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国連創設75周年 一緒につくろう わたしたちの未来
2020年は国連創設75周年です。国連はこの年を記念して、世界の人々に対し、未来に関する対話(global conversation)を促しています。
1分間アンケート(日本語) ― 対話に参加しよう、変化を起こそう #UN75
画像をクリックすると、国連本部のアンケート(日本語)のページが開きます。
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UN75世界写真展 #TheWorldWeWant
国連創設75周年を記念するグローバル対話の一環として、アゴライメージ(Agora Images)との連携で実施された、オンライン世界写真コンテスト#TheWorldWeWant に130か国以上から5万点以上の応募があり、入選した75作品がバーチャル展示されました
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お知らせ
- 国連広報センターの広報誌『Dateline UN』最新号 Vol.107 ができ上りました!
2024年06月19日 - 国連ガイドツアー、ニューヨーク市で70周年を迎える(2022年11月2日付プレスリリース・日本語訳)
プレスリリース 22-068-J 2022年11月15日 - UN75 最終結果の発表:気候や健康、雇用への不安の中、国連の全世界的な対話により、 将来に対する楽観と変革をもたらすグローバルな行動への意欲が明らかに(プレスリリース・日本語訳)
プレスリリース 21-014-J 2021年01月08日
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未来に関する対話とは
2020年、国連は創設75周年を記念し、かつてない規模のグローバル対話をはじめます。テーマは、私たちが望む未来の構築におけるグローバル協力の役割です。
なぜ今か
気候変動、不平等、新しい暴力の形態に取り組み、私たちが共有する未来へのビジョン実現のための持続可能な開発目標(SDGs)を達成すべく、人口や技術にみられる主な諸課題を解決するためには、国境やセクター、世代を超えた協力が必要です。
しかしながら、私たちがまさに集団的な行動を必要しているなかで、グローバルな協力への支援が減少しています。多くの国々において、従来の機関に対する人々の信頼が低下し、国々の関係は緊張状態にあります。グローバルな諸課題に関する対話と行動が緊急に必要とされています。そうした対話を通じてこそ、国連は創設100周年を迎える2045年に向けたグローバルな展望を描き、未来への脅威の理解を深め、そのビジョンを実現するための国際協力の拡大を支援することをめざせます。
なぜ、参加するのか
皆さんの声は聴かれます。2020年9月に始まる第75回国連総会のハイレベルイベントで、皆さんの意見や考えは世界の指導者と国連の高官に届けられ、オンライン上で、パートナーを通じて、継続的に配信されます。
いつどこで
2020年1月から、UN75キャンペーンは教室、役員室、議会、市町村会館など、あらゆる場において対話をはじめます。その目的はできるかぎり多くの人へのアウトリーチをはかり、人々の希望や恐れに耳を傾け、考えや経験に学ぶことです。対話の場に実際に足を運んだり、インターネットを使ったり、個人として、あるいは団体として、世界のどの地域においても、誰もが参加することができます。
どのように
UN75はグローバル対話を後押しします。一緒につながり、声を高め、行動しましょう。
-人々とつながる
UN75は対話のための多様なグループ、個人、パートナーのネットワークを構築し続けていきます。オンラインおよびオフラインのグローバル・ネットワークを通じて、UN75は若者、社会から疎外されたコミュニティー、グローバルな協力の諸課題に関与しない人々へのアウトリーチをはかることをめざします。
-声を拡大する
UN75のツールキットをご覧ください。
» 日本語
» 英語
ツールキットから、参加の方法、さまざまなチャンネルやコミュニティーを通じて対話を奨励し、声を拡大する方法などに関するガイドラインを入手することができます。
UN75では、グローバルな世論調査、今後のコミュニケーションと政策立案に役立つデータを照合したメディアとインターネット分析も提供します。
グローバル対話に参加した人々の証言を集めたビデオと視聴覚記録は人々の考えや意見を共有するプラットフォームで共有されます。
-行動を触発する
それぞれの対話は、人々がそれぞれの生活でこれまでの見識や経験に沿って行動するよう奨励する機会です。公式、非公式な対話はそれぞれに国家や国際機関が適用できるアイデアなどを生むことができます。そして、さまざまな発見が新しいプログラム、投資、パートナーシップ、キャンペーンを刺激します。対話のなかから生まれた成果を見せるグローバルなプラットフォームが現在、UN75のチームによって開発されています。
未来に関する対話に参加しよう
これは私たちの世界、そして私たちの未来。
どんな未来を望むか、あらゆる人があらゆる場所で話し合うべき時なのです。
国連は2020年の創設75周年を記念し、人々の議論を刺激する場としてUN75を設けています。アントニオ・グテーレス国連事務総長が立ち上げたUN75が、私たちが望む未来をつくることについての、これまでで最大かつ最も広範なグローバル対話となることは間違いありません。
気候危機から人口構成のシフト、さらにはテクノロジーの未知なる前途に至るまで、劇的な変化と複合的な課題に直面する世界で、私たちはこれまで以上に一致団結した行動を必要としています。国連はUN75を通じ、国連100周年にあたる2045年までによりよい世界を実現するうえで、国際協力の強化がどのように役立つのかについて一緒に考えるよう、人々に促していきます。
この歴史の重大な転換点を迎え、UN75は3つの大きな問いを投げかけます。
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よくある質問(FAQ)
Q:UN75は「対話に参加」し、私たちが直面する課題に取り組むためのアイディアを提供するよう人々に求めています。どうすれば参加できますか。
- 私たちはできるだけ多くの人々を巻き込みたいと考えているため、UN75に参画するためのさまざまな方法を導入しています。
- 簡単なオンライン調査
- パートナーとの連携によるオフラインとオンラインでの対話
- 自ら対話を催したい方のためのツールキット
- 対話の結果を把握するためのオンライン・フィードバック・フォーム(インターネット・アクセスを持たない方のために、パートナーを通じたフィードバックのオプションあり)
- また、私たちはできる限り幅広い意見を把握し、対話を補完する代表的かつ統計的に厳密なデータを提供するため、パートナーとの連携による意識調査やフォーカスグループ調査、従来型メディアとデジタルメディアの分析を行っています。
Q:話し合いの結果はどうなりますか。成果や行動として表れるのですか。
調査結果と対話のフィードバックは、出されたアイディアや解決策を含め、オンラインと私たちのパートナーを通じ、継続的に発信していきます。また、会合やイベントで世界のリーダーや国連高官にも提示します。最も大々的な機会は、2020年9月21日にニューヨークで開催予定の創設75周年記念首脳級ハイレベル会合です。
UN75はイニシアティブ全体を通じ、私たちが望む世界の実現を支援するために、個人や団体が取れる行動を広めていきます。私たちはまた、UN75の参加者が2020年以降も国連と関わり合うこと、そして、構築されたパートナーシップが持続可能なものとなり、結束した行動の前進に役立つことを期待しています。
Q:最初の対話はいつ行われますか。私も参加できますか。2020年にはどんなイベントが予定されていますか。
対話は誰でも催すことができます。私たちは現在、できるだけ多くの人々を巻き込めるよう、パートナーシップの構築を図っているところです。私たちはまた、オフラインとオンラインで数多くの対話を催す予定です。詳細は準備が整い次第、ウェブサイトでお知らせします。
Q:特定の課題に関する説明資料では、気候危機やテクノロジー、人口動態といった具体的な課題に焦点が絞られています。ここに含まれない課題はどうなるのですか。
私たちはメガトレンド、すなわち気候変動など生存に関わる破滅的なリスクを含め、顕著な変革につながる地球規模の影響を及ぼす課題と、国際社会が取り組む必要のある課題に焦点を絞りました。しかし、このリストは、それ以外の課題を排除するものでもなければ、指図するものでもありません。むしろ、参加者や対話を催す方の参考として作成されています。私たちは、よりよい取り組みを必要とする最も決定的なグローバルな動向について、人々がどう考えているのかを聞きたいのです。資料は、人々がその他の課題を議論、提案するための機会を提供するものであり、調査はさらに幅広いトピックを反映することになる予定です。
Q:国連加盟国はどのような形で関与するのですか。
加盟国は2019年になって、9月21日に国連創設75周年を記念するハイレベル・イベントを開催し、未来志向の政治宣言を採択することで合意しましたが、その内容は「私たちが望む未来、私たちが必要とする国連:マルチラテラリズムに対する集団的なコミットメントを再確認する」に関する政府間プロセスを通じて話し合われることになっています。
UN75イニシアティブは相互補完性が高く、このテーマを全世界のステークホルダーに提示する形を取っています。国内の活動とアウトリーチや、グローバルな取り組みへの支援を通じた加盟国のサポートは、私たちの成功にとって欠かせません。
Q:若者/小中高校/大学はどのように参加できますか。
UN75が未来志向であるためには、若者が私たちの取り組みの先頭に立っていなければなりません。私たちは、各国の教育担当省庁、若者担当省庁その他の関係機関が、授業のうちの1時間(できればもっと多くの時間)をUN75に関するディスカッションに充てることを期待しています。また、学校のネットワークやユース団体と連携し、若者が若者専用の対話だけでなく、コミュニティーや部門別のさらに幅広い議論にも参加できるようにします。また、大学やシンクタンクとも連携し、メガトレンドや潜在的解決策に関する突っ込んだディスカッションを開き、私たちのイニシアティブの分析と、その成果の提示を行っていきます。UN75のパートナーとなることに関心をお持ちの方は、ぜひご連絡ください。
Q:国連は財政難を抱えています。このキャンペーンにはどれだけの費用がかかるのですか。どのような資金が割り当てられていますか。資金が限られる中、このキャンペーンはどのように効果と効率を確保できるのですか。
国連の財政難は、私たちも強く認識しています。私たちのキャンペーンは全額が加盟国や財団からの自発的拠出金と、パートナーの無償奉仕で賄われています。イニシアティブの資金調達目標は1,100万米ドルですが、その中には対話それ自体のほか、国連国別チームやその他パートナーへの援助、資料の作成・デザインやさまざまな形態のアンケートと調査、さらには調査結果の分析と発信が含まれています。
Q:このイニシアティブは、2020年に行われるその他の大きなイベントやキャンペーンとどう関係しているのですか。
私たちは来年、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた行動と遂行の10年をスタートさせるとともに、気候変動、生物多様性、核不拡散および健康に関する重要な会議、北京世界女性会議開催25周年、国連安全保障理事会決議1325採択20周年、UNウィメン創設10周年をはじめ、大きな節目を多く迎えます。
UN75イニシアティブは、これらすべてのイベントを支援していきます。私たちがこれら分野への世界の関心を高められる能力を決定づけるグローバルな動向に関する討論と行動を促し、こうした課題を幅広く多様な全世界の聴衆に投げかけ、これらイベントの開催前と開催中の対話を支援し、その全分野でグローバルな行動強化の重要性を明らかにするとともに、どうすればグローバルな協力に対する支援を再活性化し、その実効性と包摂性の向上を図れるかに関する重要な議論を刺激していきます。
Q:他のイニシアティブとはどこが違うのですか。
UN75イニシアティブは、国連の歴史的な実績や現代的文脈に焦点を絞ってきたこれまでの国連創設記念キャンペーンとは、大きく異なっています。世界の声を聞くという形を取っているからです。
UN75イニシアティブ自体が未来と、私たちがそれをどう形作っていくかに関する取り組みです。対話という形式を取っていますが、それは国連が聞き、学び、対応し、できるだけ多くの人々や団体と連携することを意味します。
Q:国連はいつも議論ばかりで、単なる話し合いの場と化していると思います。本当にまだ議論が必要なのでしょうか。
国連は単なる話し合いの場ではありません。毎日、何百万もの人々に食料を届け、住処を確保し、保護を提供しています。世界で最も困難な状況の置かれた人々を守っています。全世界の子どものほぼ半数に予防接種を実施しています。国際法と国際規範の成立を支援し、紛争の予防と平和の構築を助けるとともに、組織的犯罪への対処から障害者のエンパワーメントに至るまで、数多くの課題について各国政府に実際に役立つ支援と助言を行っています。 「話し合いの場」としての機能も不可欠です。各国が集い、その相違を平和に解決し、私たちが直面する課題に対する共有の解決策を採択するための、最も重要な国際フォーラムであり続けているからです。話し合いが戦争より望ましいことは間違いありません。グローバルな解決策を見つけるための時間はなくなってきています。私たちは今いる場所、そして向かっている場所から、目指すべき場所へとどう辿り着くのかについて話し合う必要があります。話し合わないこと、意思疎通を行わないことの代償はあまりにも大きすぎます。
私たちは多くの国の間でも、その国内でも、信頼が揺らぐ時代を迎えています。取り残され、置き去りにされていると感じている人々の声に、もっと耳を傾けることが必要です。私たちは理解と共感を育て、直面するリスクに関する知識を高め、あらゆる地域と部門で解決策に関する協力を強化する必要があります。UN75はまさに、そのためのチャンスなのです。
グローバル対話 オンラインプラットフォーム
- 個人記入フォーム(1分間アンケート) ⇒ One-minute survey
短時間で済む簡単なアンケート調査(日本語)です。 - 団体記入フォーム ⇒ Dialogue feedback form
団体でUN75イベントを催して意見を集めたら、国連本部ウェブサイト上のアンケートに答えて、その声を届けてください。回答は国連公用語(英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・中国語・アラビア語)での記述が求められます。ご参考までに、設問の内容(日本語)はこちらからご覧いただけます。 - ソーシャルメディア ⇒ Twitter, Facebook, Instagram, YouTube
SNSを通じて、グローバル対話につながることができます。#75、@JoinUN75 を使って拡散してください。
Issue Briefs ― さまざまな課題
このコーナーでは、気候危機、不平等、新しい形態の紛争と暴力、人口やデジタル技術における急速な変化など、それぞれの課題について簡潔に説明しています。これらの課題の解決にはすべて、国境、セクター、世代を越えた実効的な協力が必要です。
これら台頭するリスクと機会に対応するために何が必要なのかについて、国連は多様な視点と創造的な意見を求めています。現在のメガトレンドが続くと仮定して、私たちが必要とする未来と、私たちが実際に今向かっている先にある世界に違いがあるとしたら、私たちが集団的に取り組まなければいけないことはどんなことでしょうか。
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事務総長メッセージ
- 未来サミットの支援のための国連市民社会会議における アントニオ・グテーレス国連事務総長発言 (ナイロビ、2024年5月10日)
プレスリリース 24-028-J 2024年05月23日 - 『私たちの共通の課題』についての総会協議に向けたアントニオ・グテーレス国連事務総長発言(ニューヨーク、2023年10月4日)
プレスリリース 23-063-J 2023年10月23日 - 第76回国連総会でのアントニオ・グテーレス国連事務総長演説 (ニューヨーク、2021年9月21日)
プレスリリース 21-055-J 2021年10月12日
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特集背景資料
- 国連ピース・メッセンジャー ジェーン・グドール博士からのメッセージ「私たち全員が行動を」(UN Chronicle 記事・日本語訳 )
2021年05月24日 - UN75:100万人が未来に対する希望や不安を国連と共有(UN News記事・日本語訳)
2020年09月29日 - 事務総長、国際平和デー記念式典で、脆弱な世界を支え、さらに強化することを呼びかけ(UN News記事・日本語訳)
2020年09月22日
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