国連ピース・メッセンジャーは、芸術、文学、科学、エンターテインメント、スポーツ、その他の公的活動分野から選ばれ、国連の活動に世界の関心を集めるための協力を引き受けてくださった著名人の方々です。
こうした著名人の方々は、国連事務総長から、まず2年間にわたり、グローバル市民としての最高の栄誉を与えられ、世界各地の数十億人の生活改善に向けた国連の取り組みに対する認識を高めることにそれぞれの時間と能力と情熱を注ぎます。
ハヤ・ビント・アル・フセイン王女
|
ダニエル・バレンボイム
|
パウロ・コエーリョ
|
レオナルド・ディカプリオ
|
マイケル・ダグラス
|
ジェーン・グドール
|
ラン・ラン
|
ヨーヨー・マ
|
五嶋 みどり
|
エドワード・ノートン
|
シャーリーズ・セロン
|
スティービー・ワンダー
|
マララ・ユサフザイ
|
ピース・メッセンジャーは、公式行事に出席したり、国際メディアや人道支援活動に関わったりすることで、国連の理念や目標がいかに人々の関心を必要としているかについて、理解を広める助けとなっています。
ピース・メッセンジャーの中には、その善意と知名度の力により、地域的、局地的な喫緊の課題、さらには国連の活動全般に対する国際メディアの関心を高め、その可視化に大きく貢献した方々が多くいます。また、具体的な問題に対する関心を高めることにとどまらず、その声によって、数多くの人々を行動へと駆り立てるキャンペーンを実質的に前進させた方々もいます。
国連の活動に賛同する著名人はこれまで、コンサートから国連のハイレベルな会合での基調講演、さらにはツイッターやフェイスブックなどのソーシャル・メディアを用いた具体的なキャンペーンの拡散に至るまで、幅広い活動とイベントに参加してきました。ピース・メッセンジャーは国連のプログラムや活動の現場も訪れ、国際メディアが地域的、局地的な喫緊の課題について報道するきっかけにもなっています。
ピース・メッセンジャーを任命するのは国連事務総長です。一方、親善大使は国連児童基金(UNICEF)、世界食糧計画(WFP)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)など、国連の基金、計画および専門機関の最高責任者が指名します。指名された親善大使は、事務総長の承認を受けます。
「ピース・メッセンジャー」プログラムが1997年に設けられて以来、歴代事務総長によって任命された著名人の方々は、その高い知名度と評判、そしてエネルギーを活かし、より平和な世界の実現を強く求めてきました。
事務総長は2010年、「国際生物多様性年」を記念する総会の求めに応じ、初の国連親善大使を任命しました。