テロリズム防止
2003年、UNODCはテロ防止の法体制を強化するために技術協力活動を拡大した(www.unodc.org/unodc/en/terrorism/index.html)。UNODCのテロ防止部は、普遍的な反テロリズム条約の締約国となり、それを実施する国に法律的な技術援助を提供する。テロ防止部はまた、「テロ防止のための法体制強化に関するグローバル・プロジェクト( Global Project for Strengthening the Legal Regime against Terrorism)」を管理する。これは、UNODCのテロに関係した専門的な法的支援や能力構築支援に実際的な枠組みを与えるものある。
UNODCはまた、「テロ対策実施タスクフォース(Counter‒Terrorism Implementation Task Force)」と共同で作業を進める。事務総長が2005年に設置し、国連システムのテロ対策の調整をはかり、一貫性を向上させる。このタスクフォースは38の国際機関と国際刑事警察機構(インターポール)からなり、それぞれの任務に基づいて、多国間のテロ防止活動を進める。主に、紛争の防止と解決、テロ被害者への支援、大量破壊兵器によるテロ攻撃の防止及び対応、テロリズムの資金調達の取り組み、テロ目的のインターネット利用への対策、攻撃されやすい目標の保護強化、テロ対策における人権擁護の問題に取り組んでいる。