信託統治理事会
信託統治理事会の会議室はデンマークから寄贈されたものです。ここはデンマークの建築家、フィン・ジュールによって設計され、すべての備品がデンマーク製です。部屋の吸音を高めるため、壁はアッシュウッドで覆われています。
信託統治理事会室にある大きな木製の彫像は、1953年にデンマークから国連に寄贈されたもので、デンマークの芸術家、ヘンリック・スタルケにより制作されました。ティーウッドの幹を彫って作られたのは、鳥に飛び立つことを促すように腕を伸ばしている女性の像で、「はるかなる高みに向かって限りなく飛翔する」ことを意味しています。信託統治理事会の活動から考えると、この彫像は独立を獲得する植民地を象徴していると思われます。
信託統治理事会は11カ所の信託統治領が民族自決権を得るまで、信託統治領の行政を監督する任務を与えられた機関です。信託統治理事会はその職務が完了したので、その活動を停止し、必要な場合のみ開会することになっています。
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