ジェンダーと平和維持活動
男女間で紛争体験は異なるため、平和に対する理解も異なっています。
こうしたジェンダーの観点による違いを認識し、これを国連平和維持活動(PKO)に取り入れることは、国連の平和維持への取り組みの成功に欠かせません。
国連の平和維持活動は、この問題にどう取り組んでいるのですか。
平和維持活動局(DPKO)はさまざまなやり方で、ジェンダーの問題をその活動の中心に据えています。
中でも特に重要なのが、ジェンダーの主流化という政策です。これにより、当初の計画策定から評価に至るまで、すべての部門(治安セクター改革、武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)、警察、兵員、選挙)における政策策定の全ての要素にジェンダーの観点を確実に取り入れることができます。
DPKOはまた、平和維持が紛争後の男女双方の生活に及ぼす影響も分析しています。
PKO全体でのジェンダーの主流化を確保するため、DPKOは指令書 “Policy on Gender Equality in Peacekeeping Operations”(PKOにおけるジェンダー平等政策)を活用しています。
活動の舞台
ジェンダー担当上級顧問はどのような場で、どのような活動を行っているのでしょうか。
女性と平和、安全
女性と平和、安全に関する安全保障理事会決議により、DPKOがジェンダーの問題に取り組む任務を負っていることを知っていますか。
平和維持に携わる女性
女性の平和維持要員は、DPKOにとってなぜ不可欠なのですか。