ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
世界保健機関(WHO)によれば、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、すべての人々が基礎的な保健医療サービスを、必要なときに、負担可能な費用で享受できる状態を指します。WHOが2010年に世界保健報告”Health systems financing: the path to universal coverage”を刊行してから、この概念に関する認知度が国際的に高まってきました。国連総会では、2008年以降、Global Health and Foreign Policyとの主題のもと、毎年、テーマを変えて決議が採択されてきましたが、2012年12月12日、UHCに焦点をあてた決議が採択され、その重要性が認識されました。(決議全文邦訳はこちら)
2017年12月12日、国連総会は決議を無投票で採択し、12月12日をユニバーサル・ヘルス・カバレッジ国際デー(International Universal Health Coverage Day)と宣言。(決議全文の邦訳はこちら)
2018年、この国際デーが初めて祝賀され、さまざまなイベントなどが催されました。東京で12月13日と14日の両日にわたって開催されたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・フォーラムはそうした主要なイベントであり、国連事務総長が出席しました。
ビデオ
- ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ - より安全で、より公平、より健康な世界にとって最も優れた投資
- ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)とは
- 自分の言葉で:女性科学者が目指す未来
- パプアニューギニアにおける持続可能な開発目標(SDGs)
- 持続可能な開発のための実効的かつ信頼できる包含的な制度を構築する
- クリーン・エネルギーは生命を守る
- インド:トイレなければ花嫁なし
SDGsシリーズ「なぜ大切か」より
特集/背景資料
- 目に見えぬ殺し屋:「薬剤耐性」とは何か?(UN News 記事・日本語訳)
2024年10月22日 - 未曽有の干ばつ緊急事態 — 求められる迅速な行動(UN News 記事・日本語訳)
2023年12月25日 - 国連総会ハイレベルウィーク(2023年)の概要はこちら *情報は随時更新されます*
2023年08月30日 - COP15:世界の生物多様性の3分の1を保護する「歴史的」合意で閉幕(UN News 記事・日本語訳)
2022年12月28日 - COVID-19 関連 “任務の完了”のために機運を高め、パンデミックに収束をとグテーレス事務総長が呼びかけ(UN News 記事・日本語訳)
2022年10月21日
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お知らせ
- やさしい日本語で読む世界人権宣言(谷川俊太郎/アムネスティ・インターナショナル日本訳)
2023年10月18日 - 国連総会ハイレベルウィーク(2023年)の概要はこちら *情報は随時更新されます*
2023年08月30日 - 『持続可能な開発目標(SDGs)報告2023:特別版』発表に関するプレスリリース(2023年7月10日付・日本語訳)
プレスリリース 23-040-J 2023年07月24日 - 持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、国連がグローバル・キャンペーンを立ち上げ(2023年7月5日付プレスリリース・日本語訳)
プレスリリース 23-037-J 2023年07月05日 - 「2023年国連水会議」国連本部で3月22-24日に開催されます(プレスキット日本語訳はこちら)
2023年03月08日
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事務総長メッセージ
- 世界メンタルヘルス・デー(10月10日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 24-068-J 2024年10月09日 - 青空のためのきれいな空気の国際デー(9月7日)に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 24-060-J 2024年09月06日 - 国際マザーアース・デー(4月22日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 24-020-J 2024年04月22日 - クリーンエネルギーの国際デー(1月26日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ
プレスリリース 24-003-J 2024年01月26日 - 青空のためのきれいな空気の国際デー(9月7日)に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 23-047-J 2023年09月07日
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関連決議
国連総会
- 国際連合栄養に関する行動の10年(2016年-2025年)(A/RES/70/259)
- 安全な飲料水と衛生に対する人権(A/RES/70/169)
- 教育、健康、開発および平和を促進する手段としてのスポーツ(A/RES/69/6)
- 西アフリカにおける最近のエボラ出血熱の発生を抑え且つ闘うための措置(A/RES/69/1)
- 全ての者のための公衆衛生(A/RES/67/291)
- グローバル・ヘルスと外交政策(A/RES/67/81)
- 非感染性疾患の予防、管理:政治宣言(A/66/L1、第66回総会でA/RES/66/2として採択)
- HIV/エイズに関する政治宣言(A/65/L.77、第65回総会で、A/RES/65/277として採択)
人権理事会
- 世界的流行病に対する公衆衛生における能力構築を高めることにより到達し得る最高水準の身体的および精神的健康の享受に対する全ての人の権利を促進すること(A/HRC/PRST/30/2)
- ハンセン病患者・回復者およびその家族に対する差別の撤廃(A/HRC/RES/29/5)
- 人権および安全な飲料水と衛生に対する利用権(A/HRC/RES/15/9)
国連大学(UNU)の取り組み
- 「17日間で17の目標」シリーズ:病理の克服:グローバルヘルスのガバナンス
オビジオフォー・アギナム、国連大学グローバルヘルス研究所長(UNU-IIGH、グローバルヘルスガバナンス部門長 - エボラ蔓延抑制のカギは協力
オビジオフォー・アギナム、国連大学グローバルヘルス研究所長(UNU-IIGH、グローバルヘルスガバナンス部門長 - 野口英世アフリカ賞受賞がグローバルヘルスの課題について語る
Video in English (Conversation with Dr.David Malone).
ピーター・ピオット博士(ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院学長)、アレックス・ゴドウィン・コウティーノ博士(マケレレ大学感染症研究所所長)、デイビッド・マローン国連大学学長 - NCDs(生活習慣病)の問題はヘビー級
オビジオフォー・アギナム、国連大学グローバルヘルス研究所長(UNU-IIGH、グローバルヘルスガバナンス部門長 - たばこ産業に屈する日本は条約違反、と専門家
Japan Times Article with Dr. Obi Interview - 貧困撲滅のための国際デーに健康への答えを探求
アナ・B・アマヤ、スティーヴン・キンガ (PRARIプロジェクト研究者) - 健康は身体だけでは語れない
クラウディア・ロウ、ジャーナリスト - 世界の保健ガバナンスの弱点を補う
アナ・B・アマヤ、スティーヴン・キンガ (PRARIプロジェクト研究者) - 肥満:世界的まん延と地域の課題 Article 25/6/2014
タン・スリ・ザクリ・ハミド(マレーシア首相科学顧問)、アンソニー・ケイポン博士(国連大学グローバルヘルス研究所所長) - 国際保健医療を向上させる斬新奇抜なアイデア
スティーブン・リーヒー、環境ジャーナリスト
国連人口基金(UNFPA)の取り組み
- UHCフォーラム公式サイドイベント
UHCとユニバーサル・リプロダクティブ・ヘルス・カバレッジ ~女性・若者が直面する課題に挑む~ - 国連人口基金の女性を支援する活動
- 日本とUNFPA のアフリカにおける協力―大きな変化を与えた事例のご紹介
- 2017年9月23日 国連人口基金と日本政府、西アンバールから避難した女性と少女に対して人道支援を拡大
- 2017年8月19日 世界人道デーによせて ナタリア・カネム事務局長代行からのメッセージ
- 2017年7月11日「世界人口デー」に寄せて 国連人口基金事務局長代行 ナタリア・カネムからのメッセージ
- 2017年5月5日「国際助産師の日」に寄せて 助産師・母親・家族:命をつなぐパートナー
- 2017年4月12日 国連人口基金、イラクの女性と少女たちのニーズに応えるための日本政府からの寛大な支援に感謝
- 2017年3月13日 日本政府による産科・新生児医療支援―南スーダン
- 2017年3月9日 「タジキスタン 国家家族計画事業強化計画」
- 2017年2月7日 日本政府、ソマリアの保健システム強化のためにUNFPAを通じて約百万米ドルを拠出
- 2016年11月18日 日本政府支援による分娩施設の開設―イラク
- 2016年2月23日 日本政府・国連人口基金 合同プレスリリース:日本政府、イエメンの女性と少女を支援するために150万米ドルを供与
- 2016年2月4日 日本政府・国連人口基金 合同プレスリリース:日本政府、165万米ドルと3台の救急車を供与 国連人口基金 (UNFPA) を通じて、南スーダンの母子の命を守るために
UHC関連ビデオ
- Adolescents Investment
- You can help end fistula
- Suffering in silence: Obstetric fistula in Asia
- Mobile technology and obstetric fistula
- Mozambique: Losing out
UNICEFの取り組み
- 日本ユニセフ協会
- 長谷部誠 日本ユニセフ協会大使 新公共CM『ワクチンの旅』篇が完成
- 保健への取り組み
- 日本政府の資金拠出によるプロジェクト
【9月5日】「ヨルダンのすべての子どもにワクチンを」 日本政府の支援の下で予防接種
【6月26日】命をつなぐ日本の支援―キルギス・山岳地帯の病院から―
【6月23日】ポリオ根絶に向け、グローバルリーダーが連帯
【1月27日】歴史を変える、命を救う ポリオのない世界へ~GPEIレポート『世界ポリオ根絶推進活動 投資効果 2017年1月版(日本語訳)』