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パウロ・コエーリョ

Paulo Coelho

ブラジル | 2007年に任命

若い頃から政治活動を行ってきたブラジル人作家のパウロ・コエーリョ氏は、『アルケミスト-夢を旅した少年』や『星の巡礼』などのベストセラーで知られ、その作品は世界中の読者を魅了してきました。作品はこれまで数多くの国際的な賞を受賞し、65以上の言語に翻訳されています。

リオデジャネイロ出身のコエーリョ氏は、そのグローバルな知名度を活かして貧困と闘い、ブラジル社会の恵まれない人々を助けてきました。また、氏はユネスコの「文化間の対話と精神的収束のための特別顧問(Special Counselor for Intercultural Dialogues and Spiritual Convergences)」を務め、多文化主義の擁護を訴えています。

コエーリョ氏は2009年から、国連事務総長の「男性指導者ネットワーク」にも参加しています。このグループは、それぞれの分野で影響力を行使しつつ、女性に対する暴力を終わらせるために具体的な行動を起こしている男性で構成されています。このネットワークは「団結しよう、女性への暴力を終わらせるために(UNiTE to End Violence against Women)」キャンペーンの一端を担っています。コエーリョ氏はさらに、ピース・メッセンジャーとして、ミレニアム開発目標(MDGs)に世界の関心を集める活動に力を注いでいます。

重点分野:貧困と異文化間対話

共通の価値観を尊重することに始まる文明間、文化間、民族間の対話は、平和を実現し、貧困を軽減するための礎にもなりえます。貧困は単に、持続可能な暮らしを確保するための所得や生産資源の不足だけの問題ではありません。それは飢餓や栄養不良、教育その他の基本的サービスへのアクセスの制限、社会的な差別や排除、さらには意思決定への不参加など、さまざまな形を取ります。貧困根絶に取り組むためには、異文化間の対話によって柔軟性と理解、相互扶助と協力への意欲を作り出す必要があります。

    Millennium Development Goals
    United Nations Alliance of Civilizations (UNAOC)
    UN Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO)
    Office of the High Commissioner for Human Rights (OHCHR)
    UNiTe to End Violence against Women