国連総会

総会ホールは国連でもっとも広く、1,800名以上を収容できます。この議場は本部を設計した11名の建築家チームにより共同設計されたものです。またこの議場の国際的性格を強調するため、加盟国からの寄贈品は一切ありません。総会ホールにおける唯一の寄贈品はフランスの芸術家、フェルナン・レゲールによってデザインされたホール両脇の抽象壁画です。これはアメリカの国連協会を通じ匿名で寄贈されました。

総会ホールは国連紋章がある唯一の会議室です。紋章は北極から見た世界地図で構成されており、平和のシンボルであるオリーブのリースがまわりを囲んでいます。

総会は中心機関です。ここでは189の全加盟国が集まり、時代の差し迫った問題について話し合うことができる場です。その問題の多くは多くの国々や大陸に関連しているため、国際的な協力が必要です。総会は世界政府ではありません。総会での決議は参加国を法的に拘束するものではありません。しかし、総会の勧告により、世界中が重要な問題に注目し、国際協力を生み出し、場合によっては総会での決定が法的に拘束力のある条約や協定となることもあります。

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