民たちの命が危険にさらされている。
- イエメン沖:タンカー調査延期
- イエメン沖で5年間放置されているタンカーの調査が行政文書作成の遅れなどで今年3月まで延期された。原油漏れによる環境汚染が懸念されている。
- 欧州:難民たちへの襲撃
- 庇護を求める人々が陸路、海路で欧州に入るのを拒まれ追い返されたり、襲撃を受けたりしている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は欧州各国に対し、そうした行為をやめるよう訴えた。
2021年01月27日News in Briefから
- エチオピア:子どもたちの苦難
- エチオピア北部のティグレ地域で戦闘が始まってから3か月が過ぎた。子どもたちの状況に懸念が現在、高まっている。ユニセフが警鐘を鳴らした。
- シリア:北西部の避難民の窮状
- シリア北部において、豪雨と洪水が発生し、何年も続く戦闘で故郷を流出した何十万もの人々が滞在するキャンプに大きな被害がでた。
- 気候変動は地球の緊急事態
- 国連開発計画(UNDP)はこのたび50か国以上で世論調査を実施。それによれば、ほとんどの人は気候変動が地球的な緊急事態であり、より一層の行動が必要であると考えている。
2021年01月26日News in Briefから
- モザンビーク:サイクロン襲う
- モザンビークのコミュニティーが熱帯サイクロン・エロイーズに襲われ、大きな被害がでた。国連諸機関は現在、支援活動を活発化している。3週間前には熱帯低気圧シャレーンが同国を襲っていた。
- COVID-19:難民の再定住に悪影響
- COVID-19による飛行便に停止や遅延などの影響がでていることにより、昨年に比べて、難民が再定住する数が減った。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が述べた。
- COVID-19:予防接種ガイダンス
- 世界保健機関(WHO)は初めて、モデルナのCOVID-19ワクチン投与に関するガイダンスを発表。それによれば、ワクチンは28日間の間隔をあけて、2回投与されることが望ましい。
2021年01月25日News in Briefから
- COVID-19:雇用への影響
- 国際労働機関(ILO)によれば、COVID-19が雇用に与える影響は2008年の金融危機に比べて4倍大きい。
- COVID-19:スリランカで死者火葬
- スリランカ政府がCOVID-19による死者を強制的に火葬。これについて、国連の独立人権特別報告者たちは火葬がムスリムとその他の少数者の宗教の教義に反することを述べて、強制火葬の停止を求めた。
- シリア:子どもたちの危機
- シリアにおいて、戦闘が続き、今年に入ってから、少なくとも18人の子どもが死亡した。ユニセフは警告を発するとともに、援助を必要とする人々へのアクセス拡大を求めた。
2021年01月22日News in Briefから
- 核兵器禁止条約、発効
- 核兵器禁止条約が発効した。多国間核軍縮条約の発効はおよそ20年ぶり。グテーレス事務総長は大量破壊兵器のない世界に向けた重要な一歩であるとして歓迎の意を表明した。
- ダルフール:暴力再燃のおそれ
- スーダンのダルフール地域で、10万を超える人々を流出させたコミュニティー間の暴力が再燃するおそれがある。原因は、治安および慢性的な不罰の欠如。
- COVID-19:移民にワクチンを
- 国連の人権特別報告者たちは、各国のワクチン投与プログラムにおいて、移民たちを確実に包摂するよう訴えた。
2021年01月21日News in Briefから
- 気候変動:米国がパリ協定復帰
- 米国の新大統領が就任直後に、パリ協定への復帰を決めたことについて、グテーレス事務総長は歓迎の意を表明。
- 米国、WHOとの関係修復
- 米国のバイデン新大統領は世界保健機関(WHO)との関係修復を発表。グテーレス事務総長はこれを歓迎した。
- 米国、COVAXへの協力
- 米国政府のファウチ医療顧問はこのたび、世界保健機関(WHO)が貧困国のCOVID-19対策を支援するCOVAXにおける役割を再開するとの旨を述べた。
2021年01月20日News in Briefから
- 中央地中海で死者40人超
- リビア沖で、移民・難民船が転覆し、40人以上が死亡した。今年に入ってから中央地中海でのこうした事故は初めて。国際移住機関(IOM)が発表した。
- 中央アフリカ共和国で暴力
- 中央アフリカ共和国において、軍事的暴力が拡大し、人道援助物資や商業品の輸送を阻んでいる。国連人道問題調整事務所(OCHA)が発表した。
- モザンビーク:人道危機悪化
- モザンビーク北部のカボデルガド州において、武装集団による襲撃事件を逃れて人々が故郷を流出し、人道危機が悪化している。国連援助諸機関が憂慮を表明。
2021年01月19日News in Briefから
- ワクチン・ナショナリズムに警鐘
- 世界保健機関(WHO)は各国が貧しい国々を犠牲にして自国の国民のみに十分なワクチンを確保しようとする動きに憂慮を表明した。
- ハイチ:警察の暴力的制圧に警鐘
- ハイチにおいて、不平等や機会平等の欠落などに反対する大規模抗議デモを求める声が高まる中で、国連人権高等弁務官事務所は警察の暴力的な制圧に警鐘を鳴らした。
- 中央アフリカ共和国:PKO襲われる
- 中央アフリカ共和国南部において、国連の輸送車両が車襲われ、国連平和維持要員2人(ガボン、モロッコから派遣)が死亡した。
2021年01月18日News in Briefから
- 西ダルフール:暴力拡大
- グテーレス事務総長は西ダルフールで暴力が拡大していることについて深い憂慮を表明し、スーダン当局に対し、戦闘を終わらせ市民を保護するためにあらゆる努力を尽くすよう求めた。
- リビア:暫定政府に合意
- リビアの暫定政府樹立に関する合意がジュネーブで成立し、平和的な未来に向けた動きが歩みを進めた。同国では年末に総選挙が実施される予定。
- ロシア:反政権活動家の解放を
- 国連人権高等弁務官事務所はアピールを発し、ロシアの反政権活動家、アレクセイ・ナバリヌイ氏の即時解放を求めた。同氏は土曜日、ドイツから帰国したところを逮捕された。
2021年01月15日News in Briefから
- インドネシア:大地震で被害
- インドネシアの西スラウェシ州で、マグニチュード6.2の大地震が発生。国連人道援助諸機関は現在、同国当局と密接な連絡をとっている。
- 児童労働:過去10年で減少
- 国際労働機関(ILO)によれば、過去10年間で、児童労働が著しく減少。しかし今なお、1億5,200万人(世界で10人に1人)の子どもが危険な労働に携わっている。
- 中央アフリカ共和国:避難民
- 中央アフリカ共和国から、選挙後の暴力を逃れて、約12万人が近隣諸国に流出し、性的な暴力やハラスメント、略奪行為などの犠牲になっている。
2021年01月14日News in Briefから
- 米国、フーシをテロ指定
- 米国がこのたびフーシをテロ組織として指定したことによって、イエメンがこれまでの40年間で最大級の飢餓に襲われるおそれがある。ロウコック国連緊急援助調整官が警告を発した。
- マリ:平和維持要員殺害
- マリのティンブクトゥ地域において、国連の輸送車が襲撃を受け、国連平和維持要員4人(コートジボワールからの派遣)が死亡した。
- 気候変動:適応策、不十分
- 国連環境計画(UNEP)がこの度発表したデータによれば、世界各国は気候変動への適応策を講じているものの、ますます増えつつある干ばつや洪水、海面上昇に対する保護としては十分とは言えない。
2021年01月13日News in Briefから
- COVID-19:変異種調査に国際協力
- COVID-19の変異種出現を迅速に調査確定するためには、一層の国際協力が必要である、と世界保健機関(WHO)が訴えた。
- COVID-19:在宅勤務のリスク
- 国際労働機関(ILO)はこのたび、在宅勤務が高度技術者にとってさえ、自宅外の仕事と比べて労働条件が悪いことを明らかにする調査報告を発表し、在宅勤務者の保護を求めた。
- コンゴ:人権活動家殺害の調査を
- 人権規約委員会はこのたび、コンゴ民主共和国に対して、人権活動家パスカル・カブングル氏の殺害事件の調査を求めた。腐敗と免罪への反対を強く論じていた同氏は15年前、家族の目の前で殺害された。
2021年01月12日News in Briefから
- COVID-19:ワクチンの優先順位
- 世界保健機関(WHO)の事務局長はアピールを発し、COVID-19のワクチン投与は医療関係者やその他のハイリスクの人々を優先にはじめられるべきだと述べた。
- ペルー:警察官による過剰な暴力
- ペルーにおいて昨年11月、抗議デモ参加者に対し、警察官が不必要で過剰な武力を行使したことについて、国連人権高等弁務官事務所は国際的な人権基準に悖るものだと述べた。
- マダガスカル:人道危機のおそれ
- 干ばつとパンデミックに襲われるマダガスカルにおいて、人道危機発生のおそれが浮上している。世界食糧計画(WFP)によれば、同国南部において、飢える人が昨年に比べて倍増し、140万人となった。
2021年01月11日News in Briefから
- COVID-19:専門家チーム、中国へ
- 国際的な保健衛生専門家チームが新型コロナウイルスの起源を調査すべく中国を訪問する、とのニュースにWHO事務局長は歓迎の意を表明。
- HIV/エイズ:スティグマ対策を
- 国連エイズ合同計画(UNAIDS)は、スティグマへの対応がしっかりとなされなければ、エイズによる死者は今後増えるだろうと各国に警告し、対応の強化を求めた。
- イスラエル、パレスチナ人家族追放
- イスラエルがこのたび、エルサレム占領地区からパレスチナ人家族16世帯の追放命令を出した。国連の独立専門家はイスラエルに対し、その撤回を促した。
2021年01月08日News in Briefから
- 米国:連邦議会への乱入
- 米国連邦議会ビルで群衆による乱入事件が起こり、次期大統領の承認手続きが一時中断した。グテーレス事務総長は懸念を表明。バチェレ人権高等弁務官もまた同じく、懸念を表明した。
- 中央ア:大量の人々が流出
- 中央アフリカ共和国において、選挙結果をめぐる暴力的状況によって、大量の難民・避難民が発生している。少なくとも3万人が近隣諸国に流出した。
- ベトナム:ジャーナリストの逮捕
- ベトナムにおいて、逮捕されるジャーナリスト、ブロガー、コメンテーター、人権擁護活動家が増えている。その多くは公判前に連絡が取れなくなっている。
2021年01月07日News in Briefから
- 米国:連邦議会で乱入事件
- 米国連邦議会でトランプ大統領支持者による乱入事件が発生。国連事務総長、総会議長は悲しみを表明した。
- 香港:活動家の即時解放を
- 香港で、国家安全維持法のもと、50人以上が逮捕された。国連人権高等弁務官事務所はこれらの人々の即時解放を求めた。
- コンゴ民主共和国:市民虐殺
- コンゴ民主共和国の村落において、少なくとも25人の市民が殺害された。グテーレス事務総長は犠牲者とその遺族のために正義を求めた。
2021年01月06日News in Briefから
- 「紛争の罠」が開発を阻害
- グテーレス事務総長はこのたび、安保理に対し、持続可能な開発の実現にとって、「紛争の罠」がますます障害となっていることを訴えた。
- 湾岸協力会議、連帯を表明
- 湾岸協力会議(GCC)がこのたび、同会議に加盟する諸国間の連帯の重要性をあらためて認識する宣言を発表。グテーレス事務総長は声明を発し、これを歓迎した。
- アサンジ:英国裁判所の判断
- 英国の裁判所がこのたびウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ氏の米国への引き渡しを認めない判断を示したことについて、拷問に関する国連の独立人権特別報告者は歓迎を表明した。
2021年01月05日News in Briefから
- スーダン:エチオピア難民キャンプ
- スーダンにおいて、エチオピアのティグレ―地域から紛争を逃れて流出する人々のために、2つ目の難民キャンプが設置された。
- 中央ア:大統領選の結果尊重を
- 中央アフリカ共和国で大統領選が実施され、現職のフォスタンアルシャンジュ・トゥアデラ大統領が勝利した。国連、アフリカ連合(AU)、中央アフリカ地域経済ブロック、欧州連合(EU)は共同で、選挙結果を尊重するよう呼び掛け、デマや暴力扇動への警告を発した。
- ボスニア:厳冬下の移民・難民
- 国際移住機関(IOM)によれば、厳冬下のボスニアにおいて、行政手続きの遅れやヘイトスピーチによって、移民、難民などが直面する状況が悪化している。
2021年01月04日News in Briefから
- ニジェール:襲撃事件
- ニジェールのティラベリ地域の二つの村で、テロリストによる襲撃事件が起こり、100人が死亡し、多数の負傷者がでた。グテーレス事務総長は声明を発し、事件調査と犯人逮捕を求めた。
- パキスタン:炭鉱労働者殺害
- パキスタンのバルチスタン州で、襲撃事件が起こり、少なくとも11人の炭鉱労働者が死亡した。グテーレス事務総長は声明を発し、事件調査と犯人逮捕を求めた。
- アークハート氏、死去
- ブライアン・アークハート元国連事務次長が死去した。享年101歳。同氏は、国連が創設された1945年に国連での勤務をスタートし、1986年に国連を退職するまで、5人の事務総長に助言を与え、13の平和維持活動を指揮し、平和維持活動を国連の中核的な活動として位置づけた。